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三菱・トッポBJ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三菱・トッポBJ
H42A/H47A型
前期型(1998年10月-1999年11月)
中期型(1999年11月-2001年1月)
Z
後期型(2001年1月-2004年5月)
R
概要
販売期間 1998年10月 - 2004年5月
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 5ドア 軽トールワゴン
5ドア 軽ボンネットバン
ハイトスタイル軽ライトバン
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
パワートレイン
エンジン 4A30型 659 cc 直列4気筒
3G83型 657 cc 直列3気筒
変速機 フロアシフト
5MT/3AT/4AT
コラムシフト
3AT/4AT
サスペンション
マクファーソンストラット
3リンクコイル
車両寸法
ホイールベース 2,340 mm
全長 3,395 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,695 - 1,790 mm
車両重量 790 - 900 kg
その他
型式 H42A/H47A(ワゴン)
H42V/H47V(バン)
生産台数 29万3136台[1]
系譜
先代 三菱・ミニカトッポ
後継 三菱・トッポ
(商用モデルは既存のミニカバンの5ドア仕様へ統合)
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トッポBJ(トッポ・ビージェイ、Toppo BJ)は、三菱自動車工業がかつて製造・販売していた軽トールワゴン、および軽ボンネットバンである。「トッポ」を冠する車種としては通算3代目。

概要

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1998年の軽自動車規格改正に際して、ミニカシリーズから独立したモデルとなった。

ボディは5ドアのみで5ナンバーの乗用と4ナンバーの商用の2タイプ。バックドアは右に開き、前期型と中期型では一部のグレードにリアガラスハッチ[2]が装備されたグレードも存在する。先代のミニカトッポのオプションで存在した 、かなりの荷物が入るオーバーヘッドネットは小さく2組に分かれる形になってしまったが、代わりに中級グレード以上に小物程度の物が入れられるオーバーヘッドコンソールが装備された。

先代のミニカトッポ同様、室内のフロア高と全席の座面高が元となったミニカと全く同じで、室内高のみが高い設定。全高は最大で1,790mmと、ミニカトッポ同様、今日の「軽スーパーハイトワゴン」の雛型でも知られる。

ミニカに代わるメイン車種としてターボ付きグレード「R」もラインナップされた。当時FFターボ車としては廃れつつあった5速M/Tも選択出来た。

また、パジェロジュニアタウンボックスワイド同様に排気量1,100ccの直列4気筒エンジン(4A31型SOHC16バルブ)を搭載し車幅を広げた小型乗用車登録のトッポBJワイドも登場。

尤も、商用モデルは先代のミニカトッポバン同様、トールワゴン型の軽商用車であるが、前方にエンジンを収めたボンネットフードが存在するため、全国軽自動車協会連合会の新車販売統計では「軽貨物車内訳-ボンネットバン」枠での集計が行われ、ミニカバンと合算されていた。

歴史

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  • 1998年10月 - ミニカトッポの後継モデルとして発表。CMキャラクターには当初、香取慎吾樹木希林が起用されていた(後に香取から加藤晴彦に変更)。
  • 1999年11月 - 最初のマイナーチェンジ。「R」グレードはホイールが13インチから14インチに変更。「Z」グレード(「R」グレードのノンターボ仕様。ただしタコメーターはなし)および「M」グレードを基本とし、4気筒SOHC16バルブターボを搭載する「M-T」グレードを新規追加。これに伴い最廉価グレードの「S」のATを4速から3速に変更。更に4速の場合オーバードライブスイッチが廃止されシフトインジケーターがD4、D3となった。そのため以降の三菱のFF軽の4A/T車は全てシフト操作でオーバードライブを解除する方式となる。「X」グレードが廃止。
  • 2000年11月 - 「S」グレードをベースとした特別仕様車「グッピー」、「グッピー・リミテッド」を発表。ベースとなった「S」グレードに対し、丸型2灯式ヘッドランプを用いた専用のフロントグリルやオーディオ[3]、トリップメーター付液晶オドメーター、リアプライバシーガラス等[4]を装備。
  • 2001年01月 - 大規模なフェイスリフト(「グッピー」、「グッピー・リミテッド」は除く)。ボディ前後の意匠変更。コラムシフト及びベンチシートの追加。
    • 10月 - 一部改良。3G83型エンジン搭載車がこれまでのMVV仕様(リーンバーン)から通常仕様(ストイキオバーン)に変更となる。
  • 2002年09月 - 一部改良。排ガス規制やグリーン税制などの強化に伴い4A30型エンジン搭載車が全て廃止、以後3G83型エンジン搭載車のみのラインナップとなる。
  • 2004年05月[5] - 生産、販売共に終了。これにより、三菱から2008年9月に「トッポ」としてボディの一部及びインパネ、収納を中心とした大幅な内装変更をして復活されるまで車高1550mmを超える軽トールワゴンのラインナップが消滅した。軽トールワゴン全盛の中で異例の販売終了であった。

車名の由来

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  • トッポToppo)は、イタリア語ネズミ(本来のスペルは、topo)の意味である。また、英語の「top」と、日本語の「ノッポ」をかけ合わせ、この車のルーフの高さに、愛嬌を込めたものでもある。
  • BJは、英語のBig Joy[6]の頭文字B.Jを取った物。

脚注

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  1. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第69号19ページより。
  2. ^ バックドアが閉まっている時にバックドアガラスのボタンを押すと窓を開けることが可能
  3. ^ 「グッピー」は1DINサイズのカセットオーディオ+2スピーカー、「グッピー・リミテッド」は2DINサイズのCD/MDオーディオ+4スピーカーがそれぞれ標準装備される。
  4. ^ このほか、「グッピー・リミテッド」には13インチアルミホイールも標準装備される。
  5. ^ “【Movie】元祖トールボーイ軽、三菱「トッポ」復活”. https://www.webcg.net/articles/-/8003 
  6. ^ 大きな楽しさの意味。

関連項目

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外部リンク

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