ココスクエア調布

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ココスクエア調布
KOKO SQUARE Chofu
マルエツ 国領店(調布市国領町)
ココスクエア調布(マルエツ国領店)
店舗概要
所在地 182-0022
東京都調布市国領町3丁目1番地38[1][2][3]
開業日 2000年(平成12年)6月22日(マルエツ国領店)[4][5]
施設管理者 株式会社ココスクエア調布[2]
中核店舗 マルエツ国領店[6][7]
店舗数 26(2022年8月現在)[6]
営業時間 店舗により異なる
駐車台数 327台[8]
※店舗利用により無料サービスあり、月極契約可能。
駐輪台数 305台[9]
※屋内159台、屋外146台
最寄駅 国領駅[1]
最寄バス停 国領駅(小田急バス[1]
最寄IC 調布インターチェンジ
外部リンク https://www.kokochofu.com/
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株式会社ココスクエア調布
種類 株式会社
略称 ココスクエア
本社所在地 日本の旗 日本
182-0022
東京都調布市国領町3丁目1番地38[1][2][3]
ココスクエア調布2階
設立 1998年平成10年)10月9日[2]
業種 不動産業
法人番号 5012401007683
事業内容 不動産資産の収入管理業務
建物管理・運営業務
商業ビルのテナント運営業務[2]
代表者 代表取締役社長 牧野高明[2]
資本金 2億4,110万円[2]
従業員数 11名[2]
外部リンク ココスクエア調布 会社概要
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ココスクエア調布 (KOKO SQUARE Chofu) は、東京都調布市に所在する複合商業施設[10]京王線国領駅前の再開発事業により建設された。地下1階から2階までの商業棟はショッピングセンター「ココスクエア調布」となっており、核店舗としてマルエツ国領店が出店[7]するほか、調布市の公共施設、飲食店クリニックカルチャーセンターなどが入居する[6]略称として単に「ココスクエア」と呼ばれることも多い[10]

3階から6階は、国領駅南口市営駐車場「ココスクエアパーキング」[6][8]、上層階の住宅棟都市再生機構 (UR) の賃貸住宅「ココスクエア国領」となっている[11]

概要[編集]

国領駅南口再開発ビルの建設および管理運営のため、1998年平成10年)10月9日株式会社ココスクエア調布を設立[2]2000年(平成12年)6月に「ココスクエア調布」として開業[4]キーテナントマルエツ国領店は2000年(平成12年)6月22日に開店した[5]

施設名の「ココスクエア (KOKO SQUARE) 」は「国領」と「狛江通り」の「KO」を取って命名されたものである[10]。またもう一つの駅前再開発ビルである「コクティー」の名も「国領」に由来する。

再開発ビルの地下1階から2階までを商業フロアとした、小規模なネイバーフッド型ショッピングセンター (NSC) である。地域の商店会「国領商店会」にも加盟している[12]。競合店舗は隣接するグランタワーコクティー(核店舗は西友調布店、2004年開業)[13]、狛江通りと品川通り交差点にあるイトーヨーカドー国領店(国領町8丁目、2004年開業)[14]

マスコットキャラクターとして、坊主頭の男の子「ココくん」とおかっぱ頭の女の子「スーちゃん」のコンビが設定されており、公式ウェブサイトや館内の随所に描かれている[15]

エントランス正面にはからくり時計があり、正時ごとにメロディが鳴り、にわとりを模した仕掛け(鶏の鳴き声「ココ」にかけている)が動いて時を告げる。また3時間おき(9時、12時、15時、18時…)に仕掛けとメロディがロングバージョンになるよう設定されている[16]。また建物北側には、周囲に調布市の花「さるすべり」と調布市の鳥「めじろ」のモチーフを象った円形のアナログ時計も設置されている。また、2階北側には国領駅に面したウッドデッキがあり、デッキの階段は非常階段も兼ねている。

国領駅前再開発[編集]

国領駅周辺では、京王線連続立体交差事業による地下化に先立ち再開発事業が行われ、2000年(平成12年)に「ココスクエア調布」、2004年(平成16年)に「グランタワーコクティー」と2つの再開発ビルが完成し、それぞれのビルに調布市の公共施設も入居したことで、駅前に商業施設と公共施設の集積が進み、利便性が大きく向上した。狛江通りに面しており、国領駅をはさんで南側にココスクエア調布、北側にグランタワーコクティーが位置する。

ココスクエア調布とグランタワーコクティーが開業した当時は、京王線連続立体交差事業がまだ完了しておらず、2つの再開発ビルは国領駅の踏切で隔てられていた。これが開かずの踏切として狛江通りの渋滞の原因となっており、路線バスの遅延が常態化するのみならず、近くの慈恵医大第三病院へ患者を搬送する救急車が足止めされることさえあった。

2012年(平成24年)8月19日に京王線国領駅 - 布田駅 - 調布駅間の連続立体交差事業が完了し、3駅が地下化された。これにより開かずの踏切は解消し、地域の利便性は大きく向上した。

国領駅地下化後は駅前広場の整備が行われ、駅南側のココスクエア調布前にバスロータリーが新設された。従来は路線バスが国領駅前まで入れず狛江通り沿いにバス停留所があったが、交通広場整備により国領駅前まで乗り入れるようになった。また同時に調布駅でも駅前再開発によりバスロータリー改良が進み、バスが国領駅・調布駅のロータリーで待機して時間調整を行えるようになったため、路線バスの定時性はさらに改善した。

なお、国領駅に乗り入れるバス路線は小田急バス狛江営業所が運行)の境91系統(武蔵境駅南口 - 調布駅北口 - 国領駅 - 狛江駅北口)、その区間便の狛02系統(狛江駅北口 - 国領駅)のみである。

フロア構成[編集]

地下1階[編集]

  • マルエツ国領店(食品フロア)
    午前10時から午前1時まで深夜営業を行う(季節により午前9時開店)[7]
    マルエツ国領店では、同社が属するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが提供するスマートフォンアプリによるセルフレジ「Scan & Go(スキャンアンドゴー)」[17]が利用できる。地下1階では携帯電話の電波が入りにくくなることを防ぐため、マルエツフリーWi-Fiが完備されている。
    イートインスペースが設置されており、飲料水やの無料サービス機がある(利用は開店から午後9時まで)。
    サービスカウンターがあり、購入商品を3時間以内に自宅へ配達する「らくらくクマさん宅配便」を取り扱っている。顧客の要望を書き込む「店長への直行便」コーナーも設置されている。
    新型コロナウイルス感染症の影響により「Scan & Go」とは別に、地下1階のみセルフレジが導入された。セルフレジでの支払い方法は当初はWAONクレジットカードのみであったが、顧客からの要望により現金でも支払えるセルフレジが追加された。なお有人レジではWAONのほか楽天Edyが利用できるが、セルフレジでは楽天Edyは利用できない。またWAON以外の電子マネー交通系ICカード含む)や各種QRコード決済も利用できない。

1階[編集]

  • マルエツ国領店(日用品フロア)
    午前10時から午後11時まで深夜営業を行う(季節により午前9時開店)[7]
    日用品、衣類、寝具、医薬品を取り扱う。医薬品コーナーは薬剤師がいない深夜時間帯は購入できない。
    花売場「Le bouquet de bonheur(ル・ブーケ・ド・ボヌール)」がある。午後8時で店員がいなくなるが、その後はマルエツ1階レジでも支払いできる(花束のラッピングなどは午後8時まで)。
    マルエツのインストアベーカリー「焼きたてパン工房」があり、イートインコーナーも設置されている。コーヒーなど飲料の販売もある[6]
    • マクドナルド 国領マルエツ店 - マルエツのインショップ[6]。営業時間は午前7時から午後11時まで[18]。狛江通り側にも出入口があり、マルエツ開店前にも利用できる。フランチャイジー株式会社ドリーム[19]
    • リブロ 国領店 - マルエツのインショップ[6]。営業時間は午後10時まで(開店時間はマルエツに準ずる)[20]
    • キャンドゥ マルエツ国領店 - マルエツのインショップ[6]。マルエツに合わせ午後11時まで深夜営業している(開店時間はマルエツに準ずる)[21]
    • 保険見直し本舗 調布マルエツ国領店 - マルエツのインショップ[6]
    • ポニークリーニング マルエツ国領店 - マルエツのインショップ[6]
  • 調布市ファミリー・サポート・センター[6] - 調布市の公共施設。子育て支援としてファミリーサポートセンター事業を行う[22]
  • cafe だん[6] - 個人経営のカフェ。かつてはDPEショップ「55ステーション」であった。
  • 東京靴流通センター 国領ココスクエア店[6]
  • キッチンオリジン 国領駅前店[6]
  • センチュリー21 旭ハウジング[6]
  • パチンコスロット MGM[6]
  • 三菱UFJ銀行 ATMコーナー国領駅前[6] - ATMを3台設置。

2階[編集]

2階はレストランフロアおよびクリニックモールとなっているほか、椅子が置かれた休憩スペースがある。2階改装の際に休憩コーナーに本棚が設置され、写真集や調布多摩歴史に関する本などが置かれ、自由に手に取って読書できる。なお図書の盗難が相次いだことから防犯カメラの写真が公開され注意喚起されたことがある。また2022年2月10日には休憩コーナーにアクアリウム水槽が設置された[23]

レストラン
その他

設備[編集]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 交通アクセス ココスクエア調布、2022年8月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 会社概要 ココスクエア調布、2022年8月30日閲覧。
  3. ^ a b 株式会社ココスクエア調布の情報 法人番号公表サイト、国税庁、2022年8月30日閲覧。
  4. ^ a b 全国都道府県別SC一覧(2018年末現在) 一般社団法人日本ショッピングセンター協会
  5. ^ a b 「マルエツ「国領店」が健康情報の提供開始」『日本食糧新聞』日本食糧新聞社、2000年6月30日。2022年9月10日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 店舗案内 ココスクエア調布、2022年8月30日閲覧。
  7. ^ a b c d 国領店 マルエツ、2022年8月30日閲覧。
  8. ^ a b 調布市国領駅南口市営駐車場「ココスクエアパーキング」 ココスクエア調布、2022年8月30日閲覧。
  9. ^ a b 駐輪機のご案内 ココスクエア調布、2022年8月30日閲覧。
  10. ^ a b c 【京王線 国領駅すぐ】ココスクエア 公式サイト ココスクエア調布、2022年8月30日閲覧。
  11. ^ ココスクエア国領 UR賃貸住宅、都市再生機構、2022年8月30日閲覧。
  12. ^ 国領商店会 加盟店一覧 国領商盛会、2022年8月30日閲覧。
  13. ^ 「西友「西友国領店」、新店初の24時間営業」『日本食糧新聞』日本食糧新聞社、2004年11月10日。2022年9月10日閲覧。
  14. ^ 再開発を経て「いま、追い風が吹いている!」国領のまちの魅力/国領商盛会 会長 相田英俊さん、副会長 奥田亮一さん インタビュー マチノコエ、2016年4月、2022年8月30日閲覧。
  15. ^ 調布のフリーペーパー182ch、地元キャラ「総選挙」-12キャラがエントリー 調布経済新聞、2013年6月10日、2022年8月30日閲覧。
  16. ^ イベント情報 - ココスクエアからくり時計 設定について ココスクエア調布、2022年8月30日閲覧。
  17. ^ Scan & Go ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、2022年8月30日閲覧。
  18. ^ 国領マルエツ店 マクドナルド、2022年8月30日閲覧。
  19. ^ 店舗一覧 株式会社ドリーム、2022年9月17日閲覧。
  20. ^ リブロ 国領店 LIBRO、2022年8月30日閲覧。
  21. ^ マルエツ国領店 キャンドゥ、2022年8月30日閲覧。
  22. ^ ファミリー・サポート・センター 調布市、2021年12月10日更新、2022年8月30日閲覧。
  23. ^ お知らせ - 2階休憩スペースに水槽を設置しました ココスクエア調布、2022年8月30日閲覧。
  24. ^ 調布市子ども家庭支援センター「すこやか」 調布市
  25. ^ お知らせ - 2階喫煙室に関するお知らせ ココスクエア調布、2022年8月30日閲覧。
  26. ^ バイク駐輪場のご案内 ココスクエア調布、2022年8月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]