スージー・アンド・ザ・バンシーズ

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スージー・アンド・ザ・バンシーズ (Siouxsie & the Banshees) は、女性ボーカルのスージー・スー (Siouxsie Sioux) を中心として1976年に結成されたイギリスのパンクニュー・ウェイヴバンド。日本ではスジバンとも略される。1996年に解散。2002年に再結成してツアーを行い、ライブ・アルバムを発表。

その音楽性は、活動時期によってバラエティに富んでいる。初期のストレートなパンクから出発して、中期には呪術的とも評されたサイケデリック色を強めた独自のサウンドを構築したが、後期にはスージー・スーのボーカルがより重視されるようになった。

現在では、中期のサウンドや、スージー・スーのメイクやファッションから、ゴシック・ロックの元祖的存在とされることも多い。[要出典]

メンバー[編集]

セックス・ピストルズの親衛隊であったボーカルのスージー・スー(Siouxsie Sioux)とベースのスティーヴ・セヴェリン(Steven Severin)を中心に結成された。ドラムとしては主としてバッジー(Budgie)が参加。ギターは頻繁にメンバー・チェンジを繰り返したが、初期には元マガジンのジョン・マクガフ(John McGeoch)が加入、後にはザ・キュアーロバート・スミス(Robert Smith)らがゲスト参加した。

バンド名のバンシーズは、アイルランドおよびスコットランド地方で家人の死を予告すると言われる女の妖精バンシーに由来する。(初ギグの前夜に放送されたホラー映画「バンシーの叫び」に由来するという説もある)[要出典]スージー・スーの名前は、本名のスーザンの愛称であるスージー及びスーを、インディアンスー族(Sioux)の綴りにしたものである。また、セヴェリンは、マゾッホの『毛皮を着たヴィーナス』の主人公の名である。

スージー・スーとバッジーは1991年に結婚、2007年に離婚。

ディスコグラフィー[編集]

オリジナル・アルバム[編集]

  • 香港庭園(ホンコンガーデン) The Scream (1978年)
  • ジョイン・ハンズ Join Hands (1979年)
  • カレイドスコープ Kaleidoscope (1980年)
  • 呪々 Juju (1981年)
  • キス・イン・ザ・ドリームハウス A Kiss in the Dreamhouse (1982年)
  • ハイエナ Hyaena (1984年)
  • ティンダーボックス Tinderbox (1986年)
  • スルー・ザ・ルッキング・グラス Through the Looking Glass (1987年) - カバー・アルバム
  • ピープ・ショー Peepshow (1988年)
  • スーパーステーション Superstition (1991年)
  • 恍惚~ラプチュアー Rapture (1995年)

ライブ・アルバム[編集]

  • ノクターン Nocturne (1983年) - 2枚組ライブ・アルバム
  • The Seven Year Itch (2002年) - 再結成時のライブ・アルバム

編集盤[編集]

  • ワンス・アポン・ア・タイム Once Upon a Time: The Singles (1981年) - シングル集
  • トワイス・アポン・ア・タイム Twice Upon a Time: The Singles (1992年) - シングル集
  • ベスト・オブ・スージー&ザ・バンシーズ The Best Of Siouxsie & The Banshees (2002年) - 2枚組ベスト盤
  • Downside Up - B-Sides & Rarities (2005年) - 4枚組B面+レア曲集

シングル[編集]

  • Hong Kong Garden (1978年)
  • Christine (1980年)
  • Israel (1981年)
  • Spellbound (1981年)
  • Arabian Nights (1981年)
  • Fireworks (1982年)
  • Dear Prudence (1983年)
  • Cities in the Dust (1985年)
  • Peek-a-boo (1988年)
  • Kiss them for me (1991年)
  • Stargazer (1995年)

サイド・プロジェクト[編集]

  • クリーチャーズ
クリーチャーズ(The Creatures)は、スージー・スーとバッジーによるユニット。1981年にシングル『ワイルド・シングス』(Wild Things)を発表した後、1983年にはハワイで録音したファースト・アルバム『フィースト(饗宴)』(Feast)を発表。スージーのボイスとパーカッションを中心に、バンシーズの呪術的、民族的側面をより前面に押し出している。1989年にはセカンド・アルバム『ブーメラン』(Boomerang)を発表し、その後も活動を続けている。
  • ザ・グローブ
ザ・グローブ(The Glove)は、スティーヴ・セヴェリンとロバート・スミスによるユニット。1983年にファースト・アルバム『ブルー・サンシャイン』(Blue Sunshine)を発表。女性ボーカルのジャネット・ランドレー(Jeannette Landray)をフィーチャーした曲もあり、スージーのボーカルとはまた異なったポップなサイケデリックさが特徴となっている。

外部リンク[編集]

  • Siouxsie.com - スージー・スーとクリーチャーズの公式サイト(英語)