1997年東京都議会議員選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

1997年東京都議会議員選挙(1997ねんとうきょうととぎかいぎいんせんきょ)は、1997年7月6日に投票が行われた、東京都議会議員を選出するために行われた選挙である。

概要[編集]

東京都議会議員選挙は、1965年の東京都議会自主解散で時期がずれたため、当時は統一地方選挙で行われない3つの都道府県議会選挙の1つであった(他の2つは茨城県議会沖縄県議会)。

前年10月に総選挙が行われて以降、初めての大型選挙となった。知事の青島がどの政党にも与しない姿勢を取り、候補者の応援を手控えたため、明確な争点が見えにくい中、この時初めて都議選に挑む新進党民主党がどのような戦い方をするのか、前年の総選挙で躍進した共産党がどこまで議席を伸ばすのかが、注目された。

  • 東京都知事青島幸男 - 1995年4月の統一地方選挙で当選
  • 都議会定数:127議席
  • 告示:1997年6月27日
  • 立候補者数:264名(女性47名)
党派別候補者内訳[1]
党派 候補
者数
女性 内訳
自由民主党 59 1 36 2 0 21
公明 24 0 21 0 0 3
民主党 28 4 13 2 0 13
日本共産党 44 14 11 2 1 30
新進党 11 2 4 0 0 7
社会民主党 9 3 4 0 0 5
太陽党 3 0 0 1 0 2
新社会党 2 0 0 0 0 2
生活者ネット 8 8 2 0 0 6
諸派 31 9 0 3 0 28
無所属 45 6 13 4 1 27
合計 264 47 104 14 2 144

選挙結果[編集]

  • 投票日:1997年7月6日
  • 投票率[2]:40.80%・・・過去最低の投票率(前回投票率:51.43%)
    • 選挙当日有権者数:9,393,311名
    • 投票者数:3,832,312名
党派別議席数と得票数[3][4]
党派 得票数 得票率 議席数 女性 新旧内訳
自由民主党 1,160,762 30.82% 54 1 36 2 0 16
日本共産党 803,378 21.33% 26 9 11 2 1 12
公明 705,816 18.74% 24 0 21 0 0 3
民主党 388,928 10.33% 12 1 7 0 0 5
社会民主党 70,637 1.88% 1 0 1 0 0 0
新進党 70,787 1.88% 0 0 0 0 0 0
太陽党 17,402 0.46% 0 0 0 0 0 0
新社会党 6,477 0.17% 0 0 0 0 0 0
生活者ネット 95,455 2.53% 2 2 1 0 0 1
諸派 120,191 3.19% 0 0 0 0 0 0
無所属 326,718 8.67% 8 0 5 2 0 1
合計 3,766,551 127 13 82 6 1 38

選挙の結果、自民党は復調、共産党は躍進、民主党は伸び悩み、新進党は惨敗する結果となった。自民党は過去2回の都議会議員選挙で議席を減らし続けたが、現有議席を16議席増やした。昨年の総選挙で躍進した共産党は、都議選でも現有議席を倍増させ、公明を抜いて都議会第二党に初めて躍り出ただけでなく、得票も都全体で20%を超える結果となった。これに対し、都議会第二党を狙った民主党は伸び悩み、新進党は公認候補が全て落選する結果となり、同じ野党でも対照的な結果となった。

脚注[編集]

  1. ^ 朝日新聞1997年6月24日付夕刊1面「候補者数」より(『朝日新聞縮刷版』1997年6月号1349頁)。なお、諸派については朝日新聞では生活者ネットも含めた数字になっていたため、本記事に掲載するに当たり生活者ネットの候補者数を差し引いた。
  2. ^ 平成9年7月執行 東京都議会議員選挙 最終投票結果”東京都選挙管理委員会
  3. ^ 得票数と得票率は、朝日新聞1997年7月6日付21面「都議選 党派別選挙区別得票数」より。
  4. ^ 議席数及び新旧の内訳は朝日新聞1997年7月6日付1面「党派別当選者」より。

出典[編集]