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'''クレイフェイス'''('''''Clayface''''')は、[[DCコミックス]]の出版する[[アメリカンコミック]]『[[バットマン]]』に登場する架空の[[スーパーヴィラン]]。ビル・フィンガー、ボブ・ケインによって創造され、Detective Comics #40 (1940年6月) で初登場した。粘土のような姿と変身能力を持っており、同名の人物が数人存在する。 |
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「泥の顔」の名のとおり、泥状の外見をした者たちである。 |
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=== ベイジル・カル (Basil Karlo) === |
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Detective Comics #40に初登場した。 |
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===原作コミック=== |
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*'''初代クレイフェイス''' |
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:本名'''ベイジル・カルロ'''('''''Basil Karlo''''')。「Detective Comics 40号」初登場。 |
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=== マット・ヘーゲン(Matt Hagen) === |
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Detective Comics #298に初登場。 |
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=== プレストン・ペイン (Preston Payne)=== |
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*'''二代目クレイフェイス''' |
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Detective Comics #477に初登場。 |
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=== サンドラ・フラー(Sondra Fuller)=== |
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*'''三代目クレイフェイス''' |
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:本名'''プレストン・ペイン'''('''''Preston Payne''''')。「Detective Comics 477号」初登場。 |
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=== カシウス・ペイン(Cassius Payne) === |
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*'''四代目クレイフェイス(レディ・クレイ)''' |
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=== ドクター・マレー(Dr. Malley) === |
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*'''五代目クレイフェイス''' |
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*'''六代目クレイフェイス(クレイシング)''' |
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:本名'''ドクター・マレー'''('''''Dr. Malley''''')。カシウスの身体を研究していた政府機関の科学者。 |
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:「Batman 550号 "Chasing Clay"」にて初登場。 |
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=== ジョニー・ウィリアムズ(Johnny William) === |
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*'''七代目クレイフェイス''' |
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化学工場の爆発に巻き込まれ、能力を得た元消防士。 |
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Batman #614で初登場し、'''二代目ロビン'''に化けてバットマンを苦しめた。その二年後にオリジンストーリーを語ったBatman: Gotham Knights #60が出版された。 |
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'''[[リドラー]]'''と'''ハッシュ'''に、体の治療を餌に操られていた。死期が近づき、騙されていたことを悟った。バットマンに協力したが死亡した。 |
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====『バットマン』シリーズ==== |
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:コミックにおける初代と二代目の設定を融合する形で設定された。 |
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2018年5月27日 (日) 12:53時点における版
クレイフェイス(Clayface)は、DCコミックスの出版するアメリカンコミック『バットマン』に登場する架空のスーパーヴィラン。ビル・フィンガー、ボブ・ケインによって創造され、Detective Comics #40 (1940年6月) で初登場した。粘土のような姿と変身能力を持っており、同名の人物が数人存在する。
人物の略歴
ベイジル・カル (Basil Karlo)
Detective Comics #40に初登場した。 落ちぶれたホラー映画俳優。自分の演じたキャラクター「クレイフェイス」の仮面を付け殺人を繰り返す。 彼が活躍した50年代まで(いわゆるゴールデン・エイジと呼ばれる時期)の作品群は、後に「アース2」という別次元での出来事とされ、本編から切り離された。その後、次元混乱のシリーズで設定が統合され、初代も本編に復帰を果たした。再登場は収容所に囚われた囚人としてである。 三代目、四代目から輸血を受け、彼らと同じ能力を身につけて復活。他のクレイフェイスを集めて「マッド・パック」軍団を結成。さらに、彼らの力を奪ってアルティメット・クレイフェイスへと変身した。 二代目同様の泥状の体をしている。いかなるものにも変身できる。泥としてバラバラに流されても再生可能である。
バットマンの計略で能力が暴走し、地面に溶け込んでしまうが、力の源となる結晶を体中につけて復活する。 大地震により、ゴッサムシティが崩壊した「No Man's Land」シリーズにて再登場。ミスター・フリーズと共闘したり、ポイズン・アイビーとやり合って再び地中に埋められた。
マット・ヘーゲン(Matt Hagen)
Detective Comics #298に初登場。 元トレジャーハンター。洞窟の中の不思議な泉につかり、何にでも化けられる泥の怪物となった。だがこの能力には時間制限があり、泉に戻る手間がかかる。後に泉の成分をゼリーにして携帯するが、能力は五時間しか持続しなかった。 上記の、次元混乱と統合を描いた「Crisis on Infinite Earths」シリーズの中で殺害された。
プレストン・ペイン (Preston Payne)
Detective Comics #477に初登場。 2代目の血を輸血され、触るものをなんでもプラズマ化してしまう能力を持った。姿は二代目同様泥のように崩れており、普段は防御スーツを着込んで行動する。 能力はある程度コントロール可能で、サンドラとの間に息子を儲けることが出来た。
サンドラ・フラー(Sondra Fuller)
別名レディ・クレイ。暗殺組織コブラの暗殺者で、組織の技術で何にでも化けられる能力を持った。 プレストン(三代目クレイフェイス)との間に息子カシウスを儲ける。
カシウス・ペイン(Cassius Payne)
泥のような体組織を分離させる能力を持つ。その組織は独自の意思を持つが、後に結合が可能である。また彼の組織は、他者と融合できる。融合した者は、カシウスと同じ能力を得ることができる。 父母から離され、政府機関の研究所に幽閉されていた。現在は二代目に良く似た外見をしている。
ドクター・マレー(Dr. Malley)
別名クレイシング。Batman #550 "Chasing Clay"に初登場。カシウスの身体を研究していた政府機関の科学者。その皮膚細胞と結合し、見たものを溶かす能力を持っていたが、破壊された。
ジョニー・ウィリアムズ(Johnny William)
化学工場の爆発に巻き込まれ、能力を得た元消防士。 Batman #614で初登場し、二代目ロビンに化けてバットマンを苦しめた。その二年後にオリジンストーリーを語ったBatman: Gotham Knights #60が出版された。 リドラーとハッシュに、体の治療を餌に操られていた。死期が近づき、騙されていたことを悟った。バットマンに協力したが死亡した。
他のメディア
テレビアニメ
『バットマン』シリーズ
- コミックにおける初代と二代目の設定を融合する形で設定された。
- 本名マット・ヘーゲン。元はホラー映画の人気スターだったが、事故により顔に傷を負い、落ちぶれた。代役俳優が彼のサポートを行っている。美容会社が開発した美容クリームを使用し顔を一時的に復元してはスクリーンに登場していたが、ストックが尽きて狂乱、クリームを盗み使用し、更には見つかってギャング達に大量のクリームを浴びせられたところ、副作用で泥の怪物となってしまった。一度はバットマンに敗れ、病院に搬送されたが、抜け殻のような物を病院に残し脱走。自らは女性に化けて逃亡した。
- どんなものにも変身できる。後に能力は進化していき、五代目の設定である分離して複数の人間になる能力も持つようになる。少女の姿として分離した一部がアクシデントで記憶喪失となり、ロビンと恋に落ちるという悲しい顛末もあった。
- また、アニメ版コミックでは、同様の泥化症状を先天的に持つ少年に、変身能力を教えるという、何処か人間味のある複雑な内面をのぞかせる。
- 声はロン・パールマン。日本語吹き替えは江原正士。『ジャスティス・リーグ』に登場した際は上田陽司。
『ザ・バットマン』
このアニメシリーズにはクレイフェイスとなる人物が二人存在する。
- イーサン・ベネット(Ethan Bennett)
- ゴッサム・シティ市警の刑事でありブルース・ウェインの友人でもあったが、ジョーカーの作った何でも溶かす「ジョーカー・スライム」の成分を帯びたガスを浴び、肉体が変異して泥状の怪物になってしまった。クレイフェイス化した際の体色は灰色。
- 異形の姿になってしまったものの、しばらく肉体を泥状に変えなければ元に戻れる事が判明し、一度はブルースの協力のもと社会復帰に励もうとしたが、ジョーカーの心理誘導に乗せられて元の人間に戻ることを諦め、犯罪に走るようになってしまう。
- 自分を怪物に変えたジョーカーに恨みを持ち、何度か襲撃したが、最後にはジョーカー共々警察に出頭。その後新たなクレイフェイスとなったカルロと共に治療薬を打たれ、ようやく元の人間に戻ることができた。
- 声は原語版ではスティーヴ・ハリス、日本語吹き替えは風間勇刀が担当。
- ベイジル・カルロ(Basil Karlo)