梅原大吾

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梅原 大吾うめはら だいご)は、日本東京都足立区出身のゲーマー。愛称はウメウメハラアメリカではDAIGOThe Beastの名で通っている。

2D対戦型格闘ゲームにおいて「神」と評され、数々の大会を制している。世界でも指折りの著名なゲーマーで、彼のプレイに衝撃を受けているゲーマーは大変多い。とりわけカプコン社製の対戦型格闘ゲームで実績を多く残し、同社開発本部長(当時)の岡本吉起から「10年に一人の逸材」と呼ばれた。数々の逸話や名言を残している。趣味は麻雀

目次

[編集] 来歴

11歳前後で対戦型格闘ゲームを始める。1994年、彼が中学生の頃発売された『スーパーストリートファイターII X』において才能が開花。『ヴァンパイアハンター』での286連勝(負け終了ではなく、閉店による棄てゲー。ゲーム内の表示は255で0にリセットされた)などの記録を残し、当時から都内のゲームセンターでは著名な存在であった。1995年、ゲーメスト杯『ヴァンパイアハンター』全国大会に出場。選手宣誓を務めるものの、ブロック決勝敗退。

1997年、ゲーメスト杯『ヴァンパイアセイヴァー』の全国大会において、長年のライバル(盟友)となる大貫晋也(通称ヌキ)を決勝リーグで打ち倒し優勝。全国にその名を広めるきっかけとなる。

1998年、ゲーメスト杯『ストリートファイターZERO3』の全国・世界大会が開催。ウメハラは関東地区予選の決勝戦で大貫に敗れ、2位に終わった。10月18日に東京ゲームショウ'98のカプコンブースにて行われた全国大会決勝大会「ストリートファイターZERO3 全国大会」において、Zブロックから出場。決勝戦で大貫を倒し優勝した。その後、11月8日にサンフランシスコで行われた日米決戦「STREET FIGHTER ALPHA3 WORLD CHAMPIONSHIP」において、全米大会優勝者のアレックス・ヴァイエイと対戦。試合前のインタビューで「負ける要素はないんで!」と言い放ち、追い込まれるものの宣言通り見事に勝利を収め、名実共に世界一となった。この一連の大会模様がテレビ東京系列の深夜番組で放映され、全国の格闘ゲーマーに衝撃を与えた[1]

2000年『カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000』の全国大会に出場。ここでも優勝を果たし、カプコンオフィシャルの全国大会で3連覇を達成。同年行われたカプコン格闘ゲーム日米決戦では『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』部門にて選抜。アレックスを始めとする全米選抜選手4人を打ち倒し、改めて実力を全米に轟かせた。

2001年『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』の全国大会に出場。今大会においても前評判は非常に高く「優勝に最も近い男」と呼ばれていたものの、決勝トーナメント敗退。梅原と大貫は今大会において対戦することがなく、優勝した大貫は「梅原君を倒して優勝したかった」とコメントした。

2003年には、日本で「闘劇」、アメリカで「Evolution」という、両国を代表する対戦型格闘ゲームの祭典に出場。複数のゲームにおいて優勝を果たす。この頃にはその強さが世界的に知られており、彼は出場したほとんどのゲームにおいて優勝候補であり、出場する試合は人気カードであった。

2004年にはEvolutionに再度出場。『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のルーザーズ決勝で「背水の逆転劇」と呼ばれる大逆転を決め、世界中で称賛を受けた。

2005年、闘劇の『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』部門で大貫とタッグを組み(タッグ名「ウメヌキ」)優勝、『スーパーストリートファイターII X』の大会「X-MANIA外伝」をプロデュースなど活発な活動を続けるが、出場予定だったEvolutionをキャンセル。出場をキャンセルしたこと自体が海外のゲームサイトでニュースに取り上げられた。キャンセル理由は雑誌のインタビュー、コメントで「勝てる要素が無かった」ためとインタビュアーにコメント、その際大貫が出場し善戦していたことを聞き、褒めていた。その後インタビュアーに「焼肉」を奢った。

2007年、『Darkstalkers Combination Cup』(『DCC』)第2回大会に参加。ブランクがあったにもかかわらず『ヴァンパイアハンター』部門で優勝を果たし、現役ハンタープレイヤー達の度肝を抜いた。使用キャラはパイロン

2008年、『ストリートファイターIV』をプレイし始める。稼動直後から勝率90%以上をキープし続け、2008年8月8日付けで携帯公式サイトの通算バトルポイント全国ランキング1位となった。使用キャラはリュウ

2009年、ゲーム番組『ゲーマーズ甲子園』に出演。梅原同様に有名な格闘ゲームプレイヤー、「KSK」の呼びかけによるもので、出演理由は「『焼肉』に釣られて」とのこと。得意科目である『ストⅣ』をテーマに、「板橋ザンギエフ」(『バーチャファイター』世界王者)、「マゴ」(『ストⅣ』全国2位)、「ときど」(東大生格闘ゲーマー)ら有名プレイヤーも共演し、互いのテクニックを披露した。番組内では梅原はタレントの井出らっきょが対決し、簡単に勝利するが、試合内容はらっきょの「面白さ勝ち」と判定された。同番組は前後編に分かれて放映され、後編は梅原(リュウ)VSマゴ(サガット)の対決がおこなわれた。梅原はマゴに押されるものの僅差で勝利。番組内の対戦ポイントでも一位を獲得し、梅原が勝利を果たした。番組のロケ終了後、

2009年4月18日にアメリカのサンフランシスコで開催されたストリートファイター4の全米選手権の決勝大会「GameStop STREET FIGHTERS Ⅳ NationalTournament Finals」に参加。同日の全米トーナメントで優勝したジャスティン・ウォン、日本トーナメントで優勝した伊予、韓国トーナメントで優勝したPoongkoと4人制の総当り戦に出場し、3試合全てを勝ち抜き優勝した。なお、誤解されているが、この総当たり戦は世界選手権ではなく、単なるエキシビションであり、世界大会は7月に別にラスベガスで開催される予定である。決勝戦で対戦した相手は、背水の逆転で倒したジャスティンであった。

[編集] プレイスタイル

ウメハラ持ち

ウメハラ持ち」と呼ばれる、ジョイスティックのレバーの軸を薬指と小指で挟みこみ、レバーの玉を左から包み込む持ち方でプレイするのが特徴である。

[編集] 背水の逆転劇

2004年に開催されたEvolutionの『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』部門において、梅原の操るケンが米国のジャスティン・ウォン(Justin Wong)[2]が操る春麗との対戦時に体力ゼロの状態から逆転勝利したプレイの様子ならびにその動画。動画にはゲーム画面と会場の異常とも言える盛り上がりが同時に収録され、対戦型格闘ゲームをまったく知らない者が見ても、何か異様な事が起こったことが瞬時にわかる映像となっている。

ハイライトは、第1試合第3ラウンド、ジャスティンの春麗が梅原のケンに「削り」[3]で止めを刺すべく放った「鳳翼扇」(連続でキックを繰り出すスーパーアーツ)を、梅原のケンが次々と連続ブロッキングで捌き、最後のキックをジャンプから空中ブロッキングしたのち、すかさず反撃の飛び蹴り、足払い、「昇竜拳」、そしてスーパーアーツ「疾風迅雷脚」を叩き込んで逆転KOに成功するシーンである。なお勝利時にジャスティンのスコアを500ポイント抜いており、こちらも逆転している。

このときケンの体力はほぼゼロで、春麗の「鳳翼扇」をガードすれば即座に敗北する状況であり、回避するためにはブロッキングにより全てを捌く必要があった。しかしブロッキングという特殊行動は非常にタイミングがシビアで難易度が高く、とりわけ連続してキックが繰り出される「鳳翼扇」をすべてブロッキングする行為はこのゲーム中屈指の難易度を誇ると言われる[4]。しかし梅原は、世界大会のルーザーズ決勝(実質的な準決勝)、さらに多数の外国人ギャラリーの注目が集まる中という大きなプレッシャーがかかる状況で、一度の失敗も許されないこの難局を打開した。後日、梅原はこのときの状況を「まぁ、盛り上がってよかったね、という感じかな」と語っている。後の『Xmania7』のDVDインタビューで「背水の逆転劇」に対する質問に梅原は、ジャスティンの止めの「鳳翼扇」を「アレはミスみたいなもんだから」とコメントしている。

なお「背水の逆転劇」という名称はあくまで通称であり、メディアアップロードサイトpya!において二次配布されたときに投稿者が「背水の逆転劇」と名付けて投稿し、この名が広まった。

[編集] 主な大会成績

  • ゲーメスト杯ストリートファイターZERO3
    • 関東予選 準優勝(1998年)
    • 全国大会 優勝(1998年10月18日)
    • 世界一決定戦 優勝(1998年11月8日)
  • ストリートファイターZERO3 第2回全国大会 - 団体戦準優勝(団体戦のみ)
  • ストリートファイターZERO3 第3回全国大会 - 個人戦優勝(『ストリートファイターZERO3』からの引退を表明)
  • ストリートファイターZERO3 第6回全国大会 - 一回戦敗退
  • ビートライブ杯3rd - 3on3 準優勝
  • Xmania 2001 スーパーストリートファイターII X 店舗選抜大会 - 3on3 一回戦敗退(アミューズメントJASPA代表)
  • Xmania 7 スーパーストリートファイターII X - 準優勝
  • GUILTY GEAR XX 全国決勝大会サミーズカップ - 二回戦敗退
  • 闘劇
    • スーパーストリートファイターII X - 優勝
    • CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001 - 準優勝
    • GUILTY GEAR XX - ベスト4
    • ストリートファイターIII 3rd STRIKE - 初戦敗退
  • 闘劇'05
    • ストリートファイターIII 3rd STRIKE - 優勝(ウメヌキ)
    • CAPCOM FIGHTING Jam - 準優勝
    • GUILTY GEAR XX - 一回戦敗退
  • Evolution2003
    • スーパーストリートファイターII X - 優勝
    • GUILTY GEAR XX - 優勝
    • ストリートファイターIII 3rd STRIKE - 準優勝
    • CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001 - 準優勝
  • Evolution2004
    • スーパーストリートファイターII X - 優勝
    • GUILTY GEAR XX - 優勝
    • ストリートファイターIII 3rd STRIKE - 準優勝
  • Absolution2004
    • スーパーストリートファイターII X - 優勝
    • GUILTY GEAR XX #RELOAD - 優勝
    • ストリートファイターIII 3rd STRIKE - 優勝
    • ストリートファイターZERO3 - 3位
  • 格闘維新
    • ストリートファイターIII 3rd STRIKE - 団体戦 準優勝
    • ストリートファイターZERO3 - 団体戦 準優勝
  • 第4回クーペレーションカップ
    • ストリートファイターIII 3rd STRIKE - 団体戦 優勝

[編集] 代表的な使用キャラ

主にリュウケンガイルなど、性能がスタンダードで無敵対空技を持つキャラを好んで使用する傾向がある。

スーパーストリートファイターII X
  • リュウ - カラー:茶(スタート)
  • ガイル - カラー:紺(中P)、黒(ボタン押しっ放し)
  • ザンギエフ - カラー:青
ストリートファイターZERO3
  • リュウ (V-ISM) - カラー:P
  • 豪鬼 (V-ISM) - カラー:P
ストリートファイターIII 3rd Strike
  • ケン(SA:疾風迅雷脚)- カラー:白(強K)
ストリートファイターIV
  • リュウ
ヴァンパイアハンター
ヴァンパイアセイヴァー
カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000
  • CAPCOMグルーヴ・リュウ、ガイル
CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001
CAPCOM FIGHTING Jam
GUILTY GEAR XX
  • ソル - カラー:ダスト

当然ここに記載されている以外のキャラクターも使用する。特に『ヴァンパイアセイヴァー』では、全キャラクターで100連勝を記録している。

[編集] 関連記事

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

  1. ^ 1998 Japan SFA3 Tournament (Part 6 of 6: Daigo vs. Valle)
  2. ^ アメリカで最強と言われているゲーマー。『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』でチーム戦2年半無敗、シングル戦では4年間無敗の実績を持ち、今もアメリカ国内では誰もが認める最強ゲーマーとして梅原同様に崇拝されている。
  3. ^ 必殺技はガードされてもわずかにダメージを与えることが出来る。これを利用して、ガードされながらも相手の体力を減らすこと。
  4. ^ 「鳳翼扇」は技の発動エフェクトを見てからブロッキングを成功させるのはタイミングがシビアで非常に難しいため、梅原は相手の「鳳翼扇」を先読みして事前にブロッキングを入力していた。
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