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カラドリウス

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カラドリウス。13世紀の写本の王のもとに現れたカラドリオス
16世紀の版画家、ピーター・ヴァン・デル・ボルヒトの描いた病人を訪れるカラドリウス

カラドリオス[1]、あるいはカラドリウスギリシア語: Χαράδριος, ラテン語: Caladrius, Charadrius)は、ローマ神話など中世ヨーロッパ等で信じられていた神鳥の一種である[2]

解説

カラドリオスは、キリスト化身[2]とも、の使いとも言われている。

危篤の枕元に現れ、回復の見込みがある(あるいはの良い)ならをじっと見つめ、を吸い取ってくれる。そうでなければ飛び去ってゆく。

西欧の人には、見ただけで病が薄まり、を飲めば不老長寿になると信仰されている。

特徴

カラドリオスは全体的に白っぽいだが、周り、の付け根、は黒いという。は極端に小さく、くちばしも堅く小さめだといわれている。首にアヌビスの書かれた黒いを提げており、吸い取った病をその袋に貯める。貯めた病が最大量まで達するとを産む。

脚注

  1. ^ 松平 (2005) で確認できる表記。
  2. ^ a b 松平 (2005)、238頁。

出典

一次資料

参考文献

  • 松平俊久「カラドリオス」『図説ヨーロッパ怪物文化誌事典』蔵持不三也監修、原書房、2005年3月、238-240頁。ISBN 978-4-562-03870-1 

関連項目

  • チドリ(ギリシア語の Χαράδριος およびラテン語の Caladrius は、「チドリ」を意味する)

外部リンク