プロキシマ・ケンタウリd

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プロキシマ・ケンタウリd
Proxima Centauri d
星座 ケンタウルス座
分類 太陽系外惑星
(2020年6月時点では候補)
発見
発見年 2020年[1]
発見者 ESPRESSO
発見方法 ドップラー分光法[1]
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.02895 ± 0.00022 au[2]
公転周期 (P) 5.15 日[1][2]
プロキシマ・ケンタウリの惑星
衛星の数 0
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  14h 29m 42.9s[1]
赤緯 (Dec, δ) −63° 10′ 10″[1]
距離 4.2光年
1.295 pc[1]
物理的性質
質量 0.00091 ±0.00025 MJ[1]
0.29 ± 0.08 M[2]
平衡温度英語版 330 ± 30 K[2]
別名称
別名称
プロキシマd
アルファケンタウリCd[1]
GL 551 d[1]
HIP 70890 d[1]
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プロキシマ・ケンタウリd英語: Proxima Centauri d)またはプロキシマd英語: Proxima d)とは、地球からケンタウルス座の方向に4.2光年離れた恒星プロキシマ・ケンタウリの周りを公転しているとされる太陽系外惑星候補である。

概要[編集]

プロキシマ・ケンタウリの惑星系にはすでに、すでに2016年プロキシマ・ケンタウリb2019年プロキシマ・ケンタウリcが発見されていたが、2020年5月にESPRESSOの分光器でプロキシマ・ケンタウリbの観測が行われていた際、原因がはっきりとしなかった準振幅がわずか40cm/sである短周期の信号の存在が示された[2]。これが惑星による信号である場合、下限質量地球質量の0.29 ± 0.08倍となる惑星である可能性がある。この惑星候補は、プロキシマ・ケンタウリdと呼ばれる。プロキシマ・ケンタウリdは、ドップラー分光法で発見された太陽系外惑星では大きさが最小となる[3]。なお、この信号については、惑星が原因だという事は確立されていない[4]

特性 [編集]

プロキシマ・ケンタウリdの公転周期は5.15日である[1]。下限質量の0.29 ± 0.08 Mを仮定すると、軌道長半径は0.02895 ± 0.00022 auとなる[2]。この場合、惑星は主星に近すぎるが主星はM型主系列星、いわゆる赤色矮星であるため大気の影響を無くした時の温度は330 ± 30 Kと水は液体で存在できる[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k Planet Proxima d”. The Extrasolar Planets Encyclopaedia (2020年5月26日). 2020年6月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g Suárez Mascareño, A.; et al. (2020). "Revisiting Proxima with ESPRESSO". arXiv:2005.12114v2
  3. ^ 最新装置で系外惑星プロキシマbの質量、公転周期を精密測定、アストロピクス.2020年6月3日閲覧。
  4. ^ ESPRESSO confirms the presence of an Earth around the nearest star、UNIVERSITY OF GENEVA.2020年6月3日閲覧。

関連項目[編集]