ロックマンX5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ロックマンX5
Mega Man X5
ジャンル アクションゲーム
対応機種 プレイステーション[PS]
Microsoft Windows
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1人
メディア [PS / Windows]CD-ROM1枚
発売日 PS版:日本の旗 2000年11月30日
Windows版:2002年5月24日
テンプレートを表示

ロックマンX5』(ロックマンエックスファイブ)は、2000年11月30日カプコンから発売されたプレイステーション専用のアクションゲーム

概要[編集]

ロックマンXシリーズ第5作。プレイヤーキャラクターをエックスかゼロのどちらかを選択できるのは前作『ロックマンX4』と同様だが、今作では1ステージ毎に毎回キャラクター選択を行うことができる。なお、最初のステージでのキャラクター選択のみ、ゲーム内容に若干の変化が生じる。

特定の場面に辿り着くまでに掛かった時間やゲーム中のイベントの成否によって変化するマルチストーリー、マルチエンディングが採用されており、エンディングは全部で3種類存在し、一部エンディングはロックマンDASHシリーズとの繋がりを見せるものも存在する。

元々は当作品がシリーズ最終作であった事が企画担当のおおこ[1]および稲船敬二[2]によって明かされている(なお今作で稲船はシナリオプロット提供のみ行い、製作には不参加)。そのため、稲船の提供したシナリオプロットは「シリーズ最終作らしく終末感・終焉感を出した」ものとなり、システムに関しても、「しゃがむことができない」「選択ステージを全てクリアしてからその先へ進む」「トゲトラップでは一撃でミスとなる」といった(初代シリーズを含めた)従来の「お約束」をあえて打ち破る要素が導入されているが、その一方で過去作を意識したステージ構成・ボス・BGMも多く存在する。

また、『ロックマンX2』以来描かれていなかったエックスとゼロの対決も描かれており、後半のステージの最深部では、エックスならゼロ(条件によって2種類の状態が存在)と、ゼロならエックスと対決することとなる。

エックスの声優が、伊藤健太郎から森久保祥太郎に変更された(以降『ロックマンX7』まで森久保が担当)。本作ではボイス一部のキャラクターのみとなり、また前作はオープニングやストーリーの各所にアニメーションムービーを使用していたが、本作では作中のストーリーデモは一枚絵とテキストのみとなっており(オープニングでは一部でムービーが使用される)。今作からステージセレクトのマップが地球規模と成った。

ロックマンシリーズとしては珍しく、開始直前にゲームプレイをする際の注意事項の画面が組み込まれている。

2002年7月18日にはPlayStation the Best版が発売されている。パソコン用にも移植され、2002年5月24日にはWindows版、2003年5月30日にはカプコンお得シリーズ版、2006年4月28日には説明書付きスリムパッケージ版(発売:ソースネクスト)が発売された。

ゲーム構成[編集]

この節では特に記述が無い限り、前作までと比較し変更、追加された内容について触れる。

共通基本アクション[編集]

しゃがみ
その場でダッシュと同等の高度まで体勢を低くする。打点の高い攻撃を避けることができ、またしゃがみ時の攻撃は通常時より高度が低くなるため、地面沿いの敵に攻撃しやすくなる。
ロープつかまり
ステージに設置されているロープにつかまり、ロープの伸びている方向に移動およびダッシュができる。
ロープにつかまっている時にダメージを受けるとロープから落下してしまうが、落下せずにすぐにつかまり直すことも可能。

システム[編集]

プレイヤーセレクト
上述した通り、本作からはステージ開始ごとにエックス・ゼロのどちらで攻略するかを任意で選択できる。
またエックスの場合、アーマーを入手していればそれぞれのアーマーから選択・装備することが可能で、アーマー入手後でも無装備状態の選択が可能。
エイリアからの通信
ステージの各ポイントにて現れる、エイリアからのサポートメッセージ。ステージ攻略のヒントなどを聞くことができる。
未到達の場所にさしかかると自動的に入るが、一度通過した場所ならばミスやステージクリアなどで再度訪れた際は表示されなくなる。
なお、以降のシリーズ作品とは異なり、本作では任意に通信を非表示にしたりすることができない。
ウィルスゲージ
本作特有のゲームシステム。ステージ各所に出現する「シグマウィルス(もしくはゼロウィルス)」に触れることで、"NORMAL" "CAUTION" "DANGER" "VIRUS"と段階的にゲージが上昇する。"VIRUS"はウィルスに冒された状態であり、エックスの場合はライフエネルギーが徐々に減少、ゼロの場合はライフエネルギーが全回復し、更に一定時間無敵になる。ゲージは一定時間で回復する。
この要素は、ストーリーの分岐にも影響する。
レプリロイド救出
特定のステージでは、各所に存在する傷ついたレプリロイドに触れることで、リトライ回数(残機)が1つ増え、ライフエネルギーが回復する。回復量は救出したレプリロイドによって異なる。
ミッションレポート
ステージを攻略すると、エイリアがそのステージのクリアタイム、倒した敵の数、受けたダメージ値、ウィルスに触れた回数、そしてそれらの総合成績である8段階のハンターランクなどをレポートとして報告する。
DNAセレクト
選択ステージのボスを倒してステージクリアした時にのみ表示される。ボスから手に入れた「DNAプログラム」を解析し、エックスの特殊武器やゼロのラーニング技、各種パーツを作り出す。DNAプログラムには3段階のレベルがあり、そのレベルに応じて入手できるアイテムも変化する。
アーマー
詳細はアーマーを参照。
強化パーツ
詳細は強化パーツを参照。

ストーリー進行[編集]

本作の当面の目的は、「(時間内に)地球へと落下するスペースコロニーを破壊する」となる。選択ステージのクリア(ボスキャラクターの撃破)は、あくまでもその目的の成功率を上昇させるためのものであり、ゲームクリアのための必須条件ではない。そのため極端な例では、選択ステージを1つもクリアせずにその先へ進むことも可能である。

コロニー破壊のための作戦は、

  1. 巨大ギガ粒子砲「エニグマ」を発射する
  2. スペースシャトルを衝突させる

の2つがある(後者は前者が失敗した時のみ実行可能)。作戦は任意のタイミングで実行可能で、実行した時にどの選択ステージをクリアしていたかによって、作戦の成功率が決まる。ただし、条件によっては成功率に関わらず、どちらの作戦も失敗、もしくは作戦の実行そのものが不可能となってしまう。

コロニー破壊作戦の成功・失敗に関わらずゲームは進行するが、その後の展開、ひいてはエンディングが異なる。

その他[編集]

コンティニュー
ステージ攻略中にゲームオーバーになった際にコンティニューしてもステージ開始地点までは戻されず、途中の復帰地点から再開できる。
トレーニングモード
本作特有のゲームモード。エックス・ゼロのどちらかを選択し、ステージ攻略を通して基本操作を練習できる。ステージ内容は共通であるが、途中挿入されるエイリアのナビゲートの内容は異なる。なお、ステージの最後にはシミュレーション用として復元された前作のボスキャラクター、マグマード・ドラグーン(ボイス有り)が登場する。

ストーリー[編集]

レプリフォース大戦から数ヶ月、地球に平穏な時間が続いていた。大戦の影響で被害にあったスペースコロニー群の修復もほとんど終わり、残すは、ラグランジュポイントに浮かぶ超巨大コロニーユーラシア」の工事のみとなっていた。

そんなある日、平和は一瞬にして崩れ去る。何者かによって「ユーラシア」が占領されたのだ。人工重力装置のコントロールを奪われ、地球へと向かう軌道に乗ってしまった。このままでは16時間後には地球と激突してしまう。

ユーラシアが衝突すれば地球はほぼ壊滅状態になり、最悪の場合、消滅の恐れまである。地球存亡への残る手段は、旧時代のギガ粒子砲「エニグマ」または、マニュアルでしか動作しない「スペースシャトル」に乗りこんで「ユーラシア」を破壊する他にない。時を同じくして世界中に散布されたシグマウィルスの影響により、この任務をこなせるのは、イレギュラーハンターのエックスとゼロ以外には存在せず、地球の未来は二人に委ねられる。

「エニグマ」再起動のパーツを集め、粒子ビームで超巨大コロニー「ユーラシア」の地球激突を食い止めるため、エックスとゼロは出動した。

主なキャラクター[編集]

エックス (X) - 声優:森久保祥太郎
本作の主人公。平和を望み続ける心優しいレプリロイド。その潜在能力は計り知れず、平和のために戦い続けてきた優秀なイレギュラーハンターでもある。本作では地球存亡を賭けて、ゼロと共に任務に出動する。
ユーラシア落下を阻止し、エックスでシグマを倒した場合、大破したゼロのセイバーを形見として受け継ぐ。ユーラシアが落下し、ゼロが覚醒して敵となっていた場合は、ライト博士の手によってゼロに関する記憶を全て失い、その後復興作業に当たる中、部下達に理想郷「ヘブン」を造りたいと発言する。
ゼロが敵として戦う場合の詳細は、該当項目を参照。
ゼロ (Zero) - 声優:置鮎龍太郎
エックスの先輩であり、無二の親友。特A級ハンターとして並々ならぬ実力を持ち、本作でもエックスと共に地球存亡をかけた任務に身を投じる。本作からはしゃがみ状態で斬りつける「しゃがみ斬り」や連続斬りの1-2段目をキャンセルして瞬時に逆方向へ斬りつける「振り向き斬り」が新たに追加されたほか、初期状態でエアダッシュが使用可能。
ユーラシア落下を阻止し、ゼロでシグマを倒した場合、シグマの最後の一撃によって大破する(この部分はエックスと共通)。その後走馬灯(記憶データの混乱)で自分の製造理由を知り息途絶える。ユーラシアが落下してしまった場合は、シグマウィルスによってエックスを倒す使命と力が目覚め、プレイヤーキャラクターとして使用不可能となる。
エックスが敵として戦う場合の詳細は、該当項目を参照。
エイリア (Alia)
イレギュラーハンター本部のオペレーター。ルート解析からボスに関する情報まで、エックス達に逐一情報を提供してサポートする。元はレプリロイド工学の研究員で、廃棄されたエックスのアーマーを、不完全ながらも修復するほどの技術力もある。
作中の展開によっては、彼女のドライな一面を見受けられる言葉を聞く事ができる。
シグナス (Signas)
本作よりイレギュラーハンター総監を務めるレプリロイド。前作の「レプリフォース大戦」の責任を取って辞職した総監に代わって、その任に就いた。精密なCPUから来る統率・監督力を持つ。
ダグラス (Doglas)
イレギュラーハンター本部のメカニック。ライドアーマー、ライドチェイサーといった乗り物から武器、設備に至るまでの整備をこなす縁の下の力持ち。
ライフセーバー (Life Saver)
イレギュラーハンターのダメージ修復・整備を行う、医者看護師のようなレプリロイド。シグマウィルスとゼロの密接な関わりにいち早く気付き、シグナスにゼロの危険性を説いた。1体ではなく、同型のものが最低でも3体以上は存在する。
開発者コメントによると、元々は敵として登場する予定のキャラクターだったとのこと。
ダイナモ (Dynamo) - 声優:森久保祥太郎
シグマに雇われた傭兵で、ユーラシア占拠・墜落の実行犯。それほどの力を持ちながらシグマに従うなど、その行動理念は「生き延びる事」であり、作中でエックス達に敗れた際も、倒されることなく逃走する。性格は、いい加減で気分屋。
作中では2回戦うことになる。対エックスの場合はブレードを使った「ツバメ返し」、対ゼロの場合はエネルギー弾を2発同時に放つ「トリックショット」を使用するといった、エックス・ゼロ両者とも対称的な攻撃方法を持つ。
シグマ (Σ/Sigma)
元イレギュラーハンター第17精鋭部隊隊長。かつてのエックスとゼロの上司にして、幾度もエックスたちに立ちはだかってきた最大の敵。
今回は今までとは異なり、突然表舞台で反乱を起こしエックスたちに鎮圧される。しかしそれはシグマウィルスを地球全土に拡散させるための罠であった。さらには「ユーラシア」をも利用し、ある目的ために暗躍する。
シグマとの真の戦いは、零空間4「生誕」の最深部となり、サイコダッシュ[3]、ヘルスパークを使用して襲い掛かる。また、体力が少なくなるとシグマウィルスを纏い、大ダメージを与えるヘルブレイドを放つ。
ある人物
本作にてシグマに協力する人物。本人が直接登場する事は無く、シグマも明言こそしていないが台詞から存在が示唆(「かつて、数え切れない程のロボットを作った」「ゼロに対し強い執着を抱いている」等)されている。
本作のシグマ第二形態のボディも彼の手によるもの。また、零空間3「覚醒」の最深部では、背景に"W"のマークが浮かび上がる。

ボスキャラクター[編集]

今回のボス達は一部を除いて、シグマウィルスに侵された不幸なレプリロイドたちであり、横の繋がりはない。彼らの所有するアイテムなどを回収するのが本作のエックスたちの任務であるが、さまざまな理由で戦うことになる。

本作のボスには「レベル」の概念があり、ゲームの進行具合(ハンターランク、コロニー衝突までの時間)によってレベルが増減し、ライフエネルギーなどパラメータが異なって来る。条件にもよるが、ボスラッシュ時にはレベルが最も高くなり、ライフエネルギーもゲージが画面の床から天井に到達するほどの長さとなる。

また、シナリオの状況やエックスとゼロ、どちらで対峙したかによってセリフや言葉使いも変化し、状況によっては完全にイレギュラー化し思考回路が破壊される者もいる。

斜体は異名。なお、英名はガンズ・アンド・ローゼズのメンバー名に類似したものとなっている。[4]

暴走アイアンクロー クレッセント・グリズリー (Crescent Grizzly / 英名:Grizzly Slash)
ツキノワグマレプリロイドオリハルコンを所有。
戦利品を売買しているブローカー。以前は強い相手と戦い武器を勝ち取ることに生き甲斐を感じていたが、最近では商業活動(武器の横流し)の方が忙しいらしい。
イレギュラー時代のゼロと戦い敗北し、右目を失って以来、ゼロを恨んでおり彼に対しては敵意剥き出しだが、逆にエックスの事は尊敬しており、自我があるうちにエックスと戦いたいと思っている。
片腕をクロー、ドリルに使い分け、戦闘の進行により3段階の攻撃パターンを持つ。
英名はスラッシュ(Slash)に類似。
超電磁の罠 ボルト・クラーケン[5] (Volt Kraken / 英名:Squid Adler)
イカ型レプリロイド。エネルギーカートリッジを所有。
職務内容に疑問を抱きイレギュラーハンターを辞職した後、エネルギー工学の研究職に就き平穏に暮らしていた。ハンター時代、イレギュラー化して破壊されたランチャー・オクトパルドとは親しかった。
男性型ながら女性の様な喋り方をしているが、イレギュラー化すると一転して口調が荒々しくなる。
3本の触手から、様々な陣形で高電圧を繰り出す。
英名はスティーヴン・アドラー(Steven Adler)に類似。
知性の輝き シャイニング・ホタルニクス (Shining Hotarunicus / 英名:Izzy Glow)
型レプリロイド。レーザー工学の権威。レーザー装置を所有。姿も口調も老練。自分の研究が兵器に利用されるのを恐れ、最近は彼の研究成果を目に見る事が少ない。
イレギュラーハンターのやり方に疑問を抱いており、エックスたちには非協力的。しかし、今でも解析されていないエックスとゼロのボディには興味を抱いており、戦いを挑む。自身の趣味により、ラボの外見を白亜の城塞にしている。
武器はホタル型の誘導ミサイルや、尻の発光器から放たれる極太のレーザー。
英名はイジー・ストラドリン(Izzy Stradlin)に類似。
大海の守護神 タイダル・マッコイーン (Tidal Makkoeen / 英名:Duff McWhalen)
マッコウクジラ型レプリロイド。海洋博物館館長、海上警備隊隊長。水素の確保に必要なイレギュラーハンターベース近海が活動拠点。エックスやゼロとは面識があったようである。レプリシーフォースとは仲が悪い。
主力武器は口からはブロック状、頭部からは高水圧で液状に発射される特殊ジェルで、他にミサイルも装備している。過ちだと理解しつつ海を守ろうとしており、戦闘になってしまう。
なお、このボスのいるステージは『X2』に登場するボス、バブリー・クラブロスのステージ曲が使用されており、サウンドトラックにはこのステージに使う予定だった未使用曲が収録されている。
英名はダフ・マッケイガン(Duff McKagan)に類似。
エアフォースプリンス スパイラル・ペガシオン (Spiral Pegacion / 英名:The Skiver)
ペガサス型レプリロイド。レプリエアフォース長官。オービターウィングを所有。
レプリフォース軍人としては若年ながら直情径行というわけでもなく、イレギュラー状態に陥っていない場合はジェネラルやカーネルの仇であるエックスやゼロと相対しても、少なくとも表面上は冷静に応対し、恨んでいないと口にするなど思慮深さを感じさせる様子。
イレギュラー状態でゼロと対峙すると、アイリスとの関連を伺わせる台詞を話す。
画面外からの高速突進など、『ロックマンX』に登場するボス、ストーム・イーグリードと類似した攻撃パターンを持つが、これは意図的に似せたものとのこと[6]
英名はマイケル・モンロー(Michael "High in the Sky" Monroe)に類似。
真紅の幻術 スパイク・ローズレッド (Spike Rosered / 英名:Axle The Red)
バラ型レプリロイド。オービターエンジンを所有。
ジャングルの自然のコントロールユニットに、シグマウィルスが合体して誕生した突然変異型のレプリロイド。ゼロに対しレプリフォースをイレギュラー扱いした事を責める。
分身や花びら、茨の塊などトリッキーかつ多彩な攻撃を持つ。
英名はアクセル・ローズ(Axl Rose)に類似。
忘れ去られし闇の戦士 ダーク・ネクロバット (Dark Necrobat / 英名:Dark Dizzy)
蝙蝠型レプリロイド。燃料タンクを所有。
過去にシグマの手によって生み出されたレプリロイドだったがシグマの元から逃亡、行方不明となっていた。
噛み付きによるライフエネルギー吸収攻撃や、大量の小型メカニロイド(バットンボーン)の召喚、時間を止める能力を持つ。また回避困難なほどの巨大な超音波攻撃も持つ。
噛みつきや超音波などといった攻撃方法は、見た目こそ異なるが『ロックマン7』に登場したシェードマンに類似する。
英名はディジー・リード(Dizzy Reed)に類似。
ジュラシックインフェルノ バーン・ディノレックス (Burn Dinorex / 英名:Mattrex)
ティラノサウルス型レプリロイド、元レプリフォースの災害対策チーム。ブースターロケットを所有。
火山に自分の隠し倉庫を造り、マグマエネルギーを利用した武器などを製造し、暴利を貪っている。見た目から想像できないほど素早い。
武器は口から吐く火炎放射や、その巨体を生かしたタックル攻撃など。
英名はマット・ソーラム(Matt Sorum)に類似。

その他のボスキャラクター[編集]

シグマヘッド (Sigma Head)
オープニングステージのボス。シグマの顔を模している。建設中の女神像の頭部に潜む。その目的は、あえて破壊される事で地上にシグマウィルスをばら撒くことにあった。
武器は目からの光弾、口から吐くレーザーや弾丸。
シャドーデビル (Shadow Devil)
零空間1「起源」のボス。初代ロックマンシリーズのボス、イエローデビルをモチーフにしており、16個のパーツに分裂・合体して攻撃する。ライフエネルギーが減少すると、ワイリーマシン6号のような姿に変形し、攻撃方法が変化する。時折出現する目が弱点で、被ダメ―ジ時などには目の周囲に電子回路のような模様が露出する。
このボスとの戦闘場所の背景には半ば砂嵐状態になっているが、"W"の文字がちらつき、BGMはシリーズ第1作目『ロックマン』のワイリーステージのボス戦のアレンジ版となっている。
またステージの序盤は『ロックマン2』のクイックマンステージの序盤のレーザー地帯がモチーフになっている。
ランダ・バンダW (Rangda Bangda W)
零空間2「哀愁」のボス。『X』で登場したランダ・バンダがモチーフ。デザインがより古代民族風の意匠になり、鼻部分がソルボーカ(太陽のような形)になったほか、壁が閉じた際に両側の壁からもトゲが出るようになっている。
このボスとの戦闘BGMは『X』のシグマステージのボス戦のアレンジ版である。
このステージの構成は、『X』のシグマステージ1がモチーフとなっている。
ゼロ (Zero)
コロニー破壊作戦が成功した状態で、零空間3「覚醒」にエックスで行くと登場する。バスター・セイバーによる斬撃と電刃零、真・滅閃光で攻撃を仕掛けてくる。体力が一定量以下になるとバスターの連射も加わる。
この戦いでゼロが使用するバスターはプレイヤー版のゼットバスターとは異なり、過去のゼロバスターのように巨大なものとなっている。
覚醒ゼロ (Awaked Zero)
コロニー破壊作戦が失敗した状態で、零空間3「覚醒」にエックスで行くと登場する。ウィルスによって真の力と使命に目覚めたゼロ。
全身に赤いオーラを纏い、覚醒前に比べて攻撃力が上昇している。覚醒前の攻撃に加え、専用技である真月輪や一定時間が過ぎると即死攻撃である幻夢零を放つ。
エックス(アルティメットアーマー) (X - Ultimate Armor)
零空間3「覚醒」にゼロで行くと登場する。ライフセーバー達と共に現れ、ゼロを連れ戻すために戦いを挑んでくる。
戦闘開始時にアルティメットアーマーを装備し、プラズマチャージショットの他、前作の特殊武器であるソウルボディ・フロストタワー・ダブルサイクロンのチャージ版で攻撃する。なお、アルティメットアーマーの色やチャージ時のエフェクトは前作のものになっている。
なお、この戦いでエックスのプラズマチャージショットを斬ると、ライフセーバーが登場するというバグが発生する時がある。
ファイナルシグマ (Final Sigma)
零空間4「生誕」の最深部にてエックス・ゼロを待ち構える、究極のボディを手に入れたシグマ。
Xシリーズ屈指の巨体を誇り、胸から上だけで画面が埋まってしまう程。エックス達の到着が早かったため未完成であるが、それでも凄まじい攻撃力を持ち、ボディを一時的にプログラム化することで攻撃を回避することが可能であるなど防御面でも優れている。
ボディのデザインは『ロックマン3』の最終ボスであるガンマがモチーフ。
なお、ステージの序盤は『ロックマン2』のバブルマンステージがモチーフ(トゲトラップの形状まで似せてある)で、終盤は初代シリーズで定番だった点滅ブロックが登場する。
爆炎の武道家 マグマード・ドラグーン (Magmard Dragoon) - 声優:長嶝高士
トレーニングモードのボス。元イレギュラーハンター第14特殊部隊のドラゴン型レプリロイド。
前作で破壊されたそれを、シミュレーション用として復元(通信では“エミュレート”と説明される)したもの。
前作と比較し、昇龍拳や火山弾を使用しないなど、大きく弱体化している。

中ボス[編集]

デスエベンジ
マッコイーンステージの中ボス。ジンベエザメ型潜水艦巨大メカニロイド。顔面・尾鰭・背面と、計3回戦うことになる。
海洋博物館の展示品だったが、シグマウイルスによって暴走し、破壊されてもまた何度も動き出す。
口からは小型メカニロイドや救助レプリロイド、ビームを吐き、尾鰭からはミサイル、顔面及び背面の突起からは光弾を発射する。
プリズムガーディアン
ホタルニクスステージの中ボス。赤色2体と黒色1体の計3体で、ロープを伝ってレーザーを発射する。黒色のみ破壊可能。
プテラノイド
ディノレックスステージの中ボス。プテラノドン型メカニロイド。足場を破壊しながらプレイヤーに迫ってくる。口から火炎弾を吐くほか、突進攻撃を仕掛けてくる。
デスエベンジとプリズムガーディアンと比較してライフエネルギーは少ないが防御力が高く、チャージショットでも僅かなダメージしか与えられないほど。

エックスの能力[編集]

特殊武器[編集]

入手する特殊武器 - 所有するボス

クレッセントショット - クレッセント・グリズリー
  • 通常 - 三日月状の小型カッターを正面と斜め上下の3方向いずれかにランダムで射出する。1発あたりの威力は低いが最大3連射まで可能。また、特定の装置を破壊できる。
  • チャージ - 一定時間自身の周囲にカッター状のバリアを展開する。バリア展開中も通常版を発射可能。
トライサンダー - ボルト・クラーケン
  • 通常 - 電撃を正面と真上下の3方向同時に発射する。地形に接触すると球状に変化し、その正面や上・面に沿って進む(地形そのものに沿って進むわけではない)。
  • チャージ - 画面内に一定間隔で落雷を計6回発生させる。落雷は敵や地形を貫通する。1発目はエックスの位置に落ち、それ以降発生する位置はランダム。他の特殊武器のチャージ版に比べて少ないエネルギーで発動可能。
ウイルレーザー - シャイニング・ホタルニクス
  • 通常 - 型の小型ミサイルを発射。ミサイルは方向キーで上下左右にコントロールが可能。ただしその間エックスは操作できず、無防備な状態となる。狭い隙間にも侵入でき、何かに接触しない限り消滅しないため、永久的に飛び続ける。消費エネルギーは本作の特殊武器の中で最も多い。
  • チャージ - 一定時間、前方に極太のレーザーを発射する。通常版とは異なり、こちらは発動中も移動可能だが、ハシゴの昇降は不可。
ジェルシェイバー - タイダル・マッコイーン
  • 通常 - 地形に沿って進む、状の小型ジェルを高水圧によって発射する。最大3連射まで可能だが、壁は上れない。
  • チャージ - 前後に4個ずつ、計8個のブロックを形成し、放物線を描いて投げ落とすように放出する。氷は敵や地形を貫通する。
ウィングスパイラル - スパイラル・ペガシオン
  • 通常 - その場で小さく跳び上がり、上空に向けて竜巻を放つ。前方にキーを押しながら使用することで、斜め上空に発射することも可能。なお、発動時のジャンプは空中でも行われるため、その際は擬似的な2段ジャンプになる。
  • チャージ - 通常版同様に跳び上がり、前方に大型の竜巻を放つ。竜巻は距離に比例して加速・巨大化していき、敵や地形を貫通する。
スパイクロープ - スパイク・ローズレッド
通常・チャージ共に敵や地形を貫通する。
  • 通常 - 前方に緑色のの塊を発射する。茨は発射後一定距離で留まり、その後しばらくすると手元に戻ってくる。敵に3回ダメージを与えるまで消滅しないため、重なった場合は連続してダメージを与える。
  • チャージ - 斜め上方向に紫色の茨の塊を発射する。茨は画面の枠内を数回跳ね回り、その後画面外へ飛び去っていく。1度目の反射は斜め上に、それ以降は着弾角度と直角に曲がる。
ダークホールド - ダーク・ネクロバット
シリーズ作品の中で唯一、この武器にはチャージ攻撃が存在しない(チャージをする行動自体は可能)。
  • 通常 - ポーズを構え、一定時間敵の動きと地形の変化を停止させる。発動中は背景の色が反転し、時間と共にエネルギーを消費する。ただし、ボスに対しては一部を除き通用しない。『ロックマン2』に登場した特殊武器「タイムストッパー」に酷似した性能だが、こちらは『ロックマン4』のフラッシュストッパーと同様に発動中もバスターによる攻撃が可能であり、使用中に武器選択画面を開いて他の武器に切り替える事で中断も可能。
グランドファイア - バーン・ディノレックス
  • 通常 - 地面に向けて小さなの塊を発射する。炎は着弾すると一定時間燃え続け、更にそこから8方向のいずれかにランダムで計3回、火の粉を飛ばす(この火の粉は地形を貫通する)。最大2連射まで可能で、特定の地形を破壊可能。敵に3回命中すると消滅する。
  • チャージ - 前後へ同時に炎の塊を連続で放出する。炎は敵や地形を貫通する。

敵専用武器[編集]

零空間3「覚醒」にて、ゼロをプレイヤーキャラクターに選んだ際に対峙するエックスが使用してくる特殊武器である。いずれも前作の特殊武器のチャージ版を使用してくる。

ソウルボディ
序盤から使用してくる。前作とは全く性能が異なり。エックス本体から高速で計5体の分身を連続して発射する。分身はゼロの位置に向けて直線状に飛んでいく。発動中エックスは静止しており、無防備な状態となる。
また、撃破された際にも画面がホワイトアウトする間際に分身を放ってくる。
ダブルサイクロン
残りライフエネルギーが半分程度になると使用してくるようになる。前作とほぼ同じ性能。
フロストタワー
残りライフエネルギーが少なくなると使用してくるようになる。前作とほぼ同じ性能だが、落下する氷柱は3段階目までになり、発生する間隔も若干遅くなっている。また、発動中エックスは空中で静止しており、無防備な状態となる。

アーマー[編集]

本作より、性能が異なる複数ののアーマーが選択・使用可能となる。その代わり、従来のようにアーマーのパーツで部分的に装備、および取得と同時にステージ内で即装備することはできない。

ステージの特定の場所に隠されたカプセルに入ればパーツを入手できるのは同様だが。本作ではライト博士がシグマウィルスの影響による危険性を考慮し、各パーツをプログラムの形で渡してくる。該当する4パーツのプログラムを全て揃え、アーマーとして完成させることで装備することができる。プログラムの取得自体はゼロでも可能である。

なお、本作のカプセルのライト博士のメッセージのBGMは『X』のもののアレンジである。

フォースアーマー[編集]

前作で使用されたアーマーをエイリアが復元したもの。しかし再現が不完全のため、前作と比較し性能が弱体化している部分もある。前作の時点では特に名称はなかったが、本作にてエイリアによって、エックスが4番目に入手したアーマーとして「フォース(4th)アーマー」と命名される。

カプセルからではなく、最初のステージでエックスを選択した時に入手できる。ゼロを選択した場合は破壊されて使用できなくなる。

性能
  • 特殊武器エネルギーの消費量を軽減する。前作のヘッドパーツの性能に相当するが、通常版の消費エネルギーが無制限ではなくなり、消費を2/3に軽減する程度となっている。
  • エアダッシュ及びホバリングが可能。前作のフットパーツの性能に相当。
  • 敵からのダメージを軽減する。前作のボディパーツの性能に相当するが、ノヴァ・ストライクは使用不可。
  • プラズマチャージショット及び特殊武器のチャージが可能。前作のアームパーツの性能に相当するが、プラズマチャージショットの敵ヒット時に発生するプラズマは画面上に1発のみになっている(前作では最大3発まで発生する)。また、パーツの外見は前作のストックチャージショットのものに準じている。

ファルコンアーマー[編集]

飛行性能を付加したアーマー。攻撃力よりも機動力を重視した設計で、鷹の意匠が各所に存在するデザインとなる。

開発当初は「ウィングアーマー」という名称だったが、デザイナー(日暮竜二)が鷹をモチーフにデザインを起こしたため、現在の名称に変更された[7]

ヘッドパーツ
特殊武器のエネルギー消費量を2/3に軽減する。
フットパーツ
一定時間、空中を自由に飛行できる「フリームーブ」が使用可能になる。飛行中は周囲にバリアを展開し、体当たりすることで敵にダメージを与えることが出来る。また、特定の攻撃に対して無敵になる。その代わり、エアダッシュは不可能。
ボディパーツ
受けるダメージを軽減し、蓄積されたダメージをエネルギーに転換してギガアタックとして使用できる。ギガアタックはスピアチャージショットと同型のエネルギー弾が無数に画面中を縦断し、広範囲を攻撃する。発動中は行動不能だが、無敵状態になる。
アームパーツ
チャージショットが細くて地形や敵、敵のガードを貫通する「スピアチャージショット」に変化する。フリームーブにエネルギーを充てているため、特殊武器のチャージは不可能。

ガイアアーマー[編集]

ライト博士が試作中だったという、古いアーマー。派手さを廃したシンプルかつ重厚なデザインが特徴。パワーを重視しており、チャージ速度が非常に早く、さらにはトゲトラップを無効化するなどの特殊な性能も備えているが、エアダッシュができずダッシュ速度が遅い、特殊武器や強化パーツが一切使用できないなどの制約も多い。

ヘッドパーツ
このパーツ性能のみ、ライト博士から具体的な説明がされていない。
フットパーツ
トゲトラップを無効化する。また、壁に張り付いた際にずり落ちずにその場に留まることができる。ダッシュで特定のブロック(ガイアキューブ)を押すことができる。
ボディパーツ
受けるダメージを半減し、蓄積されたダメージはエネルギーに転換してギガアタックとして使用できる。ギガアタックはその場で両手を前に突き出したモーションから目の前に大型のエネルギー球を発生させる。攻撃範囲は非常に狭いが、威力は高い。発動中は行動不能だが、無敵状態になる。
アームパーツ
ノーマルショット、およびチャージショットが「ガイアショット」に変化する。1段階で即フルチャージ可能となり、単発のショットが通常の1段階目のチャージショット並の、 チャージショットがプラズマチャージショット並の威力・大きさになる。結果的にチャージ速度は高速になり、尚且つチャージショットの連射が利くようになる。また、チャージショットでは特定のブロック(ガイアキューブ)を破壊可能。しかし、いずれも射程制限が付き、弾速も低下している。
また、ノーマルショット・チャージショット共に敵の特定の弾をかき消す「ショットイレイザー」効果が付加される。

この他、説明にはないが、ハシゴの昇降速度も上昇する。

アルティメットアーマー[編集]

エックスの装備する究極のアーマー。基本的な性能は前作と変わらないが、カラーリングが通常のエックス準拠の配色に変更された。フォースアーマー同様、特殊武器のエネルギー消費が無制限ではなくなり、ショットも地形を貫通することが不可能となっているが、プラズマチャージショットのプラズマは前作同様に画面内に最大3発まで発生する。

零空間3「覚醒」に隠されたカプセルからエックスが入手できる他(ただしその場でアーマーの装備はしない)、最初のステージでエックスを選択する際に特定のコマンドを入力することでフォースアーマーがアルティメットアーマーに置き換わる。

零空間3「覚醒」でゼロをプレイヤーキャラクターに選んだ際には、入手の有無にかかわらずこの姿で登場する。詳細は#その他のボスキャラクターを参照。なお、敵として登場する際はカラーリングが前作のものになっている。

ゼロの能力[編集]

必殺技[編集]

ゼロは、ボスを倒すと必殺技・特殊武器を会得する。エックスとは異なり、その大半は武器エネルギーを消費せずに使用することができる。技の多くはコマンド入力によって発動する。

ラーニングする技 - 習得しているボス

三日月斬(みかづきざん / 英名:Crescent Sword) - クレッセント・グリズリー
空中で通常攻撃ボタン:ジャンプ斬りが巨大な三日月を纏った回転斬りに変化する。モーションは前作の「空円斬」と同じである。また、習得と同時に2段ジャンプも可能になる。ただしコマンドの関係上、デフォルトのジャンプ斬りは使用不可になる。
電刃(でんじん / 英名:Electric Blade) - ボルト・クラーケン
地上で↑+通常攻撃ボタン:電気を纏ったゼットセイバーを構えながら跳び上がって斬りつける。モーションは前作の「龍炎刃」と同じである。上昇中はセイバーから地面に向けて電流(グラフィックはエックスのトライサンダーと同様)が流れ落ち、これにも攻撃力がある。ボタンを押す長さによって高度を調節可能。また、特定の地形を破壊することができる。
滅閃光(めっせんこう / 英名:Chaos Flasher) - シャイニング・ホタルニクス
地上でギガアタックボタン、または技選択後、特殊攻撃ボタン:拳にエネルギーを溜めて地面を殴り、それによって拡散したエネルギー弾を9方向に放射状に放つ。発動中は行動不能だが、無敵状態となる。エネルギー消費技で、エックスのギガアタックに相当する。またこの技のみエネルギー回復アイテムの取得以外にも、ダメージを受けることによりエネルギーが回復する。
モーション・性能共に前作の「落鳳破」にあたる技だが、前者に比べて消費エネルギーが少なく、貫通力も高くなっているなど性能が向上している。
飛水翔(ひすいしょう / 英名:Flying Splasher) - タイダル・マッコイーン
空中でダッシュボタン:エアダッシュ中にのバリアを纏うようになる。発動中は基本的に無敵になり、バリアには攻撃判定が発生する。また、ダッシュ方向の上下への微修正も可能になるが、エアダッシュの途中キャンセルは不可能になる。
疾風(はやて / 英名:Wind Shredder) - スパイラル・ペガシオン
ダッシュ中に通常攻撃ボタン:ゼロ自身を模した赤い残像を前方へ放つ。残像は敵にヒットすると斬撃を繰り出して攻撃する。発動時にダッシュはキャンセルされる。残像のモーションは前作の「疾風牙」と同じである。射程は短く、空中では使用できない。残像が消滅するまでゼロは行動不能になるが、ジャンプでキャンセル可能。
双幻夢(そうげんむ / 英名:Twin Dream) - スパイク・ローズレッド
技選択後、特殊攻撃ボタン:本体と同じ動きをする、虹色に発光するゼロの分身を2キャラ分ほど前方に出現させる。エネルギー消費技で、分身との位置関係は常に前方に固定される。出現させているだけでは分身に攻撃判定は発生せず、ゼロがゼットセイバーを使用する行動をとることにより、初めて作用する。一定時間が経過するか、ダメージを受けることで消滅する。外見は、前作のエックスの特殊武器「ソウルボディ」に酷似している。
ダークホールド - ダーク・ネクロバット
技選択後、特殊攻撃ボタン:性能はエックスと同様だが、こちらは地上でしか発動できない。また、メニューを開いて他の技を選択するか、滅閃光を発動しなければキャンセルすることができない。
断地炎(だんちえん / 英名:Quake Blazer) - バーン・ディノレックス
空中で↓+通常攻撃ボタン:地面に向けて炎を纏ったセイバーを突き出しつつ落下する。モーションは前作の「氷烈斬」と同じである。落下中は方向キーで若干の左右移動が可能。着地するとその場にしばらく小爆発が発生するが、この爆発に攻撃判定は無い。

敵専用技[編集]

零空間3「覚醒」にて、エックスをプレイヤーキャラクターに選んだ際に対峙するゼロが使用してくる技である。また、『X7』では一部の技に酷似したが習得可能だが、特に関連性は無い。

電刃零(でんじんぜろ)
ゼットセイバーの刃部分を飛び道具のように放つ。電刃とは全く別物の技。刃はこちらの攻撃を全て弾いてしまう上、見かけによらず威力が高い。覚醒ゼロが使うものは弾速が増している。前半はバスターからの連撃でのみ使用するが、ライフが減少すると単体でも使うようになる。
真・滅閃光(しん・めっせんこう)
拳にエネルギーを溜めて地面を殴り、それによって地面から天井に向けて複数のエネルギー弾を次々と放つ(エネルギー弾のグラフィックは通常エックスのチャージショットの色違い)。モーションはプレイヤー版の滅閃光と同様だが、こちらは若干発生が遅い。エックスとの位置が近い時に頻発する傾向にあり、覚醒ゼロの場合はこれに移行するための追尾性能が向上している。
真月輪(しんげつりん)
覚醒ゼロ専用技。バスターからエックスと同程度の大きさの光輪を2発連続で発射する。光輪は一旦停滞した後、エックスの位置に向けて直線状に飛んでいく。なお、真月輪と真・滅閃光はガイアアーマーのチャージショットでのみ破壊することが可能。
幻夢零(げんむぜろ)
覚醒ゼロ専用技。戦闘から一定時間が経過すると発動する。セイバーで地面から天井にまで及ぶほどの巨大な衝撃波を放つ。
即死技であり、喰らってしまうとライフの上限に関係なく1ミスとなる。また、たとえ回避したとしても、以降もゼロは無敵状態となってこの技を出し続けるため、回避すること自体にメリットがない。『ロックマンX6』にも「幻夢零 改」の名称でゼロナイトメアが使用するが、こちらは即死技ではなくなり、回避も可能となっている。
ソウルボディ
撃破された際、画面がホワイトアウトする間際にゼロが放ってくるイベント演出用の技。「ソウルボディ」という名称は劇中のエックスから言及されたものだが、何故エックスの特殊武器であるソウルボディをゼロが使えるのかは不明である。

ゼットバスター[編集]

『X3』を最後に機能を失っていたゼロのバスターを復活させたもの。同作まで使用していたバスターとは異なり、単発威力が増加している。しかしチャージ不可・連射不可、移動せずに地上で立っている状態でなければ撃てない(しゃがみ状態でも強制的に立ちモーションとなる)、発射前後で異様に隙が出来てしまうなど、使用には多くのリスクが伴う。最初のステージでエックスを選択した場合、破壊されて使用できなくなる。

ブラックゼロ[編集]

黒いカラーリングのゼロ。初期状態から強化パーツである「ショックアブソーバー」「ショットイレイザー」「ウィルスバスター」の能力が備わっているほか、特殊攻撃のエネルギー消費量も2/3に軽減される。なお、この状態から更に普段通り強化パーツを装備できるため、最大で実質7種類もの強化パーツを装備できることになる。

前作ではダッシュ時の残像が通常同様の赤色のままであったが、本作では紫色に変更されている。また、同様に必殺技「疾風」の残像も紫色に変化する。

あるコマンドをキャラ選択の際に入力するか、あるステージに隠されたカプセルにゼロで入ることで入手可能。

ライドアーマー[編集]

ライデン
白兵戦用のライドアーマー。両腕には電磁ブレード、背中にはジェットブースターを搭載している。電磁ブレードは地上では2段攻撃やダッシュ・チャージ攻撃、空中では地上攻撃の2段目を単発で放つ。特に地上攻撃2段目及び空中攻撃は非常に高い威力を持ち、敵の使用する同型ライドアーマーをも一撃で破壊することが可能。耐久面にも優れ、マグマの中でも活動できる耐熱性を誇る。
イーグルG
空中戦用の飛行機能を備えた射撃型ライドアーマー。外見は前作とほぼ同じだが、カラーリングが緑色に変更されており、新たに盾を装備している。本作では敵専用機であり、プレイヤーが操縦することはできない。

強化パーツ[編集]

ボスを倒すことで入手できるDNAプログラムによって作り出せる装備アイテム。装備はセットアップ画面で行える。強化パーツは「自動装備パーツ」と「選択装備パーツ」の2種類に大別され、ボスのレベルに応じて自動装備パーツのみ、または自動装備パーツと選択装備パーツ両方の入手が可能となるが、レベルが低い状態ではどちらも入手できない。また、強化パーツを完成させるには一定の時間を要するため、選択から入手までには自動装備パーツは1ステージ分、選択装備パーツは2ステージ分の時間経過を待たなければならない。

パーツの最大装備可能数は各キャラクターやアーマーによって変化し、エックス・ゼロは4種類、ガイアアーマー以外のアーマーは2種類まで装備でき、ガイアアーマーのみ装備不可となっている。

強化パーツはボス1体につき2種類が割り当てられており、そのどちらか一方のみを入手可能。つまり、1回のプレイで全ての強化パーツを入手することはできない。

自動装備パーツ[編集]

いずれも取得したキャラクターにのみ適用される。下記のどちらを選ぶかによって、同じボスでも入手できる選択装備パーツが異なる。前述の仕様により、体力ゲージと武器エネルギーゲージの両方を最大まで強化することは不可能。

ライフアップ
体力ゲージの最大値を2増加させる。各選択ステージ内に配置されているものを合わせると、最大で合計16個入手できることになる。
エナジーアップ
武器エネルギーゲージの最大値を2増加させる。ライフアップとは異なり、こちらはボスのDNAプログラムからのみ入手可能。

選択装備パーツ[編集]

ノーマルパーツ
入手するパーツ - 所有するボス
スピードムーブ - スパイラル・ペガシオン
移動速度が1.5倍に増加する。ファルコンアーマーのフリームーブにも反映され、相乗効果でジャンプの飛距離も増加する。
ハイジャンプ - スパイラル・ペガシオン
ジャンプ力が1.25倍に増加する。スピードムーブ同様に相乗効果でジャンプの飛距離も増加する。
ハイパーダッシュ - クレッセント・グリズリー
ダッシュ及びエアダッシュの速度が増加する。スピードムーブ・ハイジャンプ同様に相乗効果でダッシュジャンプの飛距離も増加する。
ショックアブソーバー - クレッセント・グリズリー
ダメージを半減し、ノックバックが発生しなくなる。
エナジーセーバー - タイダル・マッコイーン
特殊武器のエネルギー消費量が半減される。ただし各アーマーのギガアタックには反映されない。
スーパーリカバー - タイダル・マッコイーン
回復アイテム取得時の回復量が増加する。
ウィルスバリア - ダーク・ネクロバット
ウィルスによるダメージを半減する。
ウィルスバスター - ダーク・ネクロバット
ウィルスを攻撃で掻き消せるようになる。
バスタープラス - バーン・ディノレックス
バスターの威力が若干増加する。エックスの場合、通常弾にのみ反映され、弾が赤色に変化する。下記のラピッド5と同時に装備した場合は、こちらの色が優先される。
スピードショット - バーン・ディノレックス
バスターの弾速が倍増する。エックスの場合、通常弾が青色に変化する。下記のラピッド5と同時に装備した場合は、こちらの色が優先される。
エックス専用パーツ
ラピッド5 - シャイニング・ホタルニクス
通常は画面内に最大3発しか発射できないバスターを5発まで発射可能になる。通常弾が緑色に変化する。
アルティメットバスター - スパイク・ローズレッド
チャージをしなくても常時チャージショットが発射されるようになる。また、特殊武器による攻撃もチャージ版に限定される。ただしその関係上、ノーマル・セミチャージショット及び特殊武器の通常版が使用不可能になる。
ハイパーチャージ - ボルト・クラーケン
チャージ時間が従来の半分に短縮される。
ゼロ専用パーツ
ゼットセイバープラス - スパイク・ローズレッド
ゼットセイバーの威力が増加する。セイバーがピンク色に変化する。
ゼットセイバーエクステンド - ボルト・クラーケン
前方にゼットセイバーの攻撃に合わせて衝撃波が発生するようになり、攻撃範囲が広がる。通常技にのみ反映される。
ショットイレイザー - シャイニング・ホタルニクス
エネルギー弾を攻撃によって掻き消せるようになる。セイバーが紫色に変化する。ゼットセイバープラスと同時に装備した場合は、こちらの色が優先される。

主題歌[編集]

オープニングテーマ『Monkey』
作詞・作曲:Show-taro 編曲・歌:Mosquito-Milk
CMソングとしても使用されている。
エンディングテーマ『水の中』
作詞・作曲:Show-taro 編曲・歌:Mosquito-Milk
但し、北米版及びWindows版にはこのオープニングテーマとエンディングテーマは収録されていない。

評価[編集]

評価
ゲームレビュー
評価者 点数
All Game
3 out of 5 stars[8]

アメリカのレビュー収集サイト「Allgame」では5点満点中3点を獲得した[8]

脚注[編集]

  1. ^ 「カプコン ミュージック・ジェネレーション ロックマンX1〜6 オリジナル・サウンドトラック」ブックレット
  2. ^ 「R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス」156頁
  3. ^ 双葉社の攻略本では「幻影」
  4. ^ Rockman Corner: Alyson Court Talks Mega Man X5 Guns N' Roses References
  5. ^ 説明書の表記は「ヴォルト・クラーケン」。
  6. ^ 公式ページの開発者コメントより
  7. ^ 公式ページのデザイナーコメントより。
  8. ^ a b Mega Man X5”. All Game. 2012年8月26日22:35閲覧。

外部リンク[編集]