カルロス・ルイーズ (野球)

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カルロス・ルイーズ
Carlos Ruiz
フィラデルフィア・フィリーズ #51
Carlos Ruiz on June 1, 2011 (2).jpg
2011年6月1日
基本情報
国籍 パナマの旗 パナマ
出身地 チリキ県ダビッド
生年月日 1979年1月22日(37歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 1998年
初出場 2006年5月6日
年俸 $8,500,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム パナマの旗 パナマ
WBC 2006年2009年2013年

カルロス・ホアキン・ルイーズ(Carlos Joaquín Ruiz, 1979年1月22日 - )は、パナマ共和国出身のプロ野球選手(捕手)。右投右打。現在はMLBフィラデルフィア・フィリーズに所属している。

日本語表記は「ルイス」、「ルイズ」などもある。

経歴[編集]

1998年12月4日に、ドラフト外でフィラデルフィア・フィリーズと契約し、プロ入り。

2006年開幕前の3月に、この年から開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のパナマ代表に選出された[2]
シーズンでは5月6日に、メジャーデビューを果たす。

2008年のワールドシリーズでは、全5試合にフル出場し、第3戦でサヨナラヒットを打つなど、16打数6安打(打率.375)、3打点、4四球、1盗塁と活躍して、シリーズ制覇に大きく貢献した。

2009年開幕前の3月に、第2回WBCのパナマ代表に選出され[3]2大会連続2度目の選出を果たした。

2010年は、ロイ・ハラデイが5月29日にフロリダ・マーリンズ戦で完全試合、10月6日にシンシナティ・レッズとのディビジョン・シリーズでノーヒットノーランを記録した際に捕手を務めた。キャリアハイの打率.302を記録した。

2011年は、打率283、6本塁打、40打点を記録し、打率はチームでハンター・ペンスの次に良い打率だった[4]

2012年には、6月終了の時点で打率が.364と好調で、オールスターゲームにも出場した。8月足底腱膜炎を発症してDL入りし、長期離脱となった[5]が、自身2度目の.300以上となる.325・16本塁打・68打点という素晴らしい成績をマーク。OPS0.935は、350打数以上の打者としてはリーグ6位[5]の高水準で、ライアン・ハワードチェイス・アトレーら主力選手が満足に稼働出来ない中、中軸打者の1人として打線を牽引した。

オフの11月には、母国パナマで行われた第3回WBC予選のパナマ代表に選出され[6]3大会連続3度目の選出を果たした。10月29日には翌年の500万ドルの契約オプションが行使されたが、11月27日に禁止薬物のアンフェタミンに陽性反応を示し、翌年の開幕から25試合の出場停止処分を課されたことが発表された[7]。しかし、この薬物はアデラルという物で、アメリカでは標準で入手出来る軽微な薬物であり、打力開眼とは無関係であった[5]

2013年は、前述の薬物による出場停止やハムストリング痛による離脱の影響[8]で、出場機会が減少。ルーキーイヤー以来7年ぶりの100試合未満となる92試合の出場に留まり、打率.268・5本塁打・37打点・OPS0.688という低水準な打撃成績に終わった。安定感のある守備力は健在で、86試合で3失策守備率.996・DRS + 3という数字をマークした。

2014年は頭部に死球を受け、7月を欠場した[9]為、110試合の出場に留まった。打撃面では、打率.252・6本塁打・31打点・4盗塁という成績を記録。打率は更に下降したが、選球眼の良さを発揮して高い出塁率をキープした。守備では、DRS + 8というハイレベルな値を記録した。

2015年は、攻守両面で大不振に陥った。86試合に出場したが、打率.211と2本塁打はいずれも自己ワーストの数値だった。また、守備力も急激に劣化し、83試合で自己ワーストの11失策を犯し、DRSも - 12まで急下降した。

選手としての特徴[編集]

  • 肩が強く、2007年、2012年は30%を超える盗塁阻止率を記録した。
  • 打撃にはあまり期待できないが時折長打を放つ意外性を持つという評価だったが、近年は打撃の評価も上がっている。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2006 PHI 27 78 69 5 18 1 1 3 30 10 0 0 2 1 5 2 1 8 3 .261 .316 .435 .751
2007 115 429 374 42 97 29 2 6 148 54 6 1 5 3 42 10 5 49 17 .259 .340 .396 .735
2008 117 373 320 47 70 14 0 4 96 31 1 2 4 1 44 6 4 38 14 .219 .320 .300 .620
2009 107 379 322 32 82 26 1 9 137 43 3 2 4 2 47 8 4 39 8 .255 .355 .425 .780
2010 121 433 371 43 112 28 1 8 166 53 0 1 0 1 55 13 6 54 8 .302 .400 .447 .847
2011 132 472 410 49 116 23 0 6 157 40 1 0 3 1 48 10 10 48 7 .283 .371 .383 .754
2012 114 421 372 56 121 32 0 16 201 68 4 0 0 4 29 6 16 50 6 .325 .394 .540 .935
2013 92 341 310 30 83 16 0 5 114 37 1 0 4 2 18 3 7 39 11 .268 .320 .368 .688
2014 110 445 381 43 96 25 1 6 141 31 4 2 1 5 46 1 12 60 11 .252 .347 .370 .717
2015 86 320 284 23 60 13 1 2 81 22 1 1 3 1 28 2 4 43 13 .211 .290 .285 .585
通算:10年 1021 3691 3213 370 855 207 7 65 1271 389 21 9 26 21 362 61 69 428 98 .266 .351 .396 .746
  • 2015年度シーズン終了時

記録[編集]

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Carlos Ruiz Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年11月24日閲覧。
  2. ^ 2006 Tournament Roster WBC公式サイト 英語 2015年3月20日閲覧
  3. ^ 2009 Tournament Roster WBC公式サイト 英語 2015年3月20日閲覧
  4. ^ Philadelphia Phillies. MLB Advanced Media. Retrieved 21 January 2012.
  5. ^ a b c 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2013』 廣済堂出版、2013年、296頁。ISBN 978-4-331-51711-6
  6. ^ 2012 Qualifier Roster WBC公式サイト 英語 2015年3月20日閲覧
  7. ^ Phillies' Carlos Ruiz suspended 25 games for amphetamine use NJ.com
  8. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』 廣済堂出版、2014年、314頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  9. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』 廣済堂出版、2015年、327頁。ISBN 978-4-331-51921-9

関連項目[編集]

外部リンク[編集]