ダン・アグラ

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ダン・アグラ
Dan Uggla
フリーエージェント
IMG 3319 Dan Uggla.jpg
ブレーブス時代
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ケンタッキー州ルイビル
生年月日 1980年3月11日(34歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手
プロ入り 2001年 ドラフト11巡目(全体338位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名
初出場 2006年4月3日 ヒューストン・アストロズ
年俸 $13,200,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ダニエル・クーリー・アグラDaniel Cooley Uggla, 1980年3月11日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身のプロ野球選手二塁手)。右投右打。

スウェーデン貴族の末裔で、名字のアグラは「フクロウ」の意味だといわれている。

経歴[編集]

ダイヤモンドバックス傘下時代[編集]

ゼネラル・エレクトリックに勤務している父は、彼の父親(アグラの祖父)が熱烈なヤンキースファンだったこともあり、息子がヤンキー・スタジアムでプレイするのを観ることを夢見ていた[2]。アグラはメンフィス大学を経て、2001年アリゾナ・ダイヤモンドバックスからドラフト11巡目(全体338位)指名を受けて入団、プロ野球選手となる。

2005年に傘下のAA級テネシー・スモーキーズでオールスターに選出され、その後の秋季リーグ "アリゾナ・フォールリーグ" でも活躍。

マーリンズ時代[編集]

2005年12月に行われたルール・ファイブ・ドラフトフロリダ・マーリンズから指名され移籍。

2006年春のオープン戦でアグラは二塁のレギュラーを獲得した。開幕戦(アストロズ戦)でアンディ・ペティットから初安打を放つと、4月21日のフィリーズ戦では初盗塁を本盗で挙げた。その後2番・二塁でレギュラーに定着し、前半戦は打率.307・13本塁打の好成績を残し、その活躍ぶりから7月にはオールスターゲームにも選出された。ルール・ファイブ・ドラフトで移籍した選手が移籍初年にオールスターに出場したのはメジャー史上初だった[3]。シーズン終盤には3番を任されるようになった。

この年は154試合に出場し打率.282・27本塁打・90打点という成績を残した。27本塁打はジョー・ゴードンの新人二塁手のシーズン本塁打記録を68年ぶりに更新するものだった[4]新人王投票ではアグラは3位で、同賞はチームメイトのハンリー・ラミレスが受賞したが、二遊間を組むアグラとラミレスのコンビは攻守で活躍した。攻撃面では新人の得点数1位がラミレスで2位がアグラであり、守備面では荒削りだが数多くの併殺を完成させた。

2007年は前年を超える159試合に出場したが、3・4月と9月の月間打率が.210台に落ち込むなど不調で、シーズン打率も前年より4分近く下げた。しかし長打は増え、二塁打は前年の倍近くに、本塁打でも自身初の30本塁打を記録した。

2008年は5月に球団新記録となる月間12本塁打を記録[5]。2年ぶりに選出され、初出場を果たしたオールスターでは4打数0安打3三振に終わり、守備では延長10回に2失策で無死一三塁のピンチとなり、延長13回にも失策を記録[6]。オールスターでの1試合3失策は史上初で、「球宴史上最低のパフォーマンス」でナリーグ敗戦の責任選手の槍玉にあがった[5]。それでも、本塁打・打点・四球・出塁率・長打率・OPSなどで自己ベストとなる数字を残した。

2009年は、3年連続の30本塁打以上を記録したほか、四球が初めて90を超えた。しかし一方で、打率は自己最低の数字に終わり、三振も3年連続で150以上となってしまった。

2010年は、飛躍の年となった。メジャー5年目のシーズンで打率・本塁打・打点の全部門で自己最高の数字を記録。また、出塁率・長打率・OPSも自己最高の数値をマークしたほか、3年ぶりの100得点、メジャーデビューイヤー以来4年ぶりに三振を150以下に抑えた。FOXのマーリンズ戦中継ではアグラがホームラン打った直後に実況のリッチ・ウォルツがHis name isと言った後に解説のトミー・ハットンと声を合わせてDan Ugglaと言うのがお決まりであった。

ブレーブス時代[編集]

2010年11月16日にオマー・インファンテマイケル・ダンとのトレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍[7]

2011年1月6日にブレーブスと総額6200万ドルの5年契約に合意した[8][9]。この年はチームトップの161試合に出場し、36本塁打82打点1盗塁、打率.233だった。

2012年は自身3度目となるオールスターに選出された。この年は154試合に出場し、19本塁打78打点、打率.220だった。四死球はリーグトップの94個を記録した。

2013年は136試合に出場し、22本塁打55打点を記録したが、打率は.179とチーム内でも最低の成績に終わり、ポストシーズンのロースターから外れることとなった[10]

2014年も正二塁手として開幕を迎えたが、打率は1割台まで落ち込み、新人のトミー・ラステッラの昇格もあり、6月から代打としての起用となった。自身の出場機会が減った事に対し、クラブハウス内でチームを批判したため、7月13日に1試合の出場停止処分を受けた[11]。7月14日に処分は解かれたが、7月18日に放出された[12]

ジャイアンツ時代[編集]

2014年7月21日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ[13]。契約後はAAA級フレズノ・グリズリーズで2試合に出場し、7月25日にジャイアンツとメジャー契約を結んだ[14]。昇格後は4試合に出場したが、11打数無安打と結果を残せず、8月1日にDFAとなった[15]。8月7日に放出された。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2006 FLA 154 683 611 105 172 26 7 27 293 90 6 6 7 8 48 1 9 123 5 .282 .339 .480 .818
2007 159 728 632 113 155 49 3 31 303 88 2 1 4 11 68 0 13 167 10 .245 .326 .479 .805
2008 146 619 531 97 138 37 1 32 273 92 5 5 0 3 77 6 8 171 10 .260 .360 .514 .874
2009 158 668 564 84 137 27 1 31 259 90 2 1 1 4 92 4 7 150 10 .243 .354 .459 .813
2010 159 647 589 100 169 31 0 33 299 105 4 1 0 5 78 2 2 149 9 .287 .369 .508 .877
2011 ATL 161 672 600 88 140 22 1 36 272 82 1 3 0 3 62 2 7 156 9 .233 .311 .453 .764
2012 154 630 523 86 115 29 0 19 201 78 4 3 0 3 94 5 10 168 8 .220 .348 .384 .732
2013 136 537 448 60 80 10 3 22 162 55 2 0 0 3 77 2 9 171 7 .179 .309 .362 .671
通算:8年 1227 5211 4498 733 1106 231 16 231 2062 680 26 20 12 40 596 22 65 1255 68 .246 .340 .458 .798
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・表彰[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Dan Uggla Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年11月22日閲覧。
  2. ^ Ken Rosenthal, "Pressure's on Uggla to make All-Star team," FOX Sports on MSN, June 27, 2008. 2008年6月29日閲覧。(2008年6月28日時点のアーカイブ
  3. ^ 石山修二 「オレたちを忘れるな!スラッガー特選:2006ルーキー野手16人」『月刊スラッガー』2006年12月号、日本スポーツ企画出版社、2006年、雑誌 15509-12、43項。
  4. ^ Frisaro, Joe (2006年9月11日). “Marlins rout Mets in opener Ross' three homers, Uggla's five hits make winner of Sanchez” (英語). MLB.com. 2009年3月7日閲覧。
  5. ^ a b 杉浦大介 「MLB30球団最新レポート&全選手シーズン最終成績 フロリダ・マーリンズ/FLA オールスター以外は総じてよいシーズン」『スラッガー』2008年12月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌 15509-12、66項。
  6. ^ July 15, 2008 All-Star Game at Yankee Stadium Play by Play and Box Score” (英語). Baseball-Reference.com. 2009年3月7日閲覧。
  7. ^ Braves and Marlins announce three-player trade”. MLB.com Braves Press Release (2010年11月16日). 2014年7月14日閲覧。
  8. ^ Braves and Dan Uggla agree on five-year contract”. MLB.com Braves Press Release (2011年1月6日). 2014年7月14日閲覧。
  9. ^ Mark Bowman (2011年1月6日). “In Atlanta, Uggla right where he wants to be”. MLB.com. 2014年7月14日閲覧。
  10. ^ Braves announce National League Division Series Roster”. MLB.com Braves Press Release (2013年10月2日). 2014年7月14日閲覧。
  11. ^ Mark Bowman, John Jackson (2014年7月13日). “Braves suspend Uggla one game, add Gosselin”. MLB.com. 2014年7月14日閲覧。
  12. ^ Braves release Dan Uggla”. MLB.com Braves Press Release (2014年7月18日). 2014年7月19日閲覧。
  13. ^ Chris Haft (2014年7月21日). “Uggla signed by Giants to Minor League deal”. MLB.com. 2014年7月22日閲覧。
  14. ^ Ryan Hood (2014年7月25日). “Adrianza, Scutaro placed on disabled list”. MLB.com. 2014年7月26日閲覧。
  15. ^ Chris Haft (2014年8月1日). “Cain needs surgery, likely done for the season”. MLB.com. 2014年8月2日閲覧。

外部リンク[編集]