バッキンガム大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
バッキンガム大学
The University of Buckingham
Buckingham-building.jpg
校訓

Alis Volans Propriis

(Flying On Our Own Wings)
創立 1976
総長 The Hon Lady Keswick
学長 Professor Terence Kealey
所在地
ウェブサイト http://www.buckingham.ac.uk
テンプレートを表示

バッキンガム大学イングランドバッキンガム州バッキンガムにある英国初の私立大学(英国王室の勅許状Royal Charterを受け正式大学認可)。教育の独立、自主独立、学生第一の精神を掲げ、校訓は「Alis Volans Propriis(Flying On Our Own Wings)自らの翼で羽ばたけ」。


1976年、University College of Buckinghamとして、英国教育科学大臣(当時)のマーガレット・サッチャー(後、英国首相貴族院議員、女男爵、バッキンガム大学総長1993年‐1998年、名誉総長)により開学。マックス・ベロフ卿(歴史家・初代学長)などの英国貴族院議員が開学者に名を連ね、ロスチャイルド家ら、多数の識者が開学を支援。今もヘルシャム寮やベロフ寮などの各学生寮や職員寮、アンソニー・デ・ロスチャイルド・ビルディング(人文学部国際政治経済学科、経営学部等)など多数の識者の名を冠した建物がある。開学以来、オックスブリッジ(オックスフォード大学ケンブリッジ大学)方式の少人数教育(教員:学生=1:8)を推進。


1983年、女王エリザベス2世より勅許状Royal Charter授与、学位授与機関として認可(校舎除幕式には女王エリザベス2世が臨席)。創立以来、英国王室、英国貴族院と関係が深く、チャールズ皇太子エドワード(ケント公・エリザベス2世の従弟)などが度々来学し、リチャード・ルース卿(サッチャー政権の外務担当国務大臣)、サイモン・タンロー卿(貴族院議員)などが歴代学長、総長に就任している。2007年、医学部を設置。2009年にはロンドンにキャンパスを開校。2010年には、6学部制から4学部制に改編し、学科・専攻数を増設。開学当初から実業界との結びつきが強く、英国大学の中でも常に最高レベルの就職率を誇っている。2013年には、歯学部の創設を発表(英国初の私立の歯学部理学医学部に併設)。


本キャンパスはバッキンガム公爵の城跡に隣接するハンターストリート・キャンパス(大学本部)とヴァーニーパーク・キャンパス(法学部理学医学歯学部)の二つあり、英国伝統のたたずまいと教育理念を堅持しつつ、グローバル時代に対応した最先端の講義、研究が行われている。2011年には20年後の創立55周年を目指し、キャンパスの拡充プランを発表。本キャンパスの面積を大幅に拡張、既存の建物をリニューアルするとともに、新たに講堂、学生寮、教育棟、図書館などを整備する。


概観[編集]

大学概要[編集]

  • 本学の学部課程は基本的に2年制(英国の大学は通常3年制)。夏季・冬季休講を大幅に短縮した1年間4学期制(1学期=約3カ月)で、2年間で学士の学位を取得する。学部、大学院課程を通して、本学では少人数クラスでのインテンシブな講義と週1回のチュートリアル制度を採用し、木目の細かい授業を行っている。また、理論とともに実践、実学、ケーススタディを重視し、社会に即応できる人材の育成を推進している。教員も、法学部では、多数の著名な現役法曹法廷弁護士事務弁護士)。経営学部では、現役の企業家や一流企業の元役員。人文学部英語学科では、英国主要新聞・雑誌の現役ジャーナリスト人文学部国際政治経済学科と国際政策学修士課程では、国際法学者、グローバル企業シニアエコノミスト、元英国外務省シンクタンク所長。理学医学歯学部では、米国をはじめ各国から経験豊富な現役医師を配置している。世界60カ国から80カ国ぐらいの国の留学生が常に学んでおり、学生寮、勉学、日常生活についてなど各種の学生サポートを設けている。入学時期も毎年1月、7月、9月の3回(※入学時期によって開講されていない講義もあるので、大学ウェブサイトや入学案内で要確認)。卒業式典は毎年1回3月に開催される。
  • Buckingham University Alumni Associationを会社として設立。全世界各国の同窓会組織をネットワーク化して、親睦を深めている。同窓会冊子Independentを定期発行。


全英1位の学生満足度(大学ランキング)[編集]

  • 英国学生満足度調査(National Student Survey)では2006年の初掲載以来、毎年全英1位にランクされている。特に、政治学、英語学、経済学を専攻する学生の満足度は100%である。また、タイムズガーディアンなどの主要新聞の総合大学ランキングでは、法学、経営学、英語学が毎年上位に評価されている。ガーディアン紙の分野別ランキング(2011年度)では法学第24位、経営学第2位、英語学6位にランクされた。タイムズ紙の全英大学ランキング(2012年度)では、全英総合21位、学生満足度指数は1位。インデペンデント紙の全英総合大学ランキング(2011年度)では、総合20位、学生満足度指数は1位。Times Good University Guide(2013年度)では、学生満足度指数はオックスフォード大学とケンブリッジ大学と同数で全英1位。ガーディアン紙の総合大学ランキング(2014年度)では全英総合25位。


学生生活[編集]


  • バッキンガムの町は閑静な田園地帯と18世紀から変わらない英国伝統のレンガ住宅が広がっている(高台からは18世紀のイングランド当時のままの展望を見ることができる)。町の中心タウンセンターには英国の主要四大銀行(ロイズTSBバークレイズナットウェストHSBC)の支店があり、留学生は大学から身分確認書を発行してもらい授業料納入のための口座をいずれかの銀行に開設することができる。クレジットカードでの支払い、または海外送金でバッキンガム大学の指定口座に授業料を納入することも可能。また、テスコやウエイトローズなどの大手スーパーマーケットチェーン、イタリア料理店からサブウェイなどのファーストフード店、W・H・スミスなどの日用雑貨専門店があり、日用品や食料、文具などを買うことができる。週末や季節ごとに、町の各種祭典が開催されている。


学部・学科(BA/LLB/BSc/BEng)[編集]


 

大学院修士課程(PGCE/MEd/MA/MSc/LLM/M.Phil)[編集]


大学院博士課程(D.Phil)[編集]

  • 法学、経営学、経済学、政治学、国際学、教育学、言語学、情報学、理学など


付属研究機関[編集]

  • 教育・雇用研究センター Centre for Education and Employment Research (CEER)
  • グローバル・スタディーズ研究センター Centre for Global Studies
  • 安全保障インテリジェンス研究センター Buckingham University Centre for Security and Intteligence Studies (BUCSIS)
  • 多文化研究センター Centre for Multi-Cultural Studies
  • 理学研究所 Clore Laboratory
  • 宇宙生物学研究センター Buckingham Centre for Astrobiology (BCAB)


主な関係者・卒業生[編集]

  • マーガレット・サッチャー: 名誉総長。元総長、英国首相、教育科学大臣、貴族院議員、女男爵、庶民院(下院)議員
  • マックス・ベロフ: 初代学長。歴史家、王立アカデミー会員、英国貴族院議員・男爵
  • テッサ・ケズウィック: 総長。英国Centre for Policy Studies(サッチャー元首相が創立)副議長(元所長)。元英国大蔵省、教育省、保健省政策顧問
  • リチャード・ルース: 元学長。英国貴族院議員・男爵。元外務担当国務大臣(マーガレット・サッチャー内閣)
  • サイモン・タンロー: 元総長。英国貴族院議員・男爵
  • ランドルフ・チャーチル: 経営学部会計学専攻卒業。会社役員、英国公認会計士、チャーチル・センター理事。ウィンストン・チャーチル元英国首相の曾孫
  • 上島一泰: 経済学部卒業。ウエシマコーヒーフーズ代表取締役社長。元日本青年会議所会頭、日本政府教育改革国民会議委員
  • 千宗員: 大学院修士課程修了。茶道表千家若宗匠、財団法人不審菴副理事長、表千家同門会専務理事、不審菴文庫長
  • ブランドン・ルイス: 経済学部卒業、法学部卒業。英国庶民院(下院)議員、法廷弁護士
  • マーク・ランカスター: 経営学部卒業。英国庶民院(下院)議員

関連項目[編集]

外部リンク[編集]