CASA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
CASA・西友河辺店
CASA・西友河辺店
CASA・山鹿店(2014年)

CASA(カーサ)は、事業者向けキャフェテリア事業を中心としたイギリス資本コンパスグループ傘下の西洋フード・コンパスグループ株式会社と、同社から分社した西洋レストランシステムズ株式会社が運営するビルイン型のファミリーレストランである。2012年8月現在、首都圏を中心に西洋フード・コンパスグループ株式会社が9店舗、西洋レストランシステムズ株式会社が11店舗を展開している。2012年8月31日をもって西洋フード・コンパスグループ株式会社と西洋レストランシステムズ株式会社は資本提携関係を解消している[1]

かつては「CASA」「Casa Grande(カーサ グランデ)」「DINING CASA(ダイニング カーサ)」の3業態があったが、現在は「Casa Grande」に統一されている。

歴史[編集]

ファミリーレストラン部門のCASA(カーサ)は、西洋フードシステムズの中核事業である。バブル期の1980 - 90年代にすかいらーくデニーズロイヤルホストに並んで多店舗展開を推め、一時は北海道から九州までの全国に200余店舗を有した。店舗出入り口付近に10メートル程度のモミを配して夜間にイルミネーションを点灯し、近所の主婦を対象に料理教室を開催するなど地域に密着して営業した。

1980年代のファミリーレストラン全盛期に、商品開発力にやや難の有ったCASAは、ハンバーグ、カレー、薄型パンケーキや、サラダ類、季節毎のフェアーなど、ロイヤルホストに近いメニュー構成や盛り付けをしていた。フロアーのオペレーションで使われる用語も「Aダイニング」「Bダイニング」などロイヤルと同じ用語に変更されるなど、システム自体もロイヤルを手本として推めた。[独自研究?]

バブル崩壊後に消費が低迷にした時期に同業のすかいらーくは「ガスト」など低価格帯の新業態を展開するが、西洋フードシステムズは1991年寿屋系列のレストラン「グルッペ」を買収し、CASAを刷新するために「町の洋食屋さん」をコンセプトとする新メニューを提供した。しかし全体の業績は改善されずに不採算店舗を閉店し、他社レストランの「びっくりドンキー」へフランチャイズとして加盟してフランチャイジーの可能性も模索した。ハンディーターミナルの導入は1990年以降と競合他社よりも遅くなった。

2001年に、CASAを大規模に業態転換した「キッチンデミグラ」と中華レストラン「フーチン」の低価格レストランチェーンの計画を発表し、実際に数店舗を改装して新装開店させた。新業態店舗は低価格メニューやドリンクバーの設置など「初期のガスト型」にみられる特徴を有していたが、競合店の「ガスト」は安易な低価格帯設定からサービスとメニューの品質を向上する路線へ転進するなど、すでに消費者の求めに合致していなかった。低価格、メニュー設定の甘さ、運営コスト低減によるサービス品質の低下などから「キッチンデミグラ」と「フーチン」の不振は決定的となった。[独自研究?]

新業態計画はのちに中断し、慢性的に不振が継続していたファミリーレストラン事業CASAの郊外型120店舗を2002年ココスジャパンへ約68億円で売却し、西洋フードシステムズはロードサイドレストランから撤退した。郊外型以外の店舗は「やきとり釜飯はん」や「糸ぐるま」などの外食チェーンのブランドと共に売却され、2016年現在はアンドモワ株式会社が経営している。

売却されずに残った店舗は居酒屋「博多五風」や焼肉食べ放題店「肉だら家」に業態転換したが2011年に再びCASAに業態を転じ、2014年に全店舗撤退した。建物の外観は、旧来の青を基調とする寒色系から朱色を基調とした暖色系に変化していた。

現在は、駅ビルデパートを中心にかつての親会社で旧セゾングループ西友西武百貨店などの商業ビルでテナントとして営業している。

脚注[編集]

外部リンク[編集]