下落合焼とりムービー
下落合焼とりムービー | |
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Shimoochiai Yakitori Movie | |
監督 | 山本晋也 |
脚本 |
高平哲郎 赤塚不二夫 滝大作 |
原案 | 赤塚不二夫 |
製作 | 向江寛城 |
製作総指揮 | 赤塚不二夫 |
出演者 | 所ジョージ |
音楽 |
クニ河内 所ジョージ |
主題歌 | 所ジョージ |
撮影 | 鈴木史郎 |
編集 | 田中修 |
製作会社 |
東映セントラルフィルム 獅子プロダクション |
配給 | 東映 |
公開 | 1979年6月23日 |
上映時間 | 86分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『下落合焼とりムービー』(しもおちあいやきとりムービー)は、1979年(昭和54年)6月23日公開の日本映画である。漫画家の赤塚不二夫が企画・原案・製作・脚本を手掛け、山本晋也が監督を務めた。チーフ助監督を滝田洋二郎が務めている。
概要
アメリカで上映されたギャグ映画『ケンタッキー・フライド・ムービー』に倣って、赤塚不二夫が「大日本下落合大学」(東京・下落合とは無関係)を舞台に全編ショートギャグを満載にしたコメディー映画に仕上げた。赤塚が自著で、「ずっと宴会芸をしている映画」と概略を述べている。
今では考えられない豪華キャストの伝説のB級ムービーだが、当時全盛期であり、めったに映画を貶すことのない小森和子に酷評されるという記録を持つ。このため主要キャストであるタモリと小森の関係が、一時悪化した。しかし、そのキャスティング故か、レンタルビデオは好調だったと赤塚は述べている。
タイトルに関して、『下落合焼鳥ムービー』・『下落合焼き鳥ムービー』・『下落合焼きとりムービー』などの表記があるが、本編でのタイトル表示・ビデオグラムパッケージでの表記に従えば、『下落合焼とりムービー』が正しい。
なお、山本晋也監督作品としては初の一般映画でもある。これは、赤塚不二夫の知り合いの映画監督がほとんど娯楽作品を撮れる人物がおらず、親交のあった山本晋也監督へ直々にオファーしたと、自著で述べている。
下落合大学のシーンは主に東京都町田市にある和光大学、また船上パーティーのシーンは当時、静岡県沼津市でレストラン船として繋留されていた客船「スカンジナビア」で撮影された。
2002年9月に新宿の映画館において2週間ほどリバイバル上映された事もある。また1994年頃には、パート2製作のプランもあったという[1]。東京国立近代美術館フィルムセンターは、同作の上映用プリントを所蔵しており、2009年8月6日 - 同年9月13日に行なわれた「特集・逝ける映画人を偲んで 2007-2008」の特集上映で、プロデューサーを務めた獅子プロダクション代表の向井寛城(向井寛)、企画・脚本・出演を務めた赤塚不二夫を追悼し、同作の上映が行なわれた[2]。
キャスト
- 阿部桂一さん - 友情出演
- 早稲田大学万才同盟さん - 友情出演
- 和光大学のみなさん - 友情出演
- ハーレー・ダビットソン君 - 友情出演
スタッフ
- 企画 : 赤塚不二夫、高平哲郎
- プロデューサー : 向江寛城
- 監督 : 山本晋也
- 脚本 : 高平哲郎、赤塚不二夫、滝大作
- 撮影 : 鈴木史郎
- 照明 : 出雲静二
- 美術 : 藤田博
- 編集 : 田中修
- 録音 : 山口健一、岡村正治
- 音響効果 : 赤塚不二夫
- 音楽 : クニ河内、所ジョージ
- 音楽監督 : 石松宗治、北島肇
- 助監督 : 滝田洋二郎
- 記録 : 渡辺典子
- 製作協力 : アイランズ・コーポレーション
- 録音所 : 東映撮影所録音部
- 現像所 : 東映化学工業
- 主題歌:所ジョージ『TOKYOナイト&デイ』
- 提携 : 東映セントラルフィルム、面白グループ
- 製作:東映セントラルフィルム、獅子プロダクション
- 配給 : 東映セントラルフィルム
データ
- 公開 : 1979年6月23日
- 上映時間 : 86分
- 映倫番号 : 19803
脚注
- ^ 文藝[2008], p.252-253.
- ^ 特集・逝ける映画人を偲んで 2007-2008 下落合焼とりムービー、東京国立近代美術館フィルムセンター、2014年11月23日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク
- Shimoochiai Yakitori Movie - IMDb(英語)
- 下落合焼とりムービー - 日本映画データベース
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- 下落合焼とりムービー - 東京国立近代美術館フィルムセンター