西洋フード・コンパスグループ

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西洋フード・コンパスグループ株式会社
Seiyo Food-Compass Group, Inc.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 8176
1983年10月 - 2002年10月
東証2部 8176
1961年7月 - 1983年10月
本社所在地 日本の旗 日本
170-0013
東京都豊島区東池袋三丁目13番3号
星和池袋ビル
設立 1947年昭和22年)9月6日
業種 小売業
事業内容 レストランチェーンの運営 等
代表者 代表取締役社長 幸島武
資本金 223億1,600万円
(2014年10月現在)
従業員数 社員:2,270名
(2014年10月現在)
主要株主 コンパス・グループ・インターナショナルBV
伊藤忠商事
主要子会社 #グループ会社参照
外部リンク http://www.seiyofood.co.jp/
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西洋フード・コンパスグループ株式会社(せいよう-)は、東京都豊島区に本社を置く、主に社員食堂医療施設など事業者向けカフェテリアレストランを運営する企業である。

概説[編集]

1960年代、デパートや百貨店系の併設レストラン・大食堂が人気を呼び、ファミリー利用客の集客の一つとして日本各地に作られた。外食の多様化・ニーズが日本の高度経済成長と共に高まりつつあった当時の世相を反映して、西武百貨店は、レストラン部門を「西武食堂」として1963年(昭和38年)に分社・設立する。

セゾングループの拡大戦略で他社との合併・レストラン西武への商号変更などを経て、親会社の西武百貨店の新規の百貨店出店形式・要望に合わせた、複数の和洋中レストランブランドを運営する事業会社となる。1983年(昭和58年)、西武百貨店の常務を務めていた和田繁明が社長に就任後、西武百貨店・セゾングループ系列の出店展開に頼ったビジネスモデルの軌道修正・事業改革を行い、肥大化した複数のレストラン運営は、チェーンストアオペレーション方式の本格導入、メニューの標準化、核になる中核事業の育成、単体ブランドレストラン事業の独自出店・チェーン展開を行った。

1980年代当時の大手ファミリーレストラン各社は右肩上がりの成長拡大期を迎え、レストラン西武は中核事業としてファミリーレストラン・CASAを中心とした事業を推進。CASAロードサイド店舗の出店強化、新コンセプトのダイニングバー「オールドニュー」新業態の開発・チェーン展開など進め、事業の拡大を続けた。1989年(平成元年)に西洋フードシステムズに商号変更。

1990年代のバブル崩壊・景気後退の世相を受け、同業のすかいらーくが新業態・低価格プライスゾーンガストなど、消費低迷に合わせた展開を押し進める中、西洋フードシステムズはCASAのブラッシュアップ、グランドメニューの見直しで「町の洋食屋さん」コンセプトの新メニューを打ち出すが、全体の業績改善までには至らなかった。

2001年(平成13年)、バブル崩壊後の経営不振から低迷を続けていた西洋フードシステムズは、セゾングループから離れてイギリス資本の世界的にコントラクト事業を展開するコンパスグループ (en:Compass_Group) 傘下となり、従来のファミリーレストラン事業・CASAを中心とした収益構造から、社員食堂や病院給食事業といったコントラクト事業に経営の主軸を移して大規模な事業の見直しを実施。存続店のCASAは、新機軸の「キッチンデミグラ」ロープライスレストランへの業態転換が立案され、東京都内の店舗を中心に数店舗リニューアルされた(現在はすべて閉店)。

2002年(平成14年)、西洋フードシステムズの慢性的な不振が続いていたファミリーレストラン事業・CASAの郊外型120店舗をココスジャパンに売却、譲渡額は約68億円。バブル期に積極的な多店舗出店を行っていた、関東・東海・関西・九州地区に展開していた店舗を手放し、ロードサイド型レストランからの撤退、経営資源をコントラクト事業へ集中させて事業のスリム化を行った。

2007年(平成19年)、同グループの事業を再編・合理化を図るために、同社とその関連会社3社を吸収合併して『西洋フード・コンパスグループ』に商号変更した。またレストラン事業の大半を西洋レストランシステムズ株式会社に分社化した。

2012年(平成24年)、西洋レストランシステムズとの資本提携を解消、グループのレストラン部門は更に規模を縮小した[1]。しかし現在も駅ビルやデパート内に展開するコンセッション・レストラン事業は、小規模ながら旧セゾングループ系列の商業ビル内の店舗を中心に引き続き運営している。

主力事業[編集]

  • 社員食堂・病院給食・サービスエリアのフードサービス・ゴルフ場クラブハウスレストランなどのコントラクト事業
  • 外食レストラン事業

主なレストランブランド[編集]

ギャラリー[編集]

沿革[編集]

  • 1947年(昭和22年) - 荏原食品株式会社を設立(現在のエバラ食品工業株式会社は創業者の弟が設立した。同社も1958年(昭和33年)から1968年(昭和43年)までの間キンケイブランドの食品を製造していた)。
  • 1953年(昭和28年) - キンケイ食品工業株式会社に商号変更。
  • 1961年(昭和36年)7月 - 東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年(昭和38年) - 西武百貨店の外食部門、西武食堂設立(後のレストラン西武)。
  • 1976年(昭和51年) - キンケイ食品工業と西武食堂が合併。
  • 1983年(昭和58年) - 株式会社レストラン西武に商号変更。
  • 1983年(昭和58年)10月 - 東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 1989年(平成元年) - 株式会社西洋フードシステムズに商号変更。
  • 1996年(平成8年) - 外食産業で初めて有機栽培米を導入、「CASA」「藩」で提供。
  • 2001年(平成13年) - コンパス・グループによる株式公開買い付けによりセゾングループを離れ、同社の傘下となる。不採算部門の事業見直しなど進める。
  • 2002年(平成14年)
  • 2002年(平成14年)10月 - 東京証券取引所市場第一部から上場廃止。
    • 4月 - コンパス・グループ・ホールディングス設立(持株会社)。
    • 10月 - 西洋フードシステムズ・ホールディングス設立(株式移転・親会社)。
  • 2005年(平成17年)4月 - コンパス・グループ・ホールディングス、メディフォース、西洋フードシステムズ・ホールディングスを統合。
  • 2007年(平成19年)
    • 4月 - 西洋フードシステムズ九州、ラピスタ、フードライフと合併し、西洋フード・コンパスグループに商号変更。
    • 8月 - レストラン事業の大半を西洋レストランシステムズ株式会社に分社化。
  • 2011年(平成23年)
    • 1月11日 - 日本郵船の子会社であった千代田給食サービスと飲食店運営の丸の内ポールスターを買収[2]
    • 5月31日 - 森永製菓の100%子会社であった森永フードサービスを買収[3]
  • 2012年(平成24年)8月31日 - 西洋レストランシステムズとの資本提携を解消。

グループ会社[編集]

  • ユーレストジャパン株式会社
  • 栄食メディックス株式会社
  • コンパス九州株式会社
  • 日本給食サービス株式会社
  • 株式会社丸の内ポールスター
  • 千代田給食サービス株式会社
  • エムエフエス株式会社
  • サンフード株式会社
  • 株式会社芙洋
  • 西洋ゼネラルフード株式会社

関連項目[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]