シベリアユピック
ナビゲーションに移動
検索に移動
| |
総人口 | |
---|---|
2,828 | |
居住地域 | |
チュクチ半島, セント・ローレンス島 | |
![]() | 1,728[1] |
![]() | 1,100 |
言語 | |
シベリア・ユピック語, ロシア語, 英語 | |
関連する民族 | |
他のユピック |
シベリアユピック(Siberian Yupik)はロシア極東のチュクチ半島とアラスカのセント・ローレンス島に居住するユピックの一族である。エスキモー・アレウト語族のシベリア・ユピック語を母語とする。「ユイット」、「アジアエスキモー」とも呼ばれる。
遺伝子[編集]
シベリアユピックは他のエスキモー系民族に高頻度なハプログループQ (Y染色体)が21%にとどまり、北アジアに多くアメリカ大陸に全く見られないハプログループN (Y染色体)[2]が51%も見られる[3]。ハプログループQはアメリカ大陸からの逆流入であり[4]、アジア側のハプログループN集団が、アメリカから再流入したハプログループQ集団によってもたらされたユピック語に言語交替を起こしたものと考えられる。
脚注[編集]
- ^ Официальный сайт Всероссийской переписи населения 2010 года. Информационные материалы об окончательных итогах Всероссийской переписи населения 2010 года
- ^ ハプログループN (Y染色体)は最終氷期終了後ベーリング海峡が形成されたのち北アジアに分布を広げているため、アメリカでは全く観察されない。
- ^ Lell, Jeffrey T. et al. 2001-2002, The Dual Origin and Siberian Affinities of Native American Y Chromosomes
- ^ 崎谷満(2009)『DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史 日本人集団・日本語の成立史』勉誠出版
|