三保の松原
三保の松原(みほのまつばら)は、静岡県静岡市清水区の三保半島にある景勝地。その美しさから、日本新三景・日本三大松原のひとつとされている。日本の白砂青松100選にも指定されている。
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[編集] 概要
平安時代から親しまれている三保半島の南側に広がる景勝地である。 総延長7km、5万4千本の松林が生い茂る海浜と、駿河湾を挟んで望む富士山や伊豆半島の美しい眺めで有名。歌川広重の浮世絵『六十余州名所図会』「駿河 三保のまつ原」に描かれている。
三保半島は、安倍川から海へと流された土砂が太平洋の荒波に運ばれ、日本平を削りながら出来た砂嘴である。何百年にわたり流された土砂が静岡海岸、さらには清水海岸に幅百mを超える砂浜を作り、現在の清水港を囲む三保半島、および三保の松原の砂浜を形成した。
羽衣伝説の舞台でもあり、浜には天女が舞い降りて羽衣をかけたとされる「羽衣の松」と呼ばれる樹齢650年の老松があり、付近の御穂神社(みほじんじゃ)には、羽衣の切れ端が保存されている。
毎年元旦の朝には大勢の人々が集い、伊豆半島の山々から昇る初日の出を拝む。
[編集] 浸食等の問題
1980年代から三保の松原の砂浜は、波の浸食により消失の危機に見舞われている。原因は、1960年代に安倍川により流された土砂を大量に採掘したため、土砂の需給バランスが崩れたことと考えられている。現在、静岡県は海岸から百メートル程の地点に消波ブロックを点在して設置し、砂を補給するなどの養浜対策を講じている。また「羽衣の松」を含む多くの松林が徐々に枯死する症状も進行している。静岡県などが対策に乗り出しているが、根本的な解決策が見つけ出せずにいるのが現状である。
[編集] 羽衣伝説に関する逸話
フランスのダンサー、エレーヌ・ジュグラリスは日本の「能」を研究する中で「羽衣伝説」を知り、これを題材にした作品「羽衣」を発表、彼女は来日して伝説の舞台となった三保の松原を訪れることも希望していたが、病気により叶うことなく35歳の若さで亡くなってしまう。臨終の際には夫に「せめて髪と衣装だけは三保の松原に」と遺言を残し、それに基づいて夫は彼女の衣装と遺髪を持って来日した。
この秘話に共感した地域住民により、1952年にエレーヌの功績を称え「エレーヌの碑(羽衣の碑)」が完成、その碑の袂には彼女の遺髪が納められている。
[編集] 周辺の観光スポット
- 羽衣の松 - 天女が羽衣をかけたとされる樹齢650年の老松。
- 羽車神社 - 「羽車磯田社」とも言い、御穂神社の離宮。
- 御穂神社
- 神の道 - 樹齢200〜300年の老松の並木が500mほど続く、御穂神社から羽衣の松までを結ぶ道。毎年2月14日の深夜にこの道を通って神を天からお迎えする神事が行われている。
- エレーヌの碑(羽衣の碑) - 上述のエレーヌの顕彰のために建立された慰霊の碑。
- 伯良神社 - 羽衣伝説に登場する漁夫の屋敷跡とされる神社。
- 清水灯台(三保灯台)
- 海洋科学博物館
- 自然史博物館
[編集] 交通
- JR東海道本線・清水駅、静岡鉄道静岡清水線・新清水駅よりしずてつジャストライン・三保方面行乗車、「三保松原入口」下車 徒歩15分
- 江尻(清水駅)、日の出よりエスパルスドリームフェリー・水上バス乗船。
[編集] 関連項目
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[編集] 外部リンク
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