新安城駅

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新安城駅*
南口
南口
しんあんじょう - SHIN ANJŌ
所在地 愛知県安城市東栄町一丁目1-5
所属事業者 Meitetsu logomark 2.svg名古屋鉄道
駅構造 地上駅
ホーム 3面6線
乗降人員
-統計年度-
19,683人/日
-2013年[1]-
開業年月日 1923年大正12年)6月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 名古屋本線
キロ程 38.3km(豊橋起点)
宇頭 (3.5km)
(2.6km) 牛田
所属路線 西尾線
キロ程 0.0km(新安城起点)
北安城 (2.6km)
備考 *1970年 今村駅より改称。

新安城駅(しんあんじょうえき)は愛知県安城市東栄町一丁目にある、名古屋鉄道である。

概要[編集]

安城市の北部に位置する駅で、名鉄名古屋本線西尾線の接続点に位置する。西尾線の起点にあたり乗換客が多く、周辺の市街地化が進んでいることから、安城駅(乗車人員2009年度10,580人。愛知県統計年鑑)と並んで安城市で乗降客の多い駅になっている。

1923年大正12年)に愛知電気鉄道(現・名古屋本線)の今村駅として開業。1926年(大正15年)に米津駅まで結ぶ碧海電気鉄道(現・西尾線)が開通した。1970年昭和45年)に新安城駅に改称された。

歴史[編集]

  • 1923年大正12年)6月1日 - 愛知電気鉄道新知立仮駅(後の東知立駅、1968年廃止) - 西岡崎駅(現、岡崎公園前駅)間開業時に今村駅として開業。
  • 1926年(大正15年)7月1日 - 碧海電気鉄道が今村駅 - 米津駅間を開業。
  • 1935年昭和10年)8月1日 - 愛知電気鉄道の名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、愛知電気鉄道駅が同社の駅となる。
  • 1944年(昭和19年)3月1日 - 碧海電気鉄道の名古屋鉄道への合併により、碧海電気鉄道駅も同社の駅となる。
  • 1950年(昭和25年)5月 - 下り待避線新設。西尾線ホーム配線変更[2]
  • 1969年(昭和44年)3月21日 - 地下駅舎完成[3]
  • 1970年(昭和45年)5月1日 - 駅名を新安城駅に改称。
  • 1974年(昭和49年)9月17日 - 特急(座席特急は除く)の一部が停車。座席特急は西尾線直通のみ全便停車。
  • 1982年(昭和57年)3月21日 - 高速停車駅に昇格[4]
  • 1987年(昭和63年)5月 - 自動改札機設置[5]
  • 1990年平成2年)10月29日 - 高速の特急への統合により再び一部特急停車駅になる。
  • 2005年(平成17年)1月29日 - ダイヤ改正により、特急標準停車駅となる。ただし新設された快速特急は通過。停車本数の変更はない。
  • 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」の供用を開始する。
  • 2012年(平成24年)2月29日 - 「トランパス」の供用を終了する。

駅構造[編集]

北口
エレベータ専用改札口

島式3面6線ホームの地上駅で、2011年(平成23年)2月現在改札口は3ヶ所。エスカレーター、スロープは設置されていない。2010年(平成22年)12月に建設された橋上駅舎には各ホームとの間にエレベーターが設置されている。北改札口と南改札口へは階段が設置されておらず、エレベーターのみで連絡している。また、橋上駅舎完成後も従来からある地下改札口は存続するため、ここの発車案内も更新された。

名古屋本線ホーム(3番 - 6番)は8両編成、西尾線ホーム(1番・2番)は4両編成に対応し、1番線の名古屋寄りは当駅で行き止まりとなっている(トイレはこの奥にあり)。西尾線からの名古屋方面直通は3番線に進入し、名古屋方面からの西尾線直通は名古屋寄りの踏切手前から下り本線を平面交差して2番線に入る。西尾方面へ向かう6両編成の臨時列車が増解結を行う場合、3番線を使う(代わりに名古屋方面の列車は2番線から発車する)こともあるが、特急を除いた西尾方面へ向かう定期列車は全て4両または2両のため2番線を使う。西尾線と名古屋本線を分ける分岐器の配置上、3番線に8両編成が停車する場合は名古屋寄りにずれて停車する。なお、3番線の名古屋寄り2両分は8両編成の停車がないときは柵で閉鎖されている。2番線と3番線の間、東岡崎・西尾寄りに留置線を有する。

発車案内はフルカラーLED式2段表示。 2010年(平成22年)10月7日に設置され、一時動作試験を行った後、10月24日から本格作動した。これにより、布袋駅、堀田駅、青山駅に次いで4番目にフルカラーLED式2段表示が設置された。なお、2010年(平成22年)10月23日までは、ソラリー式2段表示が設置されていた。ソラリー式2段表示は、改札口以外は、全て撤去された(改札口は、工事中の張り紙が貼られた)。西尾線の発車案内は本線のものとは表示の仕方が異なり、1番線と2番線が別々に表示された(上に1番線、下に2番線の案内がある。1番線から発車しない時間帯は1番線の欄に「当駅止まり」と表示されていた。備考欄もあり、急行以下の列車では「吉良吉田で蒲郡行に連絡」と表示することもあった)。

かつて、西尾方面と東岡崎方面との臨時直通列車(主に岡崎観光夏まつり花火大会開催時の東岡崎 - 西尾間の普通)があった頃は、上下線とも唯一双方へ出入り可能な3番線を使っていた。2008年(平成20年)6月29日から西尾線にも1200系を使った一部特別車特急が運転されるようになり、特急西尾行きが8両対応の3番線に入線するようになった。

3・4番ホームのみ3番線の8両対応化時に拡幅され、他のホームより若干広かったが、バリアフリー化工事に伴って2010年(平成22年)に6番線と工事用車両の留置線が移設され、5・6番ホームも拡幅された。

同じく120km/h区間の途中にある国府駅、新木曽川駅と同様に、本線の構内分岐器は全て弾性ポイントである。これにより、上下各毎時2本ずつの快速特急は速度制限を受けずに通過する。

駅自動放送は、「種別・行き先」の順に読み上げるタイプのもので、1・2・4番線が女声、3・5・6番線が男声のアナウンスである。下り線のホーム(3番線)にも男声のアナウンスが使われている(金山駅や東岡崎駅など、他の駅では通常下り(岐阜方面)が女声、上り(豊橋方面)が男声)。

のりば[編集]

のりば
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 西尾線 - 西尾吉良吉田・(蒲郡)方面 当駅始発
2 - 通常はこのホームから
3 名古屋本線 下り 名古屋岐阜犬山中部国際空港津島方面 待避線、西尾線からの直通列車も発車
4 本線
5 上り 東岡崎豊橋豊川稲荷方面 本線
6 待避線

配線図[編集]

名古屋鉄道 新安城駅 構内配線略図
西尾吉良吉田方面

東岡崎
豊橋方面
名古屋鉄道 新安城駅 構内配線略図
名古屋
岐阜
犬山方面
凡例
出典:[6]


利用状況[編集]

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は19,683人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中 19位、 名古屋本線(60駅)中 11位、西尾線・蒲郡線(23駅)中1位であった[1]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は18,568人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中20位、 名古屋本線(61駅)中13位、 西尾線・蒲郡線(24駅)中1位であった[7]
  • 安城市の統計によると2012年度の1日平均乗降人員は18,968人であった[8]。名古屋本線の駅の中では12番目に多く、西尾線の駅の中では最も利用客が多い。

近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである。

  • 年度別乗降人員から、定期枚数は360で除し、定期外枚数は365(閏日が含まれる年度は366)で除して一日平均乗降人員を求めている。
年度 1日平均
乗降人員
1998年(平成10年) 16,173
2002年(平成14年) 16,026
2003年(平成15年) 16,231
2004年(平成16年) 16,901
2005年(平成17年) 17,213
2006年(平成18年) 17,454
2007年(平成19年) 17,916
2008年(平成20年) 18,386
2009年(平成21年) 17,739
2010年(平成22年) 18,023
2011年(平成23年) 18,353
2012年(平成24年) 18,968
2013年(平成25年) 19,683

ダイヤ[編集]

快速特急以外の列車が停車する。西尾線からの準急と普通はほとんど当駅で折り返しとなる。名古屋本線にも、当駅止まりの列車がごく僅かに存在する。当駅を出ると、名古屋方面は豊明駅(知立駅では待避不可、ただし高架化後は待避線が設けられる予定)、豊橋方面は東岡崎駅(矢作橋駅は名古屋方面のみ待避可能)まで待避ができないため、当駅で緩急接続や通過待ちをすることが多い。朝の名古屋方面で、西尾線からの列車と東岡崎方面からの列車が増結することもある。2003年(平成15年)以前は下り急行の半数が当駅で特急(現在の快速特急)の通過待ちをしていた。2005年(平成17年)以前の正月に運転されていた豊川稲荷発着の臨時特急も当駅を通過していた。

かつては国府宮駅と当駅に停車し、国府駅を通過する特急も存在したが、2000年3月21日改正からは国府駅にも特別停車するようになり、2005年1月29日白紙改正で当駅と共に特急停車駅となった。このほか、1999年(平成11年)までは西尾線からの直通特急で当駅に停車し、知立駅を通過するものも存在した。

平日朝ラッシュ時間帯(主に7時台まで)の下りは名古屋方面への速達性を図っているのと、当駅や西尾線から名古屋方面への利用者を急行や準急に振り分けるため、当駅に停車する特急列車は少ない(代わりに快速特急が昼間より多く通過していく。この時間帯に名古屋方面に向かう場合、一部の列車は知立で乗り換えとなる)。深夜になると快速特急は無くなり、特急などの停車本数が増える。

駅周辺[編集]

駅のすぐ北を国道1号が走っており、駅周辺にはロードサイド店舗が多く見られる。

一方で駅の南には、商店が立ち並んでおり、さるびあプラザ(イトーヨーカドー)やアンディショッピングセンターなどの大型商業施設が点在する。

路線バス[編集]

北口[編集]

安城市コミュニティバス(あんくるバス

南口[編集]

名鉄バス

安城市コミュニティバス(あんくるバス)

その他[編集]

隣の駅[編集]

名古屋鉄道
名古屋本線
快速特急
通過
特急
東岡崎駅 - 新安城駅 - 知立駅
急行
東岡崎駅 - (一部矢作橋駅) - 新安城駅 - 知立駅
準急
矢作橋駅 - 新安城駅 - (一部牛田駅) - 知立駅
普通
宇頭駅 - 新安城駅 - 牛田駅
西尾線
特急・急行準急
(名鉄名古屋駅方面 -) 新安城駅 - (一部の準急は北安城駅) - 南安城駅
■普通
(名鉄名古屋駅方面 -) 新安城駅 - 北安城駅

脚注[編集]

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  1. ^ a b 名鉄120年史編纂委員会事務局(編) 『名鉄120年:近20年のあゆみ』 名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
  2. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、984頁。
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、1024頁。
  4. ^ 松井崇「57-3 名鉄ダイヤ改正」、『鉄道ファン』第254巻、交友社、1982年6月、 116頁。
  5. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、570頁。
  6. ^ 巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」(『鉄道ピクトリアル No.816 2009年3月号臨時増刊』電気車研究会、2009年)
  7. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
  8. ^ '13安城の統計 - 8 運輸・通信 (PDF)”. 安城市. 2014年6月29日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]