ドンムアン空港

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ドンムアン国際空港
ท่าอากาศยานดอนเมือง
Don Mueang International Airport
Bangkok air.jpg
Don Mueang Airport - Domestic terminal Check-in area.JPG

IATA:DMK-ICAO:VTBD

タイ内)
DMK/VTBD
DMK/VTBD
ドンムアン国際空港の位置
概要
国・地域 タイ王国の旗 タイ王国
所在地 バンコクドンムアン区
母都市 バンコク
種類 官民共用
運営者 タイ空港公社(AOT)
運用時間 24時間
開港 1914年
ターミナル 2
拠点航空会社 タイ・エアアジア
タイ・エアアジア X
ノックエア
タイ・ライオン・エア
標高 3 m (9 ft)
座標 北緯13度54分45秒 東経100度36分24秒 / 北緯13.91250度 東経100.60667度 / 13.91250; 100.60667座標: 北緯13度54分45秒 東経100度36分24秒 / 北緯13.91250度 東経100.60667度 / 13.91250; 100.60667
ウェブサイト 公式サイト
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
03L/21R 3,700×60 アスファルト
03R/21L 3,500×45 アスファルト
リスト
空港の一覧
ドンムアン空港ターミナル

ドンムアン空港(ドンムアンくうこう、タイ語: ท่าอากาศยานดอนเมือง英語: Don Mueang International Airport)は、タイ王国バンコク中心部から北方に約20km、ドンムアン区にある国際空港である。

概要[編集]

開港[編集]

ドンムアン空港は1914年にもともとバンコク東部にあった空軍飛行場サラパトゥム飛行場(現ロイアル・バンコク・スポーツクラブ競馬場)が移設され、空軍飛行場として開港した。また、当時飛行場近くにあったワット・ドーンイーイアオという寺院がワット・ドーンムアンに改称され、近隣一帯がドーンムアンと呼ばれるようになったことから、通称、ドーンムアン飛行場 (สนามบินดอนเมือง) と呼ばれるようになり、日本語でもドンムアン空港と呼ばれるのが通例となった。後に、商業用の空港としてバンコク国際空港として業務を開始した。

東南アジアのハブ空港[編集]

第二次世界大戦後の民間航空の発展に合わせて、アジアヨーロッパオセアニアを結ぶ中継地点として、タイ国際航空と東南アジアのハブ空港として、そして観光地としてのタイの玄関口として機能した。

スワンナプーム国際空港開港後[編集]

しかし、1970年代以降の発着機数の増加により手狭になったため新空港が建設され、スワンナプーム国際空港が2006年9月28日に開港した。その後は、チャーター機、政府専用機、貨物専用機が利用するほか、空軍基地、民間機整備場、スワンナプーム国際空港トラブル時の代替空港として利用されている。空港ターミナルビルは改装し、展示場ショッピングモールとして再利用される計画があった。一時的に、タイ王国政府庁舎として利用されていた。

なお、長らくバンコク国際空港 (Bangkok International Airportท่าอากาศยานกรุงเทพ) が正式な名称であったが、2007年3月20日に新バンコク国際空港(スワンナプーム国際空港)との混同を避けるため、正式にドンムアン空港という名称に変えられた[1]

再開港[編集]

スワンナプーム国際空港が施工不良などの面からトラブルが頻発していることもあり、スワンナプームに乗り入れている航空会社は、ドンムアン空港の再利用を当局に要請、当局は2007年3月25日より国内線に限りドンムアン空港が再開港された[2]。 これに伴い、タイ空港公社(AOT)はドンムアン空港 - スワンナプーム空港間のバスを運行しており、航空券を持っている人のみ無料で乗車できる。

タイ国際航空は2007年に地下鉄ラート・プラオ駅にチェックインカウンターを設置し、空港までの無料バスを運行していた[3]。2009年3月29日でドンムアンから撤退した[4]

2009年、アピシット政権のタイ政府は、国内線の定期旅客便もスワンナプーム国際空港に統合する方針を決めた。ただし、ノックエアワン・トゥー・ゴー航空のみ、引き続きドンムアン空港を利用している[5]

2011年8月1日、国内線が利用していた国内線ターミナルから、旧国際線ターミナル1に移転し、チャーター便などの国際線と同じターミナルを利用することとなった[6]

2011年10月25日、大規模な洪水のために閉鎖され[7]、就航していた航空会社はスワンナプーム空港に移転した。2012年3月に再開港し、ノックエアSolar Airはドンムアン空港に戻ってきたものの[8]オリエント・タイ航空はスワンナプーム空港を引き続き利用することとした。同年6月、オリエント・タイ航空はスワンナプームからドンムアンに移転。

2012年、韓国のティーウェイ航空は、夏季シーズンに限り乗り入れを始めたが、空港設備の悪さやセキュリティーチェックの甘さなどを問題視し、今後の運航を停止すると発表した[9]

2012年10月1日、スワンナプーム国際空港に就航していたタイ・エアアジアエアアジアインドネシア・エアアジアの3社が当空港に国際線も含め再移管された。その後も格安航空会社の就航、増便が続き、2015年上半期の利用者は1,340万人となり、世界最多となった[10]

2015年12月24日より旧国際線ターミナル2を整備し国内線専用ターミナルとしてソフトオープンした[11]。これに伴いタイ・エアアジア、ノックエア等の国内線チェックインカウンターも第2ターミナルへ移動した[12]

定期便就航航空会社と就航都市[編集]

国際線 (第1ターミナル)[編集]

航空会社 就航地
タイ王国の旗 タイ・エアアジア

中国 長沙黄花国際空港長沙市)、重慶江北国際空港重慶市)、広州白雲国際空港広州市)、杭州蕭山国際空港杭州市)、昆明長水国際空港昆明市)、寧波櫟社国際空港寧波市)、深セン宝安国際空港深セン市)、武漢天河国際空港武漢市)、西安咸陽国際空港西安市

東南アジア チェンナイ国際空港チェンナイ)、ングラ・ライ国際空港デンパサール)、ノイバイ国際空港ハノイ)、タンソンニャット国際空港ホーチミン市)、香港国際空港香港)、マカオ国際空港マカオ)、ヤンゴン国際空港ヤンゴン)、マンダレー国際空港マンダレー)、クアラルンプール国際空港クアラルンプール)、ペナン国際空港ペナン)、シンガポール・チャンギ国際空港シンガポール)、プノンペン国際空港プノンペン)、シェムリアップ国際空港シェムリアップ)、ルアンパバーン国際空港ルアンパバーン県、2016年3月24日より就航予定)[13]

タイ王国の旗 タイ・エアアジア X 成田国際空港千葉県)、関西国際空港大阪府)、新千歳空港北海道[14]仁川国際空港仁川広域市)、上海浦東国際空港上海市[15]
タイ王国の旗 タイ・ライオン・エア クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)、シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)
タイ王国の旗 ノックエア ワットタイ国際空港ヴィエンチャン)、ヤンゴン国際空港(ヤンゴン)、ノイバイ国際空港(ハノイ)、タンソンニャット国際空港(ホーチミン市)
季節運航: 南京禄口国際空港南京市
タイ王国の旗 ノックスクート 仁川国際空港(仁川広域市)、南京禄口国際空港(南京市)[16]台湾桃園国際空港桃園市[17]天津浜海国際空港天津市[18]
タイ王国の旗 アジアン・エア 新千歳空港(北海道)、成田国際空港(千葉県)
季節運航: 関西国際空港(大阪府)
タイ王国の旗 シティ航空英語版 香港国際空港(香港)、南京禄口国際空港(南京市)[19]
タイ王国の旗 New Gen 航空英語版 桂林両江国際空港桂林市)、南寧呉圩国際空港南寧市)、泉州晋江空港泉州市)、合肥新橋国際空港(合肥市)、温州龍湾国際空港温州市)、貴陽龍洞堡国際空港貴陽市)、南昌昌北国際空港南昌市)、長沙黄花国際空港(長沙市)
タイ王国の旗 サイアム・エア英語版 広州白雲国際空港(広州市)、香港国際空港(香港)、鄭州新鄭国際空港鄭州市
マレーシアの旗 エアアジア クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)
マレーシアの旗 マリンド・エア クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)
インドネシアの旗 インドネシア・エアアジア ングラ・ライ国際空港(デンパサール)、スカルノ・ハッタ国際空港ジャカルタ)、クアラナム国際空港メダン
モルディブの旗 モルディビアン英語版 イブラヒム・ナシル国際空港マレ
香港の旗 香港エクスプレス航空 香港国際空港(香港)
シンガポールの旗 スクート シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)、関西国際空港(大阪府)
台湾の旗 タイガーエア台湾 台湾桃園国際空港桃園市
台湾の旗 V エア 台湾桃園国際空港(桃園市)
ドイツの旗 ユーロウイングス ケルン・ボン空港ケルン[20]

国内線 (第2ターミナル)[編集]

航空会社 就航地
タイ王国の旗 タイ・エアアジア

北部 : チェンマイ国際空港チエンマイ県)、チェンライ国際空港チエンラーイ県)、ナーンナコーン空港ナーン県)、ピッサヌローク空港ピッサヌローク県
東北部 : ウドーンターニー国際空港ウドーンターニー県)、ウボンラーチャターニー空港ウボンラーチャターニー県)、コーンケン空港コーンケン県)、サコンナコーン空港サコンナコーン県)、ナコーンパノム空港ナコーンパノム県)、ブリーラム空港ブリーラム県)、ルーイ空港ルーイ県)、ローイエット空港ローイエット県
南部 : ハートヤイ国際空港ソンクラー県)、プーケット国際空港プーケット県)、クラビー空港クラビー県)、スラートターニー空港スラートターニー県)、トラン空港トラン県)、ナコーンシータンマラート空港ナコーンシータンマラート県)、ナラーティワート空港ナラーティワート県

タイ王国の旗 ノックエア

北部 : チェンマイ国際空港(チエンマイ県)、チェンライ国際空港(チエンラーイ県)、ナーンナコーン空港(ナーン県)、ピッサヌローク空港(ピッサヌローク県)、プレー空港プレー県)、メーソート空港ターク県)、ラムパーン空港ラムパーン県
東北部 : ウドーンターニー国際空港(ウドーンターニー県)、ウボンラーチャターニー空港(ウボンラーチャターニー県)、コーンケン空港(コーンケン県)、サコンナコーン空港(サコンナコーン県)、ナコーンパノム空港(ナコーンパノム県)、ブリーラム空港(ブリーラム県)、ルーイ空港(ルーイ県)、ローイエット空港(ローイエット県)
南部 : ハートヤイ国際空港(ソンクラー県)、プーケット国際空港(プーケット県)、クラビー空港(クラビー県)、スラートターニー空港(スラートターニー県)、チュムポーン空港チュムポーン県)、トラン空港(トラン県)、ナコーンシータンマラート空港(ナコーンシータンマラート県)、ラノーン空港ラノーン県

タイ王国の旗 タイ・ライオン・エア

北部 : チェンマイ国際空港(チエンマイ県)、チェンライ国際空港(チエンラーイ県)
東北部 : ウドーンターニー国際空港(ウドーンターニー県)、ウボンラーチャターニー空港(ウボンラーチャターニー県)
南部 : ハートヤイ国際空港(ソンクラー県)、プーケット国際空港(プーケット県)、クラビー空港(クラビー県)、スラートターニー空港(スラートターニー県)[21]

タイ王国の旗 オリエント・タイ航空 プーケット国際空港(プーケット県)
タイ王国の旗 カン・エア メーソート空港(ターク県)

交通アクセス[編集]

スワンナプーム国際空港から出発する航空券を所有している者に限り、無料で乗車できる。5時 - 24時の間に運行。
ターミナルと歩道橋で接続しているドンムアン駅からフワランポーン駅行きの列車が発着するが、本数は少ない。

主な関連事件[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ทอท.จะเปลี่ยนชื่อท่าอากาศยานกรุงเทพเป็นท่าอากาศยานดอนเมือง สำนักข่าวเนชั่น, 20 มีนาคม 2550
  2. ^ ตำรวจพร้อมรับมือเปิดใช้สนามบินดอนเมือง มติชนออนไลน์, วันที่ 23 มี.ค. 2550
  3. ^ THAI Announces Domestic Operations at Don Mueang Airport[リンク切れ]
  4. ^ タイ航空、3月末でドンムアンから撤退 neewsclip.be
  5. ^ 格安航空2社、ドンムアン空港に留まる バンコク週報 2009年3月5日
  6. ^ ドンムアン空港、国内線旅客が旧国際線第1ターミナルに移転 - newsclip.be
  7. ^ Don Mueang airport closed - Bangkok Post
  8. ^ Solar Air expands from U-Tapao TTR Weekly
  9. ^ 不便なドンムアン、韓国格安航空が利用停止NNA.News 2012年8月11日
  10. ^ LCC旅客数、ドンムアン空港が世界最大 タイ 1~6月期44%増 Sankei BIZ 2015年10月5日
  11. ^ “バンコクのドンムアン空港、24日に第2ターミナル供用再開”. newsclip.be. (2015年12月22日). http://www.newsclip.be/article/2015/12/22/27837.html 2015年12月24日閲覧。 
  12. ^ “エアアジアとノックエア、ドンムアン空港国内線を第2ターミナルに”. newsclip.be. (2015年12月23日). http://www.newsclip.be/article/2015/12/23/27852.html 2015年12月24日閲覧。 
  13. ^ “エアアジア、3月24日にバンコク―ルアンパバン線開設”. newsclip.be. (2016年2月9日). http://www.newsclip.be/article/2016/02/09/28302.html 2016年2月10日閲覧。 
  14. ^ Thai AirAsiaX adds Sapporo route”. Bangkok Post (2015年2月10日). 2015年2月11日閲覧。
  15. ^ “タイ・エアアジアX、バンコク―上海就航”. newsclip.be. (2015年10月2日). http://www.newsclip.be/article/2015/10/02/27049.html 2015年10月2日閲覧。 
  16. ^ NokScoot Delays Nanjing Launch to June 2015”. Airlineroute.net (2015年4月3日). 2015年4月4日閲覧。
  17. ^ “ノックスクート、10月下旬からバンコク―台北”. newsclip.be. (2015年9月3日). http://www.newsclip.be/article/2015/09/03/26768.html 2015年9月3日閲覧。 
  18. ^ “格安航空ノックスクート、1月にバンコク―天津線開設”. newsclip.be. (2015年12月1日). http://www.newsclip.be/article/2015/12/01/27627.html 2015年12月2日閲覧。 
  19. ^ http://airlineroute.net/2015/04/10/e8-dmnknkg-sep15/
  20. ^ Flight Cologne-Bonn Bangkok (Don Mueang)”. 2015年3月4日閲覧。
  21. ^ http://www.bangkokpost.com/business/aviation/425790/thai-lion-air-charts-rapid-growth-path
  22. ^ ドンムアン空港 - 市内の新バス・ルート タイ国政府観光庁
  23. ^ ทอท.จัดให้มีบริการรถบัสสาธารณะ Airport LimoBus Express ที่ ทดม. เริ่ม 27 พ.ย.58 นี้ - ドンムアン空港
  24. ^ 47NEWS北朝鮮製兵器35トン押収 バンコク着陸の貨物機から2009年12月12日
  25. ^ YomiuriOnline旧ソ連の業者暗躍?タイ経由で北の兵器密売2009年12月14日
  26. ^ The World's 18 Strangest Airports Popular Mechanics

外部リンク[編集]