ホジマール・パリャーレス

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ホジマール・パリャーレス
Rousimar Toquinho.jpg
基本情報
本名 ホジマール・クリスチアン・パリャーレス
(Rousimar Christian Palhares)
通称 トキーニョ (Toquinho)
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1980-02-26) 1980年2月26日(38歳)
出身地 ミナスジェライス州ドレス・ド・インダイア[1]
所属 ブラジリアン・トップチーム
チーム・ノゲイラ
身長 173cm
体重 77kg
リーチ 180cm
階級 ミドル級
ウェルター級
バックボーン ブラジリアン柔術
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獲得メダル
ブラジルの旗 ブラジル
男子 グラップリング
アブダビコンバット
2011 ノッティンガム 88kg級

ホジマール・“トキーニョ”・パリャーレスRousimar "Toquinho" Palhares1980年2月26日 - )は、ブラジル男性総合格闘家ミナスジェライス州ドレス・ド・インダイア出身。チーム・ノゲイラ所属。元WSOF世界ウェルター級王者。ロシマール・パルハレスとも表記される。

ニックネームの「トキーニョ」はアレッシャンドリ・カカレコによる命名であり、「硬い木の切り株」を意味する[2]テイクダウンヒールホールドを得意とし[3]ムリーロ・ブスタマンチは「BTTの新エース」と高く評価している[2]

来歴[編集]

ブラジルの農園で10人兄弟姉妹の3番目として生まれ、母子家庭の中、食事にも窮する程の貧しい幼少期を過ごす[1]。8歳でブラジリアン柔術を始めるも、交通費が捻出出来ずメジャー大会には参加出来なかった。2005年にプロの総合格闘家になる決意をし、ブラジリアン・トップチームに直談判、ブスタマンチらにその素質が認められて入門が決まった[2]

2006年4月、総合格闘技デビュー。

2007年2月、ADCC 2007ブラジル予選88kg未満級に出場。準決勝でホムロ・バッハウにアンクルホールドで一本勝ちするも、負傷によりデウソン・エレーノとの決勝戦を棄権した。

Fury FC[編集]

2007年、Fury Fight Championshipの主催する83kg級グランプリに出場。8月4日、Fury FC 4で行われた1回戦でフラービオ・モウラにヒールホールドで一本勝ち。続く12月6日、Fury FC 5の準決勝でファビオ・"ネガォン"・ナシメントにバックからのヒールホールドで一本勝ち[4]、同日に行われた決勝ではダニエル・アカーシオを相手に、インサイドガードからのヒールホールドによる一本勝ちを収め優勝を果たし[5]、賞金40,000レアル(当時の日本円で約240万円)を獲得した[1]

UFC[編集]

2008年5月24日、UFC初参戦となったUFC 84アイヴァン・サラベリーと対戦。グラウンドでバックを取った体勢から腕ひしぎ十字固めに移行し、一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイト(賞金75,000USドル)を受賞し[6]、「母のために家を買いたい」と語った[7][2]。9月6日、UFC 88ではダン・ヘンダーソンに0-3の判定負けを喫した[8]

2009年1月17日のUFC 93ではジェレミー・ホーンを3-0の判定で下したが[9]、8月8日にアレッシオ・サカラとの対戦が予定されていたUFC 101は、練習中の負傷により欠場した[10]。12月12日、復帰戦となったUFC 107ではルシオ・リニャーレスと対戦し、ヒールホールドで一本勝ちを収めた。

2010年3月27日、UFC 111でトマシュ・ドルヴァルと対戦し、ドルヴァルがバランスを崩して倒れたところを見逃さずヒールホールドで一本勝ち[11]。この時、レフェリーの制止を無視して技を極め続けたためネバダ州アスレチック・コミッションから90日間の試合停止処分を受けた。

2010年9月15日、UFC Fight Night: Marquardt vs. Palharesのメインイベントでネイサン・マーコートと対戦し、パウンドによるTKO負けを喫した[12]

2011年9月、ADCC 2011の88kg未満級に出場。1回戦から準決勝までダン・ショーン、デビッド・アヴェラン、ハファエル・ロバト・ジュニアから全てヒールホールドで一本勝ちし決勝へ進出。決勝戦でアンドレ・ガウヴァオンにポイント差で敗れ準優勝となる。

2012年1月14日、UFC 142でマイク・マッセンジオと対戦し、ヒールホールドで一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2012年12月15日、UFC on FX 6ヘクター・ロンバードと対戦し、1RKO負け。試合後の薬物検査で規定値を超える濃度のテストステロンが検出され、9か月の試合出場停止処分を課せられた[13]

2013年10月9日、ウェルター級転向初戦となったUFC Fight Night: Maia vs. Shieldsマイク・ピアースと対戦し、ヒールホールドで一本勝ち。UFC 111でのトマシュ・ドルヴァル戦に続いて、レフェリーが試合を止めた後もしばらく技を解かなかったため、スポーツマンシップに反する行為としてブラジリアンMMAアスレチック・コミッションから90日間の試合出場停止処分を受けた上、UFCから解雇された[14]

WSOF[編集]

2014年3月29日、WSOF初参戦となったWSOF 9の世界ウェルター級タイトルマッチで王者スティーブ・カールと対戦し、ヒールフックで一本勝ちを収め王座獲得に成功した。

2014年12月13日、WSOF 16の世界ウェルター級タイトルマッチでジョン・フィッチと対戦し、膝十字固めで一本勝ちを収め初防衛に成功した。膝を破壊されたフィッチは試合後に手術を受けた[15]

2015年8月1日、WSOF 22の世界ウェルター級タイトルマッチでジェイク・シールズと対戦し、キムラロックで一本勝ちを収め2度目の防衛に成功した。試合後にたび重なるアイポークがあったとしてWSOF世界ウェルター級王座を剥奪された。また、ネバダ州アスレチック・コミッションの審議対象となった[16]

戦績[編集]

総合格闘技[編集]

総合格闘技 戦績
28 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
19 1 15 3 0 1 0
8 5 0 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
シャミル・アミロフ 5分3R終了 ドロー Fight Nights Global 73 2017年9月4日
アレクセイ・イヴァノフ 1R 0:37 ヒールホールド Fight Nights Global 70 2017年7月7日
× ミハウ・マテルラ 2R 1:27 KO(右アッパー) KSW 36: Materla vs. Palhares 2016年10月1日
× エミル・ウェーバー・ミーク 1R 0:45 KO(肘打ち→パウンド) Venator FC 3: Palhares vs. Meek
【Venator FCウェルター級王座決定戦】
2016年5月21日
ジェイク・シールズ 3R 2:02 キムラロック WSOF 22: Palhares vs. Shields
【WSOF世界ウェルター級タイトルマッチ】
2015年8月1日
ジョン・フィッチ 1R 1:30 膝十字固め WSOF 16: Palhares vs. Fitch
【WSOF世界ウェルター級タイトルマッチ】
2014年12月13日
スティーブ・カール 1R 1:09 ヒールホールド WSOF 9: Carl vs. Palhares
【WSOF世界ウェルター級タイトルマッチ】
2014年3月29日
マイク・ピアース 1R 0:31 ヒールホールド UFC Fight Night: Maia vs. Shields 2013年10月9日
× ヘクター・ロンバード 1R 3:38 KO(左フック→パウンド) UFC on FX 6: Sotiropoulos vs. Pearson 2012年12月15日
× アラン・ベルチャー 1R 4:18 TKO(パウンド) UFC on FOX 3: Diaz vs. Miller 2012年5月5日
マイク・マッセンジオ 1R 1:03 ヒールホールド UFC 142: Aldo vs. Mendes 2012年1月14日
ダン・ミラー 5分3R終了 判定3-0 UFC 134: Silva vs. Okami 2011年8月27日
デイブ・ブランチ 2R 1:44 ヒールホールド UFC Live: Sanchez vs. Kampmann 2011年3月3日
× ネイサン・マーコート 1R 3:28 TKO(パウンド) UFC Fight Night: Marquardt vs. Palhares 2010年9月15日
トマシュ・ドルヴァル 1R 0:45 ヒールホールド UFC 111: St-Pierre vs. Hardy 2010年3月27日
ルシオ・リニャーレス 2R 3:21 ヒールホールド UFC 107: Penn vs. Sanchez 2009年12月12日
ジェレミー・ホーン 5分3R終了 判定3-0 UFC 93: Franklin vs. Henderson 2009年1月17日
× ダン・ヘンダーソン 5分3R終了 判定0-3 UFC 88: Breakthrough 2008年9月6日
アイヴァン・サラベリー 1R 2:36 腕ひしぎ十字固め UFC 84: Ill Will 2008年5月24日
ダニエル・アカーシオ 1R 1:22 ヒールホールド Fury FC 5: Final Combat
【83kg級グランプリ 決勝】
2007年12月6日
ファビオ・"ネガォン"・ナシメント 1R 2:45 ヒールホールド Fury FC 5: Final Combat
【83kg級グランプリ 準決勝】
2007年12月6日
フラービオ・モウラ 1R 1:21 アンクルホールド Fury FC 4: High Voltage
【83kg級グランプリ 1回戦】
2007年8月4日
エリオ・ディップ 1R 1:40 チョークスリーパー Floripa Fight 4 2007年3月10日
クラウディオ・ポパイ 1R TKO(負傷) Storm Samurai 12 2006年11月25日
× アルトゥール・セザール 5分3R終了 判定0-2 Rio MMA Challenger 2 2006年6月21日
ヘナン・モラエス 1R 腕ひしぎ十字固め Gold Fighters Championship 2006年5月20日
ブルーノ・バストス 5分3R終了 判定2-1 Floripa Fight 2 2006年4月29日
× レアンドロ・シウバ 5分3R終了 判定0-3 Banni Fight Combat 2 2004年5月10日

グラップリング[編集]

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ゲーリー・トノン 15分終了 時間切れ Polaris 3 2016年4月2日
× アンドレ・ガウヴァオン ポイント4-8 ADCC 2011
【88kg未満級 決勝】
2011年9月25日
ハファエル・ロバト・ジュニア 6:12 ヒールフック ADCC 2011
【88kg未満級 準決勝】
2011年9月25日
デビッド・アヴェラン 1:41 ヒールフック ADCC 2011
【88kg未満級 2回戦】
2011年9月24日
ダン・ショーン 2:40 ヒールフック ADCC 2011
【88kg未満級 1回戦】
2011年9月24日

獲得タイトル[編集]

表彰[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c ブラジルの総合格闘家、ホジマールに注目! 地球の歩き方 2007年12月14日
  2. ^ a b c d 「ホジマー・"トキーニョ"・ハルハレス - ようやく夢を実現するチャンスをもらえたんだ」 『kamipro』No.124、2008年、エンターブレイン、pp.68-71
  3. ^ 【UFC84】ブラジル最強戦士デビュー戦追加! MMAPLANET 2008年4月10日
  4. ^ 【FuryFC5】“彼女も祝福”ブラジル最強のミドル級決定 MMAPLANET 2007年12月7日
  5. ^ 【FuryFC5】ブラジル最強ミドル級はホウジマーウ・トキーニョ! MMAPLANET 2007年12月7日
  6. ^ Silva, Palhares, Reljic and Gouveia secure $75K UFC 84 bonuses MMAjunkie.com 2008年5月25日
  7. ^ ブラジル最強から世界最強へ、トキーニョ インタビュー MMAPLANET 2008年5月26日
  8. ^ 【UFC88】メインは壮絶KO決着!ダンヘン復活&長南初勝ち名乗り MMAPLANET 2008年9月7日
  9. ^ 【UFC93】トキーニョ、ホーンを下すも本調子には遠く MMAPLANET 2009年1月18日
  10. ^ - ROUSIMAR PALHARES SUFFERS BROKEN LEG (UPDATED) MMAWEEKLY 2009年5月8日
  11. ^ 【UFC111】トキーニョ、ヒールフックでデューエルを秒殺 MMAPLANET 2010年3月28日
  12. ^ 【UFN22】トキーニョに一瞬の緩み、マーコート見逃さず MMAPLANET 2010年9月16日
  13. ^ UFC's Rousimar Palhares denies using banned substance but accepts suspension MMA Junkie.com 2013年1月11日
  14. ^ UFC releases Rousimar Palhares after lengthy ankle lock win over Mike Pierce MMAjunkie 2013年10月10日
  15. ^ 【WSOF30】二階級王者ブランチがミドル級王座防衛戦、セフェリーノの足関節がフィッチを襲う MMAPLANET 2016年4月1日
  16. ^ 【WSOF22】トキーニョがキムラで勝利も、シールズは「アイツは汚いファイターだ」と怒り心頭 MMAPLANET

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
スティーブ・カール
第2代WSOF世界ウェルター級王者

2014年3月29日 - 2015年8月3日

空位
次タイトル獲得者
ジョン・フィッチ