A.J.エリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
A.J.エリス
A.J. Ellis
AJ Ellis 2016.jpg
ロサンゼルス・ドジャース時代
(2016年5月29日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ミズーリ州ケープジラード郡ケープジラード
生年月日 (1981-04-09) 1981年4月9日(38歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2003年 MLBドラフト18巡目
初出場 2008年9月15日
最終出場 2018年9月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

A.J.エリスA.J. Ellis、本名:アンドリュー・ジェームズ・エリスAndrew James Ellis, 1981年4月9日 - )は、 アメリカ合衆国ミズーリ州ケープジラード郡ケープジラード出身の元プロ野球選手捕手)。右投右打。現在は、MLBサンディエゴ・パドレスの球団職員。

愛称はダッドDad[1]

経歴[編集]

プロ入りとドジャース時代[編集]

2003年MLBドラフト18巡目(全体541位)でロサンゼルス・ドジャースから指名され、プロ入り。

2008年9月15日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビューを果たした。

2009年は8試合に出場して、タイムリーヒットとなるメジャー初安打と初打点を記録。

2010年は過去2年から一気に出場機会を増やし、44試合で打率.278をマークした。守備面では、失策こそ1個だけだったが、守備防御点は - 2だった。

2011年、前年よりは出場機会が減少したが、2年連続で.270台の打率をマークしたほか、メジャー初本塁打を放った。守備面では無失策だったものの、前年に続き守備防御点はマイナスとなった。

2012年に31歳にして初の正捕手となる。監督のドン・マッティングリーはエリスの守備力を高く評価している[2]。同年は規定打席に達し、打率.270 、13本塁打、52打点という打撃成績を記録した。守備面でも守備防御点 +2、自己ベストとなる盗塁阻止率33%を記録し、正捕手起用の期待に応えた。

2013年も引き続き正捕手としてプレーした。打撃面では、それまで3年連続で.270台の打率をキープしていたが、この年は.238と不振だった。一方で、2年連続となる二桁本塁打を放った。守備面では3失策・守備率.997・盗塁阻止率44%と好成績をマーク。また、捕手防御率はメジャー全体で2位となる3.05という数値を記録した[3]

2014年2月1日にドジャースと355万ドルの1年契約を結んだ[4]。開幕ロースター入りしたが、4月6日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で左膝を負傷。4月8日に15日間の故障者リスト入りし、手術を行った[5]。故障の影響もあり、出場試合数は3年ぶりに100未満に終わった。打撃面では不振を極め、打率.191、3本塁打、25打点という成績だった。守備面でも、前年に高かった盗塁阻止率が25%まで低下した。

2015年1月13日に球団と年俸調停を回避し1年契約425万ドルで契約を結んだ[6]。この年は新加入のヤズマニ・グランダルにレギュラーポジションを奪われ、63試合の出場に留まった。

フィリーズ時代[編集]

2016年8月25日にカルロス・ルイーズとのトレードで、トミー・バージェンス後日発表選手[7]と共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[8]。オフの11月3日にFAとなった[9]

マーリンズ時代[編集]

2016年12月12日にマイアミ・マーリンズと1年250万ドルで契約を結んだ[10]

2017年は51試合に出場して打率.210、6本塁打、14打点を記録した。オフの11月2日にFAとなった[11]

パドレス時代[編集]

2018年2月15日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[12]。3月28日にメジャー契約を結んで開幕25人枠入りした[13]。この年は66試合に出場して打率.272、1本塁打、15打点を記録した。

オフの10月29日にFAとなったが、2019年2月11日に引退を表明した。今後はパドレスの球団職員(特別補佐)として活動する[14]

選手としての特徴[編集]

打撃面では長打力が持ち味[3]であり、2012年からは2年連続で二桁本塁打を放っている。一方、好不調の波が大きい[3]。選球眼は優れている。走力は低く、メジャーデビューから2015年までの8シーズンで盗塁を1つも決めていなかった。

守備面では、コミュニケーションをよく取り、試合中で球種の調子を見極める能力にも長けている[3]。2014年までにサイヤング賞を3度獲得したエース・クレイトン・カーショウとは相性が非常によく、その日のカーショウの球種を見極め、速球が良くない試合では変化球の割合を増やす巧みなリードを見せる[3]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2008 LAD 4 3 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
2009 8 10 10 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .100 .100 .100 .200
2010 44 128 108 6 30 5 0 0 35 16 0 0 4 1 14 1 1 18 5 .278 .363 .324 .687
2011 31 103 85 8 23 1 1 2 32 11 0 1 1 0 14 0 3 16 2 .271 .392 .376 .769
2012 133 505 423 44 114 20 1 13 175 52 0 0 6 4 65 11 7 107 17 .270 .373 .414 .786
2013 115 448 390 43 93 17 1 10 142 52 0 2 4 6 45 1 3 78 11 .238 .318 .364 .682
2014 93 347 283 21 54 9 0 3 72 25 0 0 3 4 53 5 4 57 15 .191 .323 .254 .577
2015 63 217 181 24 43 9 0 7 73 21 0 0 3 0 32 1 1 38 4 .238 .355 .403 .758
2016 53 161 139 8 27 5 0 1 35 13 1 1 3 1 16 2 2 24 5 .194 .285 .252 .537
PHI 11 35 32 3 10 3 0 1 16 9 1 0 0 0 3 0 0 7 0 .313 .371 .500 .871
'16計 64 196 171 11 37 8 0 2 51 22 2 1 3 1 19 2 2 31 5 .216 .301 .298 .599
2017 MIA 51 163 143 17 30 5 0 6 53 14 0 0 2 0 12 0 6 29 6 .210 .298 .371 .669
2018 SD 66 183 151 19 41 8 0 1 52 15 0 0 3 2 26 1 1 37 2 .272 .378 .344 .722
MLB:11年 672 2303 1948 194 466 82 3 44 686 229 2 4 29 18 280 22 28 414 67 .239 .340 .352 .693

年度別守備成績[編集]



捕手(C) 左翼(LF)


































2008 LAD 3 7 1 0 0 1.000 0 0 0 0 ---- -
2009 7 36 2 0 0 1.000 0 1 1 0 .000 -
2010 43 263 21 1 4 .996 1 36 26 10 .278 -
2011 29 167 11 0 2 1.000 2 15 11 4 .267 -
2012 131 1007 87 6 12 .995 11 110 74 36 .327 -
2013 113 855 73 3 8 .997 6 63 35 28 .444 -
2014 92 737 68 4 4 .995 2 64 48 16 .250 -
2015 62 515 49 0 3 1.000 3 40 22 18 .450 -
2016 46 380 28 1 2 .998 2 32 23 9 .281 -
PHI 11 67 5 0 1 1.000 1 9 7 2 .222 -
'16計 57 447 33 1 3 .998 3 41 30 11 .268 -
2017 MIA 39 267 26 0 2 1.000 3 15 10 5 .333 -
2018 SD 44 321 22 1 2 .997 3 43 30 13 .302 1 0 0 0 0 ----
MLB 620 4622 393 16 40 .997 34 428 287 141 .329 1 0 0 0 0 ----
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

  • 49(2008年 - 2009年)
  • 17(2010年 - 2016年途中、2017年 - 2018年)
  • 34(2016年途中 - 同年終了)

脚注[編集]

  1. ^ Breakdown of Marlins' Players Weekend names MiLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月27日閲覧
  2. ^ A.J. Ellis impressing Mattingly with defense” (英語) (2012年6月17日). 2016年10月18日閲覧。
  3. ^ a b c d e 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、417頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  4. ^ Ken Gurnick (2014年2月1日). “Dodgers avoid arbitration with catcher Ellis” (英語). MLB.com. 2016年10月18日閲覧。
  5. ^ “Dodgers place A.J. Ellis on the 15-day disabled list, recall Tim Federowicz” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Los Angeles Dodgers), (2014年4月8日), http://m.dodgers.mlb.com/news/article/71372242/dodgers-place-aj-ellis-on-the-15-day-disabled-list-recall-tim-federowicz/ 2014年4月9日閲覧。 
  6. ^ Ellis avoids arbitration, signs for $4.25 million MLB.com (2015年1月14日) 2015年1月27日閲覧
  7. ^ 9月15日にジョーイ・カーレッタ英語版に決定した
  8. ^ Jon Weisman (2016年8月25日). “A.J. Ellis heads to Phillies in Carlos Ruiz trade”. Dodgers.com. 2016年8月26日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年8月29日閲覧。
  9. ^ MLB公式プロフィール参照。2016年12月13日閲覧。
  10. ^ Joe Frisaro (2016年12月12日). “Marlins announce deals with Locke, Ellis, McGowan” (英語). MLB.com. 2016年12月13日閲覧。
  11. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月27日閲覧
  12. ^ AJ Cassavell (2018年2月15日). “Ellis reaches Minors deal with Padres” (英語). MLB.com. 2018年5月14日閲覧。
  13. ^ Padres' A.J. Ellis: Contract purchased by Padres” (英語). CBS Sports (2018年3月29日). 2018年5月14日閲覧。
  14. ^ AJ Cassavell (2019年2月11日). “A.J. Ellis joins Padres as special assistant” (英語). MLB.com. 2019年2月15日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]