真珠夫人

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真珠夫人』(しんじゅふじん)は、菊池寛小説1920年(大正9年)の6月9日から12月22日まで大阪毎日新聞東京日々新聞に連載された。小説発表当時から2000年代に至るまで、数回にわたり映画テレビドラマ化されている。

目次

[編集] あらすじ


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


大正時代男爵令嬢、唐澤瑠璃子は敵の罠にはめられた父を救う為、泣く泣く卑しい高利貸しの荘田勝平の妻となるが、同じ貴族で恋人の直也の為に処女を貫きながら生きていく女の愛憎劇。

[編集] 映画 (国活)

原作小説連載当時の1920年(大正9年)、いち早く国際活映が同社の「角筈撮影所」で撮影、同年11月28日浅草公園六区大勝館ほかで公開された。熊谷武雄の出演以外の詳細は不明。無声映画である。

[編集] 映画 (松竹キネマ)

1927年松竹キネマ制作、無声映画である。

[編集] スタッフ

  • 監督 - 池田義信
  • 脚本 - 村上徳三郎

[編集] キャスト

[編集] 映画 (大映)

1950年大映で『真珠夫人 処女の巻』、『真珠夫人 人妻の巻』として公開。

[編集] スタッフ

  • 製作 - 中代富士男、本木荘二郎
  • 監督 - 山本嘉次郎
  • 脚本 - 山本嘉次郎

[編集] キャスト

[編集] テレビドラマ(TBS)

1974年9月2日から10月25日までTBS系列の花王 愛の劇場枠にて放映された昼ドラ。全40回放送。

[編集] スタッフ

[編集] キャスト

[編集] テレビドラマ(東海テレビ)

2002年4月1日から6月28日の毎月曜から金曜までフジテレビ系列で放送された昼ドラ。放送時間は昼1時30分から2時まで。全65回。

[編集] 評価

  • 物語展開や役柄設定が原作とは違っており、特に後半は大幅な脚色がみられる。近年の昼ドラブームの牽引役として、その役目を果たした。
  • 登美子が出す「たわしコロッケ」シーンが当時話題になり、流行語になった。
  • 小説の肝である高利貸しが登場しないことで、TV局がサラ金から巨額の広告料をもらっているための配慮ではないかと物議を醸した。[要出典]

[編集] スタッフ

  • 原作 - 菊池寛
  • 脚本 - :中島丈博
  • 演出 - 西本淳一、藤木靖之、大垣一穂(ザ・ワークス
  • 演出補 - 坂梨公紀
  • 制作担当 - 谷正光
  • プロデューサー - 塚田泰浩、阿部謙三、鶴啓二郎
  • プロデューサー補 - 臼井央、高橋久美子
  • 広報 - 藤城大子、竹中麻紀
  • スチル - 藤平清史
  • 記録 - 池上ゆか
  • 音楽 - 寺嶋民哉
  • 音楽制作 - インスパイア・ホールディングス
  • 選曲・効果 - 堀尾守央
  • MA - 佐藤一誠
  • 美術デザイン - 金子幸雄
  • 操作 - 河村義則
  • 美術進行 - 平川恵子
  • 装飾 - 宮野雅人
  • 衣裳 - 高知尾博幸
  • 小道具 - 和田浩実
  • ヘア・メイク - 久池智子
  • 美術協力 - KHKアート
  • 技術 - 松岡良治
  • カメラ - 大森隆晴
  • 照明 - 石井美宏
  • 音声 - 中山大輔
  • VE - 酒井克巨
  • 編集 - 大塚民生
  • スタジオ - 国際放映
  • 技術協力 - 東通
  • 協力 - 織田デザイン専門学校、CEST LAVIE、のざわ石塚硝子
  • 制作 - 東海テレビ東宝株式会社

[編集] キャスト

荘田瑠璃子 - 横山めぐみ
主人公、元華族唐澤徳光の娘。家を救う為荘田勝平に嫁ぐ。しかしその後も直也との約束を守り貞操を守り続ける。間もなく未亡人となる。生活のために荘田が残した娼館を切り盛りすることになる。誕生日は5月28日。
杉野直也 - 葛山信吾
主人公の恋人。父が経営する造船会社・東海船舶工業の資材部長。瑠璃子とは相思相愛だが、唐澤が国会で造船疑獄を追及したために、父から瑠璃子との結婚を反対される。
荘田勝平 - 大和田伸也
唐澤を詐欺にかける高利貸し。唐澤の娘・瑠璃子に興味を持ち、直也との結婚が決まっていた瑠璃子と無理やり結婚する。結婚後間もなく、実息の種彦に殺害される。    
杉野登美子 - 森下涼子
直也の妻。直也の赴任先であるシンガポールで結婚。日本に戻ってから、直也と瑠璃子が再会したことを知り瑠璃子たちに復讐するため、瑠璃子の経営する娼館で素性を隠し働く。後に自殺。
荘田種彦 - 松尾敏伸
勝平の息子(母親不明)。知的障害があり、女言葉を話す。妹の美奈子とは異母兄弟。始めは瑠璃子と婚約することになっていた。瑠璃子が荘田家に嫁ぐと、瑠璃子を守る騎士となることを決意。勝平に無理やり体を奪われそうになっていた瑠璃子を救うため勝平を殺害し、服役。出所後は刑務所で学んだ家具作りをする。
荘田美奈子 - 増田未亜
勝平とむら枝の娘。偶然出会った直也に一目ぼれをし、勝平の死後、自動車事故を仕組んで瑠璃子が直也とシンガポールへ行くのを阻止する。母のむら枝とは仲が悪い。後に、女優になる。
唐沢徳光 - 浜田晃
貴族院議員で瑠璃子の父。瑠璃子が荘田に嫁ぐのを嘆く。直也と再会した瑠璃子に「愛に生きろ」と言い残して死ぬ。
山田むら枝 - 奈美悦子
勝平の元愛人。娼婦をしているときに美奈子を出産するが正妻になっていない。勝平に嫁いだ瑠璃子に度々意地の悪いことを仕掛ける。
夕子 - 日高真弓
瑠璃子の経営する娼館で働く。直也に水揚げしてもらう。
宮畑 - 名高達男
会社社長。売春防止法が近づき、生活に困窮した瑠璃子を高額で水揚げすることに。しかし、実際は肉体関係は結ばなかった。その後は瑠璃子の良き相談役となる。
細川茂樹
完結版にて、瑠璃子に生き写しの女性(横山めぐみ)が待っていた男性役として出演。

ほか

[編集] 主題歌

[編集] 漫画

さちみりほによって、『Eleganceイブ』(秋田書店)で連載されていた。もう一つはドラマ版を漫画化し、白泉社で連載された。

[編集] 備考

  • 第19回 新語・流行語大賞 トップテン入賞。
  • 本放送終了後、2002年9月27日にフジテレビ系金曜エンタテイメントにて、スペシャル番組(実質、総集編)として「真珠夫人 完結版〜二年待って。きれいな体のままで〜」が放送された。
  • 同年10月20日には直也役の葛山信吾が、真珠が誕生石(6月生まれ)である女優・細川直美と結婚。同日行われた記者会見で結婚指輪(当時まだ買っていなかった)について聞かれたところ、細川は「真珠もいいかなと思ったんですけど、絶対『真珠夫人』と呼ばれるだろうなぁと思って(笑)…」と、ダイヤモンドの指輪にする予定だと答えた。
  • 2007年には本作が岩手県の、MIT岩手めんこいテレビでの再放送ではなく、TVIテレビ岩手日テレ系)での放送を行った。15時55分~16時25分まで放送した。その他にも、CS放送や系列を問わず各地で再放送が行われている。
    • 本来ならば東海テレビ放送と同じがフジテレビ系列局である岩手めんこいテレビで放送することが妥当であるが、この場合岩手めんこいテレビの番組編成方針に合わないため、5きげんテレビの視聴者層でもあり、取り込みを意識して、主婦層に支持のあるテレビ岩手がめんこいテレビを通じて東海テレビより全話を購入して放送していたのである。
    • 以降、この時間帯の枠は、東海テレビの昼ドラの系列外での実質再放送枠となった。後のシリーズも、系列外局からの購入方法については上記の方法が踏襲されていく。ただし時折単発番組により休止あり。
    • 15時55分~16時25分は以前はテレビ東京アニメ等(IAT岩手朝日テレビ開局まではテレ朝系アニメも同)アニメ番組を放送する長年にわたり、岩手県民に親しまれたアニメ枠であった。現在は岩手めんこいテレビ16時53分~17時53分がテレビ東京アニメ枠であり→岩手めんこいテレビ平日夕方のアニメ枠、「5きげんテレビ」の裏番組である。
  • 2008年3月から放送の愛の劇場「スイート10」(三浦理恵子主演)にて、本作の主役コンビが共演した。
TBS 花王 愛の劇場
前番組 番組名 次番組
母の鈴
(1974.7.9 - 1974.8.30)
真珠夫人
(1974.9.2 - 1974.10.25)
二十一歳の父
(1974.10.28 - 1974.12.27)
東海テレビ制作 昼ドラマ
母の告白
(2002.1.7 - 2002.3.29)
真珠夫人
(2002.4.1 - 2002.6.28)
新・愛の嵐
(2002.7.1 - 2002.9.28)

[編集] 外部リンク

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