クラリス・アグベニュー

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クラリス・アグベニュー
Clarisse Agbegnenou.jpeg
2014年世界選手権でのアグベニュー
基本情報
ラテン文字 Clarisse Agbegnenou
フランスの旗 フランス
出生地 レンヌ
生年月日 (1992-10-25) 1992年10月25日(26歳)
選手情報
階級 女子63kg級
世界ランキング 2位(2740ポイント)
 
獲得メダル
女子 柔道
オリンピック
2016 リオデジャネイロ 63kg級
世界柔道選手権
2014 チェリャビンスク 63kg級
2017 ブダペスト 63kg級
2018 バクー 63kg級
2013 リオデジャネイロ 63kg級
2015 アスタナ 63kg級
グランドスラム
2013 パリ 63kg級
2014 パリ 63kg級
2015 アブダビ 63kg級
2010 東京 63kg級
世界ジュニア
2011 ケープタウン 63kg級
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クラリス・アグベニュー(Clarisse Agbegnenou、1992年10月25日 - )は、フランスレンヌ出身の柔道選手。階級は63kg級。身長164cm[1][2]トーゴ系フランス人である[3]

人物[編集]

2008年のヨーロッパカデ柔道選手権大会では優勝を成し遂げた。2010年には東京で開催された世界選手権に出場するが、初戦でタイの無名の選手に一本背負投で敗れた[2]。だが、その後のグランドスラム・東京では決勝で同じフランスのジブリズ・エマヌを指導2で破ってグランドスラム大会を18歳で制した[2]。2011年に地元のパリで開催された世界選手権では初戦でオランダのアニカ・ファンエムデンの有効で敗れた[2]。さらに世界ジュニアでは準々決勝で日本の太田晴奈の合技で敗れて3位だった[2]。その後も際立った成績は残せず、オリンピック代表争いでエマヌに大きく引き離されて結局代表にはなれなかった[2]。しかし、2013年に入るとグランドスラム・パリ決勝でファンエムデンを破って優勝を遂げた[4]。続くグランプリ・デュッセルドルフ決勝でも日本の阿部香菜大外刈で破るなどオール一本勝ちで優勝を飾った[5]。4月のヨーロッパ選手権でも優勝した。8月の世界選手権では決勝でイスラエルのヤーデン・ジェルビに変則の片羽絞で失神させられて2位にとどまった。なお、ジェルビの施した絞め技は、IJF試合審判規定において指導の対象となる「柔道衣の上衣の裾または帯を使って、あるいは直接指で絞技を施すこと」に該当することが後に確認されたが、試合結果に変更が加えられることはなかった[6][7]。2014年のヨーロッパ選手権では2連覇した[2]世界選手権では決勝で昨年敗れたジェルビに雪辱して優勝を飾った[8][9]世界団体でも優勝を飾った[10]。2015年の世界選手権では決勝でスロベニアのティナ・トルステニャクから技ありと有効を取られて2位に終わり、連覇はならなかった[11]。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは準決勝で日本の田代未来と対戦して指導1で破ったが、決勝でトルステニャクの前に一本負けして2位となり、金メダル獲得はならなかった[1][12]。2017年の世界選手権では決勝でトルステニャクに反則勝ちして2度目の優勝を果たした[13]ワールドマスターズでは準決勝で田代に大内刈で敗れて3位だった。田代には7度目の対戦にして初めて敗れた[14]。2018年にはグランドスラム・パリとヨーロッパ選手権で優勝した[2]世界選手権では決勝で田代を払巻込で破って2年連続3度目の優勝を果たした[15]

IJF世界ランキングは2740ポイント獲得で1位(18/10/29現在)[16]

暴行騒ぎ[編集]

異性関係の縺れから78kg超級の選手であるアン=ファトゥマタ・ンベロと対立することになったアグベニューは、2013年4月12日にINSEPにおいてロンドンオリンピック銅メダリストである52kg級のプリシラ・ネト、63kg級のランセイ・サン・サン・ムワ、70kg級のファニー=エステル・ポスビト及び78kg級のマドレーヌ・マロンガを引き連れてンベロの寝室に入り込むと、ンベロと激しい口論になった挙句、何度となく殴りつけた。この暴行でンベロは肩を負傷して嘔吐も引き起こしたという[17]。5月16日にフランス柔道連盟の規律委員会は、暴行の主犯であるアグベニューに執行猶予付きの1年間に渡る大会の出場停止、従犯のネト他4名に執行猶予付きの3ヶ月に渡る大会の出場停止処分を科した[18]

しかしながら、フランス柔道連盟がアグベニューらに示した寛大な処置に納得のいかないンベロ側は、この一件をパリの裁判所へ訴えるに至った。 2014年7月にパリの裁判所はアグベニューに対して、ンベロへ2780ユーロの支払いと、70時間の社会奉仕活動を言い渡した。ネト他4名は無罪となった[19]。その後は90kg級で活躍するオランダのノエル・ファントエンドと交際している[20]

主な戦績[編集]

(出典[2]JudoInside.com)。

脚注[編集]

外部リンク[編集]