ティンテスフィールド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ティンテスフィールド

ティンテスフィールド (Tyntesfield)は、ゴシック・リヴァイヴァル建築の邸宅。イギリスサマセット北部の村、ラクソール(Wraxall)にある。貿易商のギブズ(Gibbs)一家のカントリーハウスとして1863年に建てられた。現在はナショナル・トラストの所有になっており、一般公開されている。

歴史[編集]

ギブス家は18世紀後半にスペインとその植民地である南米諸国との貿易で財産を成し、この館が建てられた19世紀にはイギリス有数の金持ちになっていた。1843年に家長であったウィリアム・ギブズが当地にあった古い館を買い取り、7万ポンドをかけて現在残されているような華麗なゴシック・リヴァイヴァル建築に造り替えた。美しいステンドグラスをはじめ、当時の一流の技術者を結集して作った精巧なディテールも見どころのひとつ。一家は熱心なイングランド国教会の教徒で、1870年代に荘厳な教会も館内に増設された。

ウィリアムの孫、ジョージは兵役や王室関連のいくつかの地方職を務めたほか、男爵家の娘と再婚するなどして(初めの妻は病死)、1928年貴族の仲間入りを果たす。再婚後息子をもうけるが、この相続人が2001年に未婚のまま死亡したため、4世代が住んだこの館もついに売りに出された。歌手カイリー・ミノーグが食指を動かしたと噂されると、ナショナル・トラストが募金キャンペーンを始め、わずか100日で820万ポンドを集めて2002年に落札した。現在、75室ある部屋の調度品約3万点の写真撮影と記録が進められており、将来的にはオンラインで公開される予定である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]