都立大学駅
都立大学駅 | |
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駅入口(2009年2月) | |
とりつだいがく Toritsu-daigaku (トキワ松学園前[1]) | |
◄TY05 学芸大学 (1.4 km) (1.4 km) 自由が丘 TY07► | |
所在地 | 東京都目黒区中根一丁目5-1 |
駅番号 | TY06 |
所属事業者 | 東急電鉄 |
所属路線 | ■東横線 |
キロ程 | 5.6 km(渋谷起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東急 1]44,353人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)8月28日[2] |
都立大学駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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都立大学駅(とりつだいがくえき)は、東京都目黒区中根一丁目にある、東急電鉄東横線の駅である。駅番号はTY06。
駅名はかつて近隣に存在した東京都立大学に由来するが、隣駅の学芸大学駅と同様、現在の同名の大学の最寄り駅にはなっていない(駅名の由来節も参照)[3]。
歴史
- 1927年(昭和2年)8月28日 - 柿の木坂駅として開業[2]。開業当初は相対式ホームだった[2]。
- 1931年(昭和6年)
- 1932年(昭和8年)3月31日 - 駅名を府立高等駅に改称[2]。
- 1943年(昭和18年)12月1日 - 駅名を都立高校駅に改称[2]。
- 1952年(昭和27年)7月1日 - 駅名を都立大学駅に改称[2]。
- 1959年(昭和34年)11月26日 - 駅付近立体交差工事着手[4]。
- 1961年(昭和36年)9月14日 - 高架化[2]、および駅改良工事竣工[5]。
- 1972年(昭和47年)6月17日 - 駅業務システムの自動化モデル3駅(祐天寺駅、学芸大学駅、桜木町駅)に続き、自動改札機(5台)を設置。同時に、自動券売機を磁気券化、エンコード可能な定期券発行機を新設する[6]。
- 2007年(平成19年)3月18日 - ICカード「PASMO」の利用が可能となる[7]。
駅名の由来
開業時は荏原郡碑衾町大字衾の字柿ノ木坂に立地していたことから、そのまま地名を採用し柿ノ木坂駅となった[2]。
1930年、東京横浜電鉄の事実上の創業者である五島慶太の沿線開発策の一環として、碑衾町大字衾の地(現在の目黒区八雲一丁目)を買収して、東京都立大学(都立大学)・都立大学附属高校の前身である旧制府立高等学校を麹町区(現在の千代田区)永田町から誘致することが決まり、翌年駅名もこれに合わせて府立高等前駅になった。実際の移転はさらにその翌年4月だった[8]。以降、同校の名称変更に伴い駅名も変更された。
1991年に都立大学は敷地が手狭であったことなどから広大な用地が確保できる多摩ニュータウンの南大沢(八王子市)へ移転したが、駅名は変更されなかった。なお、このとき都立大学附属高校は目黒区八雲の都立大学跡地に隣接して残っていた。このため学芸大学駅と同様に、入学試験当日に都立大学の受験生が間違えて当駅に下車することがあった。
目黒線・東急多摩川線などの路線名変更に際して駅名を変更するかどうか検討された[9]。実際に1999年5月、東京急行電鉄は駅名を「都立大学駅」から変更することについて「3分の2以上の賛成で新駅名を検討する」として地域住民にアンケートをとった[9][10]。結果、投票数1066票、改称賛成630票・反対436票で賛成が反対を上回っていたものの、「改称賛成が3分の2に達しない」という理由で改称が見送られた[11]。
なお、旧東京都立大学が2005年に「首都大学東京」に再編され2011年3月に閉学し、同時に附属高校も桜修館中等教育学校へ吸収されたため、都立大学駅は西武新宿線の都立家政駅と同様に存在しない学校名を掲げた駅名となっていたが、首都大学東京は2020年4月から再度「東京都立大学」に名称変更されたため、駅名と実際の大学のメインキャンパスの最寄り駅(京王相模原線南大沢駅)が一致しないケースとなっている。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。ホームと改札との間にはエレベーターが設置されている。トイレはホーム行きエレベーターの手前にある。下り(横浜方面)ホーム行きエレベーターの手前に女性用が、上り(渋谷方面)ホーム行きエレベーターの手前に男性用がある。多機能トイレは男女各トイレに1室ずつ用意されている。
ホームから改札口へ向かう階段は上下線ともに横浜方の端にある。そのため、当駅へ向かう場合は8号車を利用すると階段に近い位置で降車できる。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 東横線 | 下り | 横浜・元町・中華街・新横浜・二俣川方面[12] |
2 | 上り | 渋谷・池袋・川越市・所沢方面[13] |
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ホーム(2019年10月)
利用状況
2022年度の1日平均乗降人員は44,353人である[東急 1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[15] |
1日平均 乗車人員[16] |
出典 |
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1990年(平成 | 2年)31,063 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)27,877 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)27,175 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)26,751 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)26,227 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)26,169 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)25,951 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)25,493 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 24,307 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 23,915 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 23,682 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 23,483 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 44,661 | 22,973 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 44,948 | 23,052 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 45,100 | 22,981 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 45,594 | 23,173 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 45,951 | 23,367 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 47,099 | 23,992 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 47,883 | 24,351 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 47,354 | 24,088 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 46,473 | 23,591 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 46,204 | 23,509 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 47,385 | 23,959 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 47,631 | 24,192 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 47,039 | 23,827 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 47,686 | 24,153 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 48,584 | 24,595 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 48,886 | 24,718 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 49,233 | 24,874 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [東急 2]49,045 | 24,762 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[東急 3]35,277 | ||
2021年(令和 | 3年)[東急 4]40,570 | ||
2022年(令和 | 4年)[東急 1]44,353 |
駅周辺
- 目黒通り
- 東京都立桜修館中等教育学校
- めぐろ区民キャンパス - 旧都立大学キャンパス跡地に建設されたもの[3]
- 目黒区立八雲小学校
- 学校法人トキワ松学園
- 八雲学園中学校・高等学校
- 目黒区役所西部地区サービス事務所
- 目黒区碑文谷保健センター
- 碑文谷警察署
- 目黒柿ノ木坂郵便局
- 目黒碑文谷四郵便局
- 目黒八雲二郵便局
- 都立大学東急ストア
- イオンスタイル碑文谷
バス路線
いずれも東急バスの路線である。バスターミナルはないが、駅周辺の目黒通り沿いなどに分散して設置されている。
- 都立大学駅前[17]
- 都立大学駅北口[18]
- 目黒通り・東方向・交差点東側
- 目黒通り・東方向・交差点西側
- 目黒通り・西方向・交差点東側
- 目黒通り・西方向・交差点西側
- 都立34:東京医療センター
- 都立01:弦巻営業所(桜新町駅経由)※朝のみ
隣の駅
脚注
- ^ 『「TOKYU OOH」の新商品として、 東急線各駅の駅名標付近に、地元ゆかりの法人・施設名の広告看板を掲出』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄/東急エージェンシー、2013年4月22日。オリジナルの2021年5月8日時点におけるアーカイブ 。2021年5月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 宮田 2008, p. 47.
- ^ a b “都立大学駅|沿線・駅周辺ガイド”. 東急電鉄. 2015年1月11日閲覧。
- ^ 社史50年 年表 - 昭和34年 1973.
- ^ 社史50年 年表 - 昭和36年 1973.
- ^ 花房秀樹(東京急行電鉄交通事業本部鉄道部営業課)「東京急行電鉄 鉄軌道業の現状」『鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション40 東京急行電鉄1970』、電気車研究会、2018年10月10日、34頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月12日閲覧。
- ^ 東京府荏原郡碑衾町役場 『市郡合併紀年 碑衾町誌』 1932年、210頁
- ^ a b “駅名どうしよう? 東急東横線の都立大学駅・学芸大学駅”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 東京面(朝刊). (1999年6月10日)
- ^ “記者発 閉園4年後も「スペースワールド駅」 改称「自腹」、名と体は別”. 毎日新聞. 2023年5月13日閲覧。
- ^ “「学芸大学・都立大学」駅名存続へ”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 35(朝刊・東京). (1999年7月2日)
- ^ “東横線標準時刻表 都立大学駅 横浜 元町・中華街 新横浜方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ “東横線標準時刻表 都立大学駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ 区勢要覧 - 目黒区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ a b c “東急バス時刻表(都立大学駅前)”. 東急バス株式会社. 2015年1月11日閲覧。
- ^ a b “東急バス時刻表(都立大学駅前)”. 東急バス株式会社. 2015年1月11日閲覧。
- ^ 東98系統は2013年(平成25年)3月31日まで都営バス(港南支所)との共同運行だった。
出典
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
参考文献
- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 978-4-53-307166-9。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 南大沢駅 - 現時点(2023年3月)での「都立大学」最寄り駅。
- 女子大小路 - 当駅と同様に、名称の由来となった大学が移転した後も定着した通称が変更されていない例。
外部リンク
- 東京急行電鉄株式会社社史編纂委員会 (1973年4月). “『東京急行電鉄50年史』”. 渋沢社史データベース. 公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センター. 2016年3月9日閲覧。
- 「そこに都立大はありません」 首都大の名称変更が生んだ駅名トラップに要注意 - コラム - Jタウンネット 東京都
- 都立大学駅(各駅情報) - 東急電鉄