J.A.ハップ

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J.A.ハップ
J.A. Happ
トロント・ブルージェイズ #33
J.A. Happ 2013.jpg
2013年
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 イリノイ州ビュロー郡スプリング・バレー英語版
生年月日 (1982-10-19) 1982年10月19日(34歳)
身長
体重
6' 6" =約198.1 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2004年 ドラフト3巡目(全体92位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名
初出場 2007年6月30日
年俸 $10,000,000(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジェームズ・アンソニー・ハップJames Anthony Happ, 1982年10月19日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州ビュロー郡スプリング・バレー英語版出身のプロ野球選手投手)。左投左打。MLBトロント・ブルージェイズに所属。

J.A.」はジェイと発音する。

経歴[ソースを編集]

プロ入りとフィリーズ時代[ソースを編集]

2004年MLBドラフト3巡目(全体92位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、6月16日に契約。この年は傘下のA-級バタビア・マックドッグス英語版で11試合に登板し、1勝2敗・防御率2.02だった。

2005年はA級レイクウッド・ブルークローズ英語版とAA級レディング・フィリーズでプレー。A級レイクウッドでは14試合に登板し、4勝4敗・防御率2.36だった。

2006年はA+級クリアウォーター・スレッシャーズ英語版とAA級レディング、AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レッドバロンズでプレー。AA級レディングでは12試合に登板し、6勝2敗・防御率2.65だった。

2007年はAAA級オタワ・リンクスで開幕を迎え、6月30日にフィリーズとメジャー契約を結んだ。同日のニューヨーク・メッツ戦で先発起用されメジャーデビュー。4回を5失点(5自責点)で負け投手となり、7月1日にAAA級オタワへ降格[2]。その後はメジャーに昇格することなくAAA級オタワでプレーした。

2008年はAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで開幕を迎え、7月3日にメジャー昇格[3]。入れ替わりで降格したブレット・マイヤーズに代わりメジャー先発ローテーション入りを果たした[4]。登板した7月4日のメッツ戦、7月9日セントルイス・カージナルス戦は勝ち投手にならなかったもののチームは勝利。7月10日にAAA級リーハイバレーへ降格したが、7月29日アダム・イートンの代わりとしてメジャー昇格[3]チャーリー・マニエル監督はハップを「6番手の先発投手」とし、基本はリリーフとして起用することに[5]8月5日にリリーフとして1試合に登板したのみでAAA級リーハイバレーへ降格。AAA級リーハイバレーでは8勝7敗・防御率3.60・151三振(リーグ2位)を記録。セプテンバーコールアップで再昇格を果たした後は先発と中継ぎで併用され、メジャー初勝利を遂げるなど活躍。ポストシーズンでもロースター入りし、ワールドチャンピオンの一員となった。

2009年はローテーションの一角を担うものと期待されていたが、スプリングトレーニングで好投した朴賛浩に先発5番手の座を奪われ、ブルペン要員としてシーズンを迎えた。しかし、シーズン開幕後の朴は先発として通用せず、中継ぎで好投を続けていたハップを先発にと望む声が日に日に大きくなっていった。そして、5月23日からは先発5番手として登板。その後はローテーションに定着し、23試合に先発登板し、12勝4敗(うち先発勝利10勝。完投3、完封2)、防御率2.93・WHIP1.23という成績を残し、チームの地区優勝に大きく貢献した。ただし、投球内容から本来あるべき防御率を示すxFIPは4.43であり、ハップの防御率は運や守備に大きく助けられていたと言える[6]。ポストシーズンでは優勝チームとしては脆弱な中継ぎ陣を補強するためにブルペンに廻り、7試合に登板した。新人賞の有力候補であったが、フロリダ・マーリンズクリス・コグランに破れ、2位であった[7]

2010年は4月に2試合を投げたものの、利き手前腕に違和感を覚えて22日には故障者リスト入り。リハビリを経て7月末に復帰した。

アストロズ時代[ソースを編集]

2010年7月29日ロイ・オズワルトとのトレードで、アンソニー・ゴースジョナサン・ビヤーと共にヒューストン・アストロズへ移籍した[8]。移籍後は13試合に登板し、5勝4敗・防御率3.75だった。

2011年3月2日にアストロズと1年契約に合意。28試合に登板し、6勝15敗・防御率5.35だった。

2012年1月17日にアストロズと235万ドルの1年契約に合意[9]。18試合に登板し、7勝9敗・防御率4.83だった。

ブルージェイズ時代[ソースを編集]

2012年7月20日に計10人が絡む大型トレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[10]。移籍後は一旦ブルペンに回ったが、しばらくして先発に戻った。8月29日にベースカバーに入った際に右足を痛め、9月7日に骨折が判明。そのまま手術を受け、シーズンを終えた[11]。ブルージェイズでは10試合に登板し、3勝2敗、防御率4.69だった。

2013年1月18日にブルージェイズと370万ドルの1年契約に合意し[12]3月27日に総額890万ドルの2年契約(2015年・670万ドルの球団オプション付き)を結んだ[13]5月8日タンパベイ・レイズ戦でデズモンド・ジェニングスのライナーを右側頭部に受け、マウンドに転倒。耳の上の頭蓋骨にヒビが入った他、崩れ落ちた際にヒザを悪く捻って靭帯を痛め、3ヶ月間故障者リストで過ごした[14]。この年は18試合に先発登板し、5勝7敗・防御率4.56だった。

2014年3月26日に背中の痛みを訴え、15日間の故障者リスト入りした。4月5日にリハビリのため、A+級ダニーデン・ブルージェイズへ異動した。4月15日に故障者リストから外れる[15]と、5月初旬からは先発ローテーションに定着し、以降はシーズン終了まで離脱することなく先発ローテーションを守り抜いた。26試合の先発を含む30試合に登板し、規定投球回には届かなかったものの自身2年ぶりとなる二桁勝利を挙げた。

マリナーズ時代[ソースを編集]

2014年12月3日マイケル・ソーンダースとのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した[16]。2015年のマリナーズでの成績は、21試合の先発で4勝6敗、防御率4.64だった。

パイレーツ時代[ソースを編集]

2015年7月31日エイドリアン・サンプソン英語版とのトレードで、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[17]。 パイレーツ移籍後はK/9(9イニングあたりの奪三振数)が6.79から9.81、K/BBが2.56から5.31にそれぞれ上昇し、被本塁打数を63.1イニングで3本に留めるなど投球内容が劇的に向上した。それに伴い成績も11試合で7勝2敗、防御率1.85と移籍前から大幅に良化した。2チーム合計での成績は11勝8敗、防御率3.61だった。11月2日FAとなった[18]

ブルージェイズ復帰[ソースを編集]

2015年11月27日、ブルージェイズと3年契約を結んだ[19]

2016年は、先発ローテーション通りに登板し、レギュラーシーズンでは最終的に32試合に先発登板。自身初の20勝超えとなる、リーグ2位の20勝ちょうどの勝ち星を挙げ、3年連続2ケタ勝利を継続したほか、防御率でリーグ6位・勝率でリーグ3位・WHIPでリーグ10位にランクイン。自己最高のシーズンを過ごし、ブルージェイズのエースの1人として躍動した。

投球スタイル[ソースを編集]

かつては速球(フォーシームツーシーム)の最速90mph程度の技巧派だったが、近年は平均92~93mph、最速95mphほどを計測している。その他の球種は、カーブチェンジアップスライダー。以前は、カットボールも投げていた[20]。三振よりもフライを打たせて捕るタイプ。しかし、2012年は投球回数とほぼ同数の三振を奪い、投球内容が進化した。

詳細情報[ソースを編集]

年度別投手成績[ソースを編集]





















































W
H
I
P
2007 PHI 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 21 4.0 7 3 2 0 0 5 0 0 5 5 11.25 2.25
2008 8 4 0 0 0 1 0 0 1 1.000 138 31.2 28 3 14 1 1 26 1 0 13 13 3.69 1.33
2009 35 23 3 2 1 12 4 0 0 .750 685 166.0 149 20 56 2 5 119 2 0 55 54 2.93 1.23
2010 3 3 0 0 0 1 0 0 0 1.000 70 15.1 13 1 12 0 0 9 1 0 4 3 1.76 1.63
HOU 13 13 1 1 0 5 4 0 0 .556 304 72.0 60 7 35 1 1 61 3 0 33 30 3.75 1.32
'10計 16 16 1 1 0 6 4 0 0 .600 374 87.1 73 8 47 1 1 70 4 0 37 33 3.40 1.37
2011 28 28 0 0 0 6 15 0 0 .286 698 156.1 157 21 83 5 2 134 3 2 103 93 5.35 1.54
2012 18 18 0 0 0 7 9 0 0 .476 457 104.1 112 17 39 0 1 98 5 0 58 56 4.83 1.45
TOR 10 6 0 0 0 3 2 0 1 .600 170 40.1 35 2 17 1 1 46 2 0 21 21 4.69 1.29
'12計 28 24 0 0 0 10 11 0 1 .476 627 144.2 147 19 56 1 2 144 7 0 79 77 4.79 1.40
2013 18 18 0 0 0 5 7 0 0 .417 415 92.2 91 10 45 0 2 77 5 0 53 47 4.56 1.47
2014 30 26 0 0 0 11 11 0 0 .500 673 158.0 160 22 51 0 2 133 1 0 79 74 4.22 1.34
2015 SEA 21 20 0 0 0 4 6 0 0 .400 468 108.2 121 13 32 3 2 82 4 0 58 56 4.64 1.41
PIT 11 11 0 0 0 7 2 0 0 .778 249 63.1 53 3 13 1 0 69 2 0 13 13 1.85 1.03
'15計 32 31 0 0 0 11 8 0 0 .571 717 172.0 173 16 45 4 2 151 6 0 71 69 3.61 1.27
2016 TOR 32 32 0 0 0 20 4 0 0 .833 796 195.0 168 22 60 0 6 163 3 2 72 69 3.18 1.17
通算:9年 228 203 4 3 1 82 65 0 2 .558 5144 1207.2 1153 144 459 14 23 1022 32 4 567 534 3.98 1.34
  • 2016年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[ソースを編集]

  • 66 (2007年)
  • 43 (2008年 - 2010年7月28日)
  • 30 (2010年7月29日 - 2012年7月19日)
  • 48 (2012年7月20日 - 2014年)
  • 33 (2015年 - 同年7月30日、2016年 - )
  • 32 (2015年7月31日 - 同年終了)

脚注[ソースを編集]

  1. ^ J.A. Happ Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年7月1日閲覧。
  2. ^ Stephen Fastenau (2007年7月1日). “Kendrick distinguishes himself nicely” (英語). MLB.com. 2015年11月28日閲覧。
  3. ^ a b Philadelphia Phillies Transactions July 2008” (英語). MLB.com. 2015年11月28日閲覧。
  4. ^ Kevin Horan (2008年7月5日). “Happ fills in admirably in second start” (英語). MLB.com. 2015年11月28日閲覧。
  5. ^ Ken Mandel (2008年8月1日). “Happ playing waiting game in 'pen” (英語). MLB.com. 2015年11月28日閲覧。
  6. ^ J.A. Happ » Statistics » Pitching”. FanGraphs Baseball. 2015年11月28日閲覧。
  7. ^ http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111701000128.html [リンク切れ]
  8. ^ “Astros Acquire Happ, Two Others in Exchange For Oswalt”. Astors Press Release. MLB.com. (2010年7月29日). http://houston.astros.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20100729&content_id=12776150&vkey=pr_hou&fext=.jsp&c_id=hou 2015年11月27日閲覧。 
  9. ^ “Astros, Happ agree to terms on contract”. Astors Press Release. MLB.com. (2012年1月17日). http://m.astros.mlb.com/news/article/26367394 2015年11月28日閲覧。 
  10. ^ “Blue Jays complete trade with Astros”. Blue Jays Press Release. MLB.com. (2012年7月20日). http://m.bluejays.mlb.com/news/article/35239094 2015年11月28日閲覧。 
  11. ^ Evan Drellich (2012年9月7日). “Surgery on foot to end Happ's season” (英語). MLB.com. 2015年11月28日閲覧。
  12. ^ “Blue Jays sign Happ”. Blue Jays Press Release. MLB.com. (2013年1月18日). http://m.bluejays.mlb.com/news/article/41019220 2015年11月28日閲覧。 
  13. ^ “Blue Jays sign Happ to contract extension” (英語). Blue Jays Press Release. MLB.com. (2013年3月27日). http://m.bluejays.mlb.com/news/article/43409784 2015年11月28日閲覧。 
  14. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』 廣済堂出版、2014年、104頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  15. ^ Gregor Chisholm (2014年4月16日). “Squeezed out of rotation, Happ joins 'pen”. MLB.com. 2015年11月28日閲覧。
  16. ^ Greg Johns (2014年12月3日). “Mariners add starting pitcher Happ in deal for Saunders” (英語). MLB.com. 2015年11月28日閲覧。
  17. ^ Aaron Gleeman (2015年7月31日). “Pirates acquire left-hander J.A. Happ from Mariners” (英語). Hardball Talk. NBC Universal. 2015年11月28日閲覧。
  18. ^ Transactions | pirates.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月27日閲覧。
  19. ^ Gregor Chisholm (2015年11月27日). “Happ signs 3-year deal to rejoin Blue Jays” (英語). MLB.com. 2015年11月28日閲覧。
  20. ^ J.A. Happ Pitch Type”. FanGraphs Baseball. 2015年12月5日閲覧。

関連項目[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]