土屋敬之

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土屋 敬之
生年月日 (1952-02-08) 1952年2月8日(69歳)
出身校 獨協大学法学部
前職 百貨店社員
衆議院議員秘書
所属政党旧民主党→)
民主党→)
無所属→)
日本創新党→)
(無所属→)
太陽の党[1]→)
日本維新の会

当選回数 4回
在任期間 1997年 - 2013年7月22日
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土屋 敬之(つちや たかゆき、1952年2月8日 - )は、日本政治活動家。元東京都議会議員(4期)。

経歴[編集]

獨協大学法学部卒業、法律専攻科修了、衆議院議員第一秘書[2]

1997年旧民主党公認として板橋区より都議会議員選挙に出馬し初当選。都議会総務委員長、都議会民主党総務会長(3期)、民主党東京都連常任幹事(2期)[2]、民主党東京都連選対副委員長などを歴任した。2009年東京都議会議員選挙で4選したが、同年12月、マニフェストに関して党を批判したことから民主党除名された(#民主党除名[2]

教育再生・地方議員百人と市民の会東京支部理事。民社協会系の社団法人富士社会教育大学校専門研究員。UIゼンセン同盟東京支部政策懇話会初代会長。憲法学会会員。

2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙日本維新の会公認候補として東京11区から立候補予定であったが、2012年11月26日に体調不良のため衆議院議員選挙への出馬辞退することが陣営より発表された[3]2013年6月の都議会議員選挙にも出馬せず、都議会議員を引退。

2013年8月9日、やまと新聞論説委員に就任。同年8月22日、論説委員長。2018年4月1日、編集長。

活動[編集]

都政[編集]

七生養護学校事件などで、自民党古賀俊昭・田代博嗣と共同歩調を取り、石原都政の側近と認識されていた[4]

民主党は石原都政と距離を置き、2009年の都議選にも野党として選挙に臨んだ。「新銀行など『批判の対象』にはなったが、『石原都政がダメ』だとは誰も審判していない」と、自らの得票増などを根拠に主張し、石原都政を批判した『都政新報』に対し、「(対案も出さずにいうなら)MRI検査をすすめる」と非難した。また、「文化を破壊する、(選択的)夫婦別姓ジェンダーフリー、過激性教育偏向教育とはこれからも断固闘っていく。“あらかじめ宣戦布告”を言っておく」との見解を示した。

教育問題について[編集]

議会では主に、教育の“正常化”を主張。学校式典における国旗の掲揚、国歌の斉唱については、「実施要綱」の制定、従わない教員や、“生徒を扇動して起立させない教員”の処分などを実行させた[要出典]。また、35年ぶりに公務員制度の改革を求め、「ながら条例」の廃止については、本会議質問をはじめ[要出典]、『正論』に寄稿した。

2004年3月、東京都立板橋高等学校でおこなわれた卒業式に来賓として出席し、日の丸君が代斉唱時に着席したままの生徒達に起立するよう促した(板橋高校卒業式事件)。

2006年10月24日には東京地裁の「君が代・日の丸崇敬の強制は教育委員会裁量権逸脱」判決を批判し、訴訟を担当した裁判長罷免を求める旨集会を呼びかけた(→国旗及び国歌に関する法律#東京都立高校の例)。

また、増田都子教諭が授業で「反米思想を教えている」として、増田の懲戒解雇を要求したが、増田に名誉毀損で訴えられ2007年4月敗訴最高裁で確定した。足立16中での人権侵害事件を書いた三都議の共著「こんな偏向教師を許せるか」に対する名誉毀損裁判原告増田都子)では、2008年4月東京高裁被告全面勝訴(名誉毀損にはあたらない)との判決。一方で、本書を執筆するに当たり増田の家族・病気休職時の病名といった個人情報を都教育委員会(時の指導企画課長、近藤精一)を通じて入手していた。都個人情報保護条例違反で教育委員会に賠償命令(6月に最高裁で確定)。また、2003年7月には、東京都立七生養護学校で行われていた性教育の授業内容を不適切として、中止・機材没収・教員処分を東京都に求めている(下記の訴訟を参照。七生養護学校事件)。

歴史認識問題[編集]

民主党に対する批判[編集]

マニフェスト未記載事項に対する指摘[編集]

第45回衆議院総選挙公示後、投票4日前の8月26日発売『WiLL』10月号で、「民主政権を内部告発する!」と題し、永住外国人への地方参政権付与、選択的夫婦別姓の導入、慰安婦問題への取り組みなどをマニフェストに載せていないのはマンション偽装と同じになるのでマニフェストに明記するべきである」と主張した(これが“党員でありながら党方針に反する言動”として後述の除名につながる)。

また、土屋と選出区が同じ板橋区が単一自治体で選挙区全域である東京11区では、民主党は新党日本有田芳生推薦した(落選)が、選挙後、有田は民主党内に「利敵行為」を働いた者がいたとしている[7][8]。土屋は「落選した候補が、自分の不明を恥じずに、他人に責任を転嫁、それを党幹部に言いつけたか言ったらしい」と反応している[9]。また、当選した自民党下村博文は、教科書問題などで土屋と協力関係にあり、思想信条が近い[10]

民主党除名[編集]

総選挙後、民主党倫理委員会委員長の大河原雅子から「意見聴取する」として出席を求められ[11]、文書で内容証明と日程調整の質問を行った[11]が、土屋によると、民主党倫理委員会からは「党則」が送付されたのみ[12]で、土屋側は「党規のどの条項によって呼ばれるのか明示がなければ行くに行けない」と自身のブログで主張した[12]

2009年10月28日、民主党東京都総支部連合会は常任幹事会で、土屋への離党勧告と土屋が勧告を容れない場合は除名することを決めた[13]。土屋は11月5日、都連に対し「民主党倫理規則に明記された手続に従うことなく下された一方的な処分であって、憲法上の要請である適正手続によることなくなされた民主主義原理の前提に反するものである」として大河原および都連会長の菅直人宛に再審査請求書を提出するとともに、自身が2度にわたって提出した要求書について回答するよう求めた[14](ちなみに民主党は倫理規則第9条で「不服申し立て」を定めており、土屋がこれに則って釈明したか否かは不明)。しかし民主党東京都連は12月5日の常任幹事会で土屋の除名処分を決定した[15][16]。土屋は「処分されるいわれはない。裁判で徹底的に争い、公開ディベートも申し入れる」[16][17]として、一人会派「平成維新の会」を経て[18]、2010年4月18日に結党された日本創新党へ参加[19]

2010年4月27日、除名処分の無効確認と慰謝料500万円を要求し、民主党東京都連を提訴[20]。2011年7月の東京地裁判決で訴えは却下され、2012年1月の東京高裁控訴審でも棄却された[21]

言論活動[編集]

2013年8月9日、やまと新聞論説委員に就任[22]。同年8月22日、論説委員長[23]。2018年4月1日、編集長。

不祥事[編集]

七生養護学校事件[編集]

  • 2003年に、土屋は、古賀俊昭と田代博嗣とともに東京都内の養護学校を視察し、同校の性教育などの方法について、暴言を吐き、中止・教材を没収するなどさせた。これに対し、同校元教諭らが損害賠償を求めた訴訟において、土屋らが行ったことが一方的な批判で侮辱であり、学校の性教育に介入、干渉するもので、教育の自主性を阻害してゆがめる危険のある行為で裁量権の乱用だとして「不当な支配」にあたるとして、東京地裁は2009年3月12日、慰謝料計210万円の支払いを3都議と都に命じる判決を言い渡した[24]

その他[編集]

  • 「職場のモチベーションが低下する」等の理由で国家公務員の一律賃金カットに反対している[25]
  • 浄土真宗東本願寺別院 本願寺眞無量院 法名:釋律準 (僧侶・平成28年6月12日得度) [26]
  • 実用新案登録(登録第3127822号) 鳥かご収納ケース[27]

著作[編集]

特記なき物は展転社刊。

  • ストップ偏向平和祈念館
  • こんな偏向教師を許せるか!(古賀俊昭・田代博嗣との共著)
  • 教科書から見た日露戦争
  • わかる!介護保険マニュアル(田代博嗣との共著)
  • 日本人なら知っておきたい近現代史50の検証(勝岡寛次監修・古賀俊昭との共著)
  • 土屋たかゆきの【わが闘争】―日本を貶める者どもへの宣戦布告
  • 概説 戦後楽興教育(白石茂との共著)
  • 日本近現代史の真実(勝岡寛治監修)
  • 治安回復100の証言・検証(柿崎裕治との共著・国書刊行会
  • 教育黒書(PHP研究所
  • 大地震マニュアル(田代博嗣との共著・しののめ出版)

資格[編集]

  • 国会議員政策担当秘書資格
  • ネイリスト3級
  • 愛玩動物飼養管理士2級
  • 動物取扱主任者
  • グリーフケア悲嘆学アドバイザー1級
  • メンタルケア傾聴学スペシャリスト

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ “日本維新の会:2次公認9人を発表”. 毎日新聞. (2012年11月19日). オリジナルの2012年11月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121121124924/http://mainichi.jp/select/news/20121120k0000m010034000c.html 
  2. ^ a b c 民主党不当除名裁判の行方 - 土屋たかゆき氏に聞く”. 日本文化チャンネル桜 (2011年1月25日). 2015年12月1日閲覧。
  3. ^ 2012衆院選:11区で出馬予定 土屋都議が断念:衆院東京
  4. ^ 09.3.13『週刊金曜日』。
  5. ^ ノリミツ・オオニシ (2004年12月16日). “Tokyo's Flag Law: Proud Patriotism, or Indoctrination?” (英語). ニューヨーク・タイムズ. http://www.nytimes.com/2004/12/16/international/asia/16tokyo.html 2010年6月11日閲覧。 
  6. ^ 賛同地方議員一覧
  7. ^ 民主党東京都連が土屋都議へ離党勧告 Archived 2009年11月7日, at the Wayback Machine.
  8. ^ 有田芳生2009/09/03 単行本『X』の調査再開
  9. ^ ついに出てきた「マニフェスト」未記載の外国人参政権!!! 今日の“つっちー”2009年9月19日 Archived 2009年10月29日, at the Wayback Machine.
  10. ^ 正体をあらわした民主党サヨクのファシズム体質 今日の“つっちー”2009年11月8日 Archived 2009年11月18日, at the Wayback Machine.
  11. ^ a b 大河原雅子「倫理委員長」からの電話 今日の“つっちー”2009年9月24日 Archived 2009年10月29日, at the Wayback Machine.
  12. ^ a b 倫理委員会の回答文書 今日の“つっちー”2009年9月30日 Archived 2009年10月29日, at the Wayback Machine.
  13. ^ “民主党都連、マニフェスト批判の都議に離党勧告”. MSN産経ニュース (産業経済新聞社). (2009年10月28日). オリジナルの2009年10月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20091031070705/http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091028/stt0910282007009-n1.htm 2009年12月8日閲覧。 
  14. ^ 今日の“つっちー” 土屋敬之ホームページ 2009年11月5日(木) No.456より引用[リンク切れ]
  15. ^ 民主都連:マニフェスト批判の土屋都議を除名 /東京 2009年12月5日、毎日新聞[リンク切れ]
  16. ^ a b “民主都連が土屋都議を除名”. MSN産経ニュース (産業経済新聞社). (2009年12月5日). オリジナルの2009年12月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20091212082352/http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/091205/tky0912052213009-n1.htm 2009年12月6日閲覧。 
  17. ^ 不当処分【除名処分】に関する声明 今日の“つっちー” 2009年12月5日付 Archived 2011年12月25日, at the Wayback Machine.
  18. ^ “土屋都議1人会派立ち上げへ”. MSN産経ニュース (産業経済新聞社). (2009年12月7日). http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/091207/tky0912071953035-n1.htm 2009年12月10日閲覧。 [リンク切れ]
  19. ^ “都議会:土屋都議会派、平成維新の会から日本創新党へ変更”. 毎日.jp (毎日新聞社). (2010年4月27日). http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100427ddlk13010287000c.html 2010年4月28日閲覧。 [リンク切れ]
  20. ^ “除名処分の無効求め提訴 公約批判の元民主都議”. 共同通信社. 47NEWS. (2010年4月27日). http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042701000891.html 2012年12月2日閲覧。 
  21. ^ 毎日新聞2012年1月19日
  22. ^ [1]
  23. ^ 土屋たかゆきが論説委員長に就任したことをお知らせいたします。
  24. ^ 朝日新聞 2009年3月13日
  25. ^ 今日のつっちー2012年2月18日
  26. ^ 平成28年6月12日 Facebook
  27. ^ “鳥かご収納ケース”. J-PlatPat. https://www7.j-platpat.inpit.go.jp/tkk/tokujitsu/tkkt/TKKT_GM301_Detailed.action 2018年2月3日閲覧。 

関連項目[編集]