日本男子ソフトボールリーグ

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日本男子ソフトボールリーグ
競技ソフトボール
開始年1972年
参加チーム18
日本の旗 日本
連盟日本ソフトボール協会
前回優勝平林金属(7回目)
最多優勝闘犬センター(14回)
公式サイト公式ウェブサイト

日本男子ソフトボールリーグは、日本ソフトボール協会が主催するソフトボールのリーグ戦である。

歴史[編集]

  • 1972年 - リーグ創設[1]
  • 2004年 - 従来の2部制から、参加チームを東西に分けて予選を行い、その成績に基づいて決勝トーナメントを行う方式に変更。
  • 2019年 - 東西リーグ制から総当たり戦に変更。
  • 2020年 - 新型コロナウィルス感染症の流行に伴い東西リーグ制に再変更。

対戦方式[編集]

  • 2003年までは2部制(最終シーズンは1部7チーム、2部7チーム)でリーグ戦を行い、1部の最下位チームと2部の優勝チームが入れ替え戦を行っていた。
  • 2004年より方式を変更した。変更点はそれまでの1部・2部制を廃止し、参加チームを東日本・西日本に分けてリーグ戦を行う(2回総当り)。その成績に基づいて決勝トーナメントを行い、決勝トーナメントの優勝チームがその年のリーグ優勝となる。
  • 2019年より方式を再変更した。東日本・西日本のリーグ戦から17チームによる1回総当り戦に変更。ただし、決勝トーナメントを行い、決勝トーナメントの優勝チームがその年のリーグ優勝となるのは変わらない。
    • 決勝トーナメント出場チームは、2004年は全チーム参加だったが、2005年からは各リーグの上位4チームに変更。2019年からはリーグ戦の上位5チームとなった。
    • 決勝トーナメントは、2011年までは刈谷球場、2012年から2014年までは豊田市運動公園ソフトボール場、2015年はわかさスタジアム京都で開催される。

参加チーム(2022年)[編集]

地区 チーム名 ホームタウン 前年成績 備考
東日本リーグ Honda男子ソフトボール部 栃木県芳賀郡芳賀町 4位 1981年-2020年ホンダエンジニアリング
埼玉県庁クラブ 埼玉県鴻巣市 14位
YKK 富山県黒部市 15位 2022年5月30日付で廃部[2]
豊田自動織機 愛知県刈谷市 5位
デンソー 愛知県刈谷市 2位
日本エコシステム 岐阜県羽島市 8位 2009年まで岐阜松久ファイターズ
2010-2016年:岐阜エコデンSC
トヨタ自動車 愛知県豊田市 7位
三重ヴェルデウィン 三重県津市 3位
大阪・堺グローバル 大阪府堺市美原区 11位 2009年まで西日本リーグに在籍
2002年までツヅキグローバル
2006-2009年:大阪ツヅキグローバル
2009年-2021年:大阪グローバル
西日本リーグ 大阪桃次郎 大阪府大阪市阿倍野区 6位
平林金属 岡山県岡山市北区 優勝
愛媛ウエスト 愛媛県松山市 13位 2013年までウエストSBC
ジェイテクト 徳島県板野郡藍住町 16位
高知パシフィックウェーブ 高知県高知市 9位 闘犬センターオール高知
ダイワアクト 佐賀県佐賀市 12位
熊本嶋田クラブ 熊本県熊本市中央区 18位
Neo長崎 長崎県大村市 17位 2004年まで長崎SC
旭化成 宮崎県延岡市 10位 2005年まで旭化成延岡

過去の参加チーム[編集]

  • サガミE.C
  • 徳島市役所
  • ホシザキ電機
  • 光洋精工
  • 西日本シロアリ
  • 闘犬センター→オール高知
    • かつての全国的な強豪の男子ソフトボール部であった。獲得した全国タイトルは、全国男子チーム最多の計36回(日本リーグ14回・全日本総合6回・全日本実業団6回・国体10回)である。
  • 山形県庁クラブ(山形県庁)
  • 住友金属和歌山
  • サンセールS.B.C
  • レッツフジト
  • 四国生コンSBC
  • 青森ソフトボールクラブ
  • オール福岡(オール北九州)
  • YKK
    • 1957年の創部で、2022年シーズンでのリーグ加盟チームの中で最も古いチームであったが、2022年シーズン中の2022年5月30日をもって廃部となった[2]

歴代優勝チーム[編集]

1部・2部時代[編集]

年度 1部優勝 2部優勝
1 1972
2 1973
3 1974
4 1975
5 1976
6 1977
7 1978
8 1979
9 1980
10 1981
11 1982
12 1983
13 1984 闘犬センター
14 1985 闘犬センター
15 1986 闘犬センター
16 1987 トヨタ自動車
17 1988 闘犬センター
18 1989
19 1990 闘犬センター
20 1991 闘犬センター
21 1992 闘犬センター
22 1993 闘犬センター
23 1994 闘犬センター
24 1995 闘犬センター
25 1996 闘犬センター
26 1997 日新製鋼
27 1998 日新製鋼
28 1999 闘犬センター 埼玉県庁
29 2000 闘犬センター トヨタ自動車
30 2001 ホンダエンジニアリング 埼玉県庁
31 2002 オール高知 豊田自動織機
32 2003 大阪グローバル 埼玉県庁クラブ

東日本・西日本時代[編集]

年度 優勝 東日本1位 西日本1位
33 2004 高知パシフィックウェーブ(西日本4位) ホンダエンジニアリング 大阪グローバル
34 2005 大阪グローバル(西日本3位) デンソー 高知パシフィックウェーブ
35 2006 西日本シロアリ(西日本2位) ホンダエンジニアリング 大阪ツヅキグローバル
36 2007 デンソー(東日本3位) ホンダエンジニアリング 大阪ツヅキグローバル
37 2008 平林金属(西日本4位) デンソー 大阪ツヅキグローバル
38 2009 大阪桃次郎(西日本3位) デンソー 大阪ツヅキグローバル
39 2010 ダイワアクト ホンダエンジニアリング ダイワアクト
40 2011 ダイワアクト ホンダエンジニアリング ダイワアクト
41 2012 平林金属 トヨタ自動車 平林金属
42 2013 ダイワアクト(西日本2位) ホンダエンジニアリング 大阪桃次郎
43 2014 ホンダエンジニアリング(東日本2位) デンソー 大阪桃次郎
44 2015 平林金属 ホンダエンジニアリング 平林金属
45 2016 ダイワアクト(西日本3位) ホンダエンジニアリング 平林金属
46 2017 高知パシフィックウェーブ(西日本3位) トヨタ自動車 平林金属
47 2018 平林金属 ホンダエンジニアリング 平林金属

リーグ統一後[編集]

年度 優勝 準優勝
48 2019 平林金属 デンソー
49 2020 平林金属 日本エコシステム
50 2021 平林金属 デンソー

脚注[編集]

  1. ^ 日本男子リーグの歩み 日本ソフトボール協会
  2. ^ a b 『男子ソフトボール部 廃部 YKKグループ 選手が労組規定違反』北日本新聞 2022年6月8日26面

関連項目[編集]

外部リンク[編集]