ネイサン・マーコート

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ネイサン・マーコート
基本情報
本名 ネイサン・ジョエル・マーコート
(Nathan Joel Marquardt)
通称 ザ・グレイト (The Great)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 1979年4月20日(35歳)
出身地 ワイオミング州ランダー
所属 パンクラスU.S.A./ハイ・アルティチュード
ジャクソンズMMA
身長 185cm
体重 77kg
リーチ 188cm
階級 ミドル級
ウェルター級
スタイル 拳法ユニファイド柔術
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ネイサン・マーコートNathan Marquardt、男性、1979年4月20日 - )は、アメリカ合衆国総合格闘家ワイオミング州ランダー出身。ジャクソンズMMA所属。ブラジリアン柔術黒帯。元Strikeforce世界ウェルター級王者。元ミドル級キング・オブ・パンクラシストネイト・マーコートNate Marquardt)とも表記される。

バックボーンは拳法ユニファイド柔術という独特の経歴を持ち、國奥麒樹真竹内出三崎和雄らの挑戦をことごとく破り、長期に渡って参戦したパンクラスで数々の名勝負を生んだ「パンクラスの強豪外国人選手」を代表する存在である。

キャリア初期には日本の菊田軍団(現・GRABAKA)の練習に参加していたこともある[1]

来歴[編集]

15歳の時にUFCでホイス・グレイシーが戦うのを見たのをきっかけに総合格闘技の練習を始める。

1999年12月18日、初参戦となったパンクラス須藤元気と対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本負け。

2000年6月26日、パンクラスの初代ミドル級王座決定トーナメントに出場し、1回戦で高瀬大樹にKO勝ち。同年9月24日の準決勝で國奥麒樹真、決勝ではショーニー・カーターにそれぞれ判定勝ちし、初代ミドル級キング・オブ・パンクラシストとなった。史上最年少(20歳5か月)での戴冠となった。

2000年12月4日、國奥麒樹真とタイトルマッチを行い、判定引き分け。タイトル初防衛に成功。

2001年10月30日、星野勇二とタイトルマッチを行い、三角絞めで一本勝ち。2度目のタイトル防衛に成功。

2001年12月1日、國奥麒樹真とタイトルマッチを行い、判定負け。タイトル防衛に失敗。

2002年10月29日、竹内出と対戦し、判定負け。

2002年12月21日、1年ぶりの國奥麒樹真とタイトルマッチを行い、膝蹴りでKO勝ち。リベンジを果たすと共に、第3代ミドル級キング・オブ・パンクラシストとなった。

2003年3月8日、竹内出とタイトルマッチを行い、パンチによるKO勝ち。タイトル初防衛に成功。

2003年5月、アブダビコンバットに出場するも、88kg未満級・無差別級と共に1回戦敗退。

2003年11月30日、ヒカルド・アルメイダとタイトルマッチを行い、フロントチョークで一本負け。タイトル防衛に失敗。

2004年11月7日、ヒカルド・アルメイダの返上によって不在となっていたミドル級王座決定戦を三崎和雄と行い、判定勝ち。第5代ミドル級キング・オブ・パンクラシストとなった。

2005年5月1日、竹内出と対戦し、チョークスリーパーで一本勝ち。同月、UFCとの契約のために王座を返上した。

UFC[編集]

2005年8月6日、Ultimate Fight Night 1でUFCに初参戦、アイヴァン・サラヴェリーと対戦し、判定勝ち。

2006年3月4日、UFC 58ジョー・ドークセンと対戦し、判定勝ち。10月10日、UFC Fight Nightでクラフトン・ワレスと対戦、チョークスリーパーで一本勝ち。

2007年1月25日、UFC Fight Night 8ディーン・リスターと対戦し、判定勝ち。7月7日のUFC 73ではアンデウソン・シウバの保持するミドル級王座に挑戦するも、パウンドでレフェリーストップによるTKO負けを喫し、王座獲得には至らなかった。

2008年2月2日、UFC 81ジェレミー・ホーンと対戦し、フロントチョークで一本勝ち。その後はターレス・レイチに判定で敗れるも、マルティン・カンプマンウィウソン・ゴヴェイアを立て続けにKOで破った。

2009年8月29日、UFC 102では無敗のデミアン・マイアと対戦。マイアの蹴りにカウンターの右ストレートを合わせ、開始21秒でKO勝ち[2]。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2010年2月6日、UFC 109チェール・ソネンと対戦。2Rに肘打ちでソネンの額から大流血させるも、試合の大部分をコントロールされ、フルマークの判定負け[3]。敗れはしたもののファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2010年9月15日、UFC Fight Night: Marquardt vs. Palharesのメインイベントでホジマール・パリャーレスと対戦し、パウンドによるTKO勝ちを収めた[4]

2010年11月13日、UFC 122のメインイベントで岡見勇信と対戦し、0-3の判定負けを喫した[5]。この試合はUFC世界ミドル級王座挑戦権を賭けた試合であった[6]

2011年6月26日、UFC Live: Kongo vs. Barryに出場する予定であったが、健康診断をパスする事ができなかったため出場停止。さらにUFCをリリースされた。マーコート曰く、テストステロン欠乏症に悩まされており、格闘技を続けるためにテストステロン補充療法の認可を要求していたが、ペンシルバニア州のアスレチックコミッションに免除の手続きをするための約束を果たせなかった事により健康診断をパスできなかったとの事[7]。また、薬物検査をクリアできなかった訳ではない[8]

Strikeforce[編集]

2012年7月14日、Strikeforce初参戦及びウェルター級転向初戦となったStrikeforce: Rockhold vs. Kennedyの世界ウェルター級王座決定戦でタイロン・ウッドリーと対戦し、右アッパーの連打でKO勝ちを収め第2代王者となった。

2013年1月12日、Strikeforceの最終興業となったStrikeforce: Marquardt vs. Saffiedineタレック・サフィジーヌとタイトルマッチを行うも、判定負けを喫し王座陥落となった。

UFC復帰[編集]

2013年1月、StrikeforceがUFCに吸収された事によりUFC復帰。2013年3月16日、UFC 158ジェイク・エレンバーガーと対戦し、1RKO負け。

戦績[編集]

総合格闘技[編集]

総合格闘技 戦績
47 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
32 9 15 8 0 2 0
13 3 2 8 0
勝敗 対戦相手 試合結果 イベント名 開催年月日
× ヘクター・ロンバード 1R 1:48 KO(左アッパー→パウンド) UFC 166: Velasquez vs. Dos Santos 3 2013年10月19日
× ジェイク・エレンバーガー 1R 3:00 KO(右フック→パウンド) UFC 158: St-Pierre vs. Diaz 2013年3月16日
× タレック・サフィジーヌ 5分5R終了 判定0-3 Strikeforce: Marquardt vs. Saffiedine
【Strikeforce世界ウェルター級タイトルマッチ】
2013年1月12日
タイロン・ウッドリー 4R 1:39 KO(スタンドパンチ連打) Strikeforce: Rockhold vs. Kennedy
【Strikeforce世界ウェルター級王座決定戦】
2012年7月14日
ダン・ミラー 5分3R終了 判定3-0 UFC 128: Shogun vs. Jones 2011年3月19日
× 岡見勇信 5分3R終了 判定0-3 UFC 122: Marquardt vs. Okami 2010年11月13日
ホジマール・パリャーレス 1R 3:28 TKO(パウンド) UFC Fight Night: Marquardt vs. Palhares 2010年9月15日
× チェール・ソネン 5分3R終了 判定0-3 UFC 109: Relentless 2010年2月6日
デミアン・マイア 1R 0:21 KO(右ストレート) UFC 102: Couture vs. Nogueira 2009年8月29日
ウィウソン・ゴヴェイア 3R 3:10 TKO(膝蹴り) UFC 95: Sanchez vs. Stevenson 2009年2月21日
マルティン・カンプマン 1R 1:22 KO(スタンドパンチ) UFC 88: Breakthrough 2008年9月6日
× ターレス・レイチ 5分3R終了 判定0-3 UFC 85: Bedlam 2008年6月7日
ジェレミー・ホーン 2R 1:37 フロントチョーク UFC 81: Breaking Point 2008年2月2日
× アンデウソン・シウバ 1R 4:50 TKO(パウンド) UFC 73: Stacked
【UFC世界ミドル級タイトルマッチ】
2007年7月7日
ディーン・リスター 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night 8 2007年1月25日
クラフトン・ワレス 2R 1:14 チョークスリーパー UFC Ortiz vs. Shamrock 3: The Final Chapter 2006年10月10日
ジョー・ドークセン 5分3R終了 判定3-0 UFC 58: USA vs. Canada 2006年3月4日
アイヴァン・サラヴェリー 5分3R終了 判定3-0 Ultimate Fight Night 1 2005年8月6日
竹内出 3R 2:19 チョークスリーパー パンクラス PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR 2005年5月1日
三崎和雄 5分3R終了 判定3-0 パンクラス PANCRASE 2004 BRAVE TOUR
【ミドル級キング・オブ・パンクラス決定戦】
2004年11月7日
石川英司 5分3R終了 判定1-0 パンクラス PANCRASE 2004 BRAVE TOUR 2004年6月22日
× ヒカルド・アルメイダ 1R 4:53 フロントチョーク パンクラス PANCRASE 2003 HYBRID TOUR
【ミドル級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2003年11月30日
久松勇二 5分2R終了 判定3-0 パンクラス PANCRASE 2003 HYBRID TOUR 2003年10月4日
スティーブ・ゴム 1R 3:28 ギブアップ(パウンド) IFC - Global Domination 2003年9月6日
× KEI山宮 5分3R終了 判定0-3 パンクラス PANCRASE 2003 HYBRID TOUR 2003年7月27日
竹内出 1R 1:29 KO(右アッパー) パンクラス PANCRASE 2003 HYBRID TOUR
【ミドル級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2003年3月8日
國奥麒樹真 3R 4:36 KO(右膝蹴り) パンクラス PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR
【ミドル級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2002年12月21日
× 竹内出 5分3R終了 判定0-3 パンクラス PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR 2002年10月29日
梁正基 1R 1:37 腕ひしぎ十字固め パンクラス PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR 2002年7月28日
三崎和雄 1R 0:29 TKO(ドクターストップ:左肘脱臼) パンクラス PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR 2002年3月25日
× 國奥麒樹真 5分3R終了 判定0-2 パンクラス PANCRASE 2001 PROOF TOUR
【ミドル級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2001年12月1日
星野勇二 3R 2:13 三角絞め パンクラス PANCRASE 2001 PROOF TOUR
【ミドル級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2001年10月30日
× ギル・カスティーリョ 5分5R終了 判定0-3 IFC Warriors Challenge 14 2001年7月18日
小島正也 1R 1:45 腕ひしぎ十字固め パンクラス PANCRASE 2001 PROOF TOUR 2001年5月13日
佐藤光留 1R 1:53 チョークスリーパー パンクラス PANCRASE 2001 PROOF TOUR 2001年3月31日
國奥麒樹真 20分終了 判定0-1 パンクラス PANCRASE 2000 TRANS TOUR
【ミドル級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2000年12月4日
ショーニー・カーター 10分+延長3分終了 判定3-0 パンクラス PANCRASE 2000 TRANS TOUR
【ミドル級ランキングトーナメント 決勝】
2000年9月24日
國奥麒樹真 10分終了 判定3-0 パンクラス PANCRASE 2000 TRANS TOUR
【ミドル級ランキングトーナメント 準決勝】
2000年9月24日
高瀬大樹 延長R 1:30 KO(膝蹴り) パンクラス PANCRASE 2000 TRANS TOUR
【ミドル級ランキングトーナメント 1回戦】
2000年6月26日
アンソニー・ワシントン 1R 3:01 ギブアップ(パンチ連打) Ring of Fire 1 2000年3月18日
× 須藤元気 13:31 腕ひしぎ十字固め パンクラス PANCRASE 1999 BREAKTHROUGH TOUR
【パンクラチオンマッチ】
1999年12月18日
デビッド・ハリス 1R 15:01 チョークスリーパー Bas Rutten Invitational 4 1999年8月14日
ジョシュ・グローヴス 1R 1:49 三角絞め Bas Rutten Invitational 4 1999年8月14日
イーブス・エドワーズ 1R 3:04 ヒールホールド Bas Rutten Invitational 4 1999年8月14日
ホセ・ガルシア 1R 3:32 チョークスリーパー Rumble in the Rockies 1999年6月7日
ジョシュ・メディーナ 1R 0:27 肩固め Rumble in the Rockies 1999年6月7日
マイク・リー 2R 2:13 チョークスリーパー World Vale Tudo Federation 1999年4月17日

グラップリング[編集]

勝敗 対戦相手 試合結果 イベント名 開催年月日
× ディーン・リスター アームロック アブダビコンバット
【無差別級 1回戦】
2003年5月18日
× ホドリゴ・"コンプリード"・メディロス - アブダビコンバット
【88kg未満級 1回戦】
2003年5月17日

獲得タイトル[編集]

  • 初代ミドル級キング・オブ・パンクラス王座(2000年)
  • 第3代ミドル級キング・オブ・パンクラス王座(2002年)
  • 第5代ミドル級キング・オブ・パンクラス王座(2004年)
  • 第2代Strikeforce世界ウェルター級王座(2012年)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
初代
初代パンクラスミドル級王者

2000年9月24日 - 2001年12月1日

次王者
國奥麒樹真
前王者
國奥麒樹真
第3代パンクラスミドル級王者

2002年12月21日 - 2003年11月30日

次王者
ヒカルド・アルメイダ
空位
前タイトル保持者
ヒカルド・アルメイダ
第5代パンクラスミドル級王者

2004年11月7日 - 2005年5月(返上)

空位
次タイトル獲得者
中西裕一
空位
前タイトル保持者
ニック・ディアス
第2代Strikeforce世界ウェルター級王者

2012年7月14日 - 2013年1月12日

次王者
タレック・サフィジーヌ