シティーハンター
シティーハンター | |||
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ジャンル | ハードボイルド、アクション、ラブコメディ | ||
漫画 | |||
作者 | 北条司 | ||
出版社 | 集英社 | ||
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掲載誌 | 週刊少年ジャンプ | ||
レーベル | ジャンプ・コミックス (JC) 集英社文庫(文庫) 徳間コミックス(完全版) ゼノンコミックス(XYZ Edition) | ||
発表期間 | 1985年13号 - 1991年50号 | ||
巻数 | 全35巻 (JC) 全18巻(文庫) 全32+3 (X,Y,Z) 巻(完全版) 全12巻(XYZ Edition) | ||
話数 | 全336話 | ||
アニメ | |||
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テンプレート - ノート |
『シティーハンター』 (CITY HUNTER) は、北条司による漫画作品、およびこれを原作としたアニメ・映画等のメディアミックス作品。2020年12月時点で単行本の累計発行部数は5000万部を突破している[1]。
本項目では原作の漫画作品を中心に、これに関連する作品全般について述べる。
概要
読切として描かれ好評であった『シティーハンター -XYZ-』、『シティーハンター -ダブルエッジ-』(後述)を元に『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)誌上において1985年13号から1991年50号にかけて連載。前作『キャッツ♥アイ』に続く北条司2作目となる連載作品。単行本はジャンプ・コミックスより全35巻。1996年から1997年にかけて文庫版が全18巻で発売されている。また、2004年から2005年にかけては『CITY HUNTER COMPLETE EDITION』として完全版が徳間書店より全32+3 (X,Y,Z) 巻で発売(X・Y巻はイラスト集、Z巻は読切版等を収録)。完全版では未収録ページ(扉絵など)の復活収録やカラーページの再現、加筆修正などが行われている。
東京・新宿で殺し・ボディーガード・探偵等を請け負うスイーパー「シティーハンター」の活躍を描くハードボイルドコメディ。現代劇として描かれたため、連載時の1980年代後半が舞台で、「シティーハンターが美人の依頼人から仕事を受け、その依頼を数話をかけてこなす」というのが基本構成となっている[注釈 1]。全体を通しての伏線などはあるものの、依頼人・仕事の内容はその都度異なり、問題を解決した依頼人は原則として再登場せず、各依頼の繋がりもない。
ジャンプ1980年代を担ったヒット作だが、少年誌への掲載としては内容がかなり大人向きのため単行本の売上とは裏腹に誌面での人気はさほど高くなかった。特に連載初期は正統派ハードボイルド色が極めて濃かったため人気が振るわなかった[注釈 2]。このためテコ入れという形で、もう少し明るい作風にするという目的で「もっこりとかやっちゃったら?」という当時の担当編集者であった堀江信彦からのアドバイスを北条が真に受け、本当にもっこりを描いたことがきっかけで作風自体がコメディ色を色濃くしていき、結果的に人気作品へとなっていった[2]。その後も担当編集者のサポートで連載は続けられたが、1990年代に入るとジャンプ編集部内での混乱が続き、執筆に支障をきたす。最終的には突然四週後の連載終了を通告され終了した。このため北条に描き切っていないという強い思いを与え、後のリメイク作品『エンジェル・ハート (A.H.)』が誕生する原因となる[3] [4]。
連載終了が急遽決定した際、期間的な問題により中途半端な形で終了したため、後味が悪くないよう作者の意向によりコミックスに30ページ程、加筆された話が収録された[5]。
なお本作ではヒロインである槇村香が「男受けするキャラではない」という判断から、毎回男受けする「美女」を登場させていた。多数登場する美女の顔の書き分けは、読者の求める「北条美人」を外さないように、と言う配慮から一切行わなかったと言う[6]。
2015年、連載開始30周年を迎え、それを記念した『CITY HUNTER 30周年プロジェクト』を企画[7]。さまざまなコラボ企画やイベントを予定している。また、7月から『CITY HUNTER -XYZ Edition-』(全12巻)が刊行される。これに合わせ新作アニメの制作が決定した。「獠のプロポーズ」のタイトルで、『CITY HUNTER -XYZ Edition-』全巻購入特典として贈呈されるDVDに収録される[8][注釈 3]。
主な登場人物
シティーハンター
- 冴羽 獠(さえば りょう)
- 声 - 神谷明
- 本作の主人公。自称二十歳の青年(実年齢は不明)。スイーパー(sweeper:始末屋)で、裏の世界でNo.1と呼ばれるほどの腕を持つ。同時に無類の女好きで、美女絡みか「心が震えた時」しか依頼を受けない。冴羽商事取締役社長。
- アニメ版第32話では、獠のマンションの住所は東京都新宿区区役所通り4-25。
- 槇村 香(まきむら かおり)
- 声 - 伊倉一恵
- 本作のヒロイン。獠の親友・槇村秀幸の義妹で、警官だった槇村の父親が追跡中に事故死させた犯人の娘である。身寄りの無い赤ん坊だった香を槇村の父親が連れ帰ったことから妹となる。兄が麻薬組織に殺害されたことを機に獠の新たな相棒となる。義兄・秀幸は生前、彼女と血が繋がっていないことを知らせなかったが、香自身は薄々気づいていた。美人であり、獠が唯一もっこりしない女性[注釈 4]。劇中では、依頼人に手を出す獠に100tハンマーで殴るなどの「天誅」を加えるのが定番。
- 名前は当時生まれたばかりであった、担当編集者の娘の名前から付けた[9]。
- 槇村 秀幸(まきむら ひでゆき)
- 声 - 田中秀幸
- 1956年-1985年(アニメ版では1958年-1987年)。獠の親友で相棒。警察官だった父親の志を受け継いで自らも刑事となるが、ある人身売買組織の捜査中に囮捜査官の婦人警官が殉職したため、責任をとって警察を辞め獠とコンビを組む。普段はとても冷静(獠曰く「冷静すぎるほど冷静」)だが、香のことになると落ち着きを失う。一見冴えない風貌に反してかなりの腕利きだったが、全米を牛耳る巨大麻薬シンジケート「ユニオン・テオーペ」の日本進出に伴う事件に巻き込まれ、その組織の手によって作品の序盤でエンジェルダストを打たれたチンピラに殺される(アニメ版では麻薬組織「赤いペガサス」に雇われた殺し屋ジェネラルに殺された。※ジェネラルは原作ではユニオン・テオーペの幹部として登場)。序盤[10]のみの登場でありながらファンは多く、その後の物語を通して、その存在感の大きさを感じさせた重要人物。冴子とは刑事時代の相棒であり、彼女に対して彼自身の容貌が冴えないため、「警視庁の月とスッポン」とあだ名された。重度の近眼のため眼鏡(二角眼鏡)を常用しているが、素顔は端整。愛銃はコルト・ローマン MkIII、愛車はマツダ・キャロル(初代)。アニメ版では黄色のフォルクスワーゲンに乗っている。香の二十歳の誕生日に、自分とは血が繋がっていないことを告げる心算でいたが、その前に彼は殺されてしまった。シティハンターでは、獠とコンビを組んだ理由や時期は最後まで明かされなかった。
- 『A.H.』では死因が異なる(冴子につきまとっていたストーカーにより殺害)。また『A.H.』では冴子にプロポーズしようとした描写がある。
- 名前の由来は、アニメ版で槇村を演じた声優の田中秀幸から付けられた(当初は原作、アニメ共に下の名前の設定はなかったが、アニメ化の後に原作において槇村の墓を訪れるシーンで、墓に「秀幸」の名が刻まれており、以後は公式設定となる)。
- ミック・エンジェル
- 声 - 成田剣〈ドラマCD〉
- 原作・ドラマCDでのアメリカNo.1のスイーパー。獠のアメリカでの相棒で、元々は二人でコンビを組んだ際のコードネームが「シティーハンター」だった。獠と同様に女好きだが、金銭の約束さえつけば恋人ですら殺すと言われるほどドライ。殺しのターゲットに恋人がいる際は、その恋人を自分のものにしてからでなければ殺しの仕事に入らないというポリシーを持っている。これは、ターゲットが死んだあとに残された恋人に悲しい思いをさせないためと本人は述べているが、これを理由に恋人のいる女性に手を出したがる自分の性癖を正当化しているフシがある。獠と会う時は、互いの銃の弾が切れるまで撃ち合いを繰り広げるということを挨拶代わりにしている。
- 日本に獠を殺す依頼を受けて来日するも、ターゲットの相棒である香をおとせず本気で惚れこんだ為、結局依頼を果たせず依頼主であるユニオン・テオーペの怒りを買い、帰国の途についていた飛行機もろとも爆破され消息不明となる。その後海原が瀕死のミックに新型のエンジェルダストを投与したことで、怪物的なパワーを得て理性を失った残虐なユニオンの番人となって再登場した。ユニオンとの最後の戦いでは海坊主を赤子の手をひねるかのごとく打ち倒すも、香の活躍によって我に返り、組織のボスである海原を倒そうと突撃し、端末に手を突き刺したことで感電、重度の火傷を手に負う。教授の自宅で奇跡的な回復を遂げるも、スイーパーとして致命的な“引き金を引けない”事態を知って愕然となる。復帰後、「本家シティーハンター」を名乗り[注釈 5]手首に仕込んだダーツを武器として使うも、拳銃を使えないことから、一時的な“パートナー”となった香を敵にさらわれ、自身がスイーパーとしてやっていけないことを完全に思い知らされる。その後、療養中に知り合い、献身的な看病を努めた名取かずえ(教授の助手)と恋仲となり、新聞記者として二人の新たな生活を始める。愛銃はデザートイーグル。
- 獠の前歴を語る上で重要な人物の一人であるが、初登場から1年も満たないうちに急遽連載終了が決定したため、登場シーンは少なく、アニメにも登場しない。
喫茶キャッツアイ
- 伊集院 隼人(いじゅういん はやと)
- 声 - 玄田哲章
- 通称・海坊主またはファルコン。2mを優に超える筋骨隆々の大男で、スキンヘッドとサングラスが特徴。日本人で元傭兵。獠と互角の凄腕を持つ同業者。後に喫茶キャッツアイの店主。スイーパーとしては、獠とは基本的に敵対関係にあったようだが、日本での仕事(作中)では獠と手を組むことが多かった。獠とは悪友(親友?)のような間柄になるが、スイーパーのプライドをかけて命がけの決闘を行う局面もあった。亡き上官・氷室剛司の遺児で、孤児として育った氷室真希(原作の第13巻、アニメ第27、28話に登場、アニメの声は島本須美)を影から支えてきた。傭兵時代に中米のある国で政府側について参戦していたが、その時、戦場でゲリラ側にいてエンジェルダストを打たれた獠と対峙した。その際に獠から眼を傷負いにされたことで弱視となり、それ以降屋外ではサングラスを手放せなくなった。最終的にストーリー後半で傷が更に悪化し、完全に失明している。だが、スイーパーとしては勿論、日常生活においても支障が出ている様子は一切無く、車の運転まで平然とこなしている。バズーカや機関銃などの重火器(M60など)を好んで扱い、トラップの名手でもある(トラップの師匠は世界一の殺し屋と言われたマイケル・ガーラントであり本人には及ばないと言っている)。寡黙な男で、女性や猫(特に子猫)が苦手。猫は本人曰く鳴き声(人間が鳴き声を真似た程度でも)を聞くと力が抜けるらしく、失神する(しかしながら猫に好かれる傾向が強い)。女性や美樹に対しては、ゆでたタコのように真っ赤になる(※獠に「タコ坊主」と呼ばれる)、お茶目な一面がある。また、「海坊主」は、獠が「『伊集院隼人』という本名が似合わない外見」という理由でつけたニックネーム。裏の世界では通称で呼ばれ、誰も本名を呼ばない(基本的に「ファルコン」と呼ばれるが、「海坊主」というアダ名も獠が吹聴したので一応知られてはいる)。また、傭兵となって裏社会へ入った詳細な経緯や家族関係等の素性などは語られていない。38口径程度の銃では筋肉を貫通させることは不可能で、体内にめり込んだ弾丸を全身の筋肉に力を入れた際の収縮作用だけで体外に排出している。スイーパーとしての総合的な実力は獠とほぼ互角で、その体格と筋肉に違わずスピード面では獠に割合譲る部分もあるが、パワー面においては獠を大きく上回っている。また視力にハンデを抱える分、感覚は人並外れており、気配だけで敵の人数を正確に把握し、暗闇での狙撃も朝飯前にこなす。ただし、巷の評判では裏の世界のナンバー1は獠と言われているらしく、それは世間に見る目が無いだけだと本人は豪語していた。愛車はトヨタランドクルーザー60、フォードの4WD(彼の性格や体格に合う車はこれぐらい)。愛銃はS&W M629(アニメではM29)。名前のモデルは、『仮面ライダー』の一文字隼人から。
- 美樹(みき)
- 声 - 小山茉美 / 伊藤美紀(百万ドルの陰謀、ベイシティウォーズ)
- 海坊主の相棒で、美人スイーパー。苗字は不明だが、原作の最後で海坊主と結婚。均整の取れた体格を持つ。1月15日生まれ。後に海坊主と共に喫茶キャッツアイの切り盛りをする。元々日本人だったが、内戦国で両親を失って孤児になった所を海坊主に育てられ、現地で身を守る術を教わったが、彼女が海坊主の傭兵部隊に本格的に加わると言い出した時、海坊主は彼女を戦場から遠ざけ、普通の女性としての人生に戻すために、嘘をついて彼女を置き去りにした。海坊主と結婚することを夢見て彼を追い続け、日本へ帰国して海坊主の前に再び現れる。育てられた現地では、その後も頻発した内戦を海坊主から守られつつも教わった技術を使って必死に潜り抜ける経験を積んでおり、磨かれた腕は一流である。特技は催眠術で、自己催眠を行った他、獠に頼まれて依頼人が催眠状態であることを突き止めたことがある。獠の力添えもあって海坊主と共に喫茶店を切り盛りするようになり、そこに獠が入り浸るようになる(よく美女絡みでない仕事をサボったり、女性の依頼人を勝手に連れ込んだりしていた)が、そんな獠への香のハンマー攻撃に巻き込まれて、よく店内を破壊されていた(床にはシェルターが設けられて、香が獠をハンマーでボコボコにしている間に二人はそこに入り、海坊主が「コーヒーカップが4つ、皿が2枚、テーブルも壊しやがった」と損害賠償を請求するために壊されたものを把握し、美樹がメモをとっていた)海坊主の視力が悪化した時、二人の関係に転機が訪れ、最後には彼女の念願が海坊主に受け入れられた。一度、窮地に立たされた海坊主を救うため、変装して平山希美子の名で獠に海坊主救援を要請した。その際、獠には正体が最後まで分からなかった。単行本35巻では、海坊主と結婚式を挙げる最中に撃たれるが、教授の手術により一命を取り留める。愛銃はコルト・KING COBRA。
- 『A.H.』では、同名(ただしカタカナ表記)だが役割の違う形で海坊主の前に現れる(声は小山茉美)。
- 原作では右目の下に小さな黒子があるが、アニメでは『91』と『新宿プライベート・アイズ』を除き、一切描かれていない。
- 麻生 かすみ(あそう かすみ)
- 声 - 冨永みーな
- 通称 怪盗305号。麻生家は代々泥棒請負業の家系。丸顔で額が広い童顔のため実年齢よりもやや幼い印象を受けるが、顔立ち自体は清楚である。スリーサイズは香より上。獠とは高校生の時、警察に追われている所に遭遇する。この時、レオタード姿ですばしこく跳びながら警察の追及をかわしていたため、「空跳ぶオシリ」と呼ばれる。獠との関係は、とある老花師(原作では依頼人だがアニメでは祖父(声 - 島香裕))が育てた黒いチューリップが超常現象研究家の不律乱寓(ふりつ・らんぐう)に奪われたため、これを奪い返すべく協力を依頼したことに始まる。その後、成人し一族の掟により、祖母の麻生やよい(声 - 山口奈々)から許婚の麻生崇司(声 - 塩沢兼人)との結婚を迫られ、この掟を逃れようと獠にニセ恋人を演じてもらいたいと再び依頼する。獠は許婚の崇司の強力な催眠術でもっこり出来なくなりつつも、「持ち主の命より大切なものは決して盗んではいけない」という麻生一族の家業心を理解して崇司との勝負に勝利(なお、その過程で、崇司の暗示にかけられたかすみの色仕掛けでもっこりは光と共に復活)。また、獠は祖母 やよいに対しても、婚約の掟によってやよい自身が背負った過去の悲しみを見抜き、かつて破れた恋の橋渡しを演じた上で、同じ悲しみを孫にまで背負わせないよう説いたことで、かすみは婚約の掟から解放された。しかし、「獠に心を奪われた」と祖母に指摘され、獠の心を盗むまで一族の元に帰ってはならぬと宣告された。海坊主の喫茶キャッツアイを住み込みで手伝いながら、獠の心を奪うべく虎視眈々と機会を狙う。同じく獠に心を寄せる麗香と時に共闘しながらも獠を巡って競う。メインキャストで唯一獠に「二度」仕事の依頼をして、かつ純粋な依頼人からレギュラーに昇格したキャラクター。誕生日は美樹と同じで、原作では1969年1月15日生まれ。シティーハンターのメインキャストでは数少ない誕生日が明確になっているキャラクター。なお、レオタード姿は作者の前作である『キャッツ♥アイ』の主人公と似ており、作者本人もそれを認めている(獠が『キャッツ♥アイ』を思わせる発言をしている)。
野上一家
- 野上 冴子(のがみ さえこ)
- 声 - 麻上洋子(現:一龍斎春水)
- 「警視庁の女狐」と呼ばれる、妖艶な美人刑事。鼻筋が通った品のいい顔立ちをしている。野上警視総監の長女。槇村秀幸とは同僚だった。獠とも長い付き合いで、色香でつっては危険な仕事を押し付けていた(獠は「もっこりの貸し」などと言っていた)。自らも腕が立ち、服の下に隠している投げナイフを自在に操る。「自分より弱い男には興味がない」と言って相手の腕を試し、父(警視総監)の用意した見合い話を何度もぶち壊しにするなど、男を寄せ付けない仕事一筋ぶりだが、以前は生前同僚だった槇村と獠を交えた三角関係にあり、いずれかを選ぼうかという矢先に槇村が亡くなる。それによって、心中に槇村へのこだわりが強く残った。獠に対してあまり気のないような態度をとることもあるが、香には密かに自分が槇村へのこだわりが消えたら、また獠と香と自分との三角関係になるかもしれないという言動を残している。麗香・唯香・さらに女性の双子と妹が4人いるが、父親は男の子が生まれるまでは子作りするつもりなので、さらに妹が増える可能性もある[11]。本来は左利きのようだが、右手でも銃を撃ち命中させられるスイッチハンダー。バストは87cm。愛銃はニューナンブM60(警察の備品の改造)。愛車は赤のポルシェ・930ターボで、A級ライセンスを持つほどのドライビングテクニックを持つ。下着はオーダーメイドであり、このことで獠と冴子が香に隠れて密会していたことがバレて、獠は天誅を受けた。獠には「一発、もっこり」の借りがある(だが、のらりくらりと先延ばししたり、獠を睡眠薬で眠らせて「三発」したとごまかして依頼したり、獠が破壊した損害をあげて帳消しにしたりと強かであり、簡単に体を許す気はない)。頭脳明晰で刑事としての捜査能力も高く、獠から皮肉られる程に抜け目のない切れ者だが、その一方で獠など他者の珍妙な言動に振り回された挙句、間抜けな事態に遭わされてコミカルな表情を見せる事も少なくない。作者の次作『こもれ陽の下で…』において主人公達のクラスメートとして名前だけが登場。
- 基本的に美女に眼がない獠ではあるが、冴子と妹の麗香には普段から散々利用されていたことがトラウマになっており、自分が野上姉妹に祟られていると疑ったこともある。『A.H.』では相棒であった槇村の命日に墓参りしては墓石を殴ったり、獠と家庭を夢見た回想シーンも登場する。
- 野上 麗香(のがみ れいか)
- 声 - 鷹森淑乃
- 野上警視総監の次女。冴子の妹。職業は元刑事で探偵。容姿はやはり美人だが、姉とはあまり似ていない。眉毛と目の感覚が広い上に顎が細く小さい。姉よりも割と華やかである。RN探偵社の責任者。刑事時代の上司で友村刑事(声 - 秋元羊介)が飲酒運転の事故と見せかけて殺され、その犯人を見つけるために刑事を辞め探偵になり、獠のマンションの隣のビルに住む。元々は意地っ張りで図々しく、また宵越しの金は持たない、好き嫌いで人と仕事を選ばない、男嫌い、人を信用しないなど、自分なりの主義主張が強いが、恩人・友村刑事の冤罪を晴らすべく真犯人を探し出そうとした時は、わざと標的になることも厭わないほどの芯の強さもある。友村刑事の死亡事件を追ううちに次第に獠に惚れ込み、獠と結婚して夫婦探偵になる夢を持つ。そのために、冴子が警官復帰の話を持ってきたにもかかわらず、新宿に留まる。妹に高校生作家の野上唯香と双子の妹がいる。バストは88cm、Cカップ。愛銃はコルト・ウッズマン、COP357。姉・冴子ほど「男を利用する」ことは考えておらず、物腰も姉より柔らかい。
- 女性キャラクターでは唯一香の突っ込みの餌食を受けている。
- 香や冴子と同様に嫉妬を感じるとハンマーを時々出すが、当たることはまずない。
- 香とは恋敵であり、お互いに獠が好きなため敵視をしているが、獠本人が香の方を意識していることや野上姉妹を苦手としていることから、基本的に相手にされることはない。
- 初登場(1987年夏)の時点で24歳。
- 野上 唯香(のがみ ゆか)
- 野上警視総監の三女。冴子の妹。高校生探偵小説作家。アニメには登場していない。
- 野上警視総監
- 声 - 亀井三郎(91)/有本欽隆(スペシャル版)
- 冴子、麗香ら5人[注釈 6]の父親。親バカなところがあり、よく縁談を持ちかけてくる。
アメリカ在住中の関係者
- ロバート・ハリスン
- 声 - 堀秀行
- アメリカNo.1のスイーパー。愛銃はワルサーP38。アニメオリジナルキャラクターで原作には登場しない。アニメ『シティーハンター2』と、後日談を描いた『3』の最終2話に回想として登場。原作におけるミックのような役回りのキャラクターである。獠の恩人であり親友でもあった。東京でロバートと再会した獠は、ちょうど来日したフェリダン王国のアンジェラ王女(声 - さとうあい)の護衛にあたる。アンジェラ王女は侍従のマルキド将軍(声 - 原田一夫)に命を狙われていたが、獠の力で将軍の派遣した暗殺団を壊滅させることが出来た。しかし、実はロバートもマルキド将軍に雇われた暗殺者の1人であり(さらに言えば、元々はロバートと敵対するギネス・コーポレーションの依頼で、後述するソフィーの命と引換に)、ロバートは獠と対決し、命を落とした。
- 恋人で同じスイーパーのソフィー・シルバーマン(『3』に登場したアニメオリジナル、声 - 佐々木るん)がいて、この依頼が終われば彼女と結婚する予定だった。ソフィーは『3』の第12話・第13話に登場し、ロバートの復讐のために獠を狙うが、香の説得と獠と共に死のうとする覚悟に心動かされて改心。ロバートの形見の銃を獠に託し、ロバートとの思い出を胸に帰国した。
- ミック・エンジェル
- 詳細はミック・エンジェルを参照。
- マリィー
- 声 - 高坂真琴
- 獠の元パートナーでアシスタントだった。落ち着いた雰囲気のクールな美女。裏の世界では「ブラッディ・マリィー」の名で知られる。その後、引退して「ローズマリィー・ムーン」の名でアメリカのトップモデルとなるが、スイーパーの世界を脱しモデルの成功への機会を与えてくれた婚約者エリック(声 - 若本規夫)が、獠とマリィーに情報部を壊滅されて国外追放になったことを恨んだ「地獄のテロリスト」の異名を持つ元情報部長菅デビット・クライブ(声 - 石丸博也)に誘拐され、その指示で獠の殺害を試みるが、どうしても殺すことは出来ずに自殺しようとして制止され、急な来日に疑問を抱いた獠が海坊主に依頼して調査してエリックの居場所と敵の正体を知り、一人で乗り込もうとしてこっそりついてきた香と共に戦いエリックを救い出すが、自身が一緒にいたのでは今回のようなことは繰り返されると去ろうとする。しかし、最終的には香に励まされてエリックと共に生きる決意をし、2人でアメリカに帰って行った。その際、原作ではモデルとしてのローズマリィー・ムーンは誘拐殺人で亡くなったと獠が手を回したが、アニメではそのことには触れておらず、また原作で旅客機の中でエリックとの抱擁を他の乗客に目撃されるシーンも、アニメでは空港のロビーに変更された。なお、マリィーの父親は獠の最初のパートナーだった。使用拳銃はワルサーPPK(文庫本11、12巻)グロック17(文庫本17巻)。アニメでは前・中・後編と唯一3週に跨って放送された『シティーハンター2』の最終章のみに登場したが、原作ではその後のユニオン・テオーペとの全面抗争の時に再登場した。
- 名前はカクテルの一種、Bloody Maryが由来である。名前の通りブラッディ・マリーのカクテルを好む。
- モデルをやっているだけあってスタイルはよい。髪の色はアニメでは金であったが、原作では赤い髪である。獠によれば、24歳ということになっているものの実年齢はもっと上とのこと。
- ソニア・フィールド
- 声:松本梨香
- 獠のかつてのパートナーであるケニー・フィールド(声 - 柴田秀勝)の一人娘。容貌は美しく、かなりの長身で白人的な濃い顔をしている。元々は父親と獠を慕う普通の少女だったが、父の死を切っ掛けに歪んでいき、現在では自己主張が強く我がままでその上執念深いと、行く先々で周囲を巻き込む非常に性質の悪い人物となっている。
- ケニーを死なせた獠を仇として狙い、そのために裏の世界に入るが、獠を倒すまでの力は得られなかったため、海坊主に獠の抹殺を依頼。しかし、獠を殺すだけでは飽き足らず、独断で香を人質にとるという勝手な行動をとった上に、海坊主に勝ったら香を開放する約束をどの道反故にしようとするなど、復讐以外に周りの見えない行動をとり続け、海坊主を巻き込まれた美樹を激怒させている。
- 最終的には、ケニーが実はシンジケートの人質に取られた自分を助けるため、敢えて獠に倒されたことを知って改心し、裏の世界から身を引く。日本語が苦手なのか、「人質」を「質札」と真顔で言い間違えていた。
その他 冴羽と香の関係者
- 教授(きょうじゅ)
- 声 - 茶風林(新宿プライベート・アイズ)
- 世界中の情報を覗ける老人であり、獠のゲリラ時代の軍医であった。手術の腕は超一流。また、獠の相談相手でもある。獠のもっこりの師匠であり、自身ももっこりすけべで、気絶していてもお尻を触ってくる。獠の過去を知る数少ない人物の1人。獠は彼に敬語を使って話す。
- 原作のみのキャラクターであったが、劇場アニメ『新宿プライベート・アイズ』にてアニメ初登場となる。
- 名取 かずえ(なとり かずえ)
- 声 - 山本百合子
- 女性ながら元T大研究室に籍をおいた博学な免疫学者。才色兼備。かつての恋人は医薬品会社喜田川産業の指示で兵器となることを知らず殺人バチの開発をし、それに気づいて解毒剤の開発をしたために殺された。その遺志を継いで解毒剤を開発すべく、単身喜田川産業に乗り込んだ際、帰り途に獠に助けられる。彼の協力を得て、喜田川産業の殺人バチの開発を阻止させた。アメリカの研究所から誘いが来ていたが、獠に心を寄せるようになったため、彼の師である教授の元でアシスタントとなり接近を試みるものの、香との関係に入り込む余地がないと知るとやがて諦める。その後4年ほど登場しなかったが、獠のかつてのパートナー・ミックが、エンジェルダストに侵されて教授の元に運ばれてきた時、かずえは彼のリハビリを手伝い、その過程で互いに心を通わせるようになった。アニメ本編では第23話のみ登場のゲスト扱いであったが、『新宿プライベート・アイズ』では原作の立ち位置で登場する。
- 北原絵梨子(きたはら えりこ)
- 声 - 篠原恵美
- 香の高校時代の親友で厚化粧でおかっぱ頭。北原エリ名義で有名デザイナーとして活動しており、頭の中はデザインのことしかない[注釈 7]。また、モデルとしての活動経験もあり、ファッションセンスが低い人を嫌う傾向にあり厳しい態度を取るが、自分が気に入った人物にはファッションセンスのことはお構い無しになる。とあるフィルムに書かれた化学式を水着のデザインに採用したところ、そのデザインが周囲の評判となる。しかし、そのフィルムは化学兵器開発のために作られたものであったため、狙われる羽目になった。獠らの尽力も会って事件は解決したが、結局その水着のデザインは使用できなくなった。
- 事件後、香にかつらをかぶらせて、獠とデートさせた(「都会のシンデレラ」)。
- ミック帰国の朝に香が話した、香の高校生時代の獠との初対面(1巻よりも前)の回想エピソードにわずかながら登場している。この頃からデザインのことしか考えていなかった模様。
- アニメにも登場するが、アニメ化されたのは後半部の「都会のシンデレラ」のみ。
- 北尾裕貴(きたお ひろたか)
- 刑事で、冴子の婚約者候補の1人。冴子が唯一実力を認めたほどの人物である。槇村秀幸に瓜二つだが、肩幅が少し狭く、少し華奢。表面上は大人しそうに見えるが、かつて刑事であった兄が殺害されたこともあって、殺し屋という類のものに相当な憎しみを持っており、冷徹な目で見る。当初は獠を逮捕することに執念を燃やしていた。一緒に拉致された香の行動に心打たれ、香が獠のパートナーであり、“心は同じはず”ということや、獠の言葉を聞くうちに「毒をもって毒を制す」ことも必要であることを認識し、彼の逮捕を諦めた。
- 冴子に実力を認められていた一方で、同時に彼女から警戒されていた。上司である野上警視総監にも気に入られていたが、上記の一件で町を去ったため、実際に結婚することはなかった。
- アニメには北尾をモデルにした桑田(声 - 池田秀一)という刑事が登場。どちらかと言えば香との関りが強く、物語のキーとなっていた「槇村と似ている」、「冴子の婚約者候補」という設定は破棄されている。
- すけこましのサブ
- 声 - 速水奨
- アニメで登場。「このすけこましのサブ、抱いた女の数は星の数より多いんだ」が決めゼリフで香曰く「ハンサム」依頼者の女性を口説こうとするが毎回ひどい目に合う。手品を得意としている。
- 情報屋のテツ
- 声 - 辻村真人
- 獠の協力者で情報屋。表向きでは新宿の靴磨き屋である。香とも面識がありシーズンを通して登場していて原作での教授のような役割を果たしている。
- 牛、リリー
- 獠の友人で情報屋。
- マイケル・ガーラント
- 声 - 池田勝
- 『シティーハンター』の初期に出てくる当時世界一と言われた国際的な殺し屋。トラップの名手、海坊主の師匠であり、海坊主からの信頼が厚かった。また、獠と同等に射撃の名手でもあった。当初、冴子の命を狙っていた。その実力は本物で、海坊主の立会いのもとで行われた勝負では獠を最後まで追い詰めたが、最終的に引き分け、それを契機に引退した。ピアノを嗜み、チンピラに絡まれた花売りの少女を助け売り物にならなくなったバラを買っていく描写などが描かれている。日本からパリへ向けて飛行機で去っていった。
ユニオンテオーペ
南米を中心に活動している麻薬組織。
- 海原 神(かいばら しん)/長老(メイヨール)
- ユニオンテオーペの首領で、獠の育ての父。獠とどことなく顔つきが似ている。ゲリラ時代、獠を裏切ってエンジェルダストを打ち、洗脳した獠を独断で戦場に送り、当時海坊主が所属していた一部隊を全滅させる。しかしその陰惨な殺害の仕方に恐れをなしたためゲリラ組織を追放された。ミックに獠を殺す依頼をした。本来は理想に燃えた善良な人間だったが、戦場の中を生き延びるため狂気に走り今に至る。終盤で獠と対峙し、ミックのペンダントが足に絡まり、紙一重で敗れ去った。心臓を打ち抜かれ死亡したはずが、その直後、昔の善良さを取り戻し[注釈 8]、そして逃げ場を失った獠を助けることになる。使用拳銃はコルト・アナコンダ。左足はゲリラ時代に獠を助ける時に失っており、義足には高性能の爆弾を積んである。
- 作者の前作『キャッツ♥アイ』にも同名のキャラが登場するが、同姓同名の別キャラクターである[12]。
- アニメでは脚本や設定上の都合により登場なし。
- 唯一獠は彼の前でのみ涙を流した。
- 将軍(ジェネラル)
- 声 - 納谷六朗
- ユニオンテオーペの幹部。美しいものを好み醜いものを嫌い、失態を犯した部下は即座に処刑する冷酷非情な性格。サイボーグの如く全身に武器を内蔵しており、右手と一体化したグレネードランチャー装備型のM16を主に使用する。獠によって自身が経営している宝石店や屋敷を荒された揚句(それも一番嫌いな家畜の豚に)、上納金をすべて持っていかれた。それが原因で海原から最後通告を出され、自らエンジェルダストを投与して獠に挑むも、劣勢に立たされて足に隠したグレネードランチャーから発砲せんとした瞬間、銃弾を撃ち込まれて爆散した。死ぬ間際、獠に「お前は004か」と言われた。
- アニメでは麻薬組織「赤いペガサス」に雇われた殺し屋として登場。原作に比べて老けて描かれ、右手は拳銃を仕込んだ義手になっている。槇村を殺害するが、獠との戦いで原作同様の最期を遂げた。
- 男爵(バロン)
- カジノを預かるユニオンテオーペの幹部。獠の報復により毒殺される。将軍には「豚」と見下され嫌われていた。
- ガルシア[注釈 9]
- 声 - 加藤治
- ユニオンテオーペの幹部。「シルキークラブ」を運営する傍ら、麻薬の密輸も行い、従業員の女性に麻薬を投与して働かせていた。チンピラの大男にエンジェルダストを投与し、自身の依頼を断った槇村を殺させるが、獠によってチンピラは始末され、自身も乗り込んできた獠の報復で頭を撃ち抜かれ殺害される。
- アニメ版では「赤いペガサス」のボスとして登場し、槇村に差し向けた刺客も将軍になっている。建物にしかけた機銃で応戦するが、獠の機転で致命傷を負わされる。その後、獠に「貴様の汚い指に宝石は似合わない」と罵倒され、将軍にも見捨てられてそのまま力尽きた。その後、赤いペガサスの組織はネルソン(声 - 田原アルノ)という男が再建している。
竜神会
初登場は、歌舞伎町のスナック「ホンキィトック」で出所祝いをしていた所を、獠の情報を聞きにきたユニオンテオーペの将軍に殺されるシーンであるが、登場人物の名前の登場は無い。
- 竜神信男
- 声 - 田中康郎
- 竜神会の会長。計算高く、獠曰く「タヌキ親父」。
- 竜神さやか
- 声 - 三田ゆう子
- 竜神信男の娘。白泉女子学園の学生で、レディースの頭。スケバンで当初は獠を嫌っていたが、牛次との決闘を見て考えを改める。その後は一転して、獠のアパートに移り住み、偽装殺人の手伝いを行った。
青堅会とブルーオイスター
- 寅吉/タイガー
- 声 - 鈴木清信
- 青堅会の会長の息子で、さやかの許婚。ブルーオイスターのヘッド。坊主頭。極端に身長が低くそのためにシークレットブーツを履いていたがそれでも小さいことに変わりはなく獠たちから馬鹿にされていた。
- 牛次/バッファロー
- 声 - 笹岡繁蔵
- ブルーオイスターの一員。いかつい外見だがあっさりと獠に倒された。見かけによらず気弱。
- ドラゴン
- ブルーオイスターの一員。寅吉が影武者に使っていた。
青狼会
ユニオンテオーペからの依頼のターゲットとして名前が登場。その後、入院する獠を狙う組員が登場している。
- 西岡忠
- ユニオンテオーペからの依頼のターゲットとして名前が登場。関東一円を支配している。
鬼英会
全国に勢力を持つ組織。高円会と新宿のシマを賭けて対立している。
- 牧野陽子
- 声 - 川浪葉子
- 鬼英会お抱えのディーラー。ギャンブルの腕では超一流で自分に勝てない男を近づけない性格だった。獠と接しているうちに考えを改め、ついには結婚を申し込もうとする。
- 原作とアニメとでは顔が大きく異なり、原作では美人としての側面が強調されていたが、アニメでは強い女性としての側面が強調され、原作ほど美人には描かれなかった。
- 平尾
- 声 - 屋良有作
- 鬼英会の若頭。
高円会
極道連合
結城礼子が取材していた暴力団。
関東大空組
野上麗香にゆすられていた組織。
関東雲竜会とプルトゥーン
読切版
シティーハンター(読切版) | |||
---|---|---|---|
ジャンル | ハードボイルド・少年漫画 | ||
漫画:シティーハンター - XYZ - | |||
作者 | 北条司 | ||
出版社 | 集英社 | ||
| |||
掲載誌 | 『週刊少年ジャンプ』1983年18号 | ||
レーベル | ジャンプ・コミックス (JC) 集英社文庫(文庫) 徳間コミックス(完全版) | ||
その他 | 45ページ 収録:JC1 / 文庫1 / C.H. | ||
漫画:シティーハンター - ダブル-エッジ - | |||
作者 | 北条司 | ||
出版社 | 同上 | ||
掲載誌 | 『フレッシュジャンプ』1984年2月号 | ||
その他 | 33ページ 収録:JC1 / 文庫1 / C.H. | ||
備考 | |||
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テンプレート - ノート |
『キャッツ♥アイ』の登場人物である神谷真人(ねずみ)をモデルにした凄腕のスイーパーが登場するストーリー『シティーハンター -XYZ-』と、その続編『シティーハンター - ダブル-エッジ -』の2作からなる。
ストーリーの発案は『キャッツ♥アイ』担当編集者だった堀江信彦による。どちらの作品も「女好きで普段は節操がないが、仕事となると超一流で銃の名手」といった獠の基本設定や、獠・香・美人依頼人という物語の基本構造は完成済みであるものの、登場人物の設定や性格などには異なる点も多く、連載作品とは世界設定を共有していないパラレルワールドの話となっている。特に香は、容姿も性格も連載作品とは大きく異なり、男っぽさがまったくない。こうした違いからどちらの作品も連載版の単行本には未収録となり、『天使の贈りもの 北条司短編集[1]』(ジャンプ・コミックス)・『北条司短編集1 シティーハンター -XYZ-』(文庫)に収録された。また、完全版Z巻においても『XYZ』と『ダブルエッジ』の2編に加え、「獠の原点」として真人が活躍する2編が『キャッツ♥アイ』より収録された[13]。
- シティーハンター - XYZ -
- 『週刊少年ジャンプ』1983年18号に愛読者賞用の読切として掲載され、同賞1位に輝いた作品。45ページ。冴羽獠のデビュー作。
- 依頼は父と共に人間にも効果のある去勢細菌を開発してしまった女性研究者からで、ワクチン開発前に捕まってしまった際には自身を殺害してほしいというもの。
- 『キャッツ♥アイ』の連載中に描かれた作品であり、作中には喫茶店キャッツ♥アイの店主夫婦として瞳と俊夫らしきモブキャラクターとが登場している。なお、読み切り掲載時の依頼の仕方は、掲示板に「清掃人求む」だったが、単行本収録時には連載版と同じものに変えられた。また、本作は設定を連載のものに変更し、アニメでは第2話として放送された。ただし、アニメではこの段階で香がまだ登場していなかった為(香の初登場は第4話。但し香役の伊倉一恵はテレビのエアロビインストラクター役としてアフレコ収録には参加している)、香の役回りは槇村秀幸が担っている。
- また、アニメ版ラストシーンでは獠をセスナに乗せてしまったが、原作では明かされていなかったものの作者はこの時点ですでに「飛行機事故時のトラウマで飛行機恐怖症」という獠の設定を固めていた。アニメ版スタッフが作者と打ち合わせした段階では修正が困難だったため、この設定はアニメ版『2』終了まで原作にも登場していないし、アニメではこの設定は破棄されている(飛行機恐怖症であることが判明するエピソード自体は『91』でアニメ化されたが、飛行機恐怖症が判明するシーンは省略されていた)。このときのことは文庫版コミックス第1巻末の解説に詳しい。
- シティーハンター - ダブル-エッジ -
- 『フレッシュジャンプ』1984年2月号に掲載。33ページ。短編集初版では冒頭のネームが落ちている。
- 依頼は有名女優からで、殺人鬼の役を演じるためにそれを理解しようとして本当に殺人鬼になってしまった恋人である俳優を殺害してほしいというもの。
- なお、作者は後に同じく殺人鬼を理解した俳優をモチーフとした短編『THE EYES OF ASSASSIN』を描いている(『Parrot 幸福の人』に収録)。
アニメ
1987年に『シティーハンター』としてテレビシリーズ化されたのを皮切りに、テレビアニメとしては4度のシリーズ化と3度のスペシャルが放映、またアニメ映画としては3本が発表され、いずれの作品も制作にはよみうりテレビとサンライズが関わっている。2019年には4作目の映画が公開された。アニメシリーズは改変箇所が多く、一部の展開や結末が異なるものがある。また後期に放映された大半がアニメオリジナルエピソードとなっている。
フランスでは『Nicky Larson』のタイトルで放映された。
実写映画
著作権管理元の公認作品は1993年公開のジャッキー・チェン主演作品、2019年公開のフィリップ・ラショー主演作品、製作のみが発表されたホァン・シャオミン主演作品のみ。そのほか、無断で作成された非公認作品が2作存在する。フィリップ・ラショー主演作品、ホァン・シャオミン主演作品以外はいずれも香港での製作となっている。作品の詳細については各記事を参照。
公認映画
- シティーハンター
- 1993年の香港映画。原題は『城市獵人』。ジャッキー・チェン主演。ジャッキーがファンから「冴羽獠に似ている」と言われたことがきっかけとなり、製作につながった。
- シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
- 2019年2月6日よりフランスで公開されたフランス映画。日本では2019年11月に公開[14]。フィリップ・ラショー監督・主演。原題がフランス語で『ニッキー・ラルソンとキューピッドの香水(Nicky Larson et le Parfum de Cupidon)』になっているが、これはアニメ版がフランスで公開された際の冴羽獠の名前「Nicky Larson」によるもの[15]。
- 城市獵人
- 中国全土で公開予定の中国映画。2016年10月11日に会見が行われ、2018年12月以降に中国全土で公開予定と発表されていたが、2020年11月現在公開されていない。ホァン・シャオミン主演。ノース・スターズ・ピクチャーズのほか、アニメ版に参画していた読売テレビなども参画している[16]。
非公認映画
- 神鳥伝説
- 1991年の香港映画。原題は『九一神鵰俠侶』。アンディ・ラウ主演。冴羽獠、槇村兄妹、野上冴子、銀狐などに似ているキャラクターが登場。
- 孟波
- 1996年の香港映画。日本未公開。マイケル・チョウ(周文健)主演で、冴羽獠の香港名「孟波」を題名とした作品。
実写ドラマ
著作権管理元の公認作品は2011年放送のイ・ミンホ主演作品のみ。そのほか、無断で作成された非公認作品が2作存在する。詳細については記事を参照。
- シティーハンター in Seoul
- 2011年5月25日より放送開始。放送局:韓国SBS、制作:SSD。放送形態20話。ジン・ヒョク監督、ファン・ウンギョン脚本。シリーズを原作としつつも、設定やストーリーが大幅に変更されている。主人公にイ・ミンホ、パク・ミニョンを迎え、韓国を舞台に繰り広げられるアクションストーリー。KARAのメンバー、ク・ハラも出演することで話題を呼んだ[2]。韓国の中高生の間では、原作漫画よりもこちらのドラマ版の知名度のほうが高いとされている。
舞台
- CITY HUNTER - 盗まれたXYZ -
- 2021年、宝塚歌劇団雪組により舞台化、上演予定。主演は彩風咲奈、朝月希和。脚本・演出は齋藤吉正。上演期間は2021年8月6日-9月13日(宝塚大劇場)、10月1日-11月14日(東京宝塚劇場)[17][18]。
小説
シティーハンター(小説) | |
---|---|
小説:CITY HUNTER | |
著者 | 外池省二 |
イラスト | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 1993年4月26日 |
巻数 | 1巻 |
小説:CITY HUNTER SPECIAL | |
著者 | 天羽沙夜 |
イラスト | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 1995年12月15日 |
巻数 | 1巻 |
小説:CITY HUNTER 2 | |
著者 | 稲葉稔 |
イラスト | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 1997年4月24日 |
巻数 | 1巻 |
小説:CITY HUNTER SPECIAL 2 | |
著者 | 岸間信明 |
イラスト | 北条司 |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 1999年4月2日 |
巻数 | 1巻 |
テンプレート - ノート |
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ジャンプ ジェイ ブックスより4度のノベライズがなされている。
- 『CITY HUNTER』
- 外池省二著、1993年4月26日発売。
- 『CITY HUNTER 2』
- 稲葉稔著、1997年4月24日発売。
- 『CITY HUNTER SPECIAL』
- 天羽沙夜著、1995年12月15日発売。
- 1996年のスペシャル『ザ・シークレット・サービス』のノベライズ版。セリフの中にスペイン語が頻繁に登場する。
- 『CITY HUNTER SPECIAL 2』
- 岸間信明著、1999年4月2日発売。
- 1999年のスペシャル『緊急生中継!?凶悪犯冴羽獠の最期』のノベライズ版。アニメではオミットされていた過去のサユリやジャックらとの関係が描かれている。
スピンオフ
- 『今日からCITY HUNTER』
- 錦ソクラ作。
- 月刊コミックゼノンにて2017年7月より連載。同年時点でアラフォーだった独身女性が不慮の死を遂げるも、何故か女子高生当時の姿に戻って『シティーハンター』の世界(物語中盤)に転生するという、パロディ色の強い物語。獠と香も登場する。
- 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』
- えすとえむ作。
- コミックタタンにて2018年4月29日より連載。美樹と共に喫茶キャッツアイを営む海坊主が、店を訪れる依頼人の悩み相談に応えていく物語を描く。
書誌情報
- 『シティーハンター』〈ジャンプ・コミックス〉
- 恐怖のエンジェルダストの巻 1986年1月発行 ISBN 4-08-852381-4
- 将軍の罠!の巻 1986年4月発行 ISBN 4-08-852382-2
- 裸足の女優の巻 1986年6月発行 ISBN 4-08-852383-0
- 鐘とともに運命が!の巻 1986年9月発行 ISBN 4-08-852384-9
- ワン・オブ・サウザンドの巻 1986年12月発行 ISBN 4-08-852385-7
- 哀愁のギャンブラーの巻 1987年2月発行 ISBN 4-08-852386-5
- 危険な国からきた女!の巻 1987年4月発行 ISBN 4-08-852387-3
- 天使のほほえみの巻 1987年6月発行 ISBN 4-08-852388-1
- 思い出の渚の巻 1987年8月発行 ISBN 4-08-852389-X
- 看護婦には手を出すな!の巻 1987年10月発行 ISBN 4-08-852390-3
- 槇村の忘れものの巻 1987年12月発行 ISBN 4-08-852391-1
- トラブル・スクープの巻 1988年2月発行 ISBN 4-08-852392-X
- 海坊主と足ながおじさんの巻 1988年4月発行 ISBN 4-08-852393-8
- がんばれ!香ちゃん!!の巻 1988年6月発行 ISBN 4-08-852394-6
- 告白のエアポートの巻 1988年8月発行 ISBN 4-08-852395-4
- 恋人はシティーハンターの巻 1988年10月発行 ISBN 4-08-852396-2
- 暁のMEMORYの巻 1988年12月発行 ISBN 4-08-852397-0
- 海坊主にゾッコン!!の巻 1989年2月発行 ISBN 4-08-852398-9
- 哀しい天使の巻 1989年4月発行 ISBN 4-08-852399-7
- さよならの向こう側…の巻 1989年6月発行 ISBN 4-08-852400-4
- ビル街のコールサインの巻 1989年8月発行 ISBN 4-08-852612-0
- お嬢さんにパイソンを!の巻 1989年10月発行 ISBN 4-08-852613-9
- 明日へのリバイバルの巻 1989年12月発行 ISBN 4-08-852614-7
- 大空の告白の巻 1990年2月発行 ISBN 4-08-852615-5
- Play it again, Mami! —あの曲をもう一度!—の巻 1990年4月発行 ISBN 4-08-852616-3
- 突然の出会い!!の巻 1990年6月発行 ISBN 4-08-852617-1
- 都会のシンデレラ!!の巻 1990年8月発行 ISBN 4-08-852618-X
- 勝敗の行方!!の巻 1990年10月発行 ISBN 4-08-852619-8
- 伊集院隼人氏の平穏な一日の巻 1990年12月発行 ISBN 4-08-852620-1
- 思い出を消して…の巻 1991年2月発行 ISBN 4-08-852191-9
- ふたりでひとりの心!!の巻 1991年5月発行 ISBN 4-08-852192-7
- おかしなふたり!!の巻 1991年8月発行 ISBN 4-08-852193-5
- 地獄への出航!!の巻 1991年12月発行 ISBN 4-08-852194-3
- にせC・H登場!!の巻 1992年2月発行 ISBN 4-08-852195-1
- FOREVER, CITY HUNTER!!の巻 1992年4月発行 ISBN 4-08-852196-X
- 文庫版『シティーハンター』〈集英社文庫〉
- 1996年6月発行 ISBN 4-08-617161-9
- 1996年6月発行 ISBN 4-08-617162-7
- 1996年8月発行 ISBN 4-08-617163-5
- 1996年8月発行 ISBN 4-08-617164-3
- 1996年10月発行 ISBN 4-08-617165-1
- 1996年10月発行 ISBN 4-08-617166-X
- 1996年12月発行 ISBN 4-08-617167-8
- 1996年12月発行 ISBN 4-08-617168-6
- 1997年2月発行 ISBN 4-08-617169-4
- 1997年2月発行 ISBN 4-08-617170-8
- 1997年4月発行 ISBN 4-08-617171-6
- 1997年4月発行 ISBN 4-08-617172-4
- 1997年6月発行 ISBN 4-08-617173-2
- 1997年6月発行 ISBN 4-08-617174-0
- 1997年8月発行 ISBN 4-08-617175-9
- 1997年8月発行 ISBN 4-08-617176-7
- 1997年10月発行 ISBN 4-08-617177-5
- 1997年10月発行 ISBN 4-08-617178-3
- 2003年12月15日発行 ISBN 4-19-780213-7
- 2003年12月15日発行 ISBN 4-19-780214-5
- 2004年1月15日発行 ISBN 4-19-780219-6
- 2004年1月15日発行 ISBN 4-19-780220-X
- 2004年2月14日発行 ISBN 4-19-780224-2
- 2004年2月14日発行 ISBN 4-19-780225-0
- 2004年3月15日発行 ISBN 4-19-780230-7
- 2004年3月15日発行 ISBN 4-19-780231-5
- 2004年4月15日発行 ISBN 4-19-780236-6
- 2004年4月15日発行 ISBN 4-19-780237-4
- 2004年5月15日発行 ISBN 4-19-780242-0
- 2004年5月15日発行 ISBN 4-19-780243-9
- 2004年6月15日発行 ISBN 4-19-780247-1
- 2004年6月15日発行 ISBN 4-19-780248-X
- 2004年7月15日発行 ISBN 4-19-780252-8
- 2004年7月15日発行 ISBN 4-19-780253-6
- 2004年8月16日発行 ISBN 4-19-780257-9
- 2004年8月16日発行 ISBN 4-19-780258-7
- 2004年9月15日発行 ISBN 4-19-780262-5
- 2004年10月15日発行 ISBN 4-19-780268-4
- 2004年10月15日発行 ISBN 4-19-780269-2
- 2004年11月15日発行 ISBN 4-19-780273-0
- 2004年11月15日発行 ISBN 4-19-780274-9
- 2004年12月15日発行 ISBN 4-19-780278-1
- 2004年12月15日発行 ISBN 4-19-780279-X
- 2005年1月15日発行 ISBN 4-19-780283-8
- 2005年1月15日発行 ISBN 4-19-780284-6
- 2005年2月15日発行 ISBN 4-19-780287-0
- 2005年2月15日発行 ISBN 4-19-780288-9
- 2005年3月15日発行 ISBN 4-19-780293-5
- 2005年3月15日発行 ISBN 4-19-780294-3
- 2005年4月15日発行 ISBN 4-19-780298-6
- X. 2004年9月15日発行 ISBN 4-19-780263-3
- Y. 2005年5月15日発行 ISBN 4-19-780302-8
- Z. 2005年6月15日発行 ISBN 4-19-780306-0
- 小説版〈ジャンプ ジェイ ブックス〉
- 『CITY HUNTER』(著:外池省二)1993年4月26日 ISBN 4-08-703005-9
- 『CITY HUNTER 2』(著:稲葉稔)1997年4月24日 ISBN 4-08-703058-X
- 『CITY HUNTER SPECIAL』(著:天羽沙夜)1995年12月15日 ISBN 4-08-703042-3
- 『CITY HUNTER SPECIAL 2』(著:岸間信明)1999年4月2日 ISBN 4-08-703082-2
- ガイド本『シティーハンターパーフェクトガイドブック』2000年1月発行 ISBN 4-08-782038-6
- 短編集『天使の贈りもの 北条司短編集[1]』〈ジャンプ・コミックス〉1988年11月15日発行 ISBN 4-08-871268-4
- 短編集『北条司短編集1 シティーハンター -XYZ- 』〈集英社文庫〉2000年1月18日発行 ISBN 4-08-617304-2
- 『シティーハンター XYZ Edition』徳間書店 〈ゼノンコミックスDX〉
- 2015年7月18日発行 ISBN 4-19-980281-9
- 2015年7月18日発行 ISBN 4-19-980282-7
- 2015年8月20日発行 ISBN 4-19-980291-6
- 2015年8月20日発行 ISBN 4-19-980292-4
- 2015年9月19日発行 ISBN 4-19-980297-5
- 2015年9月19日発行 ISBN 4-19-980298-3
- 2015年10月20日発行 ISBN 4-19-980307-6
- 2015年10月20日発行 ISBN 4-19-980308-4
- 2015年11月20日発行 ISBN 4-19-980315-7
- 2015年11月20日発行 ISBN 4-19-980316-5
- 2015年12月19日発行 ISBN 4-19-980322-X
- 2015年12月19日発行 ISBN 4-19-980323-8
- ガイド本『シティーハンター完全読本』2015年7月25日発行徳間書店〈ロマンアルバム〉ISBN 4-19-720429-9
- シティーハンター30周年記念本。
- 『シティーハンター 冴羽獠ぴあ』ぴあ〈ぴあMOOK〉2018年3月26日発行 ISBN 4-83-563422-5
- ムック本
- 『今日からCITY HUNTER』徳間書店 〈ゼノンコミックス〉
- 2018年4月20日発行 ISBN 4-19-980488-9
- 2018年7月20日発行 ISBN 4-19-980503-6
- 2019年1月19日発行 ISBN 4-19-980543-5
- 2019年6月20日発行 ISBN 4-19-980574-5
- 2019年11月20日発行 ISBN 4-19-980604-0
- 2020年4月20日発行 ISBN 4-86-720113-8
- 2020年8月20日発行 ISBN 4-86-720162-6
- 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』竹書房 〈バンブーコミックス タタン〉
- 2019年1月19日発行 ISBN 4-80-196492-3
- 2019年6月20日発行 ISBN 4-80-196645-4
- 2020年3月20日発行 ISBN 4-80-196896-1
ドラマCD
1トラックの中で曲の前にミニドラマを挟むスタイルをとっている。
- CITY HUNTER dramatic master
- 1989年12月1日発売 CD1枚組 ASIN: B00005G4D9
- CITY HUNTER dramatic master II
- 1990年1月21日発売 CD2枚組 ASIN: B00005G4DD
この節の加筆が望まれています。 |
ゲーム
コンシューマーゲーム
- ファミコンジャンプ 英雄列伝(ファミリーコンピュータ)
- 1989年2月15日にバンダイより発売。『週刊少年ジャンプ』のオールスターゲームの1作品として、冴羽獠がプレイヤーキャラクターの一人として、その他の人物も槇村香と野上冴子がサブキャラクターとして、海坊主ファルコンこと伊集院隼人が一般雑魚敵として登場。
- シティーハンター(PCエンジン用HuCARD)
- 1990年3月2日にサンソフトから6300円で発売された。横スクロールのアクションゲーム。
- 『シティーハンター』単独では唯一の家庭用ゲーム作品となる。
モバイルゲーム
- シティーハンター 100万人のスイーパー(GREE)
- 2010年6月29日よりエンタースフィアのGREE向けソーシャルゲーム第一弾として配信開始。駆け出しのスイーパーになって、原作のスイーパー達を相棒にしてさまざまな事件を解決する。
体感型ゲーム
- シティーハンター 狙われた天使のレクイエム
- 2020年1月18日から3年間、催される予定の、じぞう屋主催、タカラッシュ!企画制作による東京都武蔵野市吉祥寺を開催地にしたリアル宝探しゲームイベント。参加キットを購入し、謎を解きながら開催地を巡る。Webサイト上で行う仕組みが途中にあるため、インターネットに接続できるスマートフォンが必須だった。
- また、封入冊子であるストーリーブック(冴羽獠・海坊主編)12Pに誤植がありタカラッシュ!のサイト上にお詫びと訂正(以下)が載った[19]。
- 【誤】白猫を見かけた場所1 →【正】白猫を見かけた場所2
- 【誤】白猫を見かけた場所2 →【正】白猫を見かけた場所1
パチンコ・パチスロ
2003年10月にサミーから、2009年3月にHEIWAからパチンコ機が、2007年11月に銀座からパチスロ機「パチスロシティーハンター」が発売され、2014年1月にオリンピア (企業)から「パチスロシティーハンター」が発売された。「平和CRシティーハンター」・「オリンピアパチスロシティーハンター」は神谷明はじめオリジナル声優を起用。銀座から発売された「パチスロシティーハンター」は冴羽獠の声が神谷明から子安武人に変更されている。
その他
- 「X-Y-Z」という名のカクテルは存在し、エピソードの小道具として使われている。
- 堀江や信彦という名前がよく作中に登場する。また、担当編集者の堀江と佐々木尚が結婚生活を嘆く会話を作中でそのまま引用している。
脚注
注釈
- ^ 新宿駅東口にある伝言板に「XYZ」という暗語と連絡方法を書き記すのが依頼方法。「XYZ」はアルファベットの最後の3文字であることから「もう後がない」ということを意味する。本作が少年ジャンプに連載されていた当時の日本では、実際に駅の伝言板に連絡方法を書き記すというのは当たり前のように行われていた。現在では、携帯電話の普及などといった時代の変化に伴い、そういった光景はあまり見られないもののとなっている。その後この伝言板は撤去されたため、2019年公開の『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』では「かつて伝言板があった場所に専用のアプリを起動させたスマートフォンをかざすと画面上に伝言板が表示され、そこに『XYZ』と書き込む」という形になっている。なお、ラストシーンでは冴子の計らいで新たに現実の伝言板が設置された。
- ^ ただし、好みの美人女性相手であればなりふり構わずちょっかいを出すという主人公の獠の女好きなキャラクターはすでに初期から盛り込まれていた。
- ^ なお、このストーリーの内容は、エンジェル・ハート内でのものである。
- ^ 第一巻では普通に「もっこり」している。
- ^ なお、獠は「元祖シティーハンター」を名乗った。
- ^ 唯香の下に娘が2人(作中未登場)いる。
- ^ 自身が狙撃されたとき以上にデザインルームを荒らされたときのほうが取り乱したほど。
- ^ 死んだはずの海原が、どうして獠と会話が出来たのかは、作者である北条司自身ぼかして明確にはしていない。ただ、その時点で海原は完全に死んでいたことだけは断定している(ジャンプコミックス第34巻カバー折り返しのメッセージにて)。
- ^ アニメ版のエンディングクレジットで判明した名前であり、原作での名前は不明。
- ^ 全巻購入特典のBはA4サイズ複製原画2種セット。ただしAかBのどちらかひとつ。
出典
- ^ “シティーハンター:宝塚で舞台化 彩風咲奈、朝月希和が主演 リョウの魅力をドラマチックに描く”. MANTANWEB. (2020年12月22日) 2021年1月21日閲覧。
- ^ "もっこり"は世界共通語!? マンガ家・北条司と編集者・堀江信彦が明かす『シティーハンター』裏話 - おたぽる[1]
- ^ 『20周年記念 イラストレーションズ』104頁
- ^ 『A.H.公式ガイドブック』91 - 92頁
- ^ 『シティーハンター パーフェクトガイドブック』108頁
- ^ 『シティーハンター パーフェクトガイドブック』「北条司 ロングインタビュー PART1」
- ^ 北条司 OFFICIAL WEB SITE『CITY HUNTER 30周年プロジェクト開始!!』
- ^ “「シティーハンター」新作アニメの制作決定、昔と同じオリジナル声優陣で”. コミックナタリー. 2015年5月26日閲覧。
- ^ 「初代担当編集者が語るCITY HUNTER誕生秘話」『CITY HUNTER COMPLETE EDITON VOLUME:01』2003年12月15日発行、ISBN 4197802137、60頁
- ^ TVアニメ版(無印)では第5話まで
- ^ それを聞いた獠は今後その妹たちにも良いように利用され、振り回される予感がしている。
- ^ 北条司「北条司100問100答 ラスト・クエスチョンPart3」『CITY HUNTER COMPLETE EDITION 12巻』216頁
- ^ 北条司「『キャッツ♥アイ』から『シティーハンター』へ」『CITY HUNTER COMPLETE EDITION Z巻』88頁
- ^ 実写版「シティーハンター」、11月公開決定! 北条司も「このストーリーは原作にも入れたかった」と太鼓判 - ねとらぼ 2019年8月17日(2019年8月18日閲覧)
- ^ フランス実写版シティーハンターの予告編が公開! - シネマトゥディ
- ^ 『シティーハンター』中国で実写映画化 主演はホァン・シャオミン - ORICON STYLE
- ^ “雪組公演『CITY HUNTER』”. 公演案内(宝塚・公式). 2021年1月5日閲覧。
- ^ “「シティーハンター」を宝塚歌劇団・雪組が舞台化!主演は彩風咲奈と朝月希和”. コミックナタリー. (2020年12月22日) 2021年1月5日閲覧。
- ^ “「シティーハンター 狙われた天使のレクイエム」へご参加される方へ重要なお知らせ”. タカラッシュ!. 2020年6月23日閲覧。
関連項目
- 関連作品
- 関連人物・場所など