「バカゲー」の版間の差分

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派生系として「バカメーカー」「バカゲーメーカー」などの用語もある。これは単にバカゲーを出したメーカーの事ではなく、「出すゲームがバカゲーばかりでまともな作品の方が少ないメーカー」の事である。もっともこの言葉も恣意的な面が多分にあり、作品以外の面でのメーカーの印象が反映される部分が大きい。[[データイースト]]のように奇作を多数発売した伝説的なメーカーもあるが、『[[デスクリムゾン]]』一作で名を馳せた[[エコールソフトウェア]]や「セガゲー」という言葉に象徴される[[セガ]]などもバカメーカーに含まれる場合があり、一般的な傾向を取り出すのは難しい。
派生系として「バカメーカー」「バカゲーメーカー」などの用語もある。これは単にバカゲーを出したメーカーの事ではなく、「出すゲームがバカゲーばかりでまともな作品の方が少ないメーカー」の事である。もっともこの言葉も恣意的な面が多分にあり、作品以外の面でのメーカーの印象が反映される部分が大きい。[[データイースト]]のように奇作を多数発売した伝説的なメーカーもあるが、『[[デスクリムゾン]]』一作で名を馳せた[[エコールソフトウェア]]や「セガゲー」という言葉に象徴される[[セガ]]などもバカメーカーに含まれる場合があり、一般的な傾向を取り出すのは難しい。

<!--[[1998年]]に刊行された、『[[ゲーム批評]]』の誌面において、バカゲーに関する特集が掲載され、[[スーパーファミコン]]用RPG『[[ラブクエスト]]』の[[ゲームクリエイター]]、[[イワタカヅト]]を「バカゲー師」と報道した経緯がある。-->
<!--[[1998年]]に刊行された、『[[ゲーム批評]]』の誌面において、バカゲーに関する特集が掲載され、[[スーパーファミコン]]用RPG『[[ラブクエスト]]』の[[ゲームクリエイター]]、[[イワタカヅト]]を「バカゲー師」と報道した経緯がある。-->
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== 「バカゲー」存続の難しさ ==
{{独自研究S}}
大抵のバカゲーが80~90年代に登場していることから解るように、ゲーム製作の現場が完全分業制になったことはバカゲーへ少なからず影響を与えている。

ギャグ漫画・アニメ原作の場合を除けば、笑いを取るために大量の資産を投資する会社は次々と減っている。またゲーム業界自身が協調性を持った人材を求めているため、笑いを取ることに特化した、真性バカゲーを狙って出せる人材は採用されづらい。[[秋元きつね]]のようなゲームも業界の仕組みも知った異才を探すのは難しく、売れるゲームばかり作ろうとする会社を説得して発売にこぎつけるのは更に困難である。(『[[超兄貴]]』でさえ、名前を無難なものに差し替えられようとした経緯がある。)

[[データイースト]]のように、バカゲーを次々と作った会社が現時点では存在しない以上、ゲーム会社の人材面からも方針面からも、バカゲーが新しく生み出されることは少なくなってきている。さらに同人ソフト界にもまでこの傾向は現れている。
-->


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==

2008年9月9日 (火) 04:20時点における版

バカゲーとは、ゲームシステムや演出、あるいはバグなどでプレイヤーの「もう笑うしかない」という感情を買ってしまうような「バカらしいコンピュータゲーム」の俗称である。

由来

大別して、2つの由来が存在する。

  1. ただ単に「バカなゲーム」。初出は1992年、コンシューマーゲーム専門誌『BEEP!メガドライブ』の単発企画(後に「バヵ王」のコーナータイトルで連載)にて提唱されたもの。
    妙な演出や奇抜な表現などで意図的にバカっぽくなる(笑いをとる)ように作られたものと、狙っていないのに笑えてしまうゲームの総称(ただ後者の場合は2.の由来との境が若干曖昧である)。その方向性や外見から敬遠されがちだが、『ダイナマイト刑事』や『押忍!闘え!応援団』、『ブシドーブレード』『暴れん坊天狗』等ゲームとしては良くできた作品も多い。
  2. いわゆるクソゲーに対する再評価を試みるべく、中古ゲーム専門誌『ユーズド・ゲームズ』の連載記事「美食倶楽部バカゲー専科」で提唱されたもの。同誌の編集者だった引地幸一により命名。
    メーカーの技術的未熟さや演出面での過剰、画期的過ぎたゲームシステム等から伴う、操作性およびゲームテンポの悪さや理不尽な事などでバカゲーといわれるようになったゲーム。クソゲーのマイナス要因を、批判するのではなく別の視点から捉えて楽しもうという意図があるとされる。『建設重機喧嘩バトル ぶちギレ金剛!!』、『シャドウゲイト』、『マインドシーカー』が例として挙げられることが多い。

『ユーズド・ゲームズ』の定義では「クソゲーでなければバカゲーにはなり得ない」事になるが、件の連載記事は、回を重ねるにつれ、いわゆる佳作・良作ゲームであっても、普通にプレイしている分にはわからない「バカな(笑うしかない)部分」を持つ作品も取り上げるようになった。そもそもの趣旨は異なっても、結果的には『BEEP!メガドライブ』の定義と、指し示す物は変わらなくなっている。

派生系として「バカメーカー」「バカゲーメーカー」などの用語もある。これは単にバカゲーを出したメーカーの事ではなく、「出すゲームがバカゲーばかりでまともな作品の方が少ないメーカー」の事である。もっともこの言葉も恣意的な面が多分にあり、作品以外の面でのメーカーの印象が反映される部分が大きい。データイーストのように奇作を多数発売した伝説的なメーカーもあるが、『デスクリムゾン』一作で名を馳せたエコールソフトウェアや「セガゲー」という言葉に象徴されるセガなどもバカメーカーに含まれる場合があり、一般的な傾向を取り出すのは難しい。

関連項目

外部リンク