ロックマンゼロシリーズ
| ロックマンゼロ | |
|---|---|
| ジャンル | アクションゲーム |
| 開発元 | インティ・クリエイツ |
| 発売元 | カプコン |
| 主な製作者 | 稲船敬二 |
| 1作目 | GBA ロックマンゼロ (2002年4月26日) |
| 最新作 | DS ロックマンゼロコレクション (2010年6月10日) |
ロックマンゼロシリーズとは、カプコンから2002年 - 2005年に発売されたゲームボーイアドバンス向けのアクションゲームのシリーズ作品。
目次 |
概要 [編集]
ロックマンXシリーズでも特に人気の高かったキャラクター、ゼロを主人公に置いたシリーズで、舞台もXシリーズの100年後の未来(初代ロックマンシリーズの200年後)という設定。完成度の高い2Dアクションと、シリアスな世界観を特徴としている。
基本アクションはXシリーズを継承しているが、ボスを倒すこと以外にも目的が存在するステージ、育成要素の強い「サイバーエルフ」という強化システムなど、従来のシリーズとは一線を画す新要素が数多く登場している。第一作目では特にこの傾向が強かったが、二作目以降から次第にロックマンシリーズやXシリーズに近いシステム性へと回帰していった。また、基本的に4作品とも全16ミッション構成(これはシリーズ続編のロックマンゼクスシリーズにも受け継がれている)。
ボス戦も今までのシリーズと大幅に異なっており、2作目以降は条件を満たすことで「EXスキル」という専用技を入手できるものの、基本的にボスを倒しても特殊武器は得られない。その代わりボスには雷、炎、氷、無の4つの属性があり、無属性以外のボスは弱点属性(雷→炎→氷→雷の3すくみ)を突くことで有利に戦うことができるようになっている。 ボスの名称はXシリーズと同じ「〜・〜」だが、前半が能力、後半がモチーフとなった動植物といった型はなく、名称内に多数の意味が込められていることが多い。また、ボスの異名のほとんどが当て字を含んでいる。 また、Xシリーズではまだない女性の8大ボスも登場している。
製作はインティ・クリエイツ。同社には初代ロックマン、初期のXシリーズ開発に携わっていた元カプコン社員も在籍しており、実際に本シリーズの開発も担当している。また、カプコン第二開発部部長の稲船敬二は、ロックマンXの主人公はゼロにしたかったと話しており、本作はそれが実現したものとも言える。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
シリーズ [編集]
- ロックマンゼロ(GBA、2002年)
- ロックマンゼロ2(GBA、2003年)
- ロックマンゼロ3(GBA、2004年)
- ロックマンゼロ4(GBA、2005年)
- ロックマンゼロコレクション(DS、2010年)
シリーズ頻出キャラクター [編集]
カッコ内に記載されているZ1といった記述は登場シリーズの略称。(Z1:ロックマンゼロ、Z2:ロックマンゼロ2、Z3:ロックマンゼロ3、Z4:ロックマンゼロ4)
メインキャラクター [編集]
- ゼロ (Zero)
- 声 - 風間勇刀
- 伝説のレプリロイド、本シリーズの主人公。十の光る武具の一つ、ゼットセイバーを持つ。伝説の英雄エックスとは誰よりも強い絆で結ばれた親友同士である。妖精戦争後、100年にわたって封印されていた。シエルによって目覚めた後はレジスタンスに協力することとなる。ロックマンXシリーズのゼロとは同一人物であるが、風貌がかなり異なる(体の色が赤・白主体から赤・黒主体になり、声優も異なる)。これはそれぞれのシリーズにおける視点の違いに起因するものであり、本来の外見などは全く変わらないというのが公式の見解である[1]。パッシィ(サイバーエルフ)によって強引に眠りから覚めたゼロはその記憶の殆どを失っており、Xシリーズでの出来事をあまり覚えていない。そのためか性格がXシリーズよりもクール(無口)になっている(Z1では終盤以外ではほとんど喋らない)。レジスタンスと打ち解けてきたのか、Z3以降はシエルを慰めるなど、口数が多くなっている。ネオ・アルカディアとの闘いの最中、その記憶を断片的に蘇らせていくこととなる。Z3にて自身の体に関する秘密を知るが、彼の心は揺るがなかった。Z4終盤にて、ラグナロクと融合したバイルとともに大気圏へ突入、消息を絶っている。 「破壊神」「英雄」など、劇中でのゼロに対する認識、呼称は様々。当人はそれに縛られることなく最後まで自分が信じる者のために戦い続けた。
- シエル (Ciel)
- 声 - 田中理恵
- 本シリーズのヒロイン。ネオ・アルカディアの優秀な科学者を産出する計画に基づき、遺伝子操作によって産まれた人間の少女。Z1の時点での年齢14歳。かつてはネオ・アルカディアに所属していたが、現在は処分を免れたレプリロイド達と共に生活し、レジスタンス活動を行っている。聡明で、多くのレプリロイド達から慕われている。
- 彼女がレプリロイドを救おうとする理由は、自分がエックスの代行として製作したコピーエックスのせいで、多くの無実のレプリロイドが処分されることになった責任からでもある。レプリロイドやサイバーエルフの研究を主としているが、エネルギー不足を解消するための新システム「システマ・シエル (System-a-Ciel)」を開発したり、若いながらもレジスタンスの司令官を務めるなど、その才能は多岐にわたる。レジスタンスとして活動してはいるが争いを好んでおらず、科学の力による平和的解決を望んでいる。そのため、強硬派である新司令官エルピスとはしばしば意見が対立していた。1〜4の戦いの中でゼロに篤い信頼を寄せ、最後まで信じ続けた。更にはゼロに対して恋愛感情すらを抱いている節がある。
- オリジナルエックス (Original X) (Z1 - 3)
- 声 - 水島大宙(CDドラマ)
- 100年前、ゼロと共に戦った伝説の英雄であり、Xシリーズの主人公である伝説の戦士その人。十の光る武具の一つ、エックスバスターを持っていた。ネオ・アルカディアの指導者でもあったが、自らのボディをダークエルフ封印のために差し出し、現在はサイバーエルフとなっている。ゼロ同様、旧シリーズとは風貌がかなり異なっており、さらに口調も変わっている(一人称が「俺」から「僕」になっているなど)。度々ゼロ達の前に現れ、僅かながらのサポートや助言を与えていた。しかし、Z3のエンディングで力を使い果たし、人間とレプリロイドの未来をゼロに任せて消えていった。
- コピーエックス (Copy X) (Z1、Z3)
- 声 - 今井由香
- 伝説の英雄・エックス(のDNAデータ)をシエルがコピーしたもので、ネオ・アルカディアの指導者。エックスのコピーとは名ばかりで、オリジナルと異なり、自身が英雄で正義であると断言する、人間至上主義で高慢な性格。自称「オリジナルエックスの完全なるコピー」、「英雄」。戦闘時にはアルティメットアーマーに似た白いアーマーを装着する他、「シャイニングトランスフォーム」を発動する事で更に強力な戦闘形態へ変形する。尚、この形態はゼロシリーズ最初にして唯一の属性を持つラストボスである(雷属性)。
- 『ゼロコレクション』公式サイトで明かされた設定では、そもそもコピーエックスは最初ボディのみ製作された存在で、エックスを失ったことを隠蔽しエックスを復活させるべくネオ・アルカディア上層部がシエルに命じて製作させ、そのボディにオリジナルエックスのサイバーエルフを融合させる予定であった。だが、組み込む予定であったオリジナルはこれを拒絶して失踪、その結果として外見のみをコピーしたエックスが誕生したとされた。
- Z1でゼロに敗れるも、Z3ではドクターバイルがコピーエックスを改造した「コピーエックスMk2」として復活する。その際、言語回路(又は頭脳回路)に欠陥が生じたのか、台詞が平仮名と片仮名の入り混じった不自然なものとなり、随所に「ギギ」という機械音が混じっている。再びネオ・アルカディアの指導者として君臨するも、バイルを無条件に信頼しているような言動を繰り返し、また人間を危険に晒す様な作戦も厭わなくなっているなど、バイルに都合の良い傀儡と化していた。その後再びゼロと対峙するも敗北。最期はバイルに仕掛けられた、シャイニングトランスフォームを発動した際に作動する罠によって自爆する。
- ドクター・バイル (Vile) (Z3 - 4)
- 声 - 大塚周夫
- ネオ・アルカディアの悪の科学者。マザーエルフをダークエルフに、ゼロオリジナルボディをオメガに改造した張本人。妖精戦争を惹起した罪で冷酷な処罰(半レプリロイド化)を受け、ネオ・アルカディアを追放された過去を持つ。死ぬことも許されず、戦争によって荒廃した世界をさまよった経験から、人間もレプリロイドも全て憎悪の対象となっている。Z3にてコピーエックスを復活させ、ネオ・アルカディアに復帰。彼を利用する事でネオ・アルカディアの支配者へと上り詰め、謀略の限りを尽くす。最終的には地球の軌道上に浮かぶ巨大衛星攻撃砲台「ラグナロク」を使い、外界の自然を全て破壊することで、人間やレプリロイドに自分と同じ「永遠の苦しみ」を与えようと企んだ。しかし、ゼロによって追い詰められ、最後はラグナロクそのものと融合するもゼロに倒された。この際に生じたラグナロクの破片が、ゼクスシリーズに登場するモデルVの基となった。
- 英語版においては発音にあわせ「Weil」とドイツ語表記される。Xシリーズの登場キャラであるVAVAの名称が海外版では「Vile」となっている事から、名称の被りを回避するための措置と思われる。
レジスタンス [編集]
- セルヴォ (Cerveau)
- レジスタンス一の技術者。さまざまな武器を開発して、ゼロに与える。武器開発に明け暮れるあまり、1週間近くもエネルゲン水晶の補給を忘れてしまうほどの熱中ぶりである。シエルに対し父親にも似た感情を持っており、シエルを陰ながら支える功労者でもある。
- アルエット (Alouette)
- 声 - 広橋涼(CDドラマ)
- サイバーエルフの世話をしている女の子のレプリロイド。アルエットという名前はシエルにつけてもらった。シエルを尊敬しており、シエルに作ってもらったぬいぐるみを常に抱いている。2匹のベビーエルフにクリエ、プリエと名づけた。将来はサイバーエルフを研究するのが夢。
- コルボー (Colbor) (Z1、Z4)
- レジスタンスのメンバー。通称「コルボー・チーム」のリーダー。行動的だが、おっちょこちょいな点が目立つ。Z4では、ネオ・アルカディア壊滅後の人間の救出作戦の現場指揮を取っていた。
- アンドリュー (Andre) (Z1 - 3)
- 声 - 西川幾雄(CDドラマ)
- レジスタンスに同行している。元はパン職人だったらしく、その前は船乗りや教師もしていた。昔人間の女性と恋仲となり彼女だけ老いていくことに心を痛め、シエルに嘆願して老人型に改造してもらった。老人型故なのかボケが激しい、言ったことを正しく覚えてもらえないと拗ねる、など特徴的な部分がある。封印される以前のゼロを知っていた節がある。ちなみに、あることをすると若返る。
- ルージュ(Rouge) (Z2 - 4)
- 声 - 今井由香
- 赤く長い髪をした女性型のオペレーター。行うミッションの解説や、そのミッションを行う場所と転送する。ジョーヌ共々常にバイサーを着用しており目は確認できない。ジョーヌとは共に任務を行うパートナー同士であるが、私的には意見が対立して喧嘩してしまうこともしばしばある[2]。Z4では一人でオペレーターを担当。
- ジョーヌ(Jaune) (Z2 - 4)
- 声 - 緒方恵美
- 黄色く短い髪をした女性型のオペレーター。ルージュの行うミッションの解説や、そのミッションを行う場所と転送する。Z4ではゼロに同行せずレジスタンスベースに滞在する。
四天王 [編集]
斜体は異名。
- 翠緑の斬撃 賢将ハルピュイア (Harpuia) (Z1 - 3)
- 声 - 緒方恵美
- エックスのデータを基盤として誕生した、ネオ・アルカディア四天王 (The Big Four) のリーダー格。十の光る武具の一つ、ソニックブレード(二刀流)を持つ。誇り高い性格で、エックスを政治面で補佐していた。「烈空軍団」を率いる。気象操作能力を持ち、レヴィアタンとの連携で、人間が生活できる環境を拡大するのが主な任務。
- エックス(オリジナル、コピー含め)を崇拝し、人間を守ることを絶対としているが、コピーエックスの統治しているネオ・アルカディアの在り方に少なからず疑問を持っている節もある。コピーエックスの死後はネオ・アルカディアの指揮代行を務めていたが、コピーエックスMk2復権後、度重なる失態を指摘され、レヴィアタンやファーブニル共々幹部の座を追われてしまった。[3]その後、バイルによってネオ・アルカディアが掌握されてしまったことから、人間たちを守るためにネオ・アルカディアと離別している。それ以降の足取りに関しては作中で明言されなかったが、後にスタッフインタビューなどで彼らのその後が語られている(詳細は四天王参照)。初めはゼロをあからさまに敵視していたが、彼との戦いを通してレジスタンスの考えにも理解を示すようになり、Z3でオメガに重傷を負わされて助けられたりと、ゼロとはライバル関係にある。レヴィアタン曰く「キザぼうや」。名前の由来は、ギリシャ神話に登場する妖鳥ハーピーの別名。
- 蒼海の海神 妖将レヴィアタン (Leviathan) (Z1 - 3)
- 声 - 今井由香
- 四天王の紅一点で、水中戦が得意。十の光る武具の一つ、フロストジャベリンを持つ。「冥海軍団」を指揮する。部下は熱血漢が多い。性格はクールで結構きつい。ゼロと対峙して以来、彼に愛憎の入り混じったような執着心を抱き、感情的な振舞いが見られるようになる。ハルピュイアとの連携で対流圏操作を行い、人間の生存圏を再生することが主な任務。「地上はホコリっぽい」という理由で水中に居ることが多い。名前の由来は、旧約聖書に登場する海の怪物レヴィアタン。
- 紅蓮の豪腕 闘将ファーブニル (Fefnir) (Z1 - 3)
- 声 - 中井和哉
- 四天王の一人で、対レジスタンス焦土作戦を執行する「塵炎軍団」のトップ。十の光る武具の一つ、ソドム&ゴモラ(マルチプルランチャー)を持つ。前線で戦うことを好む。常に己の強さに見合う好敵手に飢えており、事ある毎にハルピュイアを挑発しているが、これはファーブニルがハルピュイアの力を認めていることの表れである。ゼロに敗北した後は彼との決着に固執するようになる。自ら前線に立って戦うことを好むせいか、他の軍団に比べて所属レプリロイドが極端に少ない。レヴィアタン曰く「戦闘バカ」。名前の由来は、北欧神話やゲルマン神話に登場するファフニールの別名。武器のソドム&ゴモラとは、旧約聖書に出てくる天からの火で滅ぼされたという都市の名前である。
- 漆黒の幻影 隠将ファントム (Phantom) (Z1、Z3)
- 声 - 稲田徹
- 四天王の一人で、「斬影軍団」の頭領。十の光る武具の一つ、闇十文字(手裏剣)を持つ。隠密行動に長けている。四天王の中では温厚・寡黙な性格であるが故に、周囲から甘く見られている。が、エックスに対し絶対的な忠誠を誓っており、その存在を脅かす者には一片の情けもない。ゼロとの闘いで敗北し自爆するが魂は消滅せず、現在はサイバー空間に身を潜め、死してなおエックスを守護する。その世界で、ゼロの秘密を全て知り、サイバー空間で再会した際勝負を挑むが、「英雄としての魂は本物」とゼロを認めて去っていった。Z2で復活予定があり、アームドフェノメノンのデザイン画はZ3のヘルバット・シルトに酷似している[4]。名前の由来は、西欧で亡霊・幽霊という意味を持つファントム。
サイバーエルフ [編集]
- ダークエルフ (Dark Elf) (Z2 - 3)
- イレギュラー戦争を終結させるべく、一人の科学者がΣウィルスをもとに開発した、レプリロイドの能力を格段に向上させるサイバーエルフ。本来は“マザーエルフ”という名称であったが、バイルによって改造・利用されていた。Z2で封印を解かれてからは各地を彷徨い、レジスタンスやネオ・アルカディアがその行方を追っていた。その後ネオ・アルカディアに回収され、バイルに再び利用されかけるも、最後にはバイルの呪いが解け、マザーエルフへと戻ることができた。そのまま何処かへと飛び去っていき、以降姿を見せることはなかった。
- ベビーエルフ (Baby Elf) (Z2 - 3)
- ダークエルフの量産型コピー。アルエットによって「クリエ」(創造“Creer”)「プリエ」(祈り“Prier”)と名づけられる。クリエはエルピスが所持していたもの、プリエはデュシスの森でゼロが回収したものである。Z2の時点では赤ん坊の様に「ミー」や「ママ」といった簡単な単語しか喋れなかったが、Z3では会話が可能なレベルにまで成長している。その名称通り両者とも子供っぽく無邪気な性格で、マザーエルフに会いたいがために善悪の区別もつかないままバイルに協力。新たな体と力を与えられゼロに襲い掛かったが、アンダーアルカディアでの戦いで敗北、消滅した。
主要武器 [編集]
ロッド系武器やゼロナックルに関しては、各作品の「武器」参照。
- ゼットセイバー (Z Saber)
- 登場シリーズ Z1 - Z4
- 緑色のビーム状の刃をもつ剣。十の光る武具の一つである。復活直後のゴーレム戦でサイバーエルフのエックスから渡された。以後全シリーズに登場しており、三段斬り、チャージ時の攻撃力の高さに加え、EXスキルによって衝撃波も撃てるなど遠近攻撃に富んだ能力の高い武器。オメガも使用しているがこちらは刃が紫色になっている。EXスキルは12種類で全てのスキルの能力は同じである(ただし属性、+属性効果は各シリーズで異なる)、Z4では属性が完全に固定された。
- バスターショット (Buster Shot)
- 登場シリーズ Z1 - Z4
- ゼットセイバー同様全シリーズに登場している。ロックマンの作品としては珍しく携帯銃。元はゼロを復活させようとするシエルを守るために戦い死亡したレジスタンスのミランのものだったが、ゼロに託された。レジスタンスが持つ旧式の携帯銃だったが、ゼットセイバーの柄をマガジンとして装着することで強力なエネルギーブリッドを撃つことが可能になった。チャージショットの威力は並みだが、EXスキルによってレーザーや爆発する弾などバラエティに富む能力を持つ。ゼロは復活後に手にしたが、オメガも手を変化させるタイプのバスターではなく、似たようなものを所有・使用している。EXスキルは12種類でセイバーとは違いスキルの能力はシリーズでほとんど違う。
- シールドブーメラン (Shield Boomerang)
- 登場シリーズ Z1 - Z3
- レジスタンスのセルヴォによって昔のゼロのデータから復元された武器。エネルギー弾を跳ね返す盾。チャージすると一定距離を飛んで戻ってくるブーメランとなる。Z1・Z2ではスキルアップすることでより遠くまで飛ばせるようになる。Z2では一部の弾は跳ね返せなくとも防ぎ無効化することが出来る。EXスキルは3種類あり、床に沿って飛ばしたり、周りを旋回させたり、弾をエネルゲン水晶に変えたりすることができる。Z1では最終ステージのボス再戦時に部屋に置き去りにできるという隠し技がある。もともと無効化できる攻撃が限られ、射程も短いためノーマルモードでは使用頻度の低い武器であるが、ハードモードでは貴重な属性チャージが可能な武器であり、ボスによっては時間短縮のために重要な武器となる。
シリーズ共通システム [編集]
- サイバーエルフ
- サイバーエルフを使用して、ゼロの能力強化、ライフ回復などの様々な効果が得られる。シリーズが進むにつれて効果や使用法は変化していった。
- リザルト
- 各ステージクリアごとに、クリアタイムや敵の撃破数に応じて、最大100点の点数評価が下される。また、それまでにクリアしたステージの平均点(アベレージ)によってゼロのランクが決定される。ランクはS・A・B・C・D・E・Fの7段階。ランクSとAではボスキャラの攻撃パターンが追加される。
- EXスキル
- ロックマンゼロ2より採用されたシステム。ゼロのランクがSかAの状態でボスを倒す(ゼロ4では天候をボスに有利な状態にしてボスを倒す)と、ゼロに新しい技が追加される。ちなみに、システムの正式名称は「エクストラ・スキル・キャプチャリング」である。発動法は技によって異なるが、「上キーを押しながらセイバーで攻撃」などシンプルなものが多い。
- 初出作であるゼロ2では、「エナジーチェーン」や「フィルターシールド」といった他目的に使用できるスキルも存在していたが、ゼロ3以降は攻撃目的としたスキルにまとめられていった。ゼロ4では、さらにセイバーとバスターの2種類のスキルに絞られ、シリーズを重ねる毎にシンプルさが増していった。
- 作品ごとのEXスキルの詳細については、各作品のEXスキルを参照。
用語 [編集]
- 四天王
- 英語名は「The Big Four(ザ ビッグ フォー)」。エックスのDNAクローニングによって誕生した、ネオ・アルカディア直属のイレギュラーハンター。「賢将」ハルピュイア (Sage Harpuia) 、「妖将」レヴィアタン (Fairy Leviathan) 、「闘将」ファーブニル (Fighting Fafnir) 、「隠将」ファントムの4名で構成され、それぞれ自らの軍団を率いている。分類的にはレプリロイドではなく、バイオロイドという。
- 『ゼロコレクション』公式サイトでは上記のものとはやや異なる説明がなされている。実はオリジナルエックスは自身のボディにダークエルフを封印する際、その衝撃で魂(サイバーエルフ)がボディから分離するとともに5つに分裂してしまい、ゲームに登場するオリジナルエックスである1つを除いた残り4つのサイバーエルフを他のボディに組み込むことで完成したのが四天王であるとされている。
- ハルピュイアやファントムのような忠誠心の厚い者や、ファーブニルやレヴィアタンのように己が欲望を優先して行動する者など、エックスのクローン体とはいえ、その個々の性格はまるで異なる。ゼロというもう一人の英雄と戦い、互いに考えをぶつけることで、その立場や思考を大きく変化させていく。
- 本来、彼らは地球環境再生のための復興活動が任務であり、ハルピュイアとレヴィアタンは互いの連携での気象コントロールによる生存圏拡大という主旨に適った任務を帯びているが、ファーブニルは武力行使によるイレギュラー鎮圧、ファントムはエックスの身辺警護及びイレギュラーの諜報など、その活動内容は対極的である。
- 彼らは謂わば、ネオ・アルカディア政府の「地球環境再生」と同時に「イレギュラー抑止」の両立を目指した結果であり、決して戦闘用として存在しているわけではない。が、その一方でアームドフェノメノン (Armed Phenomenon) と呼ばれる戦闘に特化した2次形態に変身することも可能であり、彼らの役割は多種多様である。
- Z1終盤にて、ファントムがゼロをコピーエックスの元に行かせまいとして自爆した後も、残った3名で引き続き四天王としての責務を果たしていた。しかし、Z3にて全員コピーエックスMk2の命により幹部の座を追われた上、バイルによってネオ・アルカディアが支配されてしまったこともあり、実質四天王は機能しない状態となってしまった。
- 彼らのその後に関しては、スタッフは「バイルの攻撃から人間達を守るためにどこかで戦っているかもしれない」[5]としている。だが別のコメントでは「Z3終盤でオメガの爆発からゼロを庇い全員死亡した」[6]とも発言している。この矛盾から、Z3で倒れZ4で復活したと無理やり解釈することも出来なくはないが、四天王がどの程度のダメージを受けたのか、彼らのスペアボディの所在や有無などなどについての設定は今のところ存在しておらず、実質上後のゼロ同様行方不明的な扱いである。
- ミュートスレプリロイド
- ネオ・アルカディアの中でも、特に地位の高い数体のレプリロイドの総称。ゼロシリーズのボスキャラクターはほとんどが彼らである。その力に縋ろうという人々の想いから、ほとんどが神獣などの伝説的な生物などに模されて作られている(ミュートス:「神話」の意)。
- 各四天王の統治する軍団に所属していたが、Z1にてファントムが死亡したため、斬影軍団に所属していた者は他の四天王傘下に配置換えされていたり、自ら行方をくらます等している。
- 彼らの中にはコピーエックスの姿勢に不満や疑問をもつものも少なからずいたが、ボスキャラという位置上、ゼロに倒されたりバイルにイレギュラー化されて凶悪化・暴走させられたりと不運な役回りである。
- サイバーエルフ
- 人間、及びレプリロイドのサポートとして作られたプログラム生命体。ナース系(Nurse Type、ライフ増強&回復)、アニマル系(Animal Type、身体能力強化)、ハッカー系(Hacker Type、データ書き換え)の3種に分類される。エネルゲン水晶によって成長するエルフも存在し、成長することで初めてその能力を発揮できるようになる。Z1のみ、隠し要素としてレア系エルフ(ジャクソン、Jackson)が登場する。
- 基本的に、人間には見ることも触ることもできない(特殊なバイザーと手袋を装着することで可能)。Z1に登場し、眠りについていたゼロを復活させたパッシィ (Passy) のように、意思を疎通できる者であれば会話をすることも可能らしい。繁殖能力はないものの、性別や年齢という概念も一応は存在するようである。サイバーエルフ・エックスのように「レプリロイドの魂」としても扱われている。
- 「自我を持ち、霊のように自立行動可能なプログラム」という点において『ロックマンX』シリーズのΣウイルスと共通しているが、下記のようにこれはモデルとなったマザーエルフ自体がΣウイルスを元に開発されたものだからである。
- プログラム生命体とはいえサイバーエルフにも「死」は存在し、その能力を発揮すると消滅してしまう。また、物理的攻撃によりダメージを受けることもあれば、日光に触れると消滅してしまう特殊なケースも存在する。
- 『ゼロ3』では、シエルの研究の成果もあって持続的に消滅なしにエルフの能力が使えるようになる。これまでの融合タイプ(フュージョン)から、装備タイプ(サテライト)への変更が可能となったためである。さらにZ4では、複数のエルフの能力をコピーして使用できる新型エルフの開発にも成功している。ちなみに、新型エネルギー「システマ・シエル」もサイバーエルフの技術を応用したものである。
- 妖精戦争時代では下記のようにサイバーエルフを兵器として投入させる為の研究も行われていたらしく、Z4におけるプアエルフはその失敗作であり、放棄されたレプリロイドに取り憑いて攻撃してくる。
- マザーエルフ
- イレギュラー戦争を終わらせるべく開発された、究極のサイバーエルフ。レプリロイドのプログラムに異常を起こしイレギュラー化させる∑ウイルスとは逆に、イレギュラー化したレプリロイドのプログラムを書き換え、正常に戻す機能を持っている。そして、サイバーエルフの始祖こそがマザーエルフであり、対イレギュラー戦争の切り札であった。
- サイバーエルフはシエルの祖先(曾祖母であるとされる)である女性がΣウイルスの研究データ(『ゼロコレクション』公式サイトでは、不完全ながらウイルスへの抗体を持っていたゼロの魂(サイバーエルフ)のデータを参考にしたとされる)を元に「Σウイルス抗体」として開発したものであり、その研究成果こそがマザーエルフとである。だが、試作型だったゆえに力こそ強力であるが自我や判断力に乏しく本能的であり、そのためデータを書き換えての制御が容易であったことから、後にバイルによってダークエルフへと改造されることとなる。ダークエルフへと変化した際、レプリロイドを自在に操るためのコントロール機能が付加されている。
- 妖精戦争
- Z2から劇中に登場し、Z3にて初めてその内容が明らかとなった。イレギュラーによる抗争から、サイバーエルフを悪用した争いへの転換期を「妖精戦争」と定められている。
- バイルの手によって破壊兵器となったオメガと、そのサポートとして改造されたダークエルフを用いてイレギュラー戦争の最前線で戦わせようとしたのがことの発端である。オメガ自身の圧倒的な戦闘力に加え、ダークエルフのレプリロイドを自在にコントロールする能力によってイレギュラー同士を戦わせることで、オメガの投入から4年で戦争は終結する。しかし、オメガによるイレギュラー虐殺は結果として全人類の60%、レプリロイドの90%の死滅という、イレギュラー戦争史上最悪の悲劇を生んだ。またこのような事態は、少なくとも人間に対しては、バイルにはこの惨劇を意図して引き起こす動機は全くなく、おそらく彼が意図して引き起こしたものではない。また、ダークエルフのコピーとして製作されたベビーエルフも戦争に投入されているが、これは妖精戦争当時において、未だダークエルフの能力が不完全であったためではないかと推察される(Z3において、バイルはベビーエルフの投入に関してあまり重要視しておらず、「もうベビーエルフは必要ない」という旨の発言もしているため)。オメガにしても、バイルからすれば、戦争当時は「完璧」とは言い難い出来だったようであり、結果として上記のような惨劇を引き起こしてしまい、バイル自身も死刑以上の極刑に処されてしまった。
- なお、『ゼロコレクション』公式サイトで明かされた解説によると、妖精戦争におけるバイルの真意およびZ3の終盤にバイルが起こそうとした計画は、『ダークエルフとオメガによるレプリロイドの完全支配オペレーション「エルピス」』というものであり、全レプリロイドの完全な制御と奴隷化がバイルの最終目的であったことが伺える。隠蔽された他の妖精戦争の情報と同様に、このことを知るのはネオ・アルカディアにおいて禁忌となっており、Z2に登場する元ネオ・アルカディア所属のレプリロイドであるエルピス(そもそも、「エルピス」という名前はエルピス計画からとって自らが付けたものだった)は調査任務中に偶然この情報を知ってしまい、追放されたとされる。
- 最終的にエックスと、新たなボディ(コピーボディと思われるが詳細不明)で目覚めたゼロの両英雄によってオメガは倒される。戦争終結後、ネオ・アルカディアは「人間であるバイルが引き起こした戦争」という事実を隠蔽するため、戦争に関するあらゆる資料をオメガ本体と共に宇宙船へ積み込み、宇宙へと追放した。その宇宙船は地球を周回するようにプログラムされていたほど監視体制は厳重であったようである。
- バイルに改造されたダークエルフは、その体を2つに分けられ封印される。そのうちの半身は、ネオ・アルカディア最深部にそびえ立つ巨塔内にある封印装置ユグドラシルに収められる。ユグドラシルでの封印には、エックスが自らのボディを封印のキーとして使用した。そしてバイルは当時の人間達の手によって、記憶の全てをデータ化、老いた体を再生させるアーマーを組み込まれ、心身共に朽ちることを許されない「不死の刑」に処せられ、ネオ・アルカディアから追放されることとなる。
- なお、ゼロはこの妖精戦争終結後に再び長い眠りについている(そのため、彼が眠りについていた期間は実質100年ではなく、それよりももっと長い期間という可能性が高い)。
- エルピス計画
- イレギュラー戦争時に発案された、全レプリロイドの完全支配計画。元々はネオ・アルカディアの前身となった政府によって、イレギュラーの完全な撲滅と再発防止のために考案されたものであったが、エックスを筆頭とした人間、レプリロイド双方からなる多くの反対派の存在によって、実現することのないはずの計画であった。しかし、計画賛成派の一人であったドクター・バイルはゼロのオリジナルボディとマザーエルフを改造し、『ダークエルフとオメガによるレプリロイドの完全支配オペレーション「エルピス」』を独断で実行に移そうとした。ところが、戦争当時、「完璧」とは言い難い出来だったオメガやマザーエルフを、反対派からの追求を受ける前に見切り発車のような形で前線に投入してしまったため、レプリロイドどころか全人類の半数以上を死滅させてしまう。この結果バイルは「不死の刑」に処せられ、エルピス計画に関するあらゆるデータは極秘扱いで隠蔽された。
- 後のゼクスシリーズにも、同様の計画をもくろんだ人物達が登場するが、彼らがこの計画から影響を受けたかどうかは不明である。
- エネルゲン水晶
- レプリロイド達のエネルギー源。設定上で名前が初登場したのは『ロックマンX2』であったが、本シリーズで明確に使用する様子が描写された。原作の設定どおりならば「僅かな量で膨大なエネルギーを生む結晶状の物質で、特定の鉱脈から採掘される」となっている。作中の時代でも主要なエネルギー資源であり、レプリロイドにとっては食料(燃料)であるためレジスタンスベースには巨大な貯蔵庫が用意されている。サイバーエルフもエネルギー源として利用可能で、これを与えることで成長するものもいる。
- 依然として主要なエネルギー源でありながらも、性能的には時代に対応できなくなってきており、ネオ・アルカディアでは慢性的なエネルギー不足に陥っていた。そのためコピーエックスによる人類に対して不要なレプリロイドの処分実施、そしてレジスタンスとの戦いを招くこととなり、その解決のため造られたのが下記のシステマ・シエルである。
- システマ・シエル
- シエルがエネルギー問題の解決と、それによる争いを終結させるべく製作した新しいエネルギーシステム。エルピスが連れて来たベビーエルフ・クリエと後に捕獲したプリエのデータを元に開発したもので、Z2終了からZ3のオープニングより少し前(この期間は約2か月)に完成したとされる。
- どのようなエネルギーであるかは明確に描写されず不明だが、相当に画期的なエネルギーとなる可能性を持つようで、Z3のオープニングにて極秘にサンプルを受け取ったハルピュイアはレジスタンスとの終戦を考えていた旨を述べていた(バイルの登場により叶わなかったが)。
- 生み出した経緯のためか、サイバーエルフに大きな影響を与える性質を持つようで、この技術を応用したのがZ3の能力を使用しても死なないサイバーエルフであるサテライトタイプのエルフとされる。また、サンプルを調べたバイルは「ダークエルフと組み合わせることで更なるエネルギーを生む可能性がある」という分析を行っていた。
漫画版 [編集]
別冊コロコロコミックにて2003年6月号 - 2006年2月号まで連載、舵真秀斗が執筆。単行本は全3巻。
世界観を深く掘り下げるよりも、掲載誌の読者に「ロックマンゼロ」の知名度を広げることを目的に、読者の年齢層に合わせたオリジナルストーリーを展開。それでも読者からの反応が低かったため、さらに後半はキャラクターのみを共有する、ほぼ完全なギャグ漫画へと路線変更した(これらの方針は編集部との話し合いにより決定したとのこと)。原作版との相違点は以下の通り。
- ゼロの発見者がシエルではなくオリジナルキャラのリトになっている。
- ゲーム版でもゼロは記憶喪失であるが、漫画版は二重人格であり、非戦闘時は非常に弱々しくなる。
- シエルがレプリロイドになっている(原作の彼女は人間である)。性格は男勝りで気が強いが、ピンチのときには女らしくなる。
- セルヴォとハルピュイアの一人称が僕になっている(セルヴォは原作では私、ハルピュイアは俺である)。
- コピーエックスは、四天王が合体した姿となっている。
- ゼロナックルの用途が敵から武器を奪うことではなく、単に敵を殴りつけるという設定になっている。
- オメガがゼロと等身大になっている。
詳細は「ロックマンゼロ (漫画)」を参照
サウンドトラック [編集]
| 発売日 | タイトル | 概要 |
|---|---|---|
| 2004年5月28日 | REMASTERED TRACKS ROCKMAN ZERO | ロックマンゼロのサウンドトラック |
| 2004年10月2日 | REMASTERED TRACKS ROCKMAN ZERO Idea | ロックマンゼロ2のサウンドトラック |
| 2005年3月3日 | REMASTERED TRACKS ROCKMAN ZERO Telos | ロックマンゼロ3のサウンドトラック |
| 2005年9月30日 | REMASTERED TRACKS ROCKMAN ZERO Physis | ロックマンゼロ4のサウンドトラック |
| 2010年6月10日 | REMASTERED TRACKS ROCKMAN ZERO Mythos | ロックマンゼロシリーズのサウンドトラック |
| 2011年4月27日 | ROCKMAN ZERO COLLECTION SOUNDTRACK 響命 - résonnant vie - | ロックマンゼロコレクションのサウンドトラック |
脚注 [編集]
関連項目 [編集]
- SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS - SNKプレイモアの対戦格闘ゲーム。隠しキャラとしてゼロが使用可能。
- 鬼武者 - この作品のマルチ対戦アクションゲーム『鬼武者 無頼伝』の隠しキャラとしてゼロがプレイヤーとして使用可能。ゼロが唯一3D化された作品。ストーリーモードでは「ノーマル」「プロト」「アルティメット」の3種類にフォームチェンジできる。
外部リンク [編集]
- ロックマンシリーズ公式サイト
- ROCKMAN ZERO
- ROCKMAN ZERO 2
- ROCKMAN ZERO 3
- ROCKMAN ZERO 4
- ロックマンゼロ コレクション
- ロックマンゼロ サウンドトラック情報ページ
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