ジオ・ウルシェラ
アトランタ・ブレーブス #9 | |
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ニューヨーク・ヤンキース時代 (2020年7月23日) | |
基本情報 | |
国籍 | コロンビア |
出身地 | ボリーバル県カルタヘナ |
生年月日 | 1991年10月11日(33歳) |
身長 体重 |
6' 0" =約182.9 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 内野手 |
プロ入り | 2008年 アマチュアFA |
初出場 | 2015年6月9日 |
年俸 | $1,500,000(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | コロンビア |
WBC | 2013年予選、2017年、2023年 |
この表について
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ジオバニー・ウルシェラ・サルセド(Giovanny Urshela Salcedo, 1991年10月11日 - )は、コロンビアのボリーバル県カルタヘナ出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。MLBのアトランタ・ブレーブス所属。
かつての登録名は「ジオバニー・ウルシェラ(Giovanny Urshela)」。愛称は「ジオ(Gio)」で、2018年シーズンからの登録名は「ジオ・ウルシェラ(Gio Urshela)」[2]。
メディアによると「アーシェラ」と表記されることがある。
経歴
[編集]プロ入りとインディアンス時代
[編集]2008年7月にクリーブランド・インディアンスと契約を結んでプロ入り[3]。
2009年は、まず傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・インディアンスでプレーした。ここでは、27試合に出場して打率.269、1本塁打、24打点、29安打を記録した[4]。その後、渡米してルーキー級アリゾナリーグ・インディアンスでプレーした。ここでは、32試合に出場して打率.257、11打点、27安打を記録した[4]。
2010年は、年間を通じてA-級マホーニングバレー・スクラッパーズでプレーした。この年は、58試合に出場して打率.290、3本塁打、35打点、64安打を記録した[4]。
2011年は、年間を通じてA級レイクカウンティ・キャプテンズでプレーした。この年は、126試合に出場して打率.238、9本塁打、46打点、120安打を記録した[4]。
2012年は、年間を通じてA+級カロライナ・マドキャッツでプレーした。この年は、114試合に出場して打率.278、14本塁打、59打点、122安打を記録した[4]。
オフの11月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選のコロンビア代表に選出された[5]。
2013年は、年間を通じてAA級アクロン・エアロズでプレーした。この年は、116試合に出場して打率.270、8本塁打、43打点、120安打を記録した[4]。
2014年は、まずAA級アクロン・ラバーダックス[6]でプレーした。ここでは、24試合に出場して打率.300、5本塁打、19打点、27安打を記録した[4]。その後、AAA級コロンバス・クリッパーズへ昇格した[7]。ここでは、104試合に出場して打率.276、13本塁打、65打点、109安打を記録した[4]。
オフの11月21日にルール・ファイブ・ドラフトで指名される事を回避するために40人枠に登録された[8]。
2015年6月8日にメジャー初昇格を果たし[9]、翌9日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー。11日の同カードではメジャー初安打と初本塁打を放った[10]。以後、三塁手のレギュラーに定着して81試合に出場。しかし打率.225、6本塁打、21打点に終わった。
2016年はメジャーでの出場機会はなかった。マイナーのAAA級コロンバスでは117試合に出場して打率.274、8本塁打、57打点、OPS.674という成績を記録。守備面では104試合で守った三塁で9失策、守備率.970を記録したほか、5試合で遊撃守備にも就いた。
2017年はシーズン開幕前の2月8日に第4回WBC本戦のコロンビア代表に選出された[11]。シーズンでは2年ぶりにメジャーに昇格したがショーン・アームストロングの昇格に伴い、オプションでマイナーに降格した[12]。しかし、ライアン・メリットと入れ替わる形でメジャーに再昇格した[13]。その後、降格したが、7月9日にジェイソン・キプニスの離脱に伴い、再度メジャーに昇格した[14]。この年は67試合に出場して打率.224、1本塁打、15打点を記録した。
ブルージェイズ時代
[編集]2018年5月9日に後日発表選手とのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[16]。移籍後は19試合に出場して打率.233、1本塁打、3打点を記録した。6月26日にDFAとなり[17]、7月3日にマイナー契約で傘下のAAA級バッファロー・バイソンズへ配属された[18]。
ヤンキース時代
[編集]2018年8月4日に金銭トレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍し[19]、傘下のAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースへ配属された[18]。この年、AAA級では3球団合計で62試合に出場し、打率.286、2本塁打、24打点などを記録した。
2019年の開幕はAAA級スクラントン・ウィルクスバリで迎えた。4月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[20]。ミゲル・アンドゥハーの故障離脱に伴い三塁手のレギュラーに定着し、132試合に出場し、規定打席には届かなかったものの打率.314、21本塁打、74打点の好成績を記録し、飛躍の1年となった。
2020年は60試合制で43試合に出場し、打撃では規定打席には届かなかったものの打率.298、6本塁打、30打点などの好成績を記録した。守備では三塁手のみに専念し1失策で、守備率.992は三塁手としてのシーズン歴代最高記録を更新した[21]。クリーブランド・インディアンスとのワイルドカードシリーズ第2戦で満塁本塁打を記録するなど、ディビジョンシリーズ進出に貢献した[22]。9月4日には右肘の骨棘で故障者リストに登録されていたが、オフの12月に右肘の骨片の除去手術を受け、全治3ヶ月と見込まれている[23]。
ツインズ時代
[編集]2022年3月13日にジョシュ・ドナルドソン、アイザイア・カイナー=ファレファ、ベン・ロートベットとのトレードで、ゲイリー・サンチェスと共にミネソタ・ツインズへ移籍した[24]。
エンゼルス時代
[編集]2022年11月18日にアレハンドロ・ヒダルゴとのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[25]。
2023年はシーズン開幕前の3月に開催された第5回WBCのコロンビア代表に選出され、3大会連続3度目の選出を果たした。しかし、同大会でコロンビアはグループ最下位となったため次大会は予選降格となった。 6月23日に60日間の故障者リストに登録された[26]。オフの11月3日にFAとなった[27]。
タイガース時代
[編集]2024年2月23日にデトロイト・タイガースと1年150万ドルの単年契約を結んだ[28]。タイガースでは92試合に出場し、打率.243、5本塁打、37打点を記録した。 8月16日にDFAとなり[29]、18日にFAとなった。
ブレーブス時代
[編集]2024年8月20日にアトランタ・ブレーブスとメジャー契約を結んだ[30]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2015 | CLE | 81 | 288 | 267 | 25 | 60 | 8 | 1 | 6 | 88 | 21 | 0 | 1 | 1 | 0 | 18 | 0 | 2 | 58 | 9 | .225 | .279 | .330 | .608 |
2017 | 67 | 165 | 156 | 14 | 35 | 7 | 0 | 1 | 45 | 15 | 0 | 0 | 1 | 0 | 8 | 0 | 0 | 22 | 6 | .224 | .262 | .288 | .551 | |
2018 | TOR | 19 | 46 | 43 | 7 | 10 | 1 | 0 | 1 | 14 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 10 | 1 | .233 | .283 | .326 | .608 |
2019 | NYY | 132 | 476 | 442 | 73 | 139 | 34 | 0 | 21 | 236 | 74 | 1 | 1 | 0 | 4 | 25 | 1 | 5 | 87 | 13 | .314 | .355 | .534 | .889 |
2020 | 43 | 174 | 151 | 24 | 45 | 11 | 0 | 6 | 74 | 30 | 1 | 0 | 0 | 4 | 18 | 0 | 1 | 25 | 6 | .298 | .368 | .490 | .858 | |
2021 | 116 | 442 | 420 | 42 | 112 | 18 | 2 | 14 | 176 | 49 | 1 | 0 | 0 | 1 | 20 | 0 | 1 | 109 | 16 | .267 | .301 | .419 | .720 | |
2022 | MIN | 144 | 551 | 501 | 61 | 143 | 27 | 3 | 13 | 215 | 64 | 1 | 0 | 0 | 7 | 41 | 2 | 2 | 96 | 21 | .285 | .338 | .429 | .767 |
2023 | LAA | 62 | 228 | 214 | 22 | 64 | 8 | 1 | 2 | 80 | 24 | 3 | 2 | 0 | 3 | 10 | 0 | 1 | 36 | 9 | .299 | .329 | .374 | .703 |
MLB:8年 | 664 | 2370 | 2194 | 268 | 608 | 114 | 7 | 64 | 928 | 280 | 7 | 4 | 2 | 19 | 142 | 3 | 13 | 443 | 81 | .277 | .322 | .423 | .745 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
一塁(1B) | 二塁(2B) | 三塁(3B) | 遊撃(SS) | 左翼(LF) | |||||||||||||||||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2015 | CLE | - | - | 80 | 41 | 145 | 6 | 17 | .969 | - | - | ||||||||||||||||||||
2017 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 5 | 2 | 8 | 1 | 2 | .909 | 60 | 28 | 66 | 4 | 7 | .959 | 5 | 2 | 8 | 0 | 2 | 1.000 | - | ||||||
2018 | TOR | - | - | 10 | 3 | 12 | 0 | 0 | 1.000 | 8 | 5 | 11 | 1 | 0 | .941 | - | |||||||||||||||
2019 | NYY | 1 | 8 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | - | 123 | 59 | 212 | 13 | 20 | .954 | - | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | ||||||||||
2020 | - | - | 43 | 34 | 86 | 1 | 10 | .992 | - | - | |||||||||||||||||||||
2021 | - | - | 96 | 56 | 175 | 10 | 26 | .959 | 28 | 23 | 42 | 2 | 6 | .970 | - | ||||||||||||||||
2022 | MIN | - | - | 136 | 100 | 237 | 6 | 25 | .983 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | - | |||||||||||||||
2023 | LAA | 22 | 120 | 10 | 1 | 13 | .992 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 37 | 17 | 64 | 5 | 8 | .942 | 9 | 8 | 20 | 1 | 1 | .966 | - | ||||||
MLB | 25 | 130 | 10 | 1 | 15 | .993 | 6 | 2 | 8 | 1 | 2 | .909 | 585 | 338 | 997 | 45 | 113 | .967 | 52 | 38 | 82 | 4 | 9 | .968 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
- 太字は当該ポジションにおけるリーグ1位
記録
[編集]- シーズン守備率:.9917(2020年、三塁手として歴代1位)※従来の最高はトニー・フェルナンデス(1994年)の.9910[21]
背番号
[編集]- 39(2015年、2017年)
- 3(2018年)
- 29(2019年 - 2021年)
- 15(2022年)
- 10(2023年)
- 13(2024年 - 2024年8月15日)
- 9(2024年8月20日 - )
代表歴
[編集]脚注
[編集]- ^ “Giovanny Urshela Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2024年10月1日閲覧。
- ^ Explaining Indians Players Weekend names MLB.com (2017年8月26日) 2017年9月15日閲覧
- ^ Know your prospects: Giovanny Urshela Foxsports Tony Lastoria (2013年5月24日) 2015年2月17日閲覧
- ^ a b c d e f g h Baseball Reference
- ^ 2012 Qualifier Roster[リンク切れ] WBC公式サイト (英語) 2015年2月24日閲覧
- ^ 2014年より球団名変更
- ^ Giovanny Urshela impresses with Columbus Clippers -- Cleveland Indians AAA Insider Cleveland.com (2014年7月18日) 2015年2月17日閲覧
- ^ Urshela among five protected from Rule 5 Draft MLB.com Anthony Castrovince (2014年11月21日) 2015年2月17日閲覧
- ^ “Indians send struggling Chisenhall, Ramirez to minors”. ESPN. Associated Press. (June 8, 2015) June 16, 2015閲覧。
- ^ Associated Press (June 11, 2015). “Urshela hits 1st big league homer, Indians top Mariners 6-0”. ESPN. June 16, 2015閲覧。
- ^ Colombia's star duo set to lead Classic squad MLB.com (2017年2月8日) 2017年8月3日閲覧
- ^ Indians recall Armstrong from Triple-A MLB.com (2017年6月18日) 2017年8月3日閲覧
- ^ Tribe utilize twin-bill rules to bolster roster MLB.com (2017年6月17日) 2017年8月3日閲覧
- ^ Kipnis lands on DL with hamstring strai MLB.com (2017年7月9日) 2017年8月3日閲覧
- ^ Jordan Bastian (2018年5月4日). “Indians DFA Urshela, keep Gonzalez on bench” (英語). MLB.com. 2018年5月5日閲覧。
- ^ Gregor Chisholm (2018年5月9日). “Blue Jays acquire versatile Urshela from Tribe” (英語). MLB.com. 2017年5月10日閲覧。
- ^ Alyson Footer (2018年6月26日). “Donaldson endures setback with calf injury” (英語). MLB.com. 2018年6月27日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2018年8月19日閲覧。
- ^ “Blue Jays trade Gio Urshela to Yankees for cash considerations” (英語). Sportsnet (2018年8月4日). 2018年8月19日閲覧。
- ^ Chad Thornburg (2019年4月6日). “Yankees make roster moves, call up Urshela” (英語). MLB.com. 2019年4月8日閲覧。
- ^ a b “Single-Season Leaders & Records for Fielding % as 3B”. Baseball-Reference.com. 2021年1月2日閲覧。
- ^ “「ただただワオ!」ヤンキース救った"尻もち送球"からの併殺にメジャー選手も絶賛”. Full-Count (2020年10月1日). 2021年1月2日閲覧。
- ^ “ヤンキース・ウルシェラが右肘の骨片除去手術”. 日刊スポーツ (2020年12月5日). 2021年1月2日閲覧。
- ^ “Yankees get Donaldson, send Sánchez, Urshela to Twins” (英語). MLB.com. 2022年3月14日閲覧。
- ^ “Press release: Angels acquire INF Gio Urshela from Minnesota”. www.mlb.com. 2022年11月19日閲覧。
- ^ “ANGELS ACQUIRE INF EDUARDO ESCOBAR AND CASH CONSIDERATIONS FROM NEW YORK METS” (英語). MLB.com (June 23, 2023). June 24, 2023閲覧。
- ^ “130 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (November 3, 2023). November 8, 2023閲覧。
- ^ Steve Adams (2024年2月23日). “Tigers Sign Gio Urshela” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年2月23日閲覧。
- ^ “Tigers Designate Gio Urshela, Easton Lucas For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors (2024年8月16日). 2024年8月28日閲覧。
- ^ “Gio Urshela signs with injury-plagued Braves to fill 3B void”. ESPN.com. (2024年8月20日) 2024年8月28日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Giovanny Urshela stats MiLB.com
- Giovanny Urshela (@Urshela10) - X(旧Twitter)
- Giovanny Urshela (@urshela10) - Instagram