北きつね牧場

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北きつね牧場
施設情報
正式名称 北きつね牧場
専門分野 キタキツネ
管理運営 有限会社フォックス
面積 60,000m2
頭数 約100匹
主な飼育動物 キタキツネ
開園 1983年
所在地 091-0157
北見市留辺蘂町花丘52-1
位置 北緯43度45分20.8秒 東経143度29分51.5秒 / 北緯43.755778度 東経143.497639度 / 43.755778; 143.497639座標: 北緯43度45分20.8秒 東経143度29分51.5秒 / 北緯43.755778度 東経143.497639度 / 43.755778; 143.497639
アクセス JR留辺蘂駅から北見バス温根湯行きで20分
公式サイト 北きつね牧場
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牧場の中のキツネ
近寄るキツネ
台の上のキツネ
日本ではキツネを神聖な動物と考える人もいる

北きつね牧場(きたきつねぼくじょう)は、北海道北見市留辺蘂町(旧・常呂郡留辺蘂町)花丘地区にあるキツネ専門の動物園

「キツネの町」北見市(の旧・留辺蘂町地域)の温根湯温泉を代表する人気観光スポットとして、また、北海道の野生動物の中でも特に人気を誇り、マスコットキャラクター的な存在でもあるキタキツネを間近に観察できる観光スポットとして、一年を通して全国各地から大勢の観光客が訪れる。

開設は1983年昭和58年)で、現在は有限会社フォックスが運営している。

概要

温根湯温泉の温泉街から徒歩圏内の場所に位置し、石北峠付近を源流として温泉街を流れる無加川の左岸の丘陵地帯の一角にある。総面積60,000m2の敷地の周囲をフェンスで囲み、その中で野生に近い状態で100匹以上のキツネ(キタキツネ中心だが、一部、銀ギツネや白ギツネなどもいる)を放し飼いにしている。

見学客は敷地内に張り巡らされた遊歩道を利用して、キツネたちの生態を観察することが出来る。時にはキツネ自身が観光客のそばまで寄り添ってくることもあるが、原則として、観光客による餌やりはしない、キツネには触ってはいけない、としている。

春には毎年のように子ギツネたちが産まれ、春先から秋にかけては子ギツネ専用の飼育ケージで可愛い姿を見ることもできる。以前はエゾタヌキエゾシカウサギなども飼育されていたことがある。牧場そばの無加川沿いには清流花園があり、牧場の敷地内を含めてシバザクララベンダーヒマワリルピナスをはじめとして、季節ごとの様々な美しい花々が咲く。

売店棟には土産物店があり、オホーツク海の海産物や地元の農産品、オリジナルアイスクリームや北海道の銘菓類、さらにぬいぐるみをはじめとするキタキツネのキャラクターグッズなどを販売しているほか、喫茶コーナーも併設されている。

周辺にはおんねゆ温泉 山の水族館道の駅おんねゆ温泉などの観光スポットがある。

主な施設

  • 遊歩道
  • 子ギツネ専用飼育ハウス(数箇所ある)
  • 北きつね神社(白ギツネたちの姿が見られる。ただし、1994年頃以降は丘陵部分への立ち入りが安全性への考慮から禁止されており、金網のフェンスが建てられている)
  • 清流花園
  • 駐車場(大型バス30台、乗用車200台)
  • 売店棟
    • 土産物店
    • 喫茶コーナー
    • トイレ(50名同時使用可能)

利用案内

営業時間

  • 8:00-18:00(4月1日-10月31日)
  • 9:00-16:00(11月1日-3月31日)

営業期間

  • 年中無休

入場料金

2012年現在の入場料金)

  • 一般料金
    • 大人:500円(高校生以上)
    • 中学生:400円
    • 小学生:300円
  • 団体料金(20名以上)
    • 大人:400円
    • 高校生:300円
    • 中学生:250円
    • 小学生:200円

交通アクセス

  • 石北本線留辺蘂駅から車で約15 - 20分。
  • 「温根湯」バス停留所より徒歩約10分/北見・留辺蘂方面:路線バス、旭川・層雲峡方面:都市間バス、釧路・阿寒湖方面:都市間バス

備考

  • 旭川層雲峡方面から温根湯温泉の北きつね牧場に向かう途中の国道39号線沿い(の石北峠に近い北見市留辺蘂町富士見地区)には、「北海道きつね村・トナカイ観光牧場」(別名:「北海道野生王国」)という規模の大きな観光用のキタキツネの飼育施設があり、間違える観光客も多いが、(温根湯温泉の)北きつね牧場とは全く別の会社が運営しており、直接の関係はない。ただし、「北海道きつね村・トナカイ観光牧場」では、キタキツネをはじめとする世界のキツネばかりでなく、トナカイミンク、エゾシカなども飼育されている。近年、穴を掘っての脱走や一部の種の死滅(ホッキョクギツネなど)といった事件が相次いだことから放し飼いは中止となり、現在は大きなケージの中での飼育となっている。観光客は食パンの切れ端を購入して餌として与えることが出来る。
  • また、「北海道きつね村・トナカイ観光牧場」よりもさらに少し石北峠寄りの国道39号線沿い(の同じく北見市留辺蘂町富士見地区)には、「くまがい北きつね牧場」というドライブインと土産物店を兼ねた観光用のキタキツネの飼育施設もあるが、夏季のみの季節営業であり営業時間も短い。

その他

  • テレビドラマ『北の国から』シリーズのスペシャル版において、主人公の黒板五郎(演:田中邦衛)一家が北きつね牧場を訪れるシーンのロケが行なわれたことがある。

関連項目

外部リンク