ティロッタマー

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ティロッタマー(ラヴィ・ヴァルマ画)

ティロッタマーTilottamā, : तिलोत्तमा )は、インド神話に登場するアプサラス。2人の兄弟のアスラスンダウパスンダを破滅させるために創造された。ティロッタマーを見ようとしてインドラ神の身体には千眼ができ、シヴァ神は四面になったとされる。

アスラ神族であるスンダとウパスンダが三界を征服してテーヴァ神族は三界の支配権を失った。そこで3界奪還に向けてブラフマー神は天界の工匠神ヴィシュヴァカルマンに絶世の美女を創造するよう命じた。そこでヴィシュヴァカルマンは世界中から宝物を集め、それらの宝物からさらに美しい部分だけを少しずつ集め、それらを合わせてあらゆる点で完璧な美を備えた1人のアプサラスを創造した。アプサラスはブラフマー神からティロッタマーという名前を授かった。ティロッタマーが誕生したとき、その場にいたどんな聖仙、神々もティロッタマーから視線をそらすことができなかった。シヴァ神はティロッタマーを見たいという誘惑に勝てず、彼女がシヴァ神の周りを回ったときに4つの顔が生じて彼女の動きを追ったという。同様にインドラ神は呪いによって体中に貼り付けられた千の陰部が千の目へと変化したとされる。

ブラフマー神はティロッタマーにスンダとウパスンダを誘惑して兄弟の仲を裂くように命じた。そこでティロッタマーがスンダとウパスンダのところにいくと、2人はすぐにその美しさに魅了され、どちらがティロッタマーを妻とするかで争いとなった。2人は怒り狂って互いに棍棒で殴りあい、死闘を繰り広げた。こうしてスンダとウパスンダの支配を自滅へと追い込むことに成功した。