「動橋駅」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m →‎歴史: アーカイブを追加。
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: Template:駅情報への地図引数挿入 - log
6行目: 6行目:
|pxl =
|pxl =
|画像説明 = 駅舎の一部
|画像説明 = 駅舎の一部
{{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point|marker=rail}}
|地図={{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point|marker=rail}}
{{location map|width=200|Japan Ishikawa|label=動橋駅|mark=MUTCD I-12.svg|marksize=8|caption=動橋駅位置図(石川県)|float=center}}
{{location map|width=200|Japan Ishikawa|label=動橋駅|mark=MUTCD I-12.svg|marksize=8|caption=動橋駅位置図(石川県)|float=center}}
|よみがな = いぶりはし*
|よみがな = いぶりはし*

2020年2月15日 (土) 04:46時点における版

動橋駅
駅舎の一部
いぶりはし*
Iburihashi
加賀温泉 (3.2 km)
(4.9 km) 粟津

地図

動橋駅の位置(石川県内)
動橋駅
動橋駅
動橋駅位置図(石川県)
所在地 石川県加賀市動橋町ナ92
北緯36度19分41.80秒 東経136度22分59.02秒 / 北緯36.3282778度 東経136.3830611度 / 36.3282778; 136.3830611座標: 北緯36度19分41.80秒 東経136度22分59.02秒 / 北緯36.3282778度 東経136.3830611度 / 36.3282778; 136.3830611
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)**
所属路線 北陸本線**
キロ程 137.5 km(米原起点)
電報略号 イフ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
580人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1897年明治30年)9月20日
備考 無人駅(自動券売機 有)
* 開業時から1956年までは「いぶりし」で呼称。
** 1971年まで北陸鉄道加南線乗り入れ。
テンプレートを表示

動橋駅(いぶりはしえき)は、石川県加賀市動橋町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線である。

概要

片山津温泉に近く、かつては特急停車駅だった。現在では南隣の加賀温泉駅が周辺温泉地の玄関口となったため、普通列車しか停車しない。また、北陸鉄道片山津線山代線と接続していたが、既に廃止されている。

難読駅名である。「いぶり」は「いぶる」の活用形で、広辞苑などにも示される古い言葉である。揺する、ゆり動かす、ゆすぶるの意味[1][2]加賀南部で古くから使われ、揺れる二級河川動橋川に架かっていた所に由来する。

歴史

以前、当駅は加賀温泉郷への窓口として、大聖寺駅と共に特急が手分けして停まっていた。1960年代末期には特急「雷鳥」・「しらさぎ」が大聖寺駅と動橋駅の両駅に停車するダイヤとされていたことが特急の格やスピードアップの観点から問題視されたことから、隣の作見駅が加賀温泉駅と改称され加賀温泉郷の入口として一本化された。それ以降は急行「くずりゅう」が1往復停車するのみとなり、それも1985年昭和60年)3月に廃止された後は、普通列車のみの停車駅となってしまった。この経緯については、鉄道と政治#停車駅争奪戦も参照のこと。

駅構造

単式ホーム2面2線を持つ地上駅である。島式ホームの内側にも線路(中線)はあるが、上下線両方ともに正方向に進入できないようになっており、ホームについても柵が設置されたため待避線としては使用できない。また絶対信号機も設置されておらず停留所となっている。元々単式である上りホーム側に駅舎があり、下りホームへは跨線橋で連絡している。特急停車駅時代の名残か、普通停車駅にしては比較的ホームも広い構造になっている。2013年春に普通列車有効長以外の部分に安全を設置する工事を実施した為、関係者以外は立ち入り禁止となった。

以前は簡易委託駅であったが、現在は小松駅管理の無人駅となっている。自動券売機が設置されている。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1 北陸本線 上り 福井敦賀方面
2 北陸本線 下り 金沢富山方面
  • ホーム上では長らくのりば番号が設定されていなかったが、2018年までに改めて設定された。なお、使われていない中線は番号カウントから外されている。
  • 接近警告機から鳴るメロディは、1番のりばが「アニーローリー」、2番のりばが「エリーゼのために」である。

利用状況

「加賀市統計書」によると、2017年度の1日平均乗車人員580人である[5]

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
1995年 984
1996年 958
1997年 928
1998年 885
1999年 841
2000年 754
2001年 740
2002年 723
2003年 720
2004年 709
2005年 719
2006年 653
2007年 635
2008年 665
2009年 584
2010年 580
2011年 557
2012年 567
2013年 584
2014年 558
2015年 555
2016年 578
2017年 580

駅周辺

バス路線

駅前にバス停はないが、東に4分程度歩いた場所に「キャン・バス」の大日盛 橋本酒造(酒蔵資料館)バス停がある。

隣の駅

西日本旅客鉄道
北陸本線
加賀温泉駅 - 動橋駅 - 粟津駅

北陸鉄道 動橋駅

概要

片山津線の始発駅で、国鉄の北側に位置し、独自の出入口はなかった。

駅構造

国鉄駅とつながる跨線橋を降りたところに1面1線のホームがあり、金沢寄りに3線の車庫があった。国鉄とは線路がつながっていなかった。

歴史

隣の駅

北陸鉄道
片山津線
動橋駅 - 片山津本町駅

廃止後

片山津線廃止後も数年の間は電車がバスに置き換わっただけの形とされ、ホームの断面を階段状に改修して線路跡からバスが発着し、跨線橋も存置されて国鉄駅や山代線の新動橋駅と連絡していたが、1970年(昭和45年)の加賀温泉駅の開業、翌1971年(昭和46年)の山代線を含む加南線全線廃止と前後して跨線橋が撤去され、当駅から片山津温泉へのバスは山代温泉からの直通となり、狭隘な駅前に乗り入れることができないため150mほど南に位置する動橋駅前バス停を経由していた。この路線バスは2008年(平成20年)4月30日限りで廃止されている。

北陸鉄道 新動橋駅

概要

動橋線(のちに山代線)の乗換駅であった。

駅構造

国鉄駅を出たすぐ右手に木造の駅舎があり、Y字ポイントで分岐した島式ホーム1面2線を有していたが、晩年は駅舎から見て右側の1線だけが使われていた。

歴史

  • 1915年(大正4年)5月1日 - 温泉電軌の駅として開業。
  • 1943年(昭和18年)10月13日 - 合併により北陸鉄道の駅となる。
  • 1963年(昭和38年)7月19日 - 動橋線の山代線への改称により同線の駅となる。
  • 1968年(昭和43年)9月1日 - 駅業務を株式会社北鉄交通社に委託
  • 1971年(昭和46年)7月11日 - 加南線全線廃止により廃駅。

廃止後

駅跡地には道路が新設され、残りの用地は駅前広場の拡張に使われている。

隣の駅

北陸鉄道
動橋線
庄駅 - 新動橋駅

脚注

  1. ^ 広辞苑第3版「いぶる」[他四]162頁昭和58年12月6日発行第1刷
  2. ^ いぶる(動ラ四)ゆすぶる”. goo国語辞書. 2009年4月25日閲覧。
  3. ^ "北陸線(大聖寺駅~金沢駅間)IRいしかわ鉄道線、城端線(高岡駅~新高岡駅間)4月15日ICOCAサービスご利用開始~石川と富山がICOCAでつながる~" (PDF) (Press release). 西日本旅客鉄道/IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道. 31 January 2017. 2019年5月25日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月1日閲覧
  4. ^ "交通ICカード「ICOCA」の利用範囲拡大等について" (PDF) (Press release). あいの風とやま鉄道. 31 January 2017. 2019年5月25日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月1日閲覧
  5. ^ 加賀市統計書(平成30年度) (PDF)

関連項目

外部リンク