ねぶた

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
青森ねぶた(2010年)
弘前ねぷた(2008年)
つがる市木造のねぷた(2013年)
大湊ネブタ(2003年)
浅虫ねぶた(2012年)

ねぶたねぷたは、東日本各地、とりわけ青森県内の各地で行われる夏祭りの一種。佞武多とも書く[1]

全国的に有名なのは、青森ねぶた弘前ねぷたである。これらは、1980年重要無形民俗文化財に指定されている。以下、青森県のねぶたを中心に記載する。

概要[編集]

青森県では、8月初旬頃に行われ、大勢の市民が「ヤーレ、ヤーレ、ヤーレヤ」「ラッセ、ラッセ」「ラッセラー」「ヤーヤドー」「ヤーレ、ヤーレヤ」等の掛け声とともに、武者等を模った人型や武者絵の描かれた扇型の山車燈籠を引いて街を練り歩く。昔は最終日の旧暦7月7日の朝に川や海へ行き、山車燈籠や身体を洗ったり、山車燈籠を流したりしていた。

青森市青森ねぶた弘前市弘前ねぷた五所川原市五所川原立佞武多などが有名で、次いで黒石市黒石ねぷたつがる市木造ねぶた平川市平川ねぷたむつ市大湊ネブタなどがある。その他、ねぶた発祥の地のひとつとされる浅虫ねぶた[2]津軽地方下北半島の各市町村でも行われている。さらに近年では、全国で地域の祭りとして広がりつつある。特に関東地方東京周辺)では阿波踊りなどと同様、イベントの1つにねぶたを取り入れている祭りが増加している。

名称[編集]

「ねぶた」「ねぷた」の語源には諸説あるが、「眠(ねぶ)たし」[3]、「合歓木(ねむのき、ねぶたのき、ねぶた)」「七夕(たなばた)」「荷札(にふだ)」などに由来する説がある[4]

青森市や青森市周辺と下北が「ねぶた」なのに対し、弘前市を中心とした津軽地方では「ねぷた」と呼ばれるところが多い。

起源[編集]

「ねぶた」の起源にも諸説あるが、禊祓に由来するという説が現在では有力である[4]。さらに、除災行事としての「眠り流し」や星祭りのひとつである「七夕」、仏教行事と習合した民俗行事「お盆」など、様々なものから影響を受けて現在のようになったと考えられている。

各地のねぶた一覧[編集]

青森県内[編集]


関東地方[編集]

東北地方の観光キャンペーンイベント等で不定期に行われているものも多々存在するが、本稿では毎年開催されているもののみを記載する。

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 佞武多(ネブタ)とは - コトバンク
  2. ^ 青い森鉄道発行「駅周辺散策マップ 浅虫温泉駅」
  3. ^ 国文学者池田彌三郎の「日本故事物語」(河出書房、後に河出文庫)によれば、「眠い」を「ねぶたい」ともいうように「ねぶた」も元は「睡魔」を指し、これを追い払うのは神の災禍を受けぬ用心であったという。神の来臨するお盆の夜に眠ってはいけないと古人は信じ、「ねぶた流れよ 豆(まめ=健康)の葉よ とまれ」と歌って家内の息災を祈った。
  4. ^ a b 「年中行事事典」p606 1958年5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版
  5. ^ 厳密にはねぶた祭りではなく、市町村地区の祭り行事「つがる市馬市まつり」の出し物である
  6. ^ つがる市馬市まつり”. 青森県観光サイト アプティネット. 2016年8月26日閲覧。
  7. ^ 八幡東ねぶた振興会
  8. ^ ねぷた祭りin知覧(南九州市)
  9. ^ いわき市観光情報サイト

関連項目[編集]

外部リンク[編集]