スヴァン人

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メスティア英語版で撮影されたスヴァン人(~1888–1900)

スヴァン人(スヴァンじん、ジョージア語: სვანიスヴァン語: შვანარ、英語: Svans)とは、ジョージア(グルジア)北西部に位置するスヴァネティを主な居住地とする民族である。

概要[編集]

スヴァン人が話すスヴァン語ジョージア語と同じく南コーカサス語族に属している。自らをMisimians(en:Misimians)と称している。4世紀から6世紀にかけてスヴァネティではキリスト教が広まり、現在はグルジア正教徒が信仰されている。

スヴァン人は古代ギリシャ地理学ストラボンによって「ソアネス」(Soanes)として言及されていた民族と同一とされている。現在のスヴァネティジョージアに属するが、歴史的にはコルキスの属領となったり、ラジカ王国Lazica)、サーサーン朝ペルシャ、アブハジア王国(Kingdom of Abkhazia)、グルジア王国ミングレリアMingrelia)に属することもあった。1833年11月26日に、スヴァネティロシア帝国の保護国となった。

関連項目[編集]