禁じられた愛に私たちは啼き、吠える

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

禁じられた愛に私たちは啼き、吠える』(きんじられたあいにわたしたちはなきほえる、Love Is Forbidden, We Croak and Howl)は、アメリカの作家ケイトリン・R・キアナンによる短編小説。

作者が主催するウェブジン『Sirenia Digest』78号に発表された。その後、2014年にアンソロジー『ラヴクラフトの怪物たち』に収録され、2019年に単行本が邦訳された[1]

収録単行本『ラヴクラフトの怪物たち』にて、怪物「深みのものども」「食屍鬼(グール)」を担う[2][3]

数ページの短編。2人の出会いで終わり、展開や結末を描いていない。

あらすじ[編集]

むかしむかし。インスマスの令嬢が、グールと恋に落ちた。ギルマン家のエルベリスは16歳。許嫁がおり、変身が終わり次第結婚する予定になっている。無名のグールにとって、今まで見てきたのは死体ばかり、生きている美しい少女を見たのは初めてであった。

収録[編集]

  • 新紀元社『ラヴクラフトの怪物たち 下』植草昌実

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 新紀元社『ラヴクラフトの怪物たち 下』寄稿者紹介 285-286ページ。
  2. ^ 新紀元社『ラヴクラフトの怪物たち 下』怪物便覧 272-273ページ。
  3. ^ 新紀元社『ラヴクラフトの怪物たち 下』怪物便覧 275-276ページ。