コンテンツにスキップ

ソース (調味料)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ソース: sauce)は、広義には液体調味料の総称(醤油類を含む)[1]。一般的には狭義の意味で、野菜果実香辛料の浸出液に肉汁、砂糖食塩食酢等を加えて調味した調味料のことである[1]。日本では特にウスターソースをソースということも多い[1][2]

概要

[編集]

ソースは広義には液体調味料の総称であり、これには醤油なども含まれるが、一般的には狭義の意味で野菜や果実、香辛料の浸出液に肉汁、砂糖、食塩、食酢等を加えて調味した調味料を指す[1]。ソースは原料、製法、色などの違いで多くの種類が存在する[1][2]。その数は数百から数千にも及ぶといわれる[2]

代表的なものにウスターソース、トマトケチャップトマトソース、マヨネーズ、ドレッシング類、チリソースアンチョビソースなどがある[1][2]。日本ではこの中でも特にウスターソースのことを「ソース」と呼ぶことがある[1][2]

ソース(sauce)の語源は、ラテン語で塩(原義では塩の供給)を意味するsalといわれている[1][2]。ここから加塩を意味するSalireという名詞女性化してSalseとなり、フランス語のSauceになったとされる[1]。フランス語のほか、英語ドイツ語でもSauceである[2]。ラテン語のsalに由来する語にはイタリア語スペイン語でソースを意味するサルサ(salsa)もある[2]サルサ参照)。

広義の液状の調味料としてのソースには料理用や製菓用などがある[3]。料理用ソースには肉、魚、野菜など料理の種類に合わせたものが用いられ、温かいソース(ソース・ベシャメルなど)と冷たいソース(ソース・マヨネーズやソース・ヴィネグレットなど)がある[3]。製菓用ソースには果汁やピュレクリームカラメル、溶かしたチョコレートなどを主体にしたものが用いられる[3]

フランス料理でのソース

[編集]

フランス料理でのソースは、中世にさかのぼる。伝承された多数のソースがあった。「古典的」フランス料理(19世紀から20世紀ヌーベルキュイジーヌ」以前)では、ソースはフランス料理の特性を主に定義するものであった。

19世紀において、シェフアントナン・カレームが「マザーソース」4種類を定め、基準としてソースを4つに分類した。

20世紀初頭、シェフのオーギュスト・エスコフィエが分類を更新し、「ソース・アルマンド」をベースの乳化液状(オランデーズマヨネーズ)に置き換えて、「トマト」を追加した。エスコフィエの分類は今日のシェフにも教えられている。

調理中に使われるソースのほとんどは上記の基本ソースのひとつから派生したものである。基本ソースがレストランで使われることはないが、多くはベアルネーズなどの派生物である。

他の料理でのソース

[編集]

他の料理でも、ソースと香辛料は重要な役割を演じる。

アジアの加工済みソースには、小麦粉などのとろみを加える成分が入らないため粘り気が無い。コーンスターチなどを調理の最後に加えてとろみを加える。

ソースの一覧

[編集]

西洋のソース

[編集]

アジアのソース

[編集]

その他各種のソース

[編集]

スイートソース

[編集]

スイートソースについては、デザートソースの一覧も参照。

脚注

[編集]
  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 山根 勝次「ソース産業の展開と現状分析」『食品経済研究』、日本大学生物資源科学部、50-74頁。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 8 ソースのはなし”. 一般社団法人日本ソース工業会. 2026年3月23日閲覧。
  3. 1 2 3 𠮷田 菊次郎「製菓における果汁との関わり」『日本食品科学工学会誌』、日本食品科学工学会、2024年、259-267頁、doi:10.3136/nskkk.NSKKK-D-24-00012

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]