ブロンコビリー

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Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:ブロンコビリー足立梅島店店舗外観(できれば営業当時、なければ営業休止後でも)の画像提供をお願いします。2013年8月
株式会社ブロンコビリー
BRONCO BILLY Co., LTD.
ランチメニューのハンバーグステーキ
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社
市場情報
東証1部 3091
2011年8月26日上場
名証1部 3091
2011年8月26日上場
略称 ブロンコB
本社所在地 日本の旗 日本
465-0097
愛知県名古屋市名東区平和が丘一丁目75番地
北緯35度10分45.1秒 東経136度58分42.5秒 / 北緯35.179194度 東経136.978472度 / 35.179194; 136.978472座標: 北緯35度10分45.1秒 東経136度58分42.5秒 / 北緯35.179194度 東経136.978472度 / 35.179194; 136.978472
設立 1983年昭和58年)12月26日
業種 小売業
法人番号 8180001013307
事業内容 ステーキレストランの展開
代表者 竹市克弘代表取締役社長
資本金 21億9,921万円
発行済株式総数 1,507万800株
売上高 224億3,213万9千円(2018年12月期)
営業利益 億万千円(2018年12月期)
経常利益 26億6,942万8千円(2018年12月期)
純利益 17億8,724万6千円(2018年12月期)
純資産 167億6,190万7千円(2018年12月31日現在)
総資産 198億7,303万2千円(2018年12月31日現在)
従業員数 497名(2018年12月31日現在)
支店舗数 135店舗
決算期 12月31日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人
主要株主 株式会社ストロングウィル 25.18%
ブロンコビリー従業員持株会 2.85%
竹市靖公 2.45%
株式会社トーカン 2.42%
竹市啓子 2.24%
竹市克弘 2.23%
株式会社三菱UFJ銀行 1.85%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 1.61%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 1.33%
株式会社十六銀行 1.32%
三菱UFJ信託銀行株式会社 1.32%
(2018年12月31日現在)
関係する人物 竹市靖公(創業者・取締役相談役ファウンダー
外部リンク https://www.bronco.co.jp/
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ブロンコビリー本社
第1号店のブロンコビリー大曽根店(現存せず)

株式会社ブロンコビリーは、東海地方愛知県岐阜県三重県静岡県)を中心にステーキレストランチェーンを運営している会社。当ページでは、レストランチェーンとしてのブロンコビリーについても述べる。

概要[編集]

1978年名古屋市北区で開業した「ステーキハウスブロンコ」を母体として、1983年にレストランチェーンを設立した。現在では東海地方を中心に、東京都埼玉県神奈川県千葉県滋賀県京都府大阪府にも出店。1997年からは、営業を終了していた名古屋市名東区内の店舗を、本社の社屋に転用している。

2015年10月中旬時点での店舗数は93店舗。全店直営の郊外型店舗で、駐車場を完備している。2014年度には、創業以来初めて日本の飲食業界で最高水準の売上高経常利益率(15.4%)を達成した[1]

「ステーキハウスブロンコ」の開業当初から、オープンキッチンやサラダバーを店舗に設置。炭火焼きによるオープンキッチンでのステーキ・俵型ハンバーグの調理や、サラダバーにおける新鮮な野菜・季節料理の食べ放題サービスなどが評判を呼んだ。

1998年には、炭火焼きによる調理やサラダバーを休止したうえ、当時日本の外食業界を席巻していた低価格競争に参入するが、メニューの質が低下したことなどで客離れを招いた[2]。さらに、主な食材である牛肉を日本国外(オーストラリアなど)からの輸入で賄っていることを背景に、2001年に発生したBSE問題で一気に5億円規模の赤字を計上[3]。株式会社ブロンコビリー(以下「運営会社」と略記)は一時、倒産の寸前にまで陥った。

創業者の竹市靖公(たけいち やすひろ、以下「靖公」と略記)は、以上の問題をきっかけに、経営の軸足を「低価格戦略による事業規模の拡大」から「顧客に提供する価値の向上」へ転換。「他では真似のできないもので客を喜ばす」「客も従業員もすべて幸せにする」という本来の信念に立ち返りながら、質の高いメニューの提供と、徹底的なコスト削減(自社所有のセントラルキッチンを活用した食材製造・加工の内製化など)によって業績を回復させた[3]

2007年には、運営会社がJASDAQに上場。2011年には、東証1部名証1部への銘柄変更を果たした。当時代表取締役社長を務めていた靖公は、自身が保有していた同社株の一部を2009年に現場の幹部へ贈与。2010年9月には、勤続1年半以上の社員と勤続8年以上のパートアルバイト店員を対象に、1名当たり100株を無償で割り当てた[4]2013年3月からは代表取締役会長に就任する一方、長男の克弘を代表取締役社長に昇格させている[2]

現在は、炭火焼きによる調理やサラダバーを再開させているほか、各店にかまども設置。通常の業務用米より2倍高い価格で仕入れた新潟県津南町産のコシヒカリをかまどで炊きあげ、顧客に提供している[2]。その一方、年2回のアメリカ研修へパート・アルバイト店員を交互に参加させるなど、人材教育や勤務環境の充実にも力を入れている[3]。靖公によれば、同業他社の事例を反面教師として、売上高の1%以上に相当する費用を人材教育に充てているという[5]

名前の由来[編集]

  • アメリカ西部時代の暴れ馬ブロンコと、ならず者のビリーの名前を合わせたもの。

沿革[編集]

  • 1969年(昭和44年) - 名古屋市北区において喫茶トミヤマとして創業[6]
  • 1978年(昭和53年)6月 - ステーキハウスブロンコ大曽根店創業[6]
  • 1981年(昭和56年) - 大曽根店を全面改装し、ステーキハウスブロンコビリーとする[6]
  • 1983年(昭和58年)12月 - 株式会社ブロンコ設立[7]
  • 1993年(平成5年) - 自社工場コミサリー・社員寮ブロンコホープタウン完成[6]
  • 1995年(平成7年)1月 - 現社名に変更[7]
  • 1997年(平成9年) - 本社を名古屋市名東区の現社屋に移転[7]
  • 2002年(平成14年) - ジャストインタイム生産システム(JIT)導入[6]
  • 2004年(平成16年)〜2005年(平成17年) - 全店舗を改装[7]
  • 2006年(平成18年) - 全店舗を再改装[7]
  • 2007年(平成19年)11月2日 - ジャスダック上場[7]
  • 2008年(平成20年)9月22日 - 昭島昭和の森店(東京都)がオープンし、関東地方へ進出。
  • 2009年(平成21年)7月18日 - 三島南田町店(静岡県)火災(厨房より出火・全焼)
  • 2009年(平成21年)9月18日 - 三島南田町店がリニューアルオープン。
  • 2010年(平成22年)9月6日 - 青葉台店(神奈川県)がオープンし、神奈川県へ進出。
  • 2011年(平成23年)8月26日 - 東京証券取引所2部および名古屋証券取引所2部に上場[7]
  • 2011年(平成23年)10月14日 - ジャスダック上場廃止。
  • 2012年(平成24年)3月18日 - 岡崎稲熊店(愛知県)火災(厨房より出火・全焼)
  • 2012年(平成24年)8月27日 - 東京証券取引所1部および名古屋証券取引所1部に変更[7]
  • 2013年(平成25年)7月28日 - 北名古屋店(愛知県)火災(厨房より出火・一部焼失)
  • 2013年(平成25年)8月6日 - 足立梅島店(東京都)で、アルバイト店員2人が、冷凍庫に入っているのを写真撮影し、それをTwitterに投稿する行為が発生した。(後述)

Twitter不適切投稿問題[編集]

ブロンコビリー足立梅島店の跡地:りらくる足立梅島店(2016年11月撮影)

2013年8月5日に、当時営業していた足立梅島店で、アルバイト店員が食材を保管していた店内の冷凍庫に腰の付近まで入った姿を別の店員が写真に撮影。撮影した画像を、Twitter上の自身のアカウントに投稿した。さらに、翌6日に外部からの指摘で投稿が発覚した[8]ことをきっかけに、当該アカウントは炎上状態に陥った。バカッター事件の一つでもある。

運営会社では、この問題を受けて、「店内の消毒と冷蔵庫の食材の廃棄・交換、店員の社員教育の再徹底を図る」として8月6日から当面休業をすることを発表。当該店員2人を解雇した[9]

運営会社では当初、店舗の消毒や清掃を徹底しながら、営業の再開を目指す方向を模索していた。しかし、「衛生上の問題でブランドイメージを完全に損なった」ことから、「顧客の声を聴く限り、今後の信頼回復は難しい」との判断で方針を変更。8月12日の臨時取締役会議で、足立梅島店を完全に閉店[10]することを決定した。この影響で、足立梅島店に勤務していた他の店員も全員解雇。バカッターに関与した当該店員に対しては、損害賠償を請求する姿勢を明らかにした[11]

靖公は、この問題を通じて、人材が会社の未来を決めることを改めて確信。自身や運営会社の理念が現場の隅々にまで浸透していなかったことへの反省から、現場の若手社員の悩みを直々に聞く目的で、ビールを酌み交わしながらの合宿研修を毎月実施している[3]。 ちなみに、現在ブロンコビリー足立梅島店の跡地には、マッサージ店「りらく」が入居している。

スポンサー番組[編集]

テレビ
ラジオ

関連項目[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 飲食業ランキングにて経常利益率1位を獲得しました(『産経ニュース2015年5月27日付記事)
  2. ^ a b c 少しのこだわりが強み「失敗権」を与えて学ばせる 竹市靖公 ブロンコビリー社長(『日経レストランONLINE2013年3月4日付記事)
  3. ^ a b c d テレビ東京『日経スペシャル カンブリア宮殿』2015年10月15日放送分 株式会社ブロンコビリー会長・竹市靖公
  4. ^ ブロンコビリーが社員、パート、バイトに100株無償贈与(『ゆかしメディア2010年9月9日付記事)
  5. ^ 竹市靖公・ブロンコビリー社長--外食他社の例を反面教師にしている(『東洋経済オンライン2010年4月20日付記事)
  6. ^ a b c d e (株)ブロンコビリー【東証一部・名証一部上場】”. マイナビ (2014年7月29日). 2014年10月19日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h ブロンコビリー. “沿革”. 2014年10月19日閲覧。
  8. ^ “ステーキ店員、冷凍庫に腰まで入り撮影・投稿” (日本語). 読売新聞. (2013年8月6日). http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130806-OYT1T01056.htm?from=ylist 2013年8月13日閲覧。 
  9. ^ “当社アルバイト従業員による不適切な行為に関するお詫び” (日本語) (pdf) (プレスリリース), ブロンコビリー, (2013年8月6日), http://www.bronco.co.jp/wp-content/uploads/sites/4/2013/08/054c9795c46b717646a138188af85ac4.pdf 2013年8月13日閲覧。 “「ブロンコビリー足立梅島店(東京都)」休業期間のお知らせ” (日本語) (pdf) (プレスリリース), ブロンコビリー, (2013年8月6日), http://www.bronco.co.jp/wp-content/uploads/sites/4/2013/08/d9afd3fdf097d2ed405cf8f543efdbcd.pdf 2013年8月6日閲覧。 
  10. ^ 事実上の撤退で、ホームページでは「退店」と表記。
  11. ^ “「ブロンコビリー足立梅島店(東京都)」退店のお知らせ” (日本語) (pdf) (プレスリリース), ブロンコビリー, (2013年8月12日), http://www.bronco.co.jp/wp-content/uploads/sites/4/2013/08/0812.pdf 2013年8月13日閲覧。 “ブロンコビリー、問題店舗を閉店 バイト撮影問題”. 中日新聞. (2013年8月12日). http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013081290220307.html 2013年8月12日閲覧。 

外部リンク[編集]