むつ市

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むつし
むつ市
Osorezan.jpg
恐山宇曽利湖と極楽浜
Flag of Mutsu, Aomori.svg
むつ市旗
Emblem of Mutsu, Aomori.svg
むつ市章
2008年平成20年)12月19日制定 1960年昭和35年)11月1日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 青森県
市町村コード 02208-0
法人番号 1000020022080 ウィキデータを編集
面積 864.12km2
総人口 53,608[編集]
推計人口、2020年8月1日)
人口密度 62人/km2
隣接自治体 上北郡横浜町下北郡大間町東通村風間浦村佐井村
市の木 ヒバ
市の花 はまなす
市の鳥 オオハクチョウ
むつ市役所
市長 宮下宗一郎
所在地 035-8686
青森県むつ市中央一丁目8番1号
北緯41度17分34.2秒東経141度11分1秒
MutsuCityOffice.jpg
むつ市役所 新庁舎(2009年8月5日撮影)
外部リンク むつ市

むつ市位置図

― 市 / ― 町・村

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釜臥山から見たむつ市街
大湊基地の護衛艦と釜臥山

むつ市(むつし)は、青森県東北部、下北地方に位置するである。

概要[編集]

下北半島に位置し、陸奥湾津軽海峡に面する、本州最北端の市である。2005年の市町村合併により、青森県の総面積の約11%を占める県内で最も大きな面積を持つ自治体となった。

1960年に大湊田名部市から現在のむつ市に改め、日本で初めての平仮名の市である。 下北地方の中核都市であり、周辺自治体に広がる人口約75000人のむつ都市圏を形成している。 人口は減少傾向にある。旧むつ市の人口はほぼ横ばいであるものの、旧大畑町、旧川内町、旧脇野沢村の人口が減少している。

地理[編集]

青森県北東部の下北半島にある。市としては本州最北端に位置し、南は陸奥湾、北は津軽海峡に面し、2つの海をもつ地形となっている。市の中央部には釜臥山(標高879m)を主峰とする恐山山地が連なっていて恐山には宇曽利湖というカルデラ湖がある。東南部には下北丘陵が連なる。

田名部大平大湊に人口が集中している。むつ市の中心地である田名部(たなぶ)には下北丘陵に端を発する田名部川が流れ、流域には肥沃な田名部平野が広がる。大湊釜臥山の麓に位置し、波の穏やかな大湊湾に面す。大湊湾内には芦崎と呼ばれる砂嘴があり、砂嘴の内部は芦崎湾と呼ばれ、天然の港湾となっている。

隣接している自治体[編集]

気候[編集]

ケッペンの気候区分では西岸海洋性気候に属し、冷涼な気候である。また、11月下旬から4月上旬まで雪に覆われる。

冬は日本海側気候ではあるものの、その他季は日本海側気候と太平洋側気候の両者の影響を受ける。また、夏は北東風(やませ)の影響などにより涼しい時もあるが基本的には高温多湿な日々である。また、冬は特別豪雪地帯ほど大量の雪は降らないとされているが県内でも豪雪地帯であり生活するのに不便を生じる。

  • 最高気温極値(1935/1~)34.2℃(1994年8月12日)
  • 最低気温極値(1935/1~)-22.4℃(1984年2月18日)[1]
むつ(1981年 - 2010年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 1.6
(34.9)
2.0
(35.6)
5.6
(42.1)
12.5
(54.5)
17.4
(63.3)
20.3
(68.5)
23.5
(74.3)
25.7
(78.3)
22.7
(72.9)
17.3
(63.1)
10.6
(51.1)
4.5
(40.1)
13.7
(56.7)
日平均気温 °C (°F) −1.4
(29.5)
−1.2
(29.8)
1.8
(35.2)
7.4
(45.3)
12.1
(53.8)
15.7
(60.3)
19.5
(67.1)
21.7
(71.1)
18.3
(64.9)
12.4
(54.3)
6.5
(43.7)
1.3
(34.3)
9.5
(49.1)
平均最低気温 °C (°F) −5.2
(22.6)
−5.3
(22.5)
−2.5
(27.5)
2.6
(36.7)
7.5
(45.5)
11.8
(53.2)
16.3
(61.3)
18.4
(65.1)
13.8
(56.8)
7.0
(44.6)
1.9
(35.4)
−2.3
(27.9)
5.3
(41.5)
降水量 mm (inch) 103.1
(4.059)
82.9
(3.264)
82.0
(3.228)
80.7
(3.177)
98.7
(3.886)
99.3
(3.909)
151.6
(5.969)
142.7
(5.618)
170.1
(6.697)
109.8
(4.323)
117.4
(4.622)
103.7
(4.083)
1,342
(52.835)
降雪量 cm (inch) 168
(66.1)
143
(56.3)
89
(35)
5
(2)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
18
(7.1)
91
(35.8)
514
(202.3)
湿度 75 74 71 71 76 83 86 85 81 75 73 74 77
平均月間日照時間 71.6 91.3 146.4 188.5 195.0 162.5 132.0 144.0 144.7 159.0 102.9 71.2 1,608.9
出典: 気象庁

人口[編集]

平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、4.21%減の58,493人であり、増減率は県下40市町村中8位。

Demography02208.svg
むつ市と全国の年齢別人口分布(2005年) むつ市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― むつ市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

むつ市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

歴史[編集]

旧大湊要港部会議所(現、北洋館)

田名部は藩政時代には南部藩盛岡藩)の代官所が置かれていた。当時より下北地方の要の町として開け、田名部川の水運で栄えた。また、大湊村は芦崎の良港を有して、北前船の風待港として賑わった。1870年戊辰戦争で賊軍とされた会津藩が領地没収の引き換えに斗南藩(となみはん)三万石として再興が許される。藩主は京都守護職松平容保の嫡男、松平容大。会津藩の7割に当たる2800戸が移封させられた。翌年には廃藩となり、現在のむつ市斗南ヶ丘にその史跡がわずかに残る。斗南藩士たちは北辺の地で、薩長政府への復仇を誓い斗南「南、すなわち薩長と斗(戦)う」と名乗り開墾作業に従事したが、火山灰台地の痩せた土地で農業は振るわず、雪害で家屋は潰れ、野火により残った家屋も焼失し、病疫と飢餓により多くの死者を出し、次第に離散していった。しかし、わずかに残った者は、やがて西洋式牧場を成立し、新たな産業をこの地に残した。

大湊は下北七湊の一つであり、明治以降は帝国海軍軍港となった。太平洋戦争の末期は、大湊町であり、市制施行していなかったが、海軍の基地があるということもあり空襲を受けた。終戦直前には海軍関係者も合わせて、町では異例の10万人近くの人口があった。大湊は現在でも海上自衛隊の基地があり、青森県以北を警備担当区域とする大湊地方隊の地方総監部が置かれている。他に、現在は独立行政法人海洋研究開発機構の保有する地球研究船「みらい」となったむつ (原子力船)の旧母港(新母港は同市北部の関根浜)が置かれていた。むつ市自体は海、先端技術との関わりの中で発展することを希望している。大湊に限って言えば比較的第3次産業の比重が高い。

大湊には自衛隊、市内には土木、建設業、原子力関連企業の関係で県外からの転勤者が多い。転勤者が多いことからむつ市に住んでいたことのある人が自衛隊員を中心として全国に点在しているという特殊な地域でもある。

行政[編集]

  • 市長:宮下宗一郎2014年6月29日就任、2期目)
  • 予算規模は青森県内で4番目に大きい。
  • むつ市議会
    • むつ市の議員法定数(自治法の上限数)は30人だが、合併特例として60人の議員で活動していた。2007年平成19年)9月30日に投開票が行われたむつ市議選で、区割りとともに定数が30に改められた(区割りはむつ選挙区21、川内選挙区3、大畑選挙区4、脇野沢選挙区2)。その後2011年平成23年)10月2日に投開票が行われたむつ市議選で定数が26に改められた(むつ選挙区18、川内選挙区4、大畑選挙区3、脇野沢選挙区1)。

歴代市長[編集]

氏名 就任 備考
杉山勝雄 1959年(昭和34年)10月03日 - 1963年(昭和38年)10月02日 1960年に市名変更
2 1963年(昭和38年)10月03日 - 1965年(昭和40年)08月31日
3 河野幸蔵 1965年(昭和40年)10月20日 - 1969年(昭和44年)10月19日
4 1969年(昭和44年)10月20日 - 1973年(昭和48年)10月19日
5 菊池渙治 1973年(昭和48年)10月20日 - 1977年(昭和52年)10月19日
6 河野幸蔵 1977年(昭和52年)10月20日 - 1981年(昭和56年)10月19日
7 菊池渙治 1981年(昭和56年)10月20日 - 1985年(昭和60年)10月19日
8 杉山粛 1985年(昭和60年)10月20日 - 1989年(平成元年)10月19日
9 1989年(平成元年)10月20日 - 1993年(平成05年)10月19日
10 1993年(平成05年)10月20日 - 1997年(平成90年)10月19日
11 1997年(平成09年)10月20日 - 2001年(平成13年)10月19日
12 2001年(平成13年)10月20日 - 2005年(平成17年)10月19日
13 2005年(平成17年)10月20日 - 2007年(平成19年)05月31日 任期中に急逝
14 宮下順一郎 2007年(平成19年)07月15日 - 2011年(平成23年)07月14日
15 2011年(平成23年)07月15日 - 2014年(平成26年)05月19日 任期中に急逝[4]
16 宮下宗一郎 2014年(平成26年)06月29日 - 現職

市役所[編集]

  • 本庁/むつ市中央一丁目8-1
  • 川内庁舎/むつ市川内町川内477
  • 大畑庁舎/むつ市大畑町中島108-5
  • 脇野沢庁舎/むつ市脇野沢渡向107-1

官公庁[編集]

警察[編集]

消防[編集]

国の機関[編集]

自衛隊の機関[編集]

経済[編集]

産業および企業[編集]

商業[編集]

漁業[編集]

金融機関[編集]

郵便[編集]

直営郵便局[編集]

  • むつ郵便局〔集配局〕(84009)
  • 大畑郵便局〔集配局〕(84016)
  • 陸奥川内郵便局〔集配局〕(84017)
  • 脇野沢郵便局(84027)
  • 大湊郵便局(84029)
  • むつ桜木町郵便局(84098)
  • 近川駅前郵便局(84167)
  • 宿野部郵便局(84178)
  • 大湊駅前郵便局(84201)
  • むつ関根郵便局(84202)
  • 正津川郵便局(84215)
  • むつ中央二郵便局(84221)
  • むつ柳町郵便局(84247)


簡易郵便局[編集]

  • 蛎崎簡易郵便局(84714)
  • 城ケ沢簡易郵便局(84719)

放送[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

  • 全国伝統地名市町村連絡会議
    伝統地名(旧国名)を名称としている自治体が、各種交流や共同事業を通じて友好を深め、お互いの地域の振興に務めようと、昭和61年(1986年)に発足したものである。むつ市は名称に漢字をあてれば陸奥となるので、この会に所属している。

教育[編集]

短期大学[編集]

私立

高等学校[編集]

県立

中学校[編集]

市立


小学校[編集]

市立


学校教育以外の施設[編集]

職業能力開発校

交通[編集]

むつバスターミナル

鉄道路線[編集]

  • 中心となる駅:大湊駅

※市役所の最寄り駅は、下北駅であるが、JTB時刻表では大湊駅が中心駅となっている。

路線バス[編集]

道路[編集]

  • 国道
  • 国道279号(田名部街道 愛称:はまなすライン)
  • 国道338号(北浜街道 愛称:海峡ライン)



港湾[編集]

名所・旧跡・観光スポット[編集]

温泉[編集]

  • 湯坂温泉 - むつ市田名部61
  • 石神温泉 - 法量字谷地
  • 斗南温泉 - 田名部字下道
  • 小川温泉 - 小川2丁目(銭湯)
  • 内田温泉 - 田名部字内田(公衆浴場)


祭事・催事[編集]

祭・神事[編集]

  • 栗山神楽
  • 能舞(烏沢地区)
  • 恐山大祭
  • 恐山秋詣り


催事[編集]

  • 芦崎湾の潮干狩り
  • むつ桜まつり
  • 海の祭典(最近は行われていない)

郷土料理[編集]

  • 味噌貝焼き(みそかやき)
  • イカの寿司
  • あんこうのともあえ
  • クジラ汁
  • べご餅
  • けいらん(川内町中心)
  • 品川汁(川内町中心)
  • じゃっぱ汁
  • イカ墨ラーメン
  • ウニ丼
  • 黒ソイ料理(旧脇野沢村)


出身有名人[編集]

旧川内町出身[編集]

旧田名部町出身[編集]

その他[編集]

むつ市役所 旧:本庁舎
しもきた克雪ドーム
  • 市内最高峰は標高879mの釜臥山
  • 移転前のむつ市役所本庁舎(金谷一丁目:1962年竣工)はもともと3階建てだったが、1968年十勝沖地震で3階部分が破損したため、実質2階建てになっていた。しかし、近年は耐震性に問題があったことなどから、むつ市が中央一丁目にある元:ショッピングセンター跡地を取得[10]して改装を行い、2009年9月24日付けで移転することとなったため、同年9月18日をもって旧庁舎としての業務を終了した。なお、旧庁舎は1年後の2010年10月31日に行われた旧庁舎お別れ会の後、解体された。跡地利用については今後検討する方針となっている[11][12]
  • 1889年から1988年まで、隣接する下北郡東通村役場がむつ市(旧田名部町)内に置かれていた。
  • 青森県の中では陸上長距離に強い選手が多く選手層が厚い。青森県民駅伝競走大会では平成19年第15回大会現在、総合6連覇、市の部7連覇を果たしている。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 気象庁(むつの観測史上1~10位の値)
  2. ^ 『むつ市史 年表』844ページ「現代 昭和30年(1955)」より。
  3. ^ 『むつ市史 年表』855ページ「現代 昭和31年(1956)」より。
  4. ^ むつ市長が急死 懇親会あいさつ中に倒れる 朝日新聞 2014年5月19日閲覧
  5. ^ むつで明の星短大下北キャンパスが始動|教育|青森ニュース|Web東奥” (日本語). Web東奥. 2020年4月7日閲覧。
  6. ^ 夜景百選釜臥山
  7. ^ 国指定文化財等DB(北限のサル)
  8. ^ むつ科学技術館
  9. ^ 青森県文化財DB(常念寺)
  10. ^ 移転に係るこれまでの経緯 Archived 2009年9月3日, at the Wayback Machine.(むつ市ホームページ)
  11. ^ 47年の歴史に幕/むつ市役所本庁舎[リンク切れ] デーリー東北(2009年9月19日)
  12. ^ 47年間ありがとう 旧庁舎お別れ会/むつ[リンク切れ] デーリー東北(2010年11月3日)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]