フェンサイクリジン

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フェンサイクリジン
IUPAC命名法による物質名
1-(1-phenylcyclohexyl)piperidine
臨床データ
胎児危険度分類  ?
法的規制 Schedule I (CA) Class A (UK) Schedule II (US)
投与方法 喫煙丸剤
薬物動態的データ
半減期 7–46 時間
識別
CAS登録番号 77-10-1
ATCコード None
PubChem CID 6468
DrugBank DB03575
ChemSpider 6224 チェック
UNII J1DOI7UV76 チェック
KEGG C07575 チェック
ChEMBL CHEMBL275528 チェック
化学的データ
化学式 C17H25N 
分子量 243.387 g/mol

フェンサイクリジン(phencyclidine、フェンシクリジンとも)は、麻酔作用をもつ有機化合物である。麻酔薬としては人体への使用は禁止されており、幻覚剤として乱用が問題となっている。分子式は C17H25N で、分子量は 243.387。IUPAC命名法では 1-(1-phenylcyclohexyl)piperidine、CAS登録番号は [77-10-1]。IUPAC名のフェニルシクロヘキシルピペリジン(phenylcyclohexylpiperidine)の頭文字からPCPと略される。俗称エンジェルダスト。近似の物質に麻酔薬のケタミンがある[1]

ベンゼンシクロヘキサンピペリジンが結合した化合物である。

1952年米国製薬会社パーク・デービス社により麻酔薬として開発された。1963年に外科手術麻酔薬としてセルニールという名称で認可されたが、麻酔から覚醒する際に妄想や突発的な暴力などの副作用が起こることが判明したために1965年にはヒトへの使用が断念された[1]。1967年から動物への麻酔薬としてセルニランという名称で販売されている[1]。作用時間は4~6時間である[1]

後に、幻覚剤として乱用されるようになった。しばしば自分の肉体を離れるなど解離の感覚が生じる[1]

NMDA型グルタミン酸受容体に対してアンタゴニストとして働き、遮断する作用を示す。乱用者の多くが統合失調症に類似した症状を呈するため、同疾患のモデルとして使用されることがある。

乱用による症状[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e レスター・グリンスプーン、ジェームズ・B. バカラー 『サイケデリック・ドラッグ-向精神物質の科学と文化』 杵渕幸子訳、妙木浩之訳、工作舎、2000年。ISBN 978-4875023210。62-65頁。(原著 Psychedelic Drugs Reconsidered, 1979)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]