美幌駅

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美幌駅
美幌駅(2009年6月)
びほろ
Bihoro
A64 緋牛内 (11.5 km)
(7.0 km) 西女満別 A66
所在地 北海道網走郡美幌町字新町3丁目
北緯43度50分12.52秒 東経144度6分20.82秒 / 北緯43.8368111度 東経144.1057833度 / 43.8368111; 144.1057833
駅番号 A65
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石北本線
キロ程 206.1 km(新旭川起点)
電報略号 ヒロ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
310人/日(降車客含まず)
-2009年度-
開業年月日 1912年大正元年)10月5日
備考 社員配置駅
みどりの窓口 有
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美幌駅
びほろ
Bihoro
(2.0 km) 旭通
所在地 北海道網走郡美幌町字新町3丁目
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 相生線
キロ程 0.0 km(美幌起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線(相生線ホーム・旧1番線)
開業年月日 1924年大正13年)11月17日
廃止年月日 1985年昭和60年)4月1日
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キヨスク閉店前の様子 閉店後、現在の様子
キヨスク閉店前の様子
閉店後、現在の様子
ホームの様子
美幌駅バスターミナル
1977年の美幌駅と周囲約1.5km範囲。右下の右方向が石北本線網走方面。右下の下方向が相生線の北見相生方面。美幌の街の北端に位置し、中心街から少し離れた工場地域に面する。かつては日本甜菜製糖美幌工場の貨物輸送で栄えた。駅舎横の網走方面に並ぶ職員官舎が目立つ。客扱い用として相対式ホーム2面3線と副本線1本、駅裏に主に日本甜菜製糖の工場、及び相生線用の仕分線が5本、駅舎横の遠軽側に貨物ホームに引込み線が2本、その遠軽側にあるストックヤード内へ1本引込み線がある。駅裏南側に小さな整備場を有するが、車庫は有していない。その整備場に、コンクリートで埋められた相生線用の転車台跡が、白く歪な円形に残っている。
周囲の工場への専用線が多く見える。駅表遠軽端にある町工場へ1本が、網走川の手前まで伸びている。駅裏は正面の油槽所へ1本、そして大きな日本甜菜製糖の工場へスイッチバックの美しい曲線を描いて仕分線から直接向かっている。ちなみにスイッチ後に2手に分かれて工場へ向かうが、上が原料用線、下が製品用線であった。さらに網走側は石北本線を挟んで、外側に大きな青い屋根の農協倉庫とその手前の油槽所へ各1本、内側にホクレン北見地区穀物調整工場及び美幌川手前の木工所へ1本並走している。
現在、相生線用だった1番線の他、これら専用線や引込み線、仕分線はすべて撤去されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

美幌駅(びほろえき)は、北海道網走郡美幌町字新町3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線である。駅番号A65電報略号ヒロ

普通列車のほか、特急オホーツク」が停車する。かつてはここから相生線が分岐していたが、1985年(昭和60年)に廃止された。

相生線の資料を展示した美幌駅交通記念館が併設されていた[1]が、2001年6月に閉館となり、同年9月に観光・物産・地域の情報提供スペースに改装された[2]

歴史

駅構造

島式ホーム1面2線をもつ地上駅。駅舎に接した単式ホームには相生線用の1番のりばが設けられていたが、廃止に伴い線路が撤去され、ホームは現在も残るが花壇が設置されるなど立ち入ることはできない。のりばとの間は跨線橋を利用する。

のりば
2 石北本線 (上り) 北見遠軽旭川札幌方面
3 石北本線 (下り) 女満別網走知床斜里方面

社員配置駅だが、早朝、夜間、昼休みは不在となる。みどりの窓口(営業時間:8:00 - 18:00)設置駅。駅員不在時の連絡先は北見駅となる。美幌観光物産協会・ぽっぽ屋が入居し、美幌町の観光案内や特産品販売、都市間バスの乗車券発券を行う。

駅名の由来

アイヌ語の「ペ、ポロ」(水の多い)が転訛したもの。この地方は多くの川が合流するため、水が豊富であるため。

駅周辺

バス

北海道が設置する美幌駅バスターミナルが隣接。待合室を設置する。

網走交通バスの北見方面、大空町東藻琴方面、阿寒バスの女満別空港方面、阿寒湖方面は休廃止されている。

その他

  • 1953年公開の松竹映画「君の名は」のロケーションが当駅で行われ、全国的に知名度が上がった。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線
特急「オホーツク
北見駅 (A60) - 美幌駅 (A65) - 女満別駅 (A67)
普通
緋牛内駅 (A64) - 美幌駅 (A65) - 西女満別駅 (A66)

脚注

  1. ^ “駅 JR ひと味ひねったマチの顔”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1988年11月27日)
  2. ^ http://www.onitoge.org/tetsu/sekihoku/41bihoro.htm
  3. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。 
  4. ^ 北海道630駅 小学館 1993年発行。
  5. ^ “JR美幌駅 キヨスクきょう閉店 乗降客減で収益が悪化 管内 残るは3店”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2008年7月31日)

参考文献

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、美幌駅に関するカテゴリがあります。

外部リンク

  • 美幌駅(JR北海道旭川支社)
  • 北海道立図書館北方資料デジタルライブラリー
    • 「野付牛網走間開通記念絵はがき」より、開設工事中の美幌停車場構内(4ページ目を手動選択してください。) 構内長が短い。
    • 「美幌風景」絵葉書より、美幌駅(2ページ目を手動選択してください。)大正13年-昭和4年の構内改築前、複合ホーム2面3線。跨線橋の位置が貨物ホーム寄り。