地獄谷 (登別市)

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登別地獄谷(2013年8月)

地獄谷(じごくだに)は、北海道登別市にある爆裂火口跡。

概要

日和山の噴火活動により形成され、直径約450m、面積約11ha。谷に沿って数多くの湧出口や噴気孔があり、火山ガスと高温の温泉が噴出している。気象庁の常時観測火山(活火山)「倶多楽(登別火山)」の一部となっている。地獄谷に流れ込んでいる水は噴気孔などの熱によって約70℃に熱せられ、登別温泉となっている。

支笏洞爺国立公園になっており[1]、1周600m・10分程で回れる遊歩道がある(冬季期間閉鎖)。毎年5月から11月までの期間は夜間に入口から鉄泉池までの遊歩道がライトアップされ「鬼火の路 幻想と神秘の谷」として公開されているほか、「登別地獄まつり」などのイベントも開かれる。

5月から10月までの間は「登別市観光ボランティアガイド会」が観光客向けに一緒に徒歩で案内するボランティア活動を行っている[2]

2001年(平成13年)には「登別地獄谷の湯けむり」が環境省による「かおり風景100選」に選定され[3]、2004年(平成16年)には「登別温泉地獄谷」として「北海道遺産」に選定された[4]。2010年(平成22年)には「地獄谷」が「日本紅葉の名所100選」に選定された。

周辺

参考画像

地獄谷がロケ地(舞台)となった作品

アクセス

バス

  • 道南バス「第一滝本前」バス停から徒歩5分。

鉄道

脚注

  1. ^ 支笏洞爺国立公園”. 北海道地方環境事務所. 環境省. 2014年8月10日閲覧。
  2. ^ 登別市観光ボランティアガイド会”. 日本観光振興協会. 2015年4月13日閲覧。
  3. ^ 登別地獄谷の湯けむり”. 国立環境研究所. 2015年4月13日閲覧。
  4. ^ 北海道遺産「登別温泉地獄谷」”. 北海道遺産協議会事務局. 2014年5月15日閲覧。
  5. ^ 登別パークサービスセンター”. 自然公園財団. 2014年5月15日閲覧。
  6. ^ 登別原始林 - 文化遺産オンライン文化庁

関連項目

外部リンク

気象庁

防災

観光