ヨハン・ピノ

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ヨハン・ピノ
Yohan Pino
AAA級オマハ時代(2015年8月30日)
基本情報
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
出身地 アラグア州トゥルメロ英語版
生年月日 (1983-12-26) 1983年12月26日(40歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2004年 アマチュア・フリーエージェントとしてミネソタ・ツインズと契約
初出場 MLB/ 2014年6月19日 シカゴ・ホワイトソックス
KBO/ 2016年4月3日 SKワイバーンズ
最終出場 KBO/ 2016年7月21日 ハンファ・イーグルス
年俸 $700,000(2016年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ヨハン・ホセ・アラーナ・ピノYohan Jose Alana Pino, 1983年12月26日 - )は、ベネズエラアラグア州トゥルメロ英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。

経歴[編集]

プロ入りとツインズ傘下時代[編集]

2004年5月12日ミネソタ・ツインズと契約。

2005年は傘下のアパラチアンリーグのルーキー級エリザベストン・ツインズ英語版でプロデビュー。12試合に先発登板して9勝2敗・防御率3.72・64奪三振の成績を残した。

2006年はA級ベロイト・スナッパーズ英語版でプレーし、42試合(先発7試合)に登板して14勝2敗3セーブ・防御率1.91・99奪三振の成績を残した。

2007年はまずA+級フォートマイヤーズ・ミラクルでプレーし、19試合(先発9試合)に登板して4勝3敗・防御率1.73・64奪三振の成績を残した。7月にAA級ニューブリテン・ロックキャッツへ昇格。9試合(先発8試合)に登板して2勝4敗・防御率5.13・40奪三振の成績を残した。

2008年はAA級ニューブリテンでプレーし、26試合(先発18試合)に登板して7勝7敗・防御率4.54・76奪三振の成績を残した。

2009年はまずAA級ニューブリテンでプレーし、32試合(先発4試合)に登板して5勝1敗・防御率3.19・64奪三振の成績を残した。7月にAAA級ロチェスター・レッドウイングスへ昇格。8試合に先発登板して2勝2敗・防御率2.82・44奪三振の成績を残した。

インディアンス傘下時代[編集]

2009年8月7日に成立したカール・パバーノとのトレード[1]後日発表選手として、8月28日クリーブランド・インディアンスへ移籍した[2]。移籍後はAAA級コロンバス・クリッパーズで2試合に先発登板して2勝0敗・防御率1.29・14奪三振の成績を残した。

2010年はAAA級コロンバスでプレーし、26試合に先発登板して10勝9敗・防御率5.75・114奪三振の成績を残した。

2011年はAA級アクロン・エアロズで2試合に登板した。

ブルージェイズ傘下時代[編集]

2011年4月18日に金銭トレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[3]。移籍後はAAA級ラスベガス・フィフティワンズへ異動したが、1試合の登板にとどまり、4月22日にAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツへ降格。ここでは36試合(先発10試合)に登板し、4勝8敗・防御率4.14・104奪三振の成績を残した。

2012年はAA級ニューハンプシャーとAAA級ラスベガスでプレー。AA級ニューハンプシャーでは25試合(先発22試合)に登板して10勝8敗・防御率3.56・111奪三振の成績を残した。オフの11月3日FAとなった。

レッズ傘下時代[編集]

2013年1月20日シンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだが、3月29日に放出され、4月1日に契約内容を変更してレッズとマイナー契約で再契約した。AA級ペンサコーラ・ブルーワフーズで開幕を迎え、4試合に登板後、AAA級ルイビル・バッツへ昇格。ここでは31試合(先発16試合)に登板して5勝7敗6セーブ・防御率3.26・107奪三振の成績を残した。オフの11月5日にFAとなった。

ツインズ時代[編集]

2013年12月12日に古巣のツインズとマイナー契約を結んだ。

2014年はAAA級ロチェスターで開幕を迎え、6月19日にツインズとメジャー契約を結んだ[4]。同日のシカゴ・ホワイトソックス戦で先発起用されメジャーデビュー。7回を投げ、5安打2失点1四球7奪三振と好投したが、勝ち負けは付かなかった[5]6月25日ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦では、3回を7安打5失点と打ち込まれ、メジャー初黒星を喫し[6]6月26日にAAA級ロチェスターへ降格した[7]6月27日に再昇格し[8]、5試合目の登板となった7月10日シアトル・マリナーズ戦で、5回を7安打1失点に抑え、待望のメジャー初勝利を挙げた[9]7月11日にAAA級ロチェスターへ降格[10]7月21日クリス・ジョンソンが不調でAAA級ロチェスターへ降格したため、再昇格した[11]。昇格後は5試合に登板したが、0勝3敗・防御率6.28と結果を残せず、8月15日にAAA級ロチェスターへ降格した[12]8月23日にダブルヘッダーで登録枠が拡大したため、メジャーへ昇格。同日のデトロイト・タイガース戦・1試合目に登板し、翌日にAAA級ロチェスターへ降格した。その後はメジャーでの登板はなく、シーズンを終了した。この年メジャーでは11試合に登板して2勝5敗・防御率5.07・奪三振の成績を残した。オフの10月13日40人枠から外れ、AAA級ロチェスターへ降格[13]11月4日にFAとなった。

ロイヤルズ時代[編集]

2014年12月15日カンザスシティ・ロイヤルズと契約を結んだ[14]

2015年9月7日DFAとなった。

KTウィズ時代[編集]

2015年12月17日韓国プロ野球KTウィズと契約。2016年、KTでは一軍で2勝のみ、12試合で防御率7.15の成績で、シーズン途中の7月24日にウェイバー公示された。

ツインズ傘下復帰[編集]

2017年1月26日に古巣のツインズとマイナー契約を結んだ[15]。オフの11月6日にFAとなった[15]

イタリア時代[編集]

2018年1月にイタリアンベースボールリーグパドヴァ・ベースボールクラブと契約した[16]。この年限りで退団した。

以降はベネズエラのウィンターリーグであるリーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル(LVBP)でプレーを続けている[15]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2014 MIN 11 11 0 0 0 2 5 0 0 .286 258 60.1 66 8 14 0 1 50 2 0 37 34 5.07 1.33
2015 KC 7 1 0 0 0 0 2 0 0 .000 82 19.1 23 2 3 0 0 13 0 0 8 7 3.26 1.34
2016 KT 12 8 0 0 0 2 3 0 1 .400 191 39.0 62 4 15 0 4 23 3 0 36 31 7.15 1.97
MLB:2年 18 12 0 0 0 2 7 0 0 .222 340 79.2 89 10 17 0 1 63 2 0 45 41 4.63 1.33
KBO:1年 12 8 0 0 0 2 3 0 1 .400 191 39.0 62 4 15 0 4 23 3 0 36 31 7.15 1.97
  • 2016年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 63(2014年 - 2015年)
  • 32(2016年)

脚注[編集]

  1. ^ Indians & Twins complete trade”. MLB.com Indians Press Release (2009年8月7日). 2014年7月17日閲覧。
  2. ^ Mike Axisa (2009年8月28日). “Indians Acquire Yohan Pino To Complete Pavano Trade”. MLB Trade Rumors. 2014年7月17日閲覧。
  3. ^ Tim Dierkes (2011年4月18日). “Blue Jays Acquire Yohan Pino”. MLB Trade Rumors. 2014年7月17日閲覧。
  4. ^ Twins select contract of Yohan Pino”. MLB.com Twins Press Release (2014年6月19日). 2014年7月17日閲覧。
  5. ^ Scores for Jun 19, 2014”. ESPN MLB (2014年6月19日). 2014年7月17日閲覧。
  6. ^ Scores for Jun 25, 2014”. ESPN MLB (2014年6月25日). 2014年7月17日閲覧。
  7. ^ Twins recall infielder Jorge Polanco”. MLB.com Twins Press Release (2014年6月26日). 2014年7月17日閲覧。
  8. ^ Twins place Danny Santana on the disabled list”. MLB.com Twins Press Release (2014年6月27日). 2014年7月17日閲覧。
  9. ^ Scores for Jul 10, 2014”. ESPN MLB (2014年7月10日). 2014年7月17日閲覧。
  10. ^ Twins recall left-handed pitcher Kris Johnson”. MLB.com Twins Press Release (2014年7月11日). 2014年12月16日閲覧。
  11. ^ Twins to recall Pino, option Johnson”. MLB.com Twins Press Release (2014年7月22日). 2014年12月16日閲覧。
  12. ^ Twins return Nolasco from rehab assignment and reinstate from disabled list”. MLB.com Twins Press Release (2014年8月16日). 2014年12月16日閲覧。
  13. ^ Rhett Bollinger (2014年10月14日). “Twins outright Pino, Bernier, trim roster to 37”. MLB.com. 2014年12月16日閲覧。
  14. ^ Royals sign RHP Yohan Pino to free-agent contract”. MLB.com Royals Press Release (2014年12月15日). 2014年12月16日閲覧。
  15. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2022年5月18日閲覧。
  16. ^ Tommasin Padua adds Yohan Pino, Levi Carolus”. Mister Baseball (2018年1月25日). 2022年5月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]