林英傑

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林 英傑
Lin Ying-Chieh
義大ライノズ #23
Ying-Chieh Lin.jpg
基本情報
国籍 中華民国の旗 中華民国台湾
出身地 台湾省台東県鹿野郷
生年月日 1981年5月1日(33歳)
身長
体重
182 cm
89 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 1999年
初出場 CPBL / 2004年3月4日
NPB / 2006年3月26日
最終出場 NPB / 2008年5月3日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ
WBC 2006年
林英傑
リン・インチェ
職業: 野球選手投手
各種表記
繁体字 林英傑
簡体字 林英傑
英語名 Lin Ying-Chieh
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林 英傑(リン・インチェ、Lin Ying-Chieh, 1981年5月1日 - )は、台湾台東県鹿野郷出身のプロ野球選手投手)。左投げ左打ち。義大ライノズに所属している。

2006年から3年間、「L・インチェ」という登録名でNPB東北楽天ゴールデンイーグルスに在籍していた。

来歴・人物[編集]

既婚で、一児の父。肉類とカニが大好物。

プロ入り前[編集]

瑞豊小学校、鹿野中学校、高苑工商高校を卒業。ニックネームは「三毛(サンマオ)」。高校時代に坊主刈りだったが3本だけ毛を伸ばしていたため、それ以来の愛称となっている(「楽天イーグルスオフィシャルガイドブック2007」より)。

台湾時代[編集]

1999年から2001年まで台湾職業棒球大聯盟(TML)の雷公でプレー。

2002年から2年間、兵役のため現役から一時退く。兵役終了後の2004年、元西武の郭泰源が監督を務める中華職棒連盟(CPBL)の誠泰コブラズに入団し、奪三振王と最優秀防御率の二冠に輝く。また、同年8月のアテネオリンピックではチャイニーズタイペイ代表に選ばれ、対カナダ戦と対キューバ戦にて中継ぎ登板を果たす。

誠泰入団2年目の2005年も奪三振王に輝く。後に楽天でもチームメートであった林恩宇とは、誠泰コブラズ時代に共にプレーした僚友。誠泰の左右のエースで、「双林(ダブル・リン)」と呼ばれていた。

楽天時代[編集]

台湾球界5年間通算45勝31敗4セーブ、607奪三振の実績を引っ提げ、2006年東北楽天ゴールデンイーグルス入団。登録名を「L・インチェ」とする。当時の監督である野村克也が後に書いた著書「あ〜あ、楽天イーグルス」によると、トレードマネーとして誠泰に1億円を払ったとのことだが、野村はこの時点で林の実力を疑問視していたことを著書に記していた。背番号は91。本人は誠泰時代と同じ背番号19を希望していたが、監督に就任した野村が先に19をもらったため、この背番号になった。その後、2008年に背番号49に変更。

2006年3月26日、開幕2戦目の対日本ハム戦(札幌ドーム)で日本での初登板(先発)を果たすも、4失点で5回を持たずに降板という苦いデビュー戦となった(チームも敗れ、敗戦投手に)。1週間後の4月1日、対ソフトバンク戦(フルスタ宮城)で2度目の先発。8回を投げ、3安打無失点の好投を見せる。8回裏に先制点をもらい、勝利投手の権利を手にした状態で降板。リリーフ陣に後を託すも、そのリリーフ陣が打ち込まれ、チームは逆転負け。日本での初勝利はお預けとなった。その後は制球の悪さや肘の故障に悩まされ、5試合の登板で0勝2敗、防御率4.33という成績に終わる。一方で、3月に開催された第1回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の台湾代表として初戦(対韓国戦)に中継ぎ登板。

2007年、一軍登板4試合。同年12月に行われた第24回アジア野球選手権大会(プレ五輪)では、チャイニーズタイペイ代表として出場。対フィリピン戦で先発し7回無失点と好投し、最優秀投手賞を受賞した。

2008年、背番号を49に変更。しかし、登板はわずか5試合で、0勝2敗。防御率5.23という成績に終わった。10月5日、球団から戦力外通告を受け、在籍3年間で1勝も挙げられないまま退団した。

台湾球界復帰後[編集]

2008年末の特別ドラフトにて、CPBLの興農ブルズから2巡目で指名される。

2009年は27試合に登板(うち先発20試合)。防御率4.44、6勝6敗1セーブの成績を残した。

2010年は、先発23試合を含む28試合に登板し、防御率2.69、9勝7敗の成績を残した。

2012年3月10日に行われた東日本大震災復興支援ベースボールマッチでは、台湾代表の先発を務めた。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2004 誠泰 34 24 5 3 1 14 10 3 0 .583 730 187.0 124 11 56 2 5 203 10 0 46 36 1.73 0.96
2005 31 29 3 1 0 12 10 0 0 .545 858 212.0 182 4 37 0 6 174 11 0 77 55 2.33 1.03
2006 楽天 5 5 0 0 0 0 2 0 0 .000 118 27.0 22 4 13 0 3 9 1 0 13 13 4.33 1.30
2007 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 29 6.0 10 0 1 0 0 4 0 0 4 3 4.50 1.83
2008 5 1 0 0 0 0 2 0 0 .000 49 10.1 10 2 5 0 2 3 3 0 7 6 5.23 1.45
2009 興農
義大
27 20 0 0 0 6 6 1 2 .500 495 115.2 132 11 24 1 8 93 3 0 60 57 4.44 1.35
2010 28 23 0 0 0 9 7 0 2 .563 605 147.1 149 3 28 1 2 107 4 0 51 44 2.69 1.20
2011 31 20 1 0 0 3 14 0 0 .176 580 124.1 164 5 43 6 7 63 11 0 93 74 5.36 1.66
2012 23 19 0 0 0 5 5 0 0 .500 400 94.1 97 6 23 0 4 49 4 0 48 36 3.43 1.27
2013 26 17 1 1 1 6 5 1 1 .545 378 91.0 93 3 17 0 3 20 1 0 47 36 3.56 1.21
2014 3 2 0 0 0 0 1 0 0 .000 38 8.0 13 1 3 0 0 8 2 0 8 8 9.00 2.00
CPBL:8年 203 154 10 5 2 55 58 5 5 .487 4084 979.2 954 44 222 10 35 748 46 0 430 346 3.18 1.20
NPB:3年 14 6 0 0 0 0 4 0 0 .000 196 43.1 42 6 19 0 5 16 4 0 24 22 4.57 1.41
  • 2014年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 興農(興農ブルズ)は、2013年に義大(義大ライノズ)に球団名を変更

タイトル[編集]

TML
  • 最多勝:1回 (2001年)
  • 最多奪三振:1回 (2001年)
CPBL
  • 最多奪三振:2回 (2004年 - 2005年)
  • 最優秀防御率:1回 (2004年)

表彰[編集]

TML
  • ベストナイン:1回 (2001年)
CPBL
  • ベストナイン:1回 (2004年)
  • 台湾シリーズ優秀選手:1回 (2005年)

記録[編集]

CPBL
  • 初登板・初先発:2004年3月4日、対興農ブルズ戦、7回を1失点で敗戦投手
  • 初勝利:2004年3月17日、対La Newベアーズ戦、6回2/3を2失点
NPB

背番号[編集]

  • 19 (2004年 - 2005年)
  • 91 (2006年 - 2007年)
  • 49 (2008年)
  • 15 (2009年 - 2011年)
  • 23 (2012年 - )

関連項目[編集]

外部リンク[編集]