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日本女子オープンゴルフ選手権競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本女子オープンゴルフ選手権競技
トーナメント情報
創設 1968年
開催地 持ち回り
開催コース 持ち回り
主催 公益財団法人日本ゴルフ協会
ツアー 日本女子プロゴルフ協会(公式戦)
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 1億5000万円(2025年)[1]
開催月 9月もしくは10月
最高記録
最少打数 268 日本の旗 畑岡奈紗(2017年)[2]
通算スコア -20 同上[2]
最新優勝者
日本の旗 堀琴音(2025年)
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日本女子オープンゴルフ選手権競技(にほんじょしオープンゴルフせんしゅけんきょうぎ)は、毎年秋季(10月)に開催される日本女子プロゴルフメジャー大会の1つ。日本選手権大会に相当する日本ゴルフ協会(JGA)主催競技であり、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のメジャー大会の1つでもある。

概要

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大会の歴史は1968年TBS女子オープンとしてスタートした。この年の優勝者は、後に全米女子プロゴルフ選手権で優勝した樋口久子だった。彼女はこの時「23歳60日」で初代優勝者になっている。1971年からは主催者がJGAに移管され、大会名も現在の日本女子オープンに改称となった。以来日本のトッププロとトップアマチュアが出場し、日本女子プロ選手権と並ぶビッグイベントに成長した。

2005年度の第38回大会では宮里藍が初優勝を大会最年少の「20歳3カ月」で飾った。この時の最終日には2万人余のギャラリーが観戦に訪れたが、これは日本女子ゴルフ史上でも最多観客動員の記録となった。

年によっては出場者のレベルが海外メジャー大会とほぼ同様のレベルになることもあり、2012年の大会はこの年の海外メジャー大会の優勝者が全員出場したほか、当時の世界ランキングの上位10人中7人が出場。大会史上最高レベルの大会になった。2013年以降は同時期に中国北京でレインウッドLPGAクラシックが行われたため、USLPGAメンバーはほとんど出場しなかった。

大会は毎年開催地(都道府県)を変更し、4日間72ホールのストローク・プレーで開催される。賞金総額は2005年時点では7,000万円(優勝賞金1,400万円)であったが、2006年以後は賞金が倍増し、賞金総額1億4,000万円・優勝賞金2,800万円と女子ツアー屈指の高額賞金大会となった。2019年には賞金総額1億5,000万円(優勝賞金3,000万円)に増額され[3]、さらに2025年からは賞金総額1億7,500万円、優勝賞金3,500万円で施行されている[1]。優勝者にはJGA女子オープン杯、NHK杯内閣総理大臣杯が授与されるほか、副賞としてJGAパートナーのNECより賞品が贈られる[4]。あわせて3年間のシード権が与えられる。ただし、3年間のシード権はJLPGAツアーメンバーのみが対象であり、優勝時にJLPGA非ツアーメンバーやアマチュアの場合は、その後にプロ転向・ツアーメンバー登録をしても1年間のみとなる。また、ローアマチュア(アマチュア最上位者)にはJGAローアマチュア杯とNHKローアマチュア杯が贈られる。

大会の模様は共催の日本放送協会(NHK)が放送しており、法令による優先放送がない限り、原則として、総合テレビNHK ONEを含む)とBSにて生中継している[注 1][注 2]。かつては、深夜に30分のハイライト番組があった[10]。なお、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は2022シーズンからJLPGAが管轄している大会のネット配信を実施しているが、本大会はJGA管轄のため、JLPGA公認大会の配信権を保有しているU-NEXTでの配信は実施しない[11]

出場資格

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JLPGAツアーのシード権を有している選手であっても、下記の条件を満たさない限りは本大会に出場することができない。

2022年より

歴代優勝者

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開催回開催時期優勝者開催地開催ゴルフコース備考
第1回1968年12月11日12日日本の旗 樋口久子(1~4)埼玉県TBS越谷ゴルフ倶楽部
第2回1969年11月12日13日
第3回1970年11月18日21日
第4回1971年11月10日12日茨城県大利根カントリークラブ西コース 
第5回1972年11月8日〜10日日本の旗 佐々木マサ子静岡県浜松シーサイドゴルフクラブ
第6回1973年11月7日9日日本の旗 小林法子三重県名四カントリークラブ
第7回1974年11月8日〜10日日本の旗 樋口久子(5)滋賀県名神八日市カントリー倶楽部
第8回1975年10月17日19日日本の旗 二瓶綾子栃木県烏山城カントリークラブ
第9回1976年9月24日26日日本の旗 樋口久子(6)静岡県浜松シーサイドゴルフクラブ
第10回1977年9月2日4日兵庫県花屋敷ゴルフ倶楽部
第11回1978年9月1日3日日本の旗 清元登子群馬県ローズベイカントリークラブ(2016年(平成28年)閉鎖)[13]
第12回1979年9月7日9日日本の旗 吉川なよ子(1)広島県広島カンツリー倶楽部八本松コース
第13回1980年9月5日〜7日日本の旗 樋口久子(7)愛知県春日井カントリークラブ西コース
第14回1981年7月10日12日日本の旗 大迫たつ子(1)千葉県PGM総成ゴルフクラブ・東南コース
第15回1982年7月15日18日日本の旗 日蔭温子(1)新潟県フォレストカントリー倶楽部・西コース
第16回1983年7月14日17日中華民国の旗 涂阿玉(1)福井県芦原ゴルフクラブ海コース
第17回1984年7月12日15日日本の旗 大迫たつ子(2)群馬県甘楽カントリークラブ
第18回1985年7月4日7日日本の旗 森口祐子(1)千葉県袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コース
第19回1986年7月3日6日中華民国の旗 涂阿玉(2)滋賀県近江カントリー倶楽部
第20回1987年7月2日5日日本の旗 吉川なよ子(2)茨城県筑波カントリークラブ
第21回1988年7月14日〜17日日本の旗 谷福美福岡県太宰府ゴルフ倶楽部
第22回1989年6月29日7月2日日本の旗 小林浩美埼玉県武蔵カントリークラブ豊岡コース
第23回1990年6月28日7月1日日本の旗 森口祐子(2)岐阜県岐阜関カントリー倶楽部西コース
第24回1991年6月27日30日中華民国の旗 涂阿玉(3)北海道札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース
第25回1992年6月25日〜28日日本の旗 日蔭温子(2)滋賀県名神八日市カントリー倶楽部
第26回1993年6月24日27日日本の旗 岡本綾子(1)愛知県東名古屋カントリークラブ・西コース
第27回1994年6月23日26日日本の旗 服部道子(1)埼玉県武蔵カントリークラブ・笹井コース 
第28回1995年6月22日〜25日日本の旗 塩谷育代山口県宇部72カントリークラブ万年池西コース
第29回1996年6月20日〜23日日本の旗 高村亜紀茨城県龍ヶ崎カントリー倶楽部
第30回1997年6月26日〜30日日本の旗 岡本綾子(2)兵庫県東広野ゴルフ倶楽部6月28日(土曜)施行予定の3日目が雨で中止となったため、競技を順延し、史上初の予備日を用いて4ラウンドを行った。
第31回1998年6月25日〜28日日本の旗 野呂奈津子愛知県三好カントリー倶楽部西コース
第32回1999年6月24日〜27日日本の旗 村井真由美埼玉県霞ヶ関カンツリー倶楽部東コース
第33回2000年6月22日〜25日日本の旗 肥後かおり埼玉県飯能ゴルフクラブ
第34回2001年9月27日30日日本の旗 島袋美幸北海道室蘭ゴルフ倶楽部
第35回2002年10月3日6日大韓民国の旗 高又順神奈川県箱根カントリー倶楽部
第36回2003年10月2日5日日本の旗 服部道子(2)千葉県千葉カントリークラブ野田コース
第37回2004年9月30日〜10月3日日本の旗 不動裕理広島県広島カンツリー倶楽部八本松コース
第38回2005年9月29日〜10月2日日本の旗 宮里藍神奈川県戸塚カントリー倶楽部西コース第38回大会では4日間で48,677人、最終日に21,018人の観衆が来場観戦し、日本女子ゴルフ史上最多観衆動員記録を樹立した[14][15]
第39回2006年9月28日10月1日大韓民国の旗 張晶大阪府茨木カンツリー倶楽部西コース
第40回2007年9月27日〜30日日本の旗 諸見里しのぶ北海道樽前カントリークラブ南・中コース
第41回2008年10月2日〜5日大韓民国の旗 李知姫新潟県紫雲ゴルフ倶楽部・加治川コース
第42回2009年10月1日〜4日大韓民国の旗 宋ボベ千葉県我孫子ゴルフ倶楽部
第43回2010年9月30日〜10月3日日本の旗 宮里美香(1)茨城県大利根カントリークラブ東コース
第44回2011年9月29日〜10月2日日本の旗 馬場ゆかり愛知県名古屋ゴルフ倶楽部・和合コース
第45回2012年9月27日〜30日中華人民共和国の旗 フォン・シャンシャン神奈川県横浜カントリークラブ西コース
第46回2013年10月3日〜6日日本の旗 宮里美香(2)神奈川県相模原ゴルフクラブ東コース
第47回2014年10月2日〜5日中華民国の旗 テレサ・ルー滋賀県琵琶湖カントリー倶楽部栗東/三上コース
第48回2015年10月1日〜4日大韓民国の旗 田仁智 PO石川県片山津ゴルフ倶楽部・白山コース[16]
第49回2016年9月29日〜10月2日日本の旗 畑岡奈紗(1) (a)[17]栃木県烏山城カントリークラブ二の丸・三の丸コース史上初のアマチュア選手による大会制覇
第50回2017年9月28日〜10月1日日本の旗 畑岡奈紗(2)[18]千葉県我孫子ゴルフ倶楽部
第51回2018年9月27日〜30日大韓民国の旗 柳簫然(ユ・ソヨン)[19]千葉県千葉カントリークラブ野田コース
第52回2019年10月3日〜6日日本の旗 畑岡奈紗(3)[20]三重県COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース QUEENコース[21]
第53回2020年10月1日〜4日日本の旗 原英莉花[22]福岡県ザ・クラシックゴルフ倶楽部キング・クイーンコース[注 3][21]
第54回2021年9月30日〜10月4日日本の旗 勝みなみ(1~2) [23][24]栃木県烏山城カントリークラブ二の丸・三の丸コース[25]10月1日(金曜)施行予定の2日目が雨で中止となったため、競技を順延し、大会史上2度目となる予備日を用いて4ラウンドを行った[7]
第55回2022年9月29日〜10月2日千葉県紫カントリークラブ・すみれコース[26]
第56回2023年9月28日〜10月1日日本の旗 原英莉花 (2)[27]福井県芦原ゴルフクラブ・海コース[26]
第57回2024年9月26日 - 29日日本の旗 竹田麗央[28]茨城県大利根カントリークラブ・西コース[29]
第58回2025年10月2日〜5日日本の旗 堀琴音兵庫県チェリーヒルズGC
  • PO プレーオフでの決着
  • (a) アマチュア選手

今後の開催予定地

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コース日時実績
第59回2026年宝塚ゴルフ倶楽部・旧コース[30]10月1日 - 4日
第60回2027年狭山ゴルフ・クラブ[31]9月30日 - 10月3日
第61回2028年ザ・クラシックゴルフ倶楽部キング・クイーンコース[32]9月28日 - 10月1日
第62回2029年霞ヶ関カンツリー倶楽部
第63回2030年我孫子ゴルフ倶楽部

脚注

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注釈

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  1. 第54回(2021年)は台風16号の影響で最終日が月曜(10月4日)開催となったが、総合テレビで優先される国会中継第205回国会 衆議院[5]及び参議院[6]本会議 内閣総理大臣指名選挙)の放送が決まった為、BS1Eテレでのリレー放送を行った[7]
  2. 2025年も3日目の10月4日に執行された2025年自由民主党総裁選挙を放送するため、生中継はBSにて迂回放送し、総合では翌5日未明(4日深夜)に『ミッドナイトチャンネル』枠での録画放送を行った[8][9]
  3. 新型コロナウイルスの影響で一般非公開、総額も25%減。

出典

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  1. 1 2 日本女子プロゴルフ協会「日本女子オープンゴルフ選手権競技」
  2. 1 2 奈紗 樋口以来40年ぶり連覇、2位に8差 歴史的2週連続V - スポーツニッポン、2017年10月2日閲覧
  3. 日本オープン、日本女子オープンが賞金総額1000万円増 ゴルフダイジェストオンライン 2019年9月10日
  4. 2016年はLAVIE Hybrid Zeroが贈られる予定だったが、アマチュア優勝のため授与はなし
  5. 第205回国会 衆議院 本会議 第1号 令和3年10月4日 - 国会会議録検索システム
  6. 第205回国会 参議院 本会議 第1号 令和3年10月4日 - 国会会議録検索システム
  7. 1 2 月曜日の日本女子オープン最終ラウンド NHKがBS1とEテレで生中継へ”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2021年10月2日). 2021年10月2日閲覧。
  8. 日本女子オープンゴルフ選手権第2ラウンドが終了。堀琴音が通算-11で単独首位”. 競技報告. JGA 日本ゴルフ協会 (2025年10月3日). 2025年10月4日閲覧。
  9. 【総裁選】NHKは2時間半の特番 「べらぼう」再放送は繰り下げ「女子ゴルフ」はBSに”. 日刊スポーツ (2025年10月3日). 2025年10月4日閲覧。
  10. NHK. データベースで探す”. NHKクロニクル. 2024年10月8日閲覧。
  11. DAZN、国内女子ゴルフツアー36試合の予選&決勝Rをライブ配信”. 日刊スポーツ (2022年3月4日). 2022年3月15日閲覧。
  12. 渋野日向子と梶谷翼が“特別承認”で日本女子オープン出場へ【国内女子ツアー LPGA】 ゴルフダイジェスト・オンライン 2021年9月3日
  13. 「ローズペイCC(群馬県)平成28年9月末をもってゴルフ場を閉鎖、跡地にメガソーラー建設」、椿ゴルフ、2020年10月28日閲覧
  14. 古屋雅章「「平成のヒロイン」宮里藍の優しさが、日本のゴルフ界を劇的に変えた」『sportiva』、集英社、2019年5月2日。
  15. “日本女子オープンには未だ破られない記録がある!? 第38回大会に何があったのか 【日本女子オープン豆知識】”. ALBA.net. 株式会社ALBA. 2023年9月27日. 2024年6月24日閲覧.
  16. 平成24年度第1回理事会を開催 - 日本ゴルフ協会 2012年3月1日閲覧
  17. 17歳アマ畑岡奈紗が史上最年少優勝 日本女子OP - 日刊スポーツ、2016年10月2日閲覧
  18. 畑岡奈紗、樋口久子以来40年ぶり大会連覇 - 日刊スポーツ、2017年10月1日閲覧
  19. 畑岡奈紗3連覇ならず2位、菊地3位 柳蕭然が初V - 日刊スポーツ、2018年9月30日配信、同日閲覧
  20. 畑岡奈紗Vで国内メジャー2連勝、渋野日向子は7位 - nikkansports.com(日刊スポーツ新聞社)、2019年10月6日配信、同日閲覧
  21. 1 2 平成27年度第3回定時理事会を開催 - 日本ゴルフ協会 2016年3月10日閲覧
  22. 原英莉花が圧勝で日本タイトル獲得 黄金世代では3人目の公式戦V - ALBA、2020年10月4日閲覧
  23. 勝みなみが圧勝でメジャー初V 史上3人目の“日本タイトル4冠”達成 - ALBA、2021年10月4日閲覧
  24. 勝みなみが3打差逆転でナショナルオープン連覇 畑岡奈紗以来3人目 - ALBA、2022年10月2日閲覧
  25. 【2021年度日本女子オープン開催コース・2020年度JGA主催競技日程】 - 日本ゴルフ協会 2019年6月17日閲覧
  26. 1 2 2022年、2023年の日本女子オープン開催コースが決定 - 日本ゴルフ協会、2018年6月6日閲覧
  27. 【通算-15で原英莉花が3年ぶり2度目の戴冠を果たす】、2023年10月1日
  28. 竹田麗央が大会初制覇! 日本タイトル2冠は樋口久子、畑岡奈紗に続く史上3人目の快挙”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年9月29日閲覧。
  29. 「2024年度(第57回)日本女子オープンゴルフ選手権 開催コースが決定」、2021年9月22日、2021年10月1日閲覧
  30. 「2025年度(第58回)、2026年度(第59回)日本女子オープンゴルフ選手権開催コースが決定」、日本ゴルフ協会、2021年6月8日、2021年8月16日閲覧
  31. 【2025年度(第90回)日本オープンゴルフ選手権、2027年度(第60回)日本女子オープンゴルフ選手権開催コースが決定】、日本ゴルフ協会、2022年9月20日、2022年11月15日閲覧
  32. 【2025年度日本シニアオープン、2028年度日本女子オープン、2029年度日本オープン開催コース決定のお知らせ】、2023年6月7日

参考

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