羽島市
| はしまし 羽島市 |
|
|---|---|
| 羽島市旗 羽島市章 | |
| 国 | |
| 地方 | 中部地方、東海地方 |
| 都道府県 | 岐阜県 |
| 団体コード | 21209-1 |
| 面積 | 53.64km² |
| 総人口 | 66,927人 (推計人口、2012年11月1日) |
| 人口密度 | 1,250人/km² |
| 隣接自治体 | 岐阜市、海津市、笠松町 大垣市、安八町、輪之内町 一宮市、稲沢市 |
| 市の木 | 貝塚伊吹 |
| 市の花 | 美濃菊 |
| 羽島市役所 | |
| 所在地 | 〒501-6292 岐阜県羽島市竹鼻町55番地 |
| 外部リンク | 羽島市 |
| ウィキプロジェクト | |
羽島市(はしまし)は岐阜県の市。岐阜県内で唯一、新幹線駅がある自治体である。
当市内にある東海道新幹線駅、名神高速道路のインターチェンジ、店舗名、支店名等の多くで岐阜羽島(ぎふはしま)を使っている事が多く、そのため当市を指して岐阜羽島と呼ぶことも多い。
目次 |
地理 [編集]
岐阜県南部、沖積平野である濃尾平野に位置し、殆どが砂地である。東は木曽川、西は長良川に挟まれているが、かつては底の浅い巨大河川とその支流が網目状に存在していたため、頻繁に水害に見舞われていた。そのため輪中が発達していたが、今ではほとんど失われている。とはいえ、輪中堤防上に作られた祠や神社が点在し、また輪中の境で土地の高さが異なるなど名残りは多い。水は豊富でかつては数メートル掘れば地下水が出た。現在では地下水の採りすぎのためか十数メートル掘らなければ地下水が出ない。冬は伊吹山から吹き付ける伊吹おろしが吹く。
隣接している自治体 [編集]
歴史 [編集]
- 7,000年以上前は海の底であった。縄文時代の土器が木曽川河川敷から発見されており、そのころには既に定住が始まっている。神話上の話であるが、ヤマトタケルが伊吹山を下山後足近町(阿遅加)に立ち寄ったとの記述が古事記にある。これが羽島市内の地名の初出である。
- 古くから熱田神宮から不破関を結ぶ道が通っていた。墨俣町の下宿と羽島市の小熊には墨俣川(長良川)が流れており、それを結ぶ墨俣の渡しは軍事的に重要な場所であった。小熊側は中山と呼ばれるように小高くなっており、江戸時代が始まるまで度々兵が敷かれた。
- 奈良時代、平安時代に東海道を整備するが、船が貧弱であったために専ら羽島市を通るルートが使われた。そのために、租庸調を運ぶ人々の往来で混雑した。835年の太政官符にみることができる。
- 769年、776年、853年に広野川(木曽川)で洪水が起きた記録がある。865年までには川が分岐してしまい、尾張側に水が流れ込む事態になったので朝廷に申し出て修復工事を行ったが美濃側の郡司らがこれを妨害した(広野川紛争)。
- 律令体制が確立して後は尾張国の葉栗郡と中島郡として管理され、それぞれ葉栗荘、中島荘として東大寺や弘福寺の寺領であった。平安時代末期、治承・寿永の乱(源平合戦)のひとつといわれる墨又川合戦(吾妻鏡を参照)が墨俣川(長良川)河畔で起きた。戦いは平氏の圧勝で、源氏は愛知県の熱田神宮まで敗走し知多まで追われた。
- 1190年の源頼朝が初上洛をした際にも10月28日に小熊宿とあり、熱田神宮から不破関を結ぶ道を使う。後の将軍たちも羽島市を通る。
- 尾張国を鎌倉時代には土岐氏が領し、室町時代には斯波氏が領した。戦国時代になると斯波氏が弱体化し葉栗郡は土岐氏の預かりとなる。そのため、領地が明確に分かれていなかったために蜂須賀正勝に代表される土豪が力を持っていたのかもしれない。足近町は尾張であるはずだが、熱田神宮から不破関を結ぶ道沿いにあった西方寺など古くからの寺社に斎藤道三が再興した話が残る。
- 戦国時代には、織田氏と土岐氏、斎藤氏がこの地域周辺を巡って小競り合いを繰り返していた。竹ヶ鼻城が竹腰尚隆によって建てられており、当初は土岐氏・斎藤氏の領土であったと考えられるが、恐らく織田信長の美濃攻略のときに織田氏に支配権が移ったと考えられる。
- 1561年の森部の戦いをきっかけに6年間も続く泥沼の戦いが起きた。このときに羽島市は尾張で、織田信長は十数回出兵している。木下藤吉郎(羽柴秀吉、豊臣秀吉)が最終的に任されるのだが『武功夜話』に20回近く出兵していると記録している。
- 1584年の小牧・長久手の戦いにおいて、加賀野井城、竹ヶ鼻城が羽柴秀吉によって攻略され戦火を被る。
- 1586年に木曽川で大洪水が起き、流路が現在のように羽島市の東となった。このことによって、尾張国の葉栗郡は木曽川によって二つに分かれた。現在の羽島市側の葉栗を羽柴秀吉によって、羽栗郡と改称し美濃側に組み入れた。こうして現在の羽島市は尾張国から美濃国の行政区画に組み入れられた。
- 1600年関ヶ原の戦いで再び竹ヶ鼻城が攻撃された。また、加賀野井城城主加賀野井氏もこの戦いの結果滅び去ったため、羽島市を拠点とする大名はいなくなった。
- 1600年関ヶ原の戦いが終わり、徳川家康は現在の美濃路街道を凱旋した。そのために「御吉例街道」や「御悦び街道」と呼ばれる。江戸幕府の将軍たちの上洛や朝鮮通信使、琉球使節も羽島市を通った。徳川吉宗に献上された象が通ったこともあった。現在も高さは違えど、その道筋の一部を残している。
- 江戸時代は主に笠松代官所管轄の幕領として扱われたが、一部は尾張藩に属した。桑原町にあった大須観音(真福寺)は名古屋へと移され(今の名古屋市中区大須の大須観音)、かつての活気は失われた。度重なる水害に羽島市を含む一帯にお手伝い普請として薩摩藩が治水工事(宝暦治水)を行った。その名残が石田の猿尾(木曽川から支流への水の勢いを弱める突起堤防)である。この工事により切腹したり病死した薩摩の武士は薩摩義士として竹鼻別院に墓が設けられた。このような治水工事にもかかわらず、江戸時代を通じて水害は殆ど減らなかったためその後も断続的に治水普請が行われた。また、桑原輪中、足近輪中、正木輪中及び大浦輪中の4つの輪中が作られた。水にまつわる伝承や伝統行事が多い。ヤロカの大水(ヤロカ水)はそのような伝承の一つで、山奥からヤロカ、ヤロカという怪音声が聞こえてきたため、それに答えると洪水が起きたというものである。
- 1891年10月28日濃尾地震が発生し、竹ヶ鼻町で火事がおきる等の被害があった。
- 1911年に隕石が落下、羽島隕石と名づけられる。
- 1921年6月25日竹鼻鉄道(現名古屋鉄道竹鼻線)が開業する。
- 明治時代、洪水は1925年のヨハニス・デ・レーケによる木曽三川分流工事によって収束をみた。以降は洪水の発生は稀となる。
- 1954年4月1日:羽島郡正木村、足近村、小熊村、竹ヶ鼻町、上中島村、下中島村、江吉良村、堀津村、福寿村及び桑原村が合併し羽島市となった。市名は郡名(由来は羽栗郡及び中島郡)に因む。北部の笠松町、柳津町(現・岐阜市)、岐南町及び川島町(現・各務原市)は工業が発達しており、合併に加わらなかった。これらの町は引き続き羽島郡の所属となった。
- 1976年9月12日9.12水害により一部が浸水をした。
- 1989年3月1日:海津郡海津町(現・海津市)と境界変更。
- 1992年11月1日:羽島郡柳津町と境界変更。
- 2004年4月18日:岐阜市、岐南町、笠松町、柳津町、北方町との合併の是非を問う住民投票が実施された。結果、反対票が上回り、28日、岐阜広域合併協議会から離脱。柳津町が岐阜市と合併した。
人口 [編集]
| 羽島市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 羽島市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||
|
■紫色 ― 羽島市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
|||||||||||||||||||||||||||
羽島市(に該当する地域)の人口の推移
|
||||||||||||||||||||||||||||
| 総務省統計局 / 国勢調査 | ||||||||||||||||||||||||||||
行政 [編集]
歴代市長 [編集]
-
- 初代:堀順一
- 2代:河村忠一
- 3代:国枝金市
- 4代:酒井忠好
- 5代:岩田博正
- 6代:吉田三郎
- 7代:白木義春(2004年12月21日 - 2012年12月20日 2期)
市議会 [編集]
市議会議員定数は18名。
産業・観光 [編集]
竹鼻町は城下町として栄え、羽島地方の商業の中心地であったが、現在では近郊にスーパーマーケットやショッピングモールができるなどして衰えている。市の大部分は基本的に農業を営んでいたが同時に養蚕も行っており、明治以降は中小の紡績工場などで栄え、繊維の町として対岸の尾西市(現:一宮市)と威を誇っていたが、現在ではやはり衰えつつある。正木町は羽島市の中で最も北東にあって、鉄道や自動車で岐阜や名古屋に向かう人びとのベッドタウンとなっている。南部は農業が盛んで、田園地帯が多い。
主要な農産物は米で、岐阜県特有の品種ハツシモを育てている農家が多い。その他に、柿やイチゴの栽培が多い。十六ささげという莢が細長いマメが栽培されている数少ない地域の一つ。
竹鼻町には永田佐吉によって作られた佐吉仏とよばれる大仏と竹鼻別院の藤がある。木曽川を挟んだ愛知県一宮市とともに繊維業が盛ん。
羽島市内には中観音堂や長間薬師寺といった円空仏を安置する寺院がある。
教育 [編集]
大学 [編集]
専門学校 [編集]
高校 [編集]
中学校 [編集]
小学校 [編集]
- 羽島市立足近小学校
- 羽島市立小熊小学校
- 羽島市立桑原小学校
- 羽島市立竹鼻小学校
- 羽島市立中央小学校
- 羽島市立中島小学校
- 羽島市立福寿小学校
- 羽島市立堀津小学校
- 羽島市立正木小学校
交通 [編集]
鉄道路線 [編集]
※太字は中心駅
バス [編集]
道路 [編集]
- 名神高速道路:岐阜羽島IC
- 岐阜県道1号岐阜南濃線
- 岐阜県道・愛知県道18号大垣一宮線
- 岐阜県道30号羽島養老線
- 岐阜県道46号岐阜羽島インター線
- 岐阜県道118号・愛知県道135号羽島稲沢線
- 岐阜県道・愛知県道134号桑原祖父江線
- 岐阜県道151号岐阜羽島線
- 岐阜県道153号羽島茶屋新田線
- 岐阜県道165号小熊正木線
- 岐阜県道166号桑原下中線
- 岐阜県道183号正木岐阜線
- 岐阜県道184号下中笠松線
- 岐阜県道・愛知県道193号大垣江南線
- 岐阜県道194号茶屋新田堀津線
- 岐阜県道199号竹鼻停車場線
- 岐阜県道206号岐阜羽島停車場線
市内の道路通称名 [編集]
- 睦通り(岐阜県道206号羽島停車場線、岐阜県道151号岐阜羽島線の一部)
公共施設 [編集]
警察署 [編集]
- 岐阜羽島警察署(岐阜市)
- 竹鼻警部交番
- 正木交番
- 足近警察官駐在所・小熊警察官駐在所・上中警察官駐在所・桑原警察官駐在所
消防署 [編集]
- 羽島市消防本部(羽島消防署)
- 北分署、南分署
病院 [編集]
図書館 [編集]
文化・学習施設 [編集]
集客施設 [編集]
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事 [編集]
- 美濃竹鼻まつり・ふじまつり
- 大賀ハスまつり(7月)
- 濃尾大花火(8月)=一宮市と共催
- 美濃竹鼻なまずまつり(10月)
- 竹ヶ鼻城
- 八神城
- 加賀野井城
- 大浦城
- 阿遅加神社
- 八剱神社
- 阿蘇神社
- 竹鼻別院
- 真福寺(大須観音)
- 起渡船場石灯台
- 中野の渡し
- 石田の猿尾
- 八神猿尾
- 羽島市歴史民俗資料館・羽島市映画資料館
- 中観音堂・羽島円空資料館
羽島に関連する有名人 [編集]
出身有名人 [編集]
- 坂倉準三(建築家) - 羽島市庁舎は坂倉の設計である。
- 山田守(建築家)
- 横山泰行(富山大学教授、ドラえもん学)
- 英智(元中日ドラゴンズ外野手・現コーチ)
- 小池秀郎(元野球選手)
- 大場敦(漫画家)
- ミノワマン(プロレスラー)
- 葛谷葉子(シンガーソングライター)
- 山田日登志(PEC産業教育センター長)
- 青山光司(KRH株式会社(ケーアールエイチ)代表取締役社長)
- 山口健次(俳優)
羽島にゆかりのある人物 [編集]
外部リンク [編集]
|
||||||||||||||||||||||||||||||||