マゼラン (探査機)
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マゼラン (Magellan) は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) が1989年に打ち上げた惑星探査機[1]。金星を探査することが目的であり、レーダーにより金星地表の地形を明らかにした[1]。
概要
[編集]探査機名はフェルディナンド・マゼランにちなんで命名された。1989年5月4日にケネディ宇宙センターよりスペースシャトル・アトランティス(STS-30ミッション)に搭載されて打ち上げられた。同日中にシャトルから慣性上段ロケットにより射出されている。これは、スペースシャトルによる初の惑星探査機放出であった[1]。
金星軌道上へは1990年8月10日に到達している。金星においては極軌道に投入され、レーダーを用いて地形の観測を行った。1992年9月までに全地表の98%の観測を終了した。1994年9月に金星大気を用いた減速実験を行った後、10月には金星大気に突入し、消滅した。
出典
[編集]- ^ a b c “金星探査機 あかつき - 海外の金星探査”. JAXA. 2023年5月17日閲覧。 “マゼラン 打上げ国:アメリカ 打上げ年:1989年 マゼランはスペースシャトルで打ち上げられた初の惑星探査機です。金星のまわりを回りながらレーダーで地形を調べ、これまでで最も詳しい金星表面の地形図を作りました。”